けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

背番号、11

2006-12-05 21:00:29 | football

■森岡隆三選手の契約について
このたび、清水エスパルス所属の森岡隆三選手を(財)日本サッカー協会の『移籍リスト』に登録する手続きを行なうこととなりましたので、お知らせいたします。
これは弊クラブと森岡選手との間で来季の契約について話し合った結果、森岡選手本人の意向により今後は移籍先を幅広く探していくこととなり、『移籍リスト』に登録することとなったものです。これによりいずれのクラブも森岡選手の移籍に関する交渉を行なうことができることとなります。
(清水公式より)

契約交渉の決裂とかゼロ円提示(=移籍通告)ではなく、森岡本人の意思での移籍リスト掲載です。
昨シーズン辺りからか出番はぐっと減っていて、それでも若手DFたちのお手本であり続け、何も不満を漏らすことなくチームのために尽くしてくれていたのですが…まだ31ですからね。まだまだ一線でできるから、出場機会を求めるのは当然のことです。とはわかっているんですが、それでも悲しい。

森岡が入団したのは、リンク先の経歴にもありますが1995年。マッシュルームみたいな髪型で、目つきだけはあのとおりで、最初は「誰?」っていう状態でした。それがディフェンスの主力になり、チームの中心になり、日本代表のキャプテンになり、信頼のおけるベテランになった。ステージ優勝&CS敗戦もチーム存続危機も天皇杯優勝も経験してきた、清水一筋の11年間。
DFのくせに背番号11を譲らず(固定背番号制のころによく11番が余るのでつけていたら愛着がわいたらしい)、私が唯一持っている清水のユニも背番号11「MORIOKA」です。ユニにサイン、もらいたかったな。

移籍先が決まらなければ残留できると思いますが、森岡だったら必要としてくれるチームはいくつもあるでしょう。できるだけ良い条件で良いチームに移籍して、日本平に戻ってこれるように。


森岡隆三
「サッカー人生の喜怒哀楽のすべてがここ(清水)にあり、思い入れは強いが、新たな可能性にかけようと思った。試合には出ていなかったが、チームが今年素晴らしい成績(4位)を残せたことで踏ん切りがついた」
(mainichi-msn)

昨シーズンは最後まで残留争いをしていた清水ですが、今シーズンはケンタ監督のやり方が実を結び始め、4位で終了。ベテランとして責任を感じていたであろう森岡も、危なっかしかった若手たちでもなんとかやっていけるだろうと思えるようになったんでしょう。
あーもう…本当に悲しい。でもありがとう、モリくん。本当にありがとう。間違いなく清水の歴史に残る男だよ。