技について…
技とは?
スポーツや武術、工芸など、それぞれの方面で、
うまくやりこなすために身につけなければならないやり方こつ。
と辞書には書かれていた。
ネットで検索したら
デジタル大辞泉の解説
1 ある物事を行うための一定の方法や手段。技術。技芸。「技を磨く」「技を競う」
2 相撲・柔道などで、相手を負かすために仕掛ける一定の型に基づいた動作。「技がきまる」「寝技」
(1)技と術ってどう違うんだろう
https://interview.uchinokomato.me/article/kenjutsu-05.html
本当に、「ある物事を行うための一定の方法や手段」が技?
ここでは考えられるのは、
技の二重性「技の型と技の機能」である。
例えは、空手の突きの基本型は、
初心者にとっては「技の型」だけ、
熟練者にとっては「技の形・機能」となる。
ここでの「型と形」の違いは以下のブログに書かれていた。
(2)「形」と「型」の違い!使い分けはどうすればいいの?
https://leaders-action.com/manabi/10841/
>「形」と「型」の違いをまとめて一言でいうなら、
> 「形をつくりだすものが型」ということになります。
そもそも基本突き型とは、
空手の突き技の一つの形を型として創り上げたモノである。
技⇒「ある物事を行うための一定の方法や手段」は、
言葉・視覚で感覚可能に表現した技の型でしかない。
その「見る事ができる」技の型を自ら体得して
それを用いて、ある物事をやりとげられた時、初めて「技の機能」となる。
(1)のブログでは、技と術、技術について書かれていたが…
技と術を並べた時の「技」の概念と
技だけの時の「技」の概念は、その論理レベルが異なっている。
空手なら突きの練習では、基本突きの型が技として捉えられ、
組手なら、突きの当て方・機能が技として捉えられる。
基本の型を学び、基本の型に近い形で表現できるように
習得・体得できた時、それを「技化」という事にする。
しかし…これは、技の型の技化であり、真の技ではない。
次に、その習得・体得した技の型を実際に駆使して
物事と関わりつつ技の機能の修得・体得ができて初めて「技化」達成となりえる。
(個別)技の「技化」もあれば、
(全体)技術の「技化」もあり得る。
習得と修得の違いは以下のブログで
「習得」と「修得」の違いとは?分かりやすく解釈
https://meaning-difference.com/?p=2254
>「習得」の意味は、「学問・技術などを習って身に付けること」です。
>「知識や技術など教わったことを繰り返し覚えて身に付ける」という意味で使われています。
>「修得」の意味は、「学問・学業などを学んで身に付けること」です。
>「修得」は自ら学んで「学問・技術などを理解して身に付ける」という意味で使われています。
技の「習得・修得」とするなら
習得とは、繰り返し技の型を真似ての体得であり、
修得とは、その技の型を実際に繰り返し試しての体得とある。
更に以下の解説での「体得」を加えるなら、
習得・修得・体得・・・ “三得” の違いが、企業の成果を左右する!
https://mbp-japan.com/tokyo/urabe0607/column/1353807/
●習得
「知識レベル」の段階です。受講生の感想としては「なるほど、ポジティブ発想が大切なんだぁ。自分はネガティブなところがあるからダメなんだなぁ。明日から頑張ろう!」と、知識を得たことにより満足感を得ることが特徴です。
●修得
「実践レベル」の段階です。受講生の感想としては「なるほど、ポジティブ発想が大切ということは、明日から部下に対して『ダメな理由』ではなく『どうしたら出来るか』を具体的に指示しよう」と、どうしたら職場で実践できるかを模索し始めるのが特徴です。
●体得
「自然な発現レベル」の段階です。受講生は感想を思い浮かべる前に、部下に対して自然に「資金が足りないことを嘆くより、スポンサー候補を探そうよ」と、研修をきっかけにポジティブ発想による指示出しに既に取り組んでいます。
突きの型を、そのまま繰り返す事で型の習得、
その型に近い形が自然に出来たら「体得」。
次に、組手で、その突きの型に近い形で
闘う努力の繰り返しで機能の修得、
その形で自然に闘えたら「体得」。