マドリー戦に向けて
火曜日よりトレーニングを再開したバレンシア。levante-emvより、その様子を淡々とレポート。
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ブラジル人MFエドゥ・ガスパールは、モンジュイックでエスパニョールに3-0で敗れてから最初のトレーニングで、終了数分前に離脱した。この日のトレーニングに先立って、ウナイ・エメリは選手たちに、1時間近く話しをした。
クラブ筋によればエドゥは筋肉に問題を抱えているということだが、現時点で土曜日のレアル・マドリー戦でプレイすることは可能。
選手たちは50分以上にわたって、パテルナのロッカールームでエスパニョール戦での敗戦を振り返った。
エメリは選手たちから15分ほど遅れてピッチに姿を見せ、トレーニングを指揮した。トレーニングを完遂できなかったエドゥは、チームドクターのアントニオ・ヒネルに伴われてピッチを後にした。
MFファン・マタは、筋肉の過負荷により、トレーニング全体に参加しなかった。一方で、先週肩を亜脱臼したパブロも、トレーニングに参加していない。
ルベン・バラハも同様にチームメイトたちから離れ、エスパニョール戦で交代せざるを得なくなった原因であるフィジカルの問題から回復するため、室内でトレーニングを行った。
バルセロナ戦の前に負った足首の捻挫から回復中のダビド・アルベルダは、好ましい回復を見せており、別のフィールドでランニングを実施した。
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公式によると、他にウーゴ・ヴィアナが足首の負傷で別メのようです。
年寄りを苛める若者たち。
MAS QUE UN PARTIDO
4月の20日ごろから見かけていたニュースでしたが、MARCAに出たので。
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スペイン人選手連合が、外国人代表にチャレンジする予定
スペイン人選手の連合と外国人選手の代表が、6月2日にラ・ロサレダで対戦するだろう。これはチャリティマッチ「MAS QUE UN PARTIDO」の第2回で、マラガ市が協賛、市長のフランシスコ・デ・ラ・トーレやマラガ会長のフェルナンド・サンスが観戦する。
ビジャ、シルバ、マルコス・セナ、サビオラ、シナマ・ポンゴル、モリエンテス、ソルダード、グラネロ、アレクシス、ジェステ、エチェベリア、センデロスといった選手たちが、すでに参加を決めている。また、バルセロナの監督、ペップ・グアルディオラや元アトレチコのキコ、モノ・ブルゴスも参加するだろう。
一方で、マラガからは、フェルナンド・サンスやスポーツ・ダイレクターのサンドロが出席する他、チームのアルベルト・ルケ、ヘスス・ガメス、アポニョ、ウェリントン、ドゥダ、バハも参加する模様。
さらにゲストとして、元カメルーン代表のロジェ・ミラが参加する予定。ミラは、W胚で現役最年長ゴールを決めた選手で(1994年アメリカ大会、42歳)、引退した現在は彼の国でのユニセフの大使を務めている。
(後略)
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後は市長さんのご挨拶とチケットについてなので割愛。シーズン終了後によくあるチャリティマッチ、親善試合のニュースでした。なぜかバレンシアの選手が多い。日程的に、スペイン代表の選手たちはコンフェデの準備とかかぶらないのかな。
デラレ経過
デラレがICUに入り、入院したというニュースが日曜日に出て、下の記事に載せました。その後わかったのが、ICUで経過観察になったのも入院も予定通りだったということ。デラレのコメントつきでASから。
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レアル・マドリーのルベン・デラレは、先週の入院は生体組織検査を実施するためのもので、「以前から予定されていた、数時間の経過観察も予定通りであった」と断言した。
デラレは先週の金曜日に検査を受け、結果を待っている。この結果は「最後の最後」になるはずだとしており、それは「これ以上伸びることはないはずだ」と信じているためで、その診断を必要としている。
昨年の10月30日、コパ・デル・レイのレアル・ウニオン・デ・イルン戦で、デラレはピッチに倒れこんだ。検査の結果、冠状動脈に起因すると見られる労作性失神と診断された。その後身体を動かすこともできずに検査を受け続けている。
「すべてがネガティブな結果を呈してきたが、僕が楽観的になるべきか悲観的になるべきかと言った人も、僕がプレイに戻れるのかできないのかを言った人も、まだ誰もいない。」 と、デラレはエル・パイスのインタビューで語っている。
実際、医師たちはデラレに対し、生検の結果を待ちたいと伝えている。これは最後の検査であり、最終的な診断が出されることが期待されている。
「医師たちは、この検査が最後の最後になるだろうということ、1ヵ月半で結果が得られるだろうということを保証した。僕には、もうこれ以外に待つものは残ってないよ。」とデラレは付け加えた。
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ASが日曜日に「デラレが入院した」と報じて、その後マドリー公式が「検査のため」と発表。ASが取り上げなければマドリーは触れるつもりはなかったんだろうと思います。選手のプライバシーのためか、何かの意図があるのか。この件を、MARCAが一切取り上げていないのもまた変な感じがする。
本
ベルナベウで行われた、ある本の出版プレゼンに、イケルが参加したというニュース。MARCAで記事を見つけたのですが、少し詳しかったEl Confidencialから。
画像差替。天下泰平。
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レアル・マドリーのGKイケル・カシージャスは、サンチアゴ・ベルナベウで行われた書籍『¡Rafa, no me jodas! (ラファ、俺を困らせるな!)』のプレゼンテーションに出席、ラファエル・ゲレーロをサポートした。この本は、有名な元アシスタント・レフェリーであるラファの軌跡に関連するものだ。
このプレゼンテーションには、スペインサッカー協会のスポーツ・ダイレクターであるフェルナンド・イエロ、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長、元GKヘルマン・モノ・ブルゴスなど、他のサッカー界関係者も出席していた。カシージャスは、著者のヘルマン・ポセ、ライ・ロリハ、そしてラファと共に席に着いた。
このラインズマンは、主審であるマヌエル・エンリケ・メフト・ゴンサレスが、彼に対して言った有名なフレーズ「ラファ、俺を困らせないでくれ!」に基づいている。これは1996年10月16日のバルセロナ対サラゴサ戦で、ラファ・ゲレーロがバルセロナのエリアでペナルティを示したことに対してのもので、テレビでも流された。
利益が赤十字の対マラリア・キャンペーンに寄付されることになっているこの書籍では、彼の軌跡、ピッチの内外での歴史的な出来事などが語られている。
カシージャスは、ラファエル・ナダルとのチャリティイベントにラファエル・ゲレーロが参加して以来、彼とは「ほぼ2年にわたる」個人的な友人であることを強調した。
「フットボールの世界に存在する不文律に、レフェリーとうまくやっていくことはできない、と言う人がいるだろうけど、そういう人や選手たちに、僕はより多くの話し合いを求めたいよ。」
「僕にとって彼は、4枚のアマリージャを出すような主審でもないし、何かを言ったからといって退場にさせるような副審でもない。ピッチの中では大きな緊張感があるが、ピッチの中で法を守る人たちは、それを当然のこととしなければならない。」
一方、元副審は、カシージャスがこのイベントに参加したことに感謝を述べた。
「彼は気にしていないが、私の友人であるイケルが、この部屋を満員にするのを助けてくれた、それを誇らしく思う。」
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最初はイケルが本を出したのかと思ったのですが、そうではなく、元アシスタント・レフェリーのラファエル・ゲレーロさんの自伝の出版発表でした。このラファ・ゲレーロさん、確か昨シーズンのマドリーの最終節が、最後の試合だったんですよね。涙でラウルとハグしていた副審の人。
長くやっている選手とレフェリーの間には、親しい仲間のような関係ができてくるというのはちょっと良いですね。ただ、昨今のリーガでのように、レフェリーが大暴走していると、信頼関係も仲間意識もあったものではないと思いますが。
ところで、この本のタイトルになった「Rafa, no me jodas!」の元になった出来事ってどんなだろう? と思って検索したら、なんとyoutubeに動画がありました。しかも親切な解説付で。
1996年9月29日、場所はサラゴサのカーサ、ラ・ロマレダ。ここは、エル・コンフィデンシアルと微妙に違ってますが。主審はメフト・ゴンサレス。この時点では、サラゴサが3-2で勝っています。サラゴサのGKがボールをキャッチ。選手たちが次のアクションに移ろうと、ペナルティエリアを離れていく中、サラゴサの3番チュチョ・ソラーナのそばに、バルサのフェルナンド・コウトが倒れています。そこでラファ・ゲレーロが自分の持っていた旗を上げる。メフト・ゴンサレス、ラファ・ゲレーロに近づき、何が起きたか質問する。
ラファ「ペナルティと退場。」
メフゴン「ふざけんな、俺を困らせるなラファ! (次、お上品ならざる表現一文) で、誰が退場だって?」
ラファ「6番。」
メフゴン「退場でペナルティだって?」
ラファ「そう。」
そこでメフト・ゴンサレスは、サラゴサの6番シャビ・アグアドに近づき、彼を退場にしバルセロナにペナルティを与えました。何もしてないのに退場処分になったアグアドは泣く泣くピッチを離れ、その後サラゴサは3-5で敗れました……
て、誤審じゃないですかそれ。
一生懸命アピールしたのに誤審だったラファ・ゲレーロさん。ちょっと気弱そうなところと、毅然とした態度を崩さないメフゴンとの対比が面白いです。はっきりレフェリー同士の会話が録音されてるのとか、レフェリーも選手の暴言を取り締まるわりに言葉遣いは汚いとか、そこはいいんだろうか…。
96年当時、バルサ側ではフィーゴ、ペップ、ロナウドなんかが確認できますね。モリエンテスがサラゴサにいたはずなんだけど、この試合に出ていたかどうかは不明。
ラファエル・ゲレーロ・アロンソ。1963年、レオン州生。リーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンで14シーズン、またEURO2004、U-20世界選手権アラブ首長国連邦大会、2000年アフリカネイションズカップなどで、アシスタント・レフェリーを務めた。レオン州San Andres del Rabanedoの市職員だった。現在はラジオ・ナシオナル・デ・エスパーニャ二所属、EURO2008ではスペイン代表の試合のコメンテーターを務めている。新たな活動として、警備会社を始めた。サラゴサvsバルセロナ戦で言われた、「Rafa no me Jodas」はスペインサッカー史上に残る名フレーズ。
(以上、wikiを適当に拾い読み)
火曜日よりトレーニングを再開したバレンシア。levante-emvより、その様子を淡々とレポート。
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ブラジル人MFエドゥ・ガスパールは、モンジュイックでエスパニョールに3-0で敗れてから最初のトレーニングで、終了数分前に離脱した。この日のトレーニングに先立って、ウナイ・エメリは選手たちに、1時間近く話しをした。
クラブ筋によればエドゥは筋肉に問題を抱えているということだが、現時点で土曜日のレアル・マドリー戦でプレイすることは可能。
選手たちは50分以上にわたって、パテルナのロッカールームでエスパニョール戦での敗戦を振り返った。
エメリは選手たちから15分ほど遅れてピッチに姿を見せ、トレーニングを指揮した。トレーニングを完遂できなかったエドゥは、チームドクターのアントニオ・ヒネルに伴われてピッチを後にした。
MFファン・マタは、筋肉の過負荷により、トレーニング全体に参加しなかった。一方で、先週肩を亜脱臼したパブロも、トレーニングに参加していない。
ルベン・バラハも同様にチームメイトたちから離れ、エスパニョール戦で交代せざるを得なくなった原因であるフィジカルの問題から回復するため、室内でトレーニングを行った。
バルセロナ戦の前に負った足首の捻挫から回復中のダビド・アルベルダは、好ましい回復を見せており、別のフィールドでランニングを実施した。
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公式によると、他にウーゴ・ヴィアナが足首の負傷で別メのようです。
年寄りを苛める若者たち。
MAS QUE UN PARTIDO
4月の20日ごろから見かけていたニュースでしたが、MARCAに出たので。
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スペイン人選手連合が、外国人代表にチャレンジする予定
スペイン人選手の連合と外国人選手の代表が、6月2日にラ・ロサレダで対戦するだろう。これはチャリティマッチ「MAS QUE UN PARTIDO」の第2回で、マラガ市が協賛、市長のフランシスコ・デ・ラ・トーレやマラガ会長のフェルナンド・サンスが観戦する。
ビジャ、シルバ、マルコス・セナ、サビオラ、シナマ・ポンゴル、モリエンテス、ソルダード、グラネロ、アレクシス、ジェステ、エチェベリア、センデロスといった選手たちが、すでに参加を決めている。また、バルセロナの監督、ペップ・グアルディオラや元アトレチコのキコ、モノ・ブルゴスも参加するだろう。
一方で、マラガからは、フェルナンド・サンスやスポーツ・ダイレクターのサンドロが出席する他、チームのアルベルト・ルケ、ヘスス・ガメス、アポニョ、ウェリントン、ドゥダ、バハも参加する模様。
さらにゲストとして、元カメルーン代表のロジェ・ミラが参加する予定。ミラは、W胚で現役最年長ゴールを決めた選手で(1994年アメリカ大会、42歳)、引退した現在は彼の国でのユニセフの大使を務めている。
(後略)
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後は市長さんのご挨拶とチケットについてなので割愛。シーズン終了後によくあるチャリティマッチ、親善試合のニュースでした。なぜかバレンシアの選手が多い。日程的に、スペイン代表の選手たちはコンフェデの準備とかかぶらないのかな。
デラレ経過
デラレがICUに入り、入院したというニュースが日曜日に出て、下の記事に載せました。その後わかったのが、ICUで経過観察になったのも入院も予定通りだったということ。デラレのコメントつきでASから。
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レアル・マドリーのルベン・デラレは、先週の入院は生体組織検査を実施するためのもので、「以前から予定されていた、数時間の経過観察も予定通りであった」と断言した。
デラレは先週の金曜日に検査を受け、結果を待っている。この結果は「最後の最後」になるはずだとしており、それは「これ以上伸びることはないはずだ」と信じているためで、その診断を必要としている。
昨年の10月30日、コパ・デル・レイのレアル・ウニオン・デ・イルン戦で、デラレはピッチに倒れこんだ。検査の結果、冠状動脈に起因すると見られる労作性失神と診断された。その後身体を動かすこともできずに検査を受け続けている。
「すべてがネガティブな結果を呈してきたが、僕が楽観的になるべきか悲観的になるべきかと言った人も、僕がプレイに戻れるのかできないのかを言った人も、まだ誰もいない。」 と、デラレはエル・パイスのインタビューで語っている。
実際、医師たちはデラレに対し、生検の結果を待ちたいと伝えている。これは最後の検査であり、最終的な診断が出されることが期待されている。
「医師たちは、この検査が最後の最後になるだろうということ、1ヵ月半で結果が得られるだろうということを保証した。僕には、もうこれ以外に待つものは残ってないよ。」とデラレは付け加えた。
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ASが日曜日に「デラレが入院した」と報じて、その後マドリー公式が「検査のため」と発表。ASが取り上げなければマドリーは触れるつもりはなかったんだろうと思います。選手のプライバシーのためか、何かの意図があるのか。この件を、MARCAが一切取り上げていないのもまた変な感じがする。
本
ベルナベウで行われた、ある本の出版プレゼンに、イケルが参加したというニュース。MARCAで記事を見つけたのですが、少し詳しかったEl Confidencialから。
画像差替。天下泰平。
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レアル・マドリーのGKイケル・カシージャスは、サンチアゴ・ベルナベウで行われた書籍『¡Rafa, no me jodas! (ラファ、俺を困らせるな!)』のプレゼンテーションに出席、ラファエル・ゲレーロをサポートした。この本は、有名な元アシスタント・レフェリーであるラファの軌跡に関連するものだ。
このプレゼンテーションには、スペインサッカー協会のスポーツ・ダイレクターであるフェルナンド・イエロ、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長、元GKヘルマン・モノ・ブルゴスなど、他のサッカー界関係者も出席していた。カシージャスは、著者のヘルマン・ポセ、ライ・ロリハ、そしてラファと共に席に着いた。
このラインズマンは、主審であるマヌエル・エンリケ・メフト・ゴンサレスが、彼に対して言った有名なフレーズ「ラファ、俺を困らせないでくれ!」に基づいている。これは1996年10月16日のバルセロナ対サラゴサ戦で、ラファ・ゲレーロがバルセロナのエリアでペナルティを示したことに対してのもので、テレビでも流された。
利益が赤十字の対マラリア・キャンペーンに寄付されることになっているこの書籍では、彼の軌跡、ピッチの内外での歴史的な出来事などが語られている。
カシージャスは、ラファエル・ナダルとのチャリティイベントにラファエル・ゲレーロが参加して以来、彼とは「ほぼ2年にわたる」個人的な友人であることを強調した。
「フットボールの世界に存在する不文律に、レフェリーとうまくやっていくことはできない、と言う人がいるだろうけど、そういう人や選手たちに、僕はより多くの話し合いを求めたいよ。」
「僕にとって彼は、4枚のアマリージャを出すような主審でもないし、何かを言ったからといって退場にさせるような副審でもない。ピッチの中では大きな緊張感があるが、ピッチの中で法を守る人たちは、それを当然のこととしなければならない。」
一方、元副審は、カシージャスがこのイベントに参加したことに感謝を述べた。
「彼は気にしていないが、私の友人であるイケルが、この部屋を満員にするのを助けてくれた、それを誇らしく思う。」
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最初はイケルが本を出したのかと思ったのですが、そうではなく、元アシスタント・レフェリーのラファエル・ゲレーロさんの自伝の出版発表でした。このラファ・ゲレーロさん、確か昨シーズンのマドリーの最終節が、最後の試合だったんですよね。涙でラウルとハグしていた副審の人。
長くやっている選手とレフェリーの間には、親しい仲間のような関係ができてくるというのはちょっと良いですね。ただ、昨今のリーガでのように、レフェリーが大暴走していると、信頼関係も仲間意識もあったものではないと思いますが。
ところで、この本のタイトルになった「Rafa, no me jodas!」の元になった出来事ってどんなだろう? と思って検索したら、なんとyoutubeに動画がありました。しかも親切な解説付で。
1996年9月29日、場所はサラゴサのカーサ、ラ・ロマレダ。ここは、エル・コンフィデンシアルと微妙に違ってますが。主審はメフト・ゴンサレス。この時点では、サラゴサが3-2で勝っています。サラゴサのGKがボールをキャッチ。選手たちが次のアクションに移ろうと、ペナルティエリアを離れていく中、サラゴサの3番チュチョ・ソラーナのそばに、バルサのフェルナンド・コウトが倒れています。そこでラファ・ゲレーロが自分の持っていた旗を上げる。メフト・ゴンサレス、ラファ・ゲレーロに近づき、何が起きたか質問する。
ラファ「ペナルティと退場。」
メフゴン「ふざけんな、俺を困らせるなラファ! (次、お上品ならざる表現一文) で、誰が退場だって?」
ラファ「6番。」
メフゴン「退場でペナルティだって?」
ラファ「そう。」
そこでメフト・ゴンサレスは、サラゴサの6番シャビ・アグアドに近づき、彼を退場にしバルセロナにペナルティを与えました。何もしてないのに退場処分になったアグアドは泣く泣くピッチを離れ、その後サラゴサは3-5で敗れました……
て、誤審じゃないですかそれ。
一生懸命アピールしたのに誤審だったラファ・ゲレーロさん。ちょっと気弱そうなところと、毅然とした態度を崩さないメフゴンとの対比が面白いです。はっきりレフェリー同士の会話が録音されてるのとか、レフェリーも選手の暴言を取り締まるわりに言葉遣いは汚いとか、そこはいいんだろうか…。
96年当時、バルサ側ではフィーゴ、ペップ、ロナウドなんかが確認できますね。モリエンテスがサラゴサにいたはずなんだけど、この試合に出ていたかどうかは不明。
ラファエル・ゲレーロ・アロンソ。1963年、レオン州生。リーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオンで14シーズン、またEURO2004、U-20世界選手権アラブ首長国連邦大会、2000年アフリカネイションズカップなどで、アシスタント・レフェリーを務めた。レオン州San Andres del Rabanedoの市職員だった。現在はラジオ・ナシオナル・デ・エスパーニャ二所属、EURO2008ではスペイン代表の試合のコメンテーターを務めている。新たな活動として、警備会社を始めた。サラゴサvsバルセロナ戦で言われた、「Rafa no me Jodas」はスペインサッカー史上に残る名フレーズ。
(以上、wikiを適当に拾い読み)