この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

万博に関しての素朴な疑問。

2010-05-02 22:12:56 | 蘊蓄・雑学
 上海万博が開幕しましたね!
 個人的にはまーったく興味ありませんが、一割のパビリオンが未完成のままの開幕っていうのは、中国人スゲー!!と思いました。

 巷では万博に関してパクリ疑惑が取り沙汰されていますが、自分は褒められたものではないにしても、それほど憤りを覚えることもありません。

 中国にせよ、韓国にせよ、ネット上でしばしばパクリ問題で叩かれますが、これってかつて日本が通ってきた道なのだと思います。
 現在の日本の繁栄はアメリカの模倣抜きにはありえませんでした。
 人は、何かを生み出そうとするとき、すべて誰かの真似事から始めるものなのでしょう。そしていつしか人真似では満足出来なくなり、オリジナルを創造するのではないでしょうか。

 著作権を保護するのは当然だし、それを侵害された場合、何らかの法的手段を行使するのもまた当然だと思います。
 しかしながら、パクリをするなんて中国人(もしくは韓国人)って仕方ないよな~、なんていう感覚は間違っている、と思うのです。

 さて、万博に関して素朴な疑問があります。
 それは、「万博って何?」ってことです(←素朴すぎる)。
 今から二十年以上前になりますが、福岡で、アジア太平洋博覧会、通称「よかトピア」(それにしてもローカルなネーミングだよ。。。)が開催されました。
 また五年前には2005年日本国際博覧会、愛称「愛・地球博」、略称「愛知万博」が開催されました(正式名称があって、さらに愛称と通称があるって、シャア・アズナブル並みに名前が多いな・・・)。
 自分はどちらも行きましたが、催しの内容にそれほど違いは感じられませんでした。
 にも関わらず、一方は万博で、一方は万博でないというのは如何にも不思議だったのでちょっと調べてみました。
 詳しくはこちらを参照してもらうとして、当たり前ですが、好き勝手に万博って開催出来るものではないようです(そりゃそーだ)。
 結局、万博ってオリンピックと同様、政治抜きには語れないもののようです。
 開催国の威信が掛かっているから当然といえば当然なんですけど、万博って本来そういうものなの?と思わずにはいられません。

 ところで、万博のことを調べていて初めて知ったトリビアがあります。
 それは、「日中戦争が激化したために開催が中止された紀元2600年記念日本万国博覧会(1940年予定)の前売り券は1970年の日本万国博覧会および2005年の2005年日本国際博覧会で使用可能だった」です。
 実際、日本万国博覧会では約3000枚、2005年日本国際博覧会では約90枚使われたそうです。
 1970年の日本万国博覧会はともかく、六十五年後の2005年日本国際博覧会って!!どんだけ物持ちがいいんやねん!!と突っ込まずにはいられませんでした。笑。
コメント (2)
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