この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

高いところは平気なんですか?

2021-06-09 21:36:46 | 戯言
 昨日の記事で自分には友だちも彼女もいないと書きました。
 それは本当なのですが、一応働いてはいるので、会社で二番目に暇そうなMくんに(一番は自分)「来月の22、23日、空いてない?熊本の阿蘇にラペリングをしようと思っているんだけど、よかったら付き合わない?」と声を掛けました。
 「今のところ空いてますけど、、、ラペリングって何ですか?」と聞いてきたので、こちらのサイトの写真を見せると、彼の顔が瞬間凍り付きました。
 「こ、これは無理です。こんなところ、とても降りられません」と断られてしまいました。
 あ~あ、やっぱり断られちゃったか。
 まぁ充分予想していたことではあるけれど、ちょっと残念。
 「〇〇さんは高いところは平気なんですか?」とMくん。
 高いところは平気か、だって。
 そんなの決まってるって!
 平気なわけがないじゃん!!
 ただし、安全器具を装着している場合はその限りではないけどね。
 バンジージャンプ、フォレストアドベンチャー、エッジ・ザ・ハルカスと、高所でのアトラクションをこなしているうちに、安全器具を装着している場合に限っては高いところも怖くなくなってしまいました。
 だからといって高所恐怖症が克服されたかというとそんなことはまったく全然ありません。

 三年ほど前に車で岡山に行ったことがあります。
 その際、岡山で一番高いところにある温泉に行ったんですよね。
 温泉から上がり、その日はもう何も予定がなかったので、広島にある車中泊可能な駐車場に行くことにしました。
 自分としてはそのまま山を下りて、主要幹線道路を通って広島に行くつもりでした。
 しかしその駐車場の住所を入力すると、カーナビの奴はとんでもないルートを指示してきたのです。
 何しろ初めて行くところだったので、特に疑うこともなく指示に従っていたのですが、気が付くとうねうねとした山の中の道を車は走っていました。
 道幅もだんだんと狭くなり、確実に二台が離合出来ない(すれ違えない)道になりました。
 それどころか、崖側の道端にはガードレールすらないのです。
 ハンドルを切り損ねたら崖下に真っ逆さまに堕ちてデザイアですよ。
 もし今対向車が来たらと思うとハンドルを持つ手がガタガタと震えました。
 時刻は夕方の4時ぐらいだったかな。
 このまま日が暮れてしまったら?
 そう思うと怖くて仕方がありませんでした。
 実際そのガードレールのない道を走ったのは、10分か、15分ぐらいだったと思いますが、自分の人生であれほど怖い思いをした10分はなかったですね。
 ガードレールのあるまともな道に出た時、安堵のあまりしばらく身体の震えが止まりませんでした。

 あの時の恐怖に比べたら、バンジージャンプなんて鼻歌交じりのお散歩ですね。
 バンジージャンプならまたやってみたいなと思っていますが、あの山道のような経験は二度とゴメンです。
 といいつつ、大分の臼杵市に行った時、似たような山道を通る羽目になりましたが…。

 というわけで、高所恐怖症は全然克服されてないわけです。
 ただ、安全器具を装着していると落ちて死ぬことはないということを頭が学習したので、安全器具を装着していれば怖くないですけど、装着していないと落ちて死ぬ高さのところに立つのはやっぱり怖いです。
 高所恐怖症の人でも普通に飛行機に乗りますよね。
 それと一緒です。

 という理屈で自分は納得していますが、その理屈ではなぜパラグライダーも平気なのかはちょっと説明がつかないような気もしますけどね。
 まぁ、深く考えないようにします。笑。
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