けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

静かな月曜日

2009-05-04 16:46:49 | football
バレンシアの記事を書こうと思っていたら、ASで気になる記事を見つけたので、先にこれだけ。デラレの再入院の記事です。
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ルベン・デラレは、新たな心臓冠状動脈の問題で、クリニカ・ラ・モラレハに入院している。先週、デラレは診断・検査を受けるため、自身の足で病院を訪れた。しかし生検(生体組織検査)中に問題(もしくは医学用語で合併症)が発生し、ICUに入らざるを得なくなった。この危機を脱した後は、特別な医療的管理下で、マドリー近くのサンシナロにあるこの病院の308号室に入院している。
ルベン・デラレは、昨年10月30日に行われた、レアル・ウニオン・デ・イルンとの国王杯の試合中に気を失った。それ以来行われた数多くの検査では、これまで決定的な結果は得られていない。ユーロを戴冠したスペイン代表でもあるデラレは、自身のフットボールへの復帰について、最近Esquireという雑誌に語っている。
「私の妻と息子は、フットボールより上位にある。2人の未来を危険にさらすような決定をすることはないだろう。」
デラレは、その家族、友人、スペイン代表やマドリーの仲間たちからのサポートを受けて新たな困難を乗り越えてきた。そしてこの問題を乗り越えるための戦いを続けている。
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検査中の問題が何だったのかはわかりません。それが彼の病気に起因するのか検査の手続き上の問題なのか。どうなるかわからないまま、半年が過ぎてしまった…。


08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 34
Reial Club Deportiu Espanyol de Barcelona 3-0 Valencia C.F.

エスパニョールの得点:ロマン・マルティネス(65)、パレハ(83)、ネネ(92=PK)

GK:セサル
DF:ミゲル、アルビオル、マドゥロ(77、ビセンテ)、アレクシス
MF:マルチェナ、バラハ(77、モリエンテス)、マタ、シルバ、ホアキン(71、パブロ)
FW:ビジャ

後半の初めの頃うとうとしてしまい、セサルが縦列駐車を失敗する夢を見て目を覚まし、直後に失点を目撃しました。嫌すぎる目覚め方だ……。

感想。エスパニョールさん、強かったです。
エスパニョールもバレンシアも、どちらも攻める気満々、最初から最後まで殴り合いの、ある意味リーガらしい試合だったと思います。勝利という結果が、バレンシアに転ぶこともありえたかもしれない。中盤のプレスだの失点だのに文句を言いながら、「ま、勝てただけ良かったけどさ」と言えるような展開になっていたかもしれない。ですが、エスパニョールの守りが強すぎた。カメニも止めすぎ。

敢えて、いくつか。右のホアキンにボールが集まることが多かったなと思います。ただ、ホアキンは負傷明けのせいか、少し体のキレや思い切りが足りなかった気がする。非難するほどではないのですが。
攻撃陣も、手数は多くチャンスは作れていたと思うのですが、「いつか入るだろう」的な、やや雑な印象がありました。もう1手か2手かけてシュートまで持っていけたら、もっと可能性があがったのでは…という感じ。ただこれは、エスパニョールの中央の守備が堅いせいで、早いうちから、または遠目からでもシュートを打ってしまおうという意識があったからではないかとも思います。バレンシアのどの選手もそんな感じで、シュートの精度が良くなく、攻撃はある意味単調でした。普通に使う意味とは少し違うかもしれませんが。
だから、交代はもっと早めにやってほしかった。今シーズン何度か言ってきた、エメリの気に入らない点がこれ。ビジャ、シルバ、マタが最高の取り合わせで、使っていればいつか点を取ってくれるはず…と縋りたいのはよくわかるんですが、ビハインドで自チームの攻撃が手詰まりであるなら、試合の流れを大きく変える可能性のある手を、早いうちに打ってほしかった。
もっとも、最終ラインとピボーテを1枚ずつ削って、攻撃の選手を2枚入れるという男気溢れる交代策にはちょっと笑ってしまいましたが。もはや攻めるまで、敗れるなら1-0でも3-0でも同じだ…という、結局そのとおりの結果になっちゃったけど。でもビセンテのラテラルは問題外。

と、文句を書こうと思えば書けないこともありませんし、CL出場権を狙って行く上で絶対に負けられない試合の1つを落としたのも確か。ただ、そんなに後を引く敗戦ではないのでは、と思います。

次はマドリーがやって来るんですけどね。