カーネーション 第３４回

切ない回でした。
奈津の父は倒れてずっと寝込んでいます。善作は、お酒ばかり飲んでガタがきています。貞子は、風邪らしき症状で寝込んでいます。
時間が流れて、祖父母や父母が、年老いていくということ、実感するときがあります。そのことを丁寧に描いていたと思います。
ずいぶん前に、バスでおばさんが、「自分の両親も生きていて、子供たちが生まれたときが、良かった。」と話していたことを思い出します。そういう時間って、案外短いものですね。

紳士服ロイヤルにお客さん。それは、踊り子のサエ。

《今回のオモロー》
サエの顔をみたとたん、糸子が大将に「くびですか？くびちゃうんですか？」と言ったところ。

サエは、糸子にイブニングドレスの注文。前金１０円を気前よくおいていきます。
イブニングドレスのことを全く知らない糸子は、頼みの綱である八重子さんを訪ねます。
八重子さんの下の子が、騒いでいたのが、ドラマとしては珍しく自然でした。それにしても、上の子の太郎君、めちゃかわいいです。
八重子は新聞記事に載っているイブニングドレスを見せてくれます。その記事には「新しい婦人の職業　脚２本で月２００円稼ぐというダンサー」という見出し。

《今回のオモロー２》
勘助が家の手伝いをしてくれるのを嬉しそうに話す玉枝に、糸子が「続いたらええのにな。」

神戸の祖母・貞子がイブニングドレスをもっていることがわかり、神戸に出かけます。
貞子のイブニングドレス、どれもきれいです。

神戸からの帰り道。（あっこのおじいちゃんかて、ちょっと前は、あっこまで年寄りちゃうかった。あっこのお姉ちゃんは、ようみたらおばちゃんや。うちらが、大人になったぶんだけ、大人も年とっていくんやな。）