「屁糞蔓」、こんな名前つけやんでも…可愛い花なのに。

2022-08-26 10:50:01 | 花や風景など
大きな声で読むには憚られるのですが
なんでこんな名前を昔の人は付けたのか?

そこここでよく見かける植物です、つる性なのでどんな場所にも陣取ってる気がします。
良く見る割には、正式な名前は知らない!(家人がそう申しております)
しかし、あちこちに蔓延る(ハビコル)ので邪魔になり「」は刈られます。
するとその後が臭い らしい…です。
ハビコルと書きましたが、その漢字に「」という字が使われていることに二度ビックリ!
  「蔓延る」様子。

ワタシはただそこに咲く花が「かわいいねぇ」と思って、
採ってきて、ただ飾るだけなのでなぁ~んにも気にしない。
 つる性なので
視点を変えて平らなお皿が良かろうと…

名前の由来は大体我が家の会話で理解していただけると思いますので、
まぁ見てやってください、可愛い花の様子を~~
  
横向きに撮ると「白い花の中に赤い腺毛」が見え、
白く長く伸びているのは「雌しべ」らしい。
白い肌は、なんだかキラキラ輝いて綺麗です
まさかね、こんな肌をしてるとは思わなかったです。

アップで見たら赤い腺毛も、白い花弁も「宝石」のようですが、
名前は『屁糞蔓(ヘクソカズラ) といいます。

我が愛用の「美しき小さな雑草の花図鑑/ヘクソカズラ」より

 ≪葉やつるをちぎるとおならの匂いなので屁糞蔓。
 でも花は愛らしく、ル ーペで見ると長短の毛がビーズのように光ります。
 花の中心に赤い腺毛(先の円いマッチ棒状の毛)が密生しているため、
 花を一つみ、唾液をつけて肌に載せると、おもしろいようにピタッとくっつきます。
 花の形も中心が赤いのも火のついたお灸に似ているので、
 昔の子どもは「お灸をすえてやる」とくっつけあって遊びました。
 それで「灸(ヤイト)花」とも呼ばれます。≫
 ≪ハナバチはべとつく赤い毛をかき分けて、花の奥の蜜を吸います。
 内側には赤い腺毛が密生してアリの侵入を防ぎます。≫

花の構造って、虫のためにいろんな工夫があって面白い、
なんでもかんでも蜜を吸いに来るわけではなく、
自分の領分に合った花を探してどこからか飛んでくるんですねぇ、
すごいぞ花も虫たちも。

もひとつ「牧野日本植物図鑑(学生版)」より

 
※「タグ付け(#)」しようと思って入力したら(漢字の)屁糞蔓』は受け付けられません って、さ。
なんでやろ、「花の名前」なのにねぇ、なんだか「独断の偏見」やわぁ
邪魔かもしれませんが、刈る前に花を一輪見てやってくださいな。

ではまた

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