けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

リヨンの悲しみ、ビジャレアルの喜び

2006-04-05 20:02:01 | football
ああリヨン…

05/06 UEFA Champions League Quarter Final 2nd leg
AC Milan 3-1 Olympique Lyonnais


今朝は主にもうひとつの方の試合を見ていたのでこちらはほとんど見ていないのですが…マドリーが負けたとき以上にがっくりかもしれません。もっと上までいけるだけの力を持っているのに…。モナコファンではありますが、リヨンにはどこまでも行って欲しかった。というかあれか、国内のリヨン以外のチームが不甲斐なさ過ぎるから切磋琢磨できなくて、リヨンもいざという時に…モナコ、弱くてごめんなさい。

いくつか記事を読みましたが、指摘されているのは人材の手薄さ。何年も前からいわれていますが、少し力をつけ名前が売れると、プレミア、セリエ、リーガを初めとしたビッグクラブに引き抜かれてしまうフランスリーグの現状があります。ビッグクラブから声がかかれば選手も行きたがるし、お金も入るし選手のためを思えばチームは引き止めることができません。
モナコもそうでした。03/04シーズンの成功の後、中心だったロテンは子供の頃からの夢だったPSGへ、ジュリはバルセロナへ、モリエンテスもまだ使えると思われたのかマドリーへ戻っていきました。思ったより人材の流出は抑えられたかに見えましたが、若い選手たちを中心にあちこちからのオファーに揺さぶられる状況が続いていました。今シーズンも、悪いなりに12月ごろにはなんとか調子を戻しいたのに、冬のマーケットで中心選手だったエブラがMUtdへ、アデバイヨルがアーセナルへ引き抜かれ、チームは年明けから崩壊して立ち上がれなくなりました。
育てては引き抜かれ、再び新しい若い選手を見つけてきて育てる。もしくはビッグクラブにいられなくなったベテラン選手を移籍させる。フランスリーグは苦しいです。

sportsnaviより、
ジュニーニョは試合後、涙ながらにこう語った。
「会長にはこのメンバーで続けられるようにしてもらいたい。来年もリヨンに残りたいんだ」


積み重ねていくために、さらにステップアップするために。



で、リアルタイムで主に見ていたのはこちら。

05/06 UEFA Champions League Quarter Final 2nd leg
Villarreal Club de Futbol 1-0 Football Club Internazionale Milano



すごいすごいビジャレアル! 得意のエル・マドリガルでインテル相手に素晴らしい試合をしてセミファイナルへと勝ちあがりました。特に後半はインテルを上回る試合運びで、ロマン(=リケルメ)のFKからディフェンスのアルアバレーナが頭で触り、58分にゴール。リケルメはやはり王様でした。するするとパスをつなぎ、要所でアイディアがひらめく。あんまり表情が変らないリケルメですが楽しそうでした。
全体として、南米オールスターというかリーガ・アルヘンティーナというかコパ・リベルタドーレスというか、ともかく南米テイストを楽しめる試合でもありました。時に激しい競り合いと、時に同郷の思いやりも。少し残念なのがインテルが元気がなかったこと。疲れてたのかな。スペインに帰還したフィーゴを楽しみにしていたのですが、怪我上がりだったせいかあまりキレがなかった。あとマテ。肘はよしなさい、肘は。危ないから本当に…。

もうビジャレアルも行けるところまで行ってしまえ。今のところリーガではCL出場権は厳しそうなので、そうするともう優勝するしか…。がんばれ潜水艦さんたち。



おまけ
誰でしょう? ヒント:今日三十路を迎えた人。

相変わらず気持ち悪い上に似ていないコリンシアンのフィギュア、モリエンテス@リバプールモデルでした。髪が長いと非類似性が飛躍的に上昇しますね。