この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

13日のお昼に何を食べるか、それが問題だ。

2023-07-21 21:17:55 | 旅行
 うちの会社のお盆休みは8月の11日から16日までなのですが、そのうち、13、14日に佐世保に行く予定です。
 なぜ佐世保に行こうと思ったか?
 佐世保の隣りの西海市に【七ツ釜鍾乳洞】という鍾乳洞があるのですが、そこの地底探検ツアーにずっと参加したいなと思ってたんですよね。
 しかしコロナの影響で、ここ二、三年は参加申し込みの受付をしていませんでした。
 それが今年の6月だったかな、よーやく受付けを再開しました。
 よし、今年の夏は地底探検だ!と思って、佐世保市の駅前のホテルの予約をしました。
 そして翌日、電話でツアーの申し込みをしようとしたのですが、お盆休みの間はツアーを行っていない、それ以前に参加人数は二名からになっていますとすげなく断られました。
 そんなわけでホテルの予約だけ取れて、ツアーには参加できないという何とも宙ぶらりんの状態になってしまいました。
 旅行の中止も検討しましたが、それだとお盆休みがめっちゃヒマそうで、、、代わりに何かないかと探したら、佐世保市の橋岩山に【度胸試しの橋】なるものがあることを知り、そこに行ってみることにしました。
 【度胸試しの橋】を紹介している記事はいくつかあるのですが、取材した人のほとんどが危険すぎて渡らなかったみたいなんですよね。
 う~ん、、、写真で見る限りは大分にある天念寺の裏山の無明橋より危険ってことは無さそうなんだけど、実際どうなんですかね?
 それを確かめるために行ってみます。
 まぁ落ちたら落ちたその時だ♪(♪をつけて言うことじゃない)

 で、【度胸試しの橋】に行くのが14日なので、13日の予定も立てなければいけません。
 といっても予定はほぼ立て終わっているんですけどね。
 唯一決めなければならないのが13日のお昼に何を食べるか、です。
 本当は以前一回行って、メチャクチャ美味しかった、西海橋公園のそばにある【うず潮】という海鮮料理のお店に行きたかったのですが、このお店、オーダーが二人前からなんですよね。
 今回は一人旅なので泣く泣く諦め、別のお店に行くことにしました。
 どこかいい店はあるかな、、、と探して、ここはどうかと思ったのが西海市にある老舗のお寿司屋【すし和】です。
 googleでの評価が4.5なので間違いないでしょう!
 美味しいお寿司を食べられるといいな♪

 あとは13、14日に天候に恵まれるのを祈るばかりです。
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サヨナラ、「Yahoo!映画」。

2023-07-20 22:13:53 | インターネット
 「Yahoo!映画」が7月31日をもってサービスの提供を終了するそうです。
 マジかよ!って感じですね。
 
 ご存じでない方も多いかもしれませんが、実はこのブログ、映画ブログだったりします。
 新作映画を観に行くたびにレビューを書いています。
 いや、レビューって程の代物ではないですね、どっちかというとただの感想文です。
 面白かったのかどうか、お薦めかどうかだけは最低限書いています。

 で、レビューまがいの感想文で最初に書くのが主演俳優と映画監督の名前です。
 やっぱり誰が主演していて、誰が監督なのか、その映画の一番重要な情報だと思うからです。

 そしてその映画の主演俳優と映画監督を調べる最も手っ取り早く確実な方法が「Yahoo!映画」でした。
 もちろん主演俳優と映画監督を調べる方法は他にいくらでもありますよ。
 例えば公式サイトを見るとか、ですね。
 でも公式サイトだとテキストをコピペ出来ないことも多いんですよ。
 なので「Yahoo!映画」を使っていたというわけです。

 「Yahoo!映画」、今年の3月に閲覧可能な件数の上限引き上げておいて、その二ヶ月後にサービス終了のお知らせ、ですよ。
 何でやねん、って言いたくなりますよね、大阪人でなくても。

 「Yahoo!映画」のサービス終了後は、「Yahoo!検索」に機能を統合するから、そちらを使え、ってことらしいです。
 「Yahoo!検索」での映画情報の調べ方のページも見ましたが(こちら)、ゴメンなさい、頭がパンプキンな自分には、「Yahoo!検索」で映画情報を検索するのと、googleで映画情報を検索することの違いがよくわかりませんでした。
 まぁ違いはあるのでしょうが、いずれにしろ、タイトルを入力しなくちゃいけない時点で「面倒くさいな!」と思わずにはいられません。

 それにしてもどうして「Yahoo!映画」を終了させちゃうのでしょうね。
 利用者はそこそこ多かった気がするのですが。

 でも利用者がそこそこ多い、便利なサービスが終了するのは何も「Yahoo!映画」が初めてってわけではないですけどね。
 このgooブログにしてもそうですよ。
 トラックバック機能の終了が発表された時も「は?」って思いましたもん。
 代わりに(かどうかはわかりませんが)タグが使えるようになりましたが、似たような機能であれば絶対トラックバックの方がよかった、って思うのは自分だけでしょうか(というほどタグを使いこなしているわけではないですけどね。笑。)。

 まぁ便利な機能やサービスがある日を境に終了することって「Yahoo!映画」やgooブログに限ったことでなく、ツイッターもそう、ミクシィもそう、自分が知らないだけでインスタグラムやフェイスブックもそうなんでしょうけどね。
 多くの人が利用しているサービスがどうして終了するのか、自分にはとても不思議です。
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助手席で寝るべからず。

2023-07-19 21:56:16 | 戯言
 助手席で寝るのがマナー違反なのかどうかが議論になっているそうです(こちら)。
 結論から言えば、マナー違反ではないですよね。
 「眠たくなる」というのは「お腹が空く」とか「トイレに行きたくなる」というのと同様生理現象なのですから、マナーで語るのはナンセンスというものでしょう。
 助手席で寝るのはマナー違反ではない、結論が出たところで今日の講義はお仕舞いにしたいと思います。
 ではまた来週♪

 で、終わらせてもいいのですが。笑。
 助手席で寝るのはマナー違反ではない、ということを大前提にもうちょっと話を進めたいと思います。

 自分は車で旅行をするのが好きです。
 今年のゴールデンウイークは遠く兵庫まで、下の道(国道)を通って行きましたよ。
 もちろん一人旅です。
 あの時は長い時間だと一日10時間ぐらいは運転しました。
 一日10時間運転すると、目的地に着く頃はそりゃもうフラフラで、ぶっちゃけ、よく事故を起こさなかったなぁと我ながら思ったりもします。
 そういう時に助手席に座っている人が、ちゃんと前を向いてしっかり運転してください!と注意してくれたら、当然ありがたいです(繰り返しますが、一人旅です)。

 また飲み会がお開きになって、さて帰ろうかと車のエンジン歩スタートさせたところで、大して親しくもない奴が助手席に乗り込んできて、「わりぃ、駅まで送ってくれる?」と言ったので最寄りの駅まで送ることになり、その途中でそいつが、グー、グー、イビキを掻いたら、寝るな!と言いたくなります。
 でもこれってマナーの問題なんですかね?

 あと一つだけ。
 助手席に座っている人が寝るのは、当然眠たいからでしょう。
 最初に言った通り、それは生理現象なので責めることは出来ません。
 ただ、あなたが眠たいのであれば、隣りで運転している人も眠たいのかもしれませんよ、ってことです。
 そしてあなたが眠ってしまえば、運転手が居眠り運転をしたとしても、それを咎めることは(二重の意味で)出来ないのです。
 それがわかった上で寝るのであれば、全然構わないんじゃないでしょうか。

 昔から自動車事故が起こった時、一番死亡率が高いのは助手席だと言われています。
 これって助手席に座っている人が眠ってしまうこととまったくの無関係ではないと自分は思うのですが、どうでしょう?
 それでもあなたは助手席で寝ますか?

 いや、寝ていいと思いますけどね。笑。
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君は『ダロス』を知っているか?

2023-07-18 21:41:42 | 漫画・アニメ
 「君は『ダロス』を知っているか?」というタイトルですが、ほとんどの人は知らないと思います。
 昔のアニメなのですが、自分自身見たことはないので…。

 「エポックメイキング」っていう言葉を聞いたことはないですか?
 日本語だと「画期的」という意味になるのかな。
 「画期的」よりも意味合いはもうちょっと強いと思います。
 その存在の出現によって大きな変革がもたらされること、もしくはその存在自体を指すこともあります。
 アニメで言えば例えば『機動戦士ガンダム』がそれに当たります。
 『機動戦士ガンダム』が出現する以前と以後ではロボットアニメはまったく違うものになったといっても過言ではありません。
 『新世紀エヴァンゲリオン』もエポックメイキングだったと言えると思います。

 ただエポックメイキングなアニメ作品ってこの二作に限らないんですよ。
 他にも多くのエポックメイキングなアニメ作品はあり、そしてそのすべてがメジャーであるわけではありません。
 中でも1983年に発表された『ダロス』はとりわけ知名度の低いエポックメイキングなアニメ作品と言えるでしょう。

 『ダロス』の何がエポックメイキングだったのか?
 今のアニメって地上波で放映され、1シーズン終了後、DVDが発売される(その売り上げで2シーズンが製作されるかどうかが決まる)って流れじゃないですか。
 まぁ地上波が動画配信だったり、最初から2シーズン放映されることが決まっていたりと差異はありますが、大体そんな感じですよね。
 しかし『ダロス』を始めとするオリジナルビデオアニメ(OVA)は最初からビデオリリースなんですよ。
 しかもビデオリリースといってもレンタルではなく、販売ですからね。
 今ではちょっと考えられません。

 ただ、今のジャパニーズアニメの隆盛はそういったOVAの存在抜きには語れません。
 OVAあってのジャパニーズアニメといっても過言ではないでしょう。
 そしてそのOVAの記念すべき第一作が『ダロス』なんです。
 
 しかしながら『ダロス』はエポックメイキングな作品でありながら、知名度は恐ろしく低いです。
 なぜ知名度が低いのか、理由はいくつか考えられますが、一番の理由は一般的に『ダロス』は「失敗作」の烙印を押されているからだと思います。
 元々『ダロス』ってテレビ放映用に全52話だったんですよ。
 それをOVA向けに全4話にギュッと縮めたんです。
 52話だったものを4話に縮めれば、いろいろ無理も出ますよね。
 さらに言えば『ダロス』には監督が二人いました。
 一人が押井守、もう一人が鳥海永行です。
 押井守は『ダロス』でSFハードアクションを目指し、鳥海永行はSFヒューマンドラマを目指したそうです。
 方向性の違う監督が二人いれば、作品はシッチャカメッチャカになってしまうでしょう。

 などと『ダロス』について語ってますが、最初に述べた通り、自分は『ダロス』は未見です。
 なぜ未見だったかというと理由は単純、見る手段がなかったからです。
 前述の通り、『ダロス』は販売用のビデオでのリリースでしたからね、『ダロス』をリアルタイムで見たという人は相当なお金持ちだったと思います(もしくはお金持ちの知り合いがいたか)。
 
 長く見る手段がなかったのですが、この前ふと調べてみたら、今年の3月にレーベル誕生40周年を記念して『ダロス』のブルーレイが発売されてました。
 しかもAmazonなら5,000円以下という廉価で。
 
 買っちゃおうかなって思っています。  
 今の自分なら5,000円ははした金ですし(嘘です)。
 でも買うとしたら今見ている『THEビッグオー』を見終わってからですね。
 しばらく先のことになりそうですが、Amazonで売り切れないことを願うばかりです。
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四目並べで勝てません。

2023-07-17 21:57:38 | ゲーム
 土曜日は映画を観終わった後、天神の【ニコバー】に行きました。
 【ニコバー】に行くのはこれで10回弱ぐらいになるのですが、店長さんに初めてお会いしました。
 【ニコバー】のメニューの注意書きに「反社の方、もしくはそのような容姿の方、入店お断り」みたいなことが書かれてあるのですが、店長さんはまさに自分が想像する、そのような容姿の方でした(顔にタトゥーあり)。
 自分の想像が間違っているのか、それともお客として来るのはNGだが、スタッフとしてはオッケーなのか、いずれにせよ、いい人でしたけどね(←棒読み)。

 その店長さんから、流れは忘れましたが、ちょっと頭を使うゲームをしましょう、とゲームに誘われました。
 店長さんが持ってきたゲームが《立体四目並べ》でした。
 ふはは、馬鹿な奴、この俺様が高校時代、五目並べで無敵だったことを知らないな?(知るわけない)
 とは思いませんでしたが、実際高校の頃、五目並べで遊んでいたのは事実だったので、負ける気はしませんでした。
 が、店長さんとの初対戦ではあっさりと負け。
 それどころか、自分と同じく、この日初めてプレイする常連さんにも負けました。
 ただ負けただけではなく、下戸の自分は罰ゲームで一杯千円のノニジュースを飲まされました。
 うげぇ、腐った醤油みたいな味でした(腐った醤油は飲んだことないけど)。

 Amazonで売ってますよ、と店長さんに言われたので家に帰って調べたら、確かに《立体四目並べ》はAmazonで売ってました、数社から。
 え、こういうゲームって商標登録をしてないの?
 まったく同じルールのゲームを勝手に作って売っちゃっていいの?
 ちょっと疑問でした。

 それどころか、ネットで無料ゲームにもなってました(こちら)。
 コンピューターはレベル0から8まで9段階あるのですが、レベル8は確実に人間では勝てないと思います(シンプルなゲームだからね)。
 レベル3か4ぐらいで互角かな。
 週末はかなりコンピューター相手に修行しました。
 これで店長にも勝てるはず!
 まぁでも【ニコバー】に行くのはだいぶ先のことになりそうですが…。
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悪くはなかった『君たちはどう生きるか』。

2023-07-16 20:34:42 | 新作映画
 宮崎駿監督、『君たちはどう生きるか』、7/16、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ACチケット367②にて鑑賞料金1000円)。2023年30本目。

 宮崎駿監督の最新作にして、引退作である『君たちはどう生きるか』を公開二日目に観てきました。
 悪くはなかったですよ。
 『崖の上のポニョ』や『風立ちぬ』なんかに比べたら全然楽しめました。
 ただ、宮崎駿の最高傑作かというとそんなことはなくて…。
 
 良いところを挙げると、まず動きがよかったですね。
 冒頭の、主人公が階段を駆け上がる(だけの)シーンで、おぉ、宮崎駿っぽい!と思ってしまいました(監督が宮崎駿なので当たり前といえば当たり前なのですが)。

 悪いところは、ストーリーがよくわからないところ、かな。
 例えば、、、義母である夏子はどうして塔に向かったのか、結局大叔父は何をしたかったのか、主人公は大叔父の後を継がなくてもよかったのかなど、説明があってしかるべきことがほぼ何も説明がないんですよね。
 想像で余地を埋めるにしても限界があると思うのですが…。

 まぁ一番わからないのはなぜあの屋敷には六人(七人?)もの老婆が住み込みで働いているのか、ですね。
 住み込みの家政婦なら一人で充分だと思いました。

 あと、動きがよかったと褒めましたが、絵が雑なところは雑でしたね。
 『ルパン三世 カリオストロの城』なんてモブ(群集)シーンでもめちゃくちゃ描き込まれていて、モブの一人一人が違う表情、違う動きをしているのですが、本作ではそこまでの描き込みはなく、モブは一律同じ表情を与えられていました。

 さて、本作を語る上で避けられないのは、宣伝をしないことがよかったのかどうか、ですよね。
 宣伝をしないことのメリット、デメリット、どちらもあるかとは思いますが、やはりデメリットの方が大きかった気がします。
 確か『もののけ姫』を観に行った時だったと思いますが、劇場は超満員で一番前の席に座らされましたよ。
 それに比べたら本作は満員には遠く及ばず、ごくフツーの入りでしたね。
 この先、口コミで観客が増えるとは思えないのですが…。
 やはりある程度の宣伝、事前の告知は必要だったと思います。
 主題歌を米津玄師が歌っていることが知らされているだけでも観客動員数は違っていたんじゃないでしょうか。
 観客動員数がすべてとは思いませんが…。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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続・自殺をしてはいけないの?

2023-07-15 23:28:39 | 戯言
 まずは昨日の記事の続きから。

 自分は誹謗中傷の類いのコメントであっても制限を加えるべきではないという考えです。
 理由は、誹謗中傷の定義がはっきりしないことと、そして正当な批判、非難される可能性があるからです。

 では誹謗中傷で苦しんでいる人には何もする必要はないと言っているのかというと、そんなことはありません。
 まず誹謗中傷で苦しんでいる人に言いたいのは、あなたにとって大事でない人の言葉はあなたにとって大事ではないということです。
 見ず知らずの人に「死ね」と言われたからといってそれでショックを受けなければならない理由はどこにもないんですよ。
 聞き流しましょう。
 あなたはあなたにとって大事な人の言葉にだけ耳を傾けましょう。
 誹謗中傷で苦しんでいる人がまず最初にしなければならないのは、聞き流す力を身に着けることだと思います。

 さて、市川猿之助氏の自殺騒動(?)の時にも書きましたが(こちら)、著名人が自殺すると「自殺はしてはいけない」と主張する人を多く見かけるようになります。
 そのこと自体がいけないと言っているわけではありません。
 その人たちも悪意を持って主張しているわけではないでしょうからね。
 ただ、「自殺をしてはいけない」と主張する人に訊ねたいのは「なぜ自殺をしてはいけないのか?」ということです。
 正直、それを訊ねたことはありません(なかなか聞きにくいことなので)。
 でも想像ですが、ほとんどの人はその質問に対し答えを窮するのではないでしょうか。
 もしくは、「ダメだからダメに決まっている」と答えにならない答えをするか、「残された人が悲しむから死んではいけない」と間違った答えをするか。
 そう、「自殺をしてはいけない」のは「残された人が悲しむから」ではありません。
 それだと天涯孤独で友だちのいない人間は死んでも構わない、ということになりますから。
 自殺が本当にしてはならないことなら、悲しむ人がいようがいまいが、してはならないことのはずです。

 ではなぜ自殺はしてはならないのか?
 答えはあります。
 でも前回の記事ではあえてそれを書きませんでした。
 記事を読んだ人にそれぞれ考えて欲しかったからです。
 では自殺をしてはいけない理由とは何か?
 それは、自殺者が増えると社会の生産性が落ち、経済が回らなくなるから、です。
 自殺をしてはいけないのは経済的な理由なんですよ。

 この答えに納得が行かない人、反感を覚える人もいるでしょう。
 そういう人たちは遠慮する必要はないので、遠慮なく自分なりの自殺をしてはいけない理由をコメント欄に書いてください。
 なるほど、そういう理由があるのか、と蒙を啓くことが出来ればこれに優る喜びはありません。

 経済が回らなくなるから自殺をしてはいけない、というのは完全に為政者サイドの理屈です。
 そして為政者は庶民が自殺しないために古来より様々な策を弄してきました。
 一例を挙げると宗教家と組み、自殺に対してネガティブなイメージを与えました。
 自ら命を絶ったものは地獄に落ちると庶民を脅かしたのです。
 実際地獄に落ちて、現世に舞い戻った人間など一人もいないにもかかわらず。

 ただ、理由はどうあれ、これは正しい行いです。
 自殺者を減らす取り組みが悪いことであるはずがありません。
 問題は、自殺をしてはいけないというのであれば、私たちの生きる社会が生きる価値のあるもの、希望を見いだせるものでなければならないということです。
 果たしてそれが出来ているのか?
 たぶんそれが出来ていない。
 だから一向に自殺者は減らないのでしょう。

 つらつらとまとまりのないことを書いちゃいましたね。笑。
 自分でも答えがまとまっているわけではないので。
 やっぱり「死」って何か、よくわかんないですよ。
 わかんないけれど、それについて考えることは大切だと思います。
 著名人が自殺した時だけ「死」について考えると、それに引きずられて、「死」を必要以上に重く考えがちです。
 なので普段から何気ない瞬間に「死」について考えてみてはどうでしょうか。
 答えの出ないことではありますが。
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誹謗中傷許すまじ。

2023-07-14 23:08:59 | 戯言
 りゅうちぇる氏の自殺を機に誹謗中傷行為を諫めるメッセージやツイートを見かけるようになりました。
 中には普段から口癖のように「バカ」を連呼しておきながら、「悪口を書くな」などとふざけたことを言う人もいますが、多くの人はそれを善意で言っているのだと思います。

 誹謗中傷のない、世の中の誰もが言葉によって傷つけられることなく、また傷つけるような言葉を吐くことがない世界はどんなに素晴らしいでしょう。
 でも現実的にはそれは無理だと思います。
 なぜならどんな言葉によって傷つくか、どんな言葉が誹謗中傷になるかは人それぞれ違うからです。

 自分に関して言えば、10年以上ブログを運営してきて、これまでそれなりの数の荒らしがやってきました。
 荒らしの言葉で傷ついたり、落ち込んだりしたことがあるかと言えば、答えは「No」です。
 例えば「バカ」とコメントされたら、「見ず知らずの人間をバカ呼ばわりするのであれば、あなた自身がバカでないことを証明しないといけないと思いますが、その点についてはどう考えますか?」などと言い返します。
 それで再コメントされることってまずないですけどね。

 荒らし行為を気にすることがないというと、「メンタルが強いですね」と言われたりもするのですが、それは違います。
 傷つくことがないのはあくまで荒らし行為であって、言葉で傷つくこと自体まったくないというわけではないのです。
 自分がこれまで生きてきて一番傷ついた言葉は、子どもの頃、親戚のおばちゃんから言われた「お父さんにそっくりねぇ」です。
 そう言われるたびに首をくくって死にたくなったものでした。

 自分の場合は極端かもしれませんが、どんな言葉で傷つくかは人それぞれであることは間違いないと思います。
 どんな言葉で傷つくかは人それぞれ違うのに、一律に人を傷つけるような言葉を口にするのは止めよう、というのは土台無理というものです。
 誹謗中傷する人がわかりやすい言葉で誹謗中傷してくれればいいんですけどね。

 私たちはよく「誹謗中傷」とひとまとめで括っています。
 でも本来「誹謗」と「中傷」は別の意味の言葉です。
 「誹謗」とは事実を元にした悪口であり、一方「中傷」は根拠のないデマのことです。
 極端な話、自分は「誹謗」はしてもよいが、「中傷」はそうではないと考えます。

 いや、「誹謗」も「中傷」もするべきではない、という人もいるかもしれませんが、そうすると例えばガーシー被告に対して「税金泥棒!」と誹ることもNGになってしまいます。
 間違いを犯した人に対して批判も非難も許されないというのが正しい社会の在り方だとは思いません。

 自分は昨日の記事の中でりゅうちぇる氏のことを「人間のクズ」だと言いました。
 実際そう思ったからそういっただけではあるのですが、ただ記事の中ではもう少し柔らかい表現をすることも出来ました。
 そうしなかったのはりゅうちぇる氏のことをはっきりと「誹謗」したかったからです。
 
 誹謗中傷をすることを止めようと言っている人は自分の言葉が誰かを傷つけることは決してないのか、もう一度よく考えてみて欲しいです。
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死者を鞭打つ。

2023-07-13 22:09:44 | 戯言
 タレントのりゅうちぇるが東京都内にある事務所で自殺しました。
 享年27歳だそうです。
 ネットでは彼の早すぎる死を悼む声が多く聞かれます。
 彼は(彼女?)多くの人に愛されていたんだな、と思います。

 こんな時にこんなことを言うのもなんですが、自分は彼が嫌いでした。
 なぜ彼が嫌いだったのか?
 それは彼がジェンダーレスだったからです。
 というのはどうでもいいことです。
 彼がジェンダーレスだろうが、女装癖があろうが、性転換をしようが、そんなことは自分にとってどうでもいいことです。
 興味がない、と言ってもいいです。
 ついでに言っておくとぺこと結婚し、子どもが生まれた後に離婚、その後カミングアウトしたこともどうでもいいことです。
 パートナーであるぺこがそれで納得したのであれば、他人がとやかく言うことじゃない、と思います。

 じゃあなぜ彼のことが嫌いなのか?
 それはやっぱりあれですね、飲み会の場で彼の女性マネージャーを気に入った大物司会者に「どうぞどうぞ(気に入ったのなら持ち帰って下さい)」と言った件ですね(こちら)。

 芸能界ではよくあることなのかもしれません。
 女性マネージャーもそういったセクハラには慣れているのかもしれません。
 りゅうちぇる自身その場を和ませようとジョークを言っただけなのかもしれません。

 でも、ダメですね。
 どういった理由があったとしても、自分のマネージャーを大物司会者に差し出す卑屈さ、そしてそのことを笑い話にする下卑た感性、ゴメンなさい、どうしても受け入れられません。
 控えめに言って人間のクズだと思いました。

 まぁでも彼の死を悼んでいる多くの人はこのことが気にならないんでしょうね。
 自分にはそのことが信じられないのですが、なるほど、世の中はそういうものか、とも思います。

 そんなわけで自分は彼の死を悼む気にはなれません。
 でもこれだけ多くの人に愛され、その死を惜しまれている彼ですから、一人ぐらい死を悼む気になれない人間がいたとしてもたぶん気にしないでしょう。
 
 間違ったことを言ったつもりはないですし、考えを改めることもおそらくはないと思いますが、死者を鞭打つのはあまり気持ちの良いものではないですね。
コメント (2)
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どう生きるかと聞かれても。

2023-07-12 21:37:04 | 戯言
 宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が今週の金曜日、7月14日に公開されます。
 この映画、宮崎駿監督の最新作にして引退作(?)なのですが、それ以上に話題になっているのが一切の宣伝がないことです。
 事前にストーリーが明かされないだけでなく、予告編もなく、テレビスポットも、新聞広告も、さらには公式サイトすらありません。
 聞いたところによるとパンフレットすらないそうで、ここまで徹底すると「よくやるな!」と感心してしまいます。

 まったく事前情報なしにこの映画を観に行く人って何で観に行くんでしょうね?
 やっぱり巨匠宮崎駿作品だからでしょうか。
 宮崎駿の作品なら面白いに違いない、そう思って観に行くんでしょうね、きっと。

 かくいう自分も公開2日目の15日に観に行く予定です。
 それなら宮崎駿作品だから面白いに違いないと思っているかというと全然そんなことはありません。

 自分はテレビアニメでは宮崎駿が演出を務めた『未来少年コナン』が一番好きです。
 これ以上面白いテレビアニメは存在しないと思っています。
 そして一番好きな劇場アニメはやはり宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』です。
 『カリオストロの城』は何度見ても面白いと思います。

 じゃあ宮崎駿の作品なら何でも面白いかというとそんなことはなく、ジブリ作品で言えば、『もののけ姫』以降の作品を面白いと思ったことはありません(世間的に評判の良い『紅の豚』も大して面白いとは思いません)。
 『崖の上のポニョ』なんてなぜこの作品が大ヒットしたのか、自分にはまったくの謎です。
 
 そこまでジブリ作品をボロクソに言うのであれば、『君たちはどう生きるか』も観に行かなければいいではないかと言われる方もいるかもしれませんが、実際自分もそう思わないでもないのですが、それでも期待してしまうんですよね。
 もしかしたら『未来少年コナン』や『カリオストロの城』のような作品を劇場で観れるかもしれない、と。
 そんなことはあり得ないだろうな、とは思うのですが…。

 どう生きるのか、と聞かれたら、そうですね、自分の言葉には責任を持って生きていたいです。
 引退すると言いながら一度ならずそれを撤回する、いや、撤回すらしないで何も言わずに復帰する、そんな生き方はしたくありません。

 宮崎駿監督の最新作にして引退作『君たちはどう生きるか』は今週の金曜日、7月14日に公開です。
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