けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

理解の範囲を超えた世界

2006-08-26 15:50:38 | football
なんかもうそんなアホな話が…というのが現実に起きています。スーペルデポルテは「シュールだ」、Las Provinciasは「グロテスクでクレイジー、カフカの世界」と形容してます。何かというと、ホアキンの移籍話。木曜日の夜には決まると言われていたのが、前ベティス会長マヌエル・ルイス・デ・ロペラの横槍で空いた口がふさがらないような状況に。
記事がややこしいので間違いがあるかもしれませんが。

○ホアキンの移籍金は2400万ユーロだった
○ロペラ登場。バレンシアのソレール会長の父親(なんで?)に2500万ユーロ要求
○さらに肖像権料を上乗せしろ
○んでもって、この先バレンシアが優勝した時には金よこせ
○そんな中、イルレタ監督はベティスの遠征メンバーにホアキンを召集
○が、飛行機に乗る直前に降ろす
○ロペラ、今回の移籍に関するホアキンの言動が気に入らないので、迷惑料としてホアキンに200万ユーロ要求
○んでもってアルバセテ(2部)に移籍させると脅した
○というか本当にアルバセテに行かせてしまった
○しかもちゃんと行った証拠に現地の写真を撮って送らせることまでしたらしい
○で、アルバセテに行きたくなかったら300万ユーロ払えよとか言ってるらしい

もはやヤクザですな、ロペラ…
一クラブ役員と選手との関係とは到底思えないあくどさです。これまでいろいろなオモシロ会長がリーガにはいました。アトレチコのヒルちゃんとかどうしてもベンチに入りたくて用具係に成りすましたピテルマンとか。しかしこれはさすがに笑えない…。

バレンシアは、もうこんな厄介なのが相手なら手を引いても仕方ないと思います。ビセンテホアキン両翼ったらそれはとっても魅力的ですが、こんなキモチワルイおっちゃんを相手に商売しなくても良いだろうと思います。少なくとも私なら逃げる。全力で。
ただ問題はホアキン。普通なら「無理強いの移籍が通るわけがない」のですが、どうもホアキンとベティスの契約条項からいくとそれが通るらしく…。事実上のベティスを取り仕切る人間を怒らせてしまったホアキンに明日はあるんでしょうか。当たり前ですが、2部にいて良い選手ではありません。

で、もしかして今夜の試合でバレンシアがベティスに勝ったりしたら、「金輪際ホアキンはバレンシアにはいかせねええええええ!」ってことになるんですかね。おお怖い。


スーペル・セビージャ

2006 UEFA Super Cup
F.C. Barcelona 0-3 Sevilla F.C.

セビージャの得点:レナート(7)、カヌーテ(45)、マレスカ(90)

昨シーズン末以来「セビージャセビージャセビージャ~♪」の歌が耳についてしまいました。セビージャ、強い。ルイIIは良い感じに盛り上がってました。チェバが出られなかったのは残念。


ユニのフォントがちょっと変わっててかわいい。でもエスクーデのこれが「14」と認識するのに時間がかかりました




後から追加
バレンシアサッカーライフさんより、事の顛末(ただし現在も進行中)。現地在住の報道に関わる方なので、かなり精度の高い情報と考えて良いと思います。これ、パワハラだなあ…。しかし恐ろしいところですなスペインてのは。