バトルアクションとして面白かった『ヴァチカンのエクソシスト』。

　ラッセル・クロウ主演、ジュリアス・エイヴァリー監督、『ヴァチカンのエクソシスト』、８／５、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞（２ポイント交換にて1,000円鑑賞）。２０２３年３２本目。

　土曜日は映画のハシゴをしました。
　一本目にイオンシネマ筑紫野で『ミッション：インポッシブル／デッドレコニング PART ONE』を観て、二本目にユナイテッド・シネマトリアス久山で『ヴァチカンのエクソシスト』を観ました。
　本当は『ヴァチカンのエクソシスト』よりも『イノセンツ』の方を観たかったんですよね。
　それがなぜ『ヴァチカンのエクソシスト』を観たかというと、『イノセンツ』の方はもう少し上映されそうだから。
　『ヴァチカンのエクソシスト』は８／１０までの上映で、『イノセンツ』はお盆休みの間に観に行けるだろうと考えたのです。
　これでもし『ヴァチカンのエクソシスト』がつまらなかったら、しまった、素直に『イノセンツ』を観に行けばよかった！ってなるところでしたが、幸い『ヴァチカンのエクソシスト』はめっちゃ面白かったです。

　ローマ教皇直属のエクソシスト（悪魔祓い師）であるアモルト神父と少年に憑依した悪魔の対決のお話です。
　ホラー映画ってしばしば、人がたくさん死ねばいいんでしょ？血がドバドバ出れば満足なんでしょ？とでも言いたげな、雑な作りの作品が多いのですが、本作は原作があるからでしょうか、細部まできちんと作り込まれていて感心しました。

　久しぶりにカッコいいラッセル・クロウを見れました。
　『グラディエーター』で筋骨隆々の剣闘士を演じたのはいつのことだったか、と思えるほど今のラッセル・クロウはぶくぶくな体型なのですが、そうはいっても目力は健在で、演技力も確かです。
　でもだからこそ適役もなかったと思うのですが、悪魔を祓うためであれば自己犠牲も厭わない、本作のアモルト神父はカッコよかったですね。
　
　本作はジャンル的にはホラー映画ですが、そんなに怖くはありません。
　本家の『エクソシスト』のような本格的な恐怖を期待すると肩透かしを食らいますが、単純に悪魔祓い師と悪魔が戦うアクションものとして観に行くと満足度が高いのでは、と思います。
　自分は続編が作られてもいいのでは、と思うぐらい気に入りました。

　お気に入り度★★★★、お薦め度★★★☆（★は五つで満点、☆は★の半分）です。