『球辞苑 ~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~』のテニス版を見たい!

2017年01月08日 | テニス
 前回(→こちら)の続き。

 この正月は、『球辞苑 ~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~』を楽しんだ。

 こういう番組を見せられると、やはりテニスファンとしては、ぜひとも『テニス球辞苑』を作ってもらいたいという気になる。

 どの局でだれが出てなどもさることながら、毎回のテーマを妄想するのが、とにかく楽しい。

 夜、ひとりであれこれ考えていたら、どんどんテンションが上がってきて、ついテニスファンの友人たちに連絡してしまった。

 そしたら、むこうも「あー、それおもしろそう」となって、つい皆で朝まで「あれやってほしいな」「いや、こっちの方が」と、盛り上がってしまったのだ。

 どいつもこいつも、ヒマ……もとい、テニス好きだなあ。

 侃々諤々の末出てきたテーマというのが、まず第1シーズンでは比較的とっつきやすいものがよかろうと(当然、長寿番組にする予定である)、ふつうのテニス中継でもおなじみのワードから。

 たとえば、

 「5セットマッチ」

 「片手打ちバックハンド」

 「セカンドサービス」

 「サウスポー」

 「バックハンドのスライス」

 「サーブ&ボレー」

 「ダブルス」

 「アプローチ・ショット」
 
 「クレーコートのスペシャリスト」

 「ダウン・ザ・ライン」

 
 などなど。

 ゲストはだれがいいかな。「スライス」は鈴木貴男選手、「サウスポー」なら岩渕聡さん、「ダブルス」は青山修子選手で、「ダウン・ザ・ライン」の回では錦織選手が出てくれるといいなあ。

 これが好評で第2シーズンがはじまると、ここからグンとマニアックになる。

 当然、われわれのバカ話もこっちが激論になり、出てきたものといえば、


 「フォア、バックともに両手打ち」

 「ハーフボレー」

 「チャレンジャーやフューチャーズの運営」

 「ガット」

 「全日本選手権」

 「スプリット・ステップ」

 「団体戦」

 「両手打ちバックボレー」

 「ノーアドバンテージ方式」

 「グランドスラムの予選」

 「ミックスダブルス」

 「ドリンクと補給食」 

 「大学テニス」

 などなど、視聴率とかニーズなどふっ飛ばして、「それ、おまえが聞きたいだけや!」なテーマが目白押し。

 でも拾っていけば、「試合中、選手が飲んでいるもの」はたしかに気になるし、「両手打ちボレー」は男子プロの試合でまず見ないけど、日本の女性プレーヤーはプロアマ問わず、ほとんどがこれで打っている。

 こういったあたりは、意外と掘ってみる甲斐があるかもしれない。

 司会はフローラン・ダバディさんかな。

 ただ問題なのは、それ以外の出演者が思いつかない。

 この番組は単なるテニス好きじゃなくて、

 「テニスという競技をロジカルな視点で語っても、話にのってこれる」

 というスタンスでないとダメだから、「高校時代テニス部でした」みたいなアイドルとか、体育会系的ノリを押すタレントさんも、ちょっと合わない。

 となると、ただでさえ「テニス好き」な芸能人といってもパッと浮かんでこないのに、そこにさらに「理屈好き」がのっかるとなると、これは相当にチョイスがむずかしい。 

 錦織圭選手が活躍しても、アメトークで「テニス芸人」がないのは、やはり人材不足が原因なのだろうか。

 もし似たような番組がWOWOWあたりで実現するなら、『スマッシュ』誌でダバディさんが「この打ち方から抜け出せない」とボヤいていた

 「90年代的オープンスタンスからのトップスピン」

 の回には、ぜひゲスト出演したいものだ。




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