この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

乙一。

2005-02-24 22:59:44 | 読書
先週の土曜日のことですが、朝日新聞に乙一のインタビュー記事が載っていました。
彼の短編集『ZOO』がこのたび映画化されたためなのですが、昔からのファンには天下の三大新聞に顔写真まで載るなんて何だか、、、感慨深いものがあります。
彼の著作は全部初版本で持っています。例外は新書だったものが文庫化された作品と、そして知人に貸してそのまま行方知れずになった『暗いところに待ち合わせ』です。
後者は一番お気に入りの作品だったので残念でなりません。
それはさておき。
ネットを徘徊していて、乙一に関する妙な噂を耳にしました。
それは何かというと、現在ジャンプに連載中の『デスノート』という漫画の原作者である大場つぐみの正体は乙一である、というものです。
最初この話を聞いたとき一笑に付そうとしたのですが、よくよく読むと少しばかり考えさせられてしまいました。
根拠、その1.大場つぐみ、略すと『お・つ』である。
まぁこれは根拠とはいえないでしょうね。アナグラムでも何でもないし。
根拠、その2.作画の小畑健は以前乙一原作の『はじめ』を漫画化している。
乙一原作の漫画を描いているのは小畑健だけではないですからね。これも根拠というには弱い。
根拠、その3.『デスノート』の設定、およびキャラクターはいかにも乙一が考えそうなものばかりである。
う~ん、そういわれると何だかそう思えてきたかも・・・。
根拠、その4.『デスノート』の連載がジャンプ本誌で始まってから乙一はこれといった仕事をしていない。
確かに。笑。『GOTH』の発売は『デスノート』連載開始よりも後ですが、執筆そのものはそれより前でしょうからね。
まぁ根拠はどれも薄弱といっていいものばかりですが、いろいろと想像するのは楽しいことです。
結局乙一=大場つぐみ説は『デスノート』原作者である大場つぐみが謎のヴェールに包まれているからこそ端を発した噂なのでしょう。
デビュー以来の乙一ファンである自分が、乙一=大場つぐみ説を否定する証拠を一つ挙げてみせましょう。たった一つですがそれで充分だと思います。
それは乙一は週刊連載漫画の原作を担当できるほど筆が早くない、です。
ほら、一つで充分でしょ?笑。

コメント (4)
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