けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

懲罰?

2006-12-19 23:27:39 | football
明日のレクレアティーボ戦に向けて、マドリーの召集選手が発表されました。

GK:カシージャス、ディエゴ・ロペス
DF:サルガド、セルヒオラモス、カンナバーロ、パボン、メヒア、ロベカル、ラウルブラボ、セルヒオ
MF:エメルソン、ベッカム、グティ、レジェス、ロビーニョ、デ・ラ・レッド
FW:ラウル、ファン・ニステルロイ、ロナウド

昨日の練習からようやくボールに触り始めたエルゲラの他に、カッサーノとディアラも召集外です。カッサーノとディアラは今日のトレーニングに参加せず、メディカルリストのところにはそれぞれ「左脚内転筋の過負荷」「右脚内転筋の過負荷」との記載があります。

ですが。
ASにこんな記事が載っていました。見出しは「ディアラ、カペッロを批判」。
先日のエスパニョール戦、試合前のディアラ、カッサーノ、ロナウドの会話を捉えた映像がありまして、しかもがっつり放送されてしまったようなんですが、どうもこの内容がまずかったらしい。

ロナウド(カッサーノに対し)「僕も君も、いつも一緒だ」
カッサーノ「カペッロにはいつも同じ人間だ。いつもルート。そうでなければ、ラウルだ。そうでなければベッカム。そうでなければロナウドで、そうでなければロビーニョかレジェスがプレイする」
ディアラ「エメルソンがプレイする。いつもエメルソンだ」

…まずいよなあ、それじゃ。ていうかディアラ、普通にずーっとレギュラーで、これまでベンチスタートなんてあったかどうかすらわからないくらいなのに。もちろんこの内容で一番まずいだろ、というのはカッサーノですが、カッサーノの批判はよくある話なので見出しが「ディアラが~」になったんだろうと推測します。
ともかくこんな記事があったので、カッサーノとディアラが召集外となれば「あー懲罰かなあ…」という憶測が働こうというものです。一応メディカルリストに入ってますけど。

ちなみに召集選手を発表した後に恒例の試合前会見を行ったカペッロには、もちろんこの措置に対する質問が出ています。それに対するカペッロの返事。

「ディアラは16試合続けてプレイしてきたんだ。黙っているべきだった。私は発言の自由は尊重する。だが私は勝つために先発を選ぶ。選手が喜ぶように選んでるんじゃない」

ごもっともです。怖~。
ロナウドは召集されてますが、ロナウドはプレイするのかと聞かれたカペッロは「わからん」とのことで…。



早めにクリスマス休暇に入りたいスペインでは、火曜から木曜にかけて第16節を行います。今夜はビルバオ-サラゴサとバレンシア-マジョルカ。el mundoから予想先発。


シルバとモリエンテスがベンチスタート、それだけですごく選手構成に余裕が出てきたような錯覚に陥ります。ちょっと前までは11人を選ぶのに迷う余地がなかったような…。
それから、各紙は一斉に「カルボーニがカニサレスとアルベルダとの契約延長をアナウンスした」という記事を載せています。カニサレスは今シーズンいっぱいで切れる予定だった契約を2009年まで。37歳に成り立てほやほやのカニサレスへのバースディプレゼントです。アルベルダは2010年まで延長されたとみられています。

あと気になるのはアジャラさんの契約延長…。

賞の季節

2006-12-19 14:55:47 | football

ファビオ・カンナバーロ。バロンドールに続き、2006年FIFA最優秀選手賞を受賞しました。バロンドールは記者投票、FIFA最優秀選手は各国代表監督&キャプテンの投票によって決定する、だったと思います。確か。


カンナバーロ個人としての活躍はもちろん、アッズーリを代表しての受賞とも言えますね。正直なところ、最終候補のカンナバーロ、ロナウジーニョ、ジダンというメンバーを見て、カンナバーロはバロンドールもらったからFIFA最優秀はロナウジーニョ辺りに行くんだろうなあと思ってました。なのでちょっと驚きの入った嬉しさです。

今朝方のTVEのニュースで授賞式の様子を見たのですが、バロンドールのときとは違い他にもいろいろな賞があるものですから、
  
ロナウドとラウル?


ロナウドはW杯での得点ランク3位によりブロンズシューズを受賞、ラウルはスペイン代表がフェアプレイ賞を受賞したため爺ちゃんとともに出席となりました。賞状を持つ爺ちゃん、お付きの方のようです。
しかし午前中に練習をして午後から夜はチューリッヒに飛び…水曜日はまた試合です。大変だ、マドリーの選手たち。日本から帰ってきたばかりのロナウジーニョも大変だと思いますけど…。



賞といえば、こちら。昨夜行われたJリーグアウォーズ。
今シーズンから清水の10番を背負う藤本淳吾、新人王を受賞しました。途中負傷で離脱した時期もありましたが、シーズン終盤に巻き返し。MFながらシーズンで8得点を挙げました。
前10番の澤登正朗もJリーグ初年度に新人王になりました。輝かしい10番の系譜。こんな嬉しいことはありません。



最後にとってつけたように、
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 15
Real Espanyol 0-1 Real Madrid C.F.

マドリーの得点:ファン・ニステルロイ(49)

ファンニステルロイのゴールはさすがでした。グティのパスを受けて身体を反転させ、カメニの手の届かない辺りにズドン。相変わらずあまりチャンスの多くない中で、きっちり決めてくるのはさすがです。
が、他はもう別に特に言うこともなく…。誤審でカンナバーロがロハくらった後は、カペッロの腕の見せ所。試合が再開される前にメヒアを入れてディフェンスラインを元に戻し、ディアラを投入し、最後は1枚だけのFWを下げてラウル・ブラボ投入。「守り倒せ」のメッセージが痛いほどに伝わってきますね。
とはいえディアラは妙に攻撃参加していてむしろラウルの方がピボーテぽかったり、守備固めのはずのラウル・ブラボもなぜかボールもって上がってみたり。いまいちよくわかりませんが、苦しい状況だろうと、魅力的な攻撃的フットボールができなくとも、勝ち点を積み上げるところに意義がある。そんなマドリー。いいですいいです、タイトル取るまではそれでもいいよ我慢するよ。

次は水曜日にベルナベウにレクレを迎えて今年を締めくくります。
アクションが派手ゆえに頂いてしまったカンナバーロのロハは取り消される…と思うんですが。