この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

よーやく観に行くことが出来た『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』。

2024-10-05 23:05:20 | 新作映画
 阪元裕吾監督、髙石あかり&伊澤彩織主演、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』、10/5、イオンシネマ福岡にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円)。2024年44本目。

 鑑賞を楽しみにしていた『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』を公開から一週間後の土曜日、よーやく観に行くことが出来ました。
 『名探偵コナン』の映画とかだったら、公開から一週間経とうが二週間経とうが観に行くのに何も問題はないかもしれませんが、自分が好んで観に行く映画の中には公開から二週間目で上映終了、なんてこともままあるので、公開日に観ることが出来ないとドキドキしてしまいます。

 さて、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の感想ですが、まず悪いところを挙げると、相変わらずお話がテキトー、設定が雑でした。
 150人殺しって何?
 150人殺しを依頼するとしたらその依頼料はいくらなの?
 なぜチンピラが宮崎県庁に隠れているの?
 チンピラが宮崎県庁にいることを誰がチクったの?
 ダブルブッキングになったのはちさととまひろのせいじゃないのになぜその責任を二人が負わなければならないの?
 敵をおびき寄せているのになぜ罠を仕掛けたり、重火器を用意したりしないの?
 本作にはツッコミどころが数え切れないぐらいありました。
 ではよいところを挙げると、とにかくアクションが最っっっ高でした。
 お話がテキトーで設定が雑と書きましたが、実はそのことはあまり気にならないんですよね。
 そういう作品だということは十分承知の上で観に行っているので、アクションが最高であれば何も問題はありません。

 現実の世界では素手の人間よりも刃物を持った人間の方が強いじゃないですか。
 そして刃物を持った人間よりも銃を持った人間が強い。
 だからといってアクション映画においてすべての戦いが銃で決着するのはひどくつまらないですよね。
 あまりにもあっさりと決着してしまいますから。
 やっぱり見ていて面白いのは拳によるどつき合い、素手の格闘だと思います。
 とはいえ、チンピラが銃の一丁も持ってないというのはすごく不自然です。
 主人公がヤクザの事務所にカチコミして、そこのチンピラが誰も銃を持ってなかったりすると、「何で?」って思ったりします。
 『ベイビーわるきゅーれ』シリーズは銃の戦い、刃物の戦い、素手の戦い、その移行がすごくスムーズなんですよね。
 敵も味方も全員銃を持っているのですが、だからといって銃で決着することはなく、最終的に拳によるどつき合い、素手の格闘にかるのです。
 そのシームレスさはほとんど芸術と言ってよいと思います。

 とにかくアクションが最高なので、アクション映画を見て少しでも面白いと思ったことがある人は観に行くことを強く薦めます。
 最っっっ高です。

 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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