けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ロナウドスイッチ

2006-04-03 07:54:49 | football
眠気と半々で見ていたのでもう一回見直してからにしようかと思ったのですが、クラシコのこと。

LIGA 1ª DIVISIÓN - Jornada 31 (01/02.04.06)
F.C. Barcelona 1-1 Real Madrid C.F.

バルサの得点:ロナウジーニョ(21=PK)
マドリーの得点:ロナウド(36)


スーペル・ロナウド


○審判
メディナ・カンタレーホ。ベテランで(確か)国際主審だから安心とは限りませんでした。これがW杯でも笛を吹くかもっていうニュースがあったのですが、3月31日にFIFAから発表されたW杯主審リストを見たら、補欠でした。ああ良かった。
ところでこのリスト、日本からはKamikawaが入ってますが…これもいろいろ言いたいことはあるけどやめておきます。上川かー…他にいないのか。

○ロナウド
1枚目が理不尽であったにせよ、2枚目の黄色はロベカルが自分でコントロールしなければいけなかったところ。(政権も変わってるし、以前よりもマドリーに不利な笛が吹かれることは増えているし)注意するべきだったと思います。
が、これでロナウドが奮起してしまった模様。何かスイッチが入ってました。ロナウドスイッチ。気迫というかなんというか、あんなに気持ちが強く出たロナウドを見たのは初めてなような気がします。迫力のある走り、キレのある動き、簡単には止められないスーパーな雰囲気。やっぱりいざとなったら頼りになる存在ではあります。ゴールも美しかった。調子が戻ってきた感じですね。
ま、そんな積極的な動きができるんなら、いつもやっとけと思ったりもしたんですが。

○よく守りました
前回ベルナベウでのクラシコではエトオにロナウジーニョに、ボロボロにされた守備。特にセルヒオ・ラモスはぶっちぎられたり散々な思いをしました。
今回CBはセルヒオ・ラモス+ラウル・ブラボ。ロベカルが退場になった後は、R・ブラボが左に回り、ロビーニョに代わって入ったメヒアが真ん中を守りました。
ASのデータを信用するなら、シュート数は34対3。GKのボールセーブ数は0対11。コーナーキック数は12対0。ボールポゼッションは63%対37%。これだけ圧倒された中でPKの1点で抑えたわけです。相変わらず素晴らしいサン・イケル様と共に若い守備陣は本当によく持ち堪えました。

○采配
端から端までじっくり見ての意見ではないので、見当違いなことを言うかもしれませんが。
ロベカルの退場でメヒアを入れるのは良いとして、代わるのはジダンだと思ってました。あの時間までではあまり出てこなかった印象だったので。
あとは後半の交代。ジダンに代わってグラベセン、終了間際にグティに代わってP・ガルシア。10人で、圧倒されている中で、勝ち点1を取りに行くための守備的な交代だったんですが…不満。よりによってクラシコなのに、ただのアウェイの試合に臨んだただのチームのように、引き分けを狙っていくのは…腐ってもマドリー、という意地を見せて欲しかった。

ファーポコさんのクラシコの記事を読んで、ああそうだなあと思ったのが、カロ監督が内容を捨てて結果を求めるようになっている、という部分。CL敗退辺りからでしょうか。簡単に手の届く安全な方向に行く印象があるんです。スタメンに全ブラジル人選手をどーんと並べたのとか。気心も知れているし、代表でも一緒だし、連携は作りやすいとは思います。実際それで結果は出せてるし。その代わり使いにくそうなカッサーノやラウルは先発では使われなくなっています。ラウルは調子が出ていないから仕方ないにしても、カッサーノを使わないのはなぜ? カッサーノを含めたチームを作る気がない? 
カロ監督が自分のカラーを出すというか冒険を止めてしまった感じです。すぐに結果が出ないことはしなということは、もう先がない、新監督が来るのがわかっているからなのかなあ…。


おまけ:アンダルシアダービー
ベティスがカーサで勝ちました。降格圏から脱出を図っています。試合放送前に映画「カルメン」をやっていたのが、某ワウ様にしてはこじゃれたことをするなあという印象でした。

ホアキンおなじみのムレータパフォーマンス