ルート!!!!
アトレチコとの国王杯終了後、バルダーノは遂に、この冬のマーケットで「9番」を探しにいくつもりであることを、マスコミに対して明らかにしました。ベンゼマが1トップでどうにもはっきりしないパフォーマンス続きであること、離脱期間などが不確かだったイグアインが手術を受け、シーズン中に良い状態で復帰できるかどうかが見込めないこと…と、再三モウリーニョのお願いに「ノー」を言い続けてきたバルダーノも、ようやく動かざるを得なくなった、ということのようです。
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ASの試合後インタビュー記事から、関連部分を抜書きしました。あくまでも、6ヶ月の契約(レンタル)に応じてくれる選手…ということで、バルダーノの言うとおりマーケットは狭くなりますが、イグアインが安心してリハビリし復帰を目指せる環境なのは嬉しいです。(こういうこと書くとまたアレですけど、おそらく夏には、ビルバオのジョレンテに挑戦するつもりなんだろうと思うので)。
こうして思いっきり9番取ります宣言をしたことで、当然ながらMARCAもASも、あれこれ選手の名前を並べたてております。マンチェスター・シティのアデバヨル、バイエルンのクローゼ、エルクレスのネルソン・バルデス……MARCAアンケートでは、アデバヨルが33%程で一番人気。クローゼだとCL出られませんしね。
と思っていたら、ASとMARCA両方に衝撃の記事が。
マドリー、ルート・ファン・ニステルローイの獲得を交渉
マドリー、ファン・ニステルローイに向かう
オランダのテレビRTL 7が、ルートがハンブルクを出たがっていること、マドリーが交渉に乗り出していること、などを報道し、ドイツのKicker誌も、ルートがマドリーに非常に戻りたがっている、という記事を載せたそうです。ただしHSV側は、現在抱えているFWが負傷やアジア杯出場中などで、ルートを手放すつもりはないとのこと(ちなみにルートは今夜、ラウルさんのいるシャルケと対戦予定)。
MARCA、ASのコメンタリオは、大歓迎ムード。アンケートでも、80%以上が、ルートの獲得に向かうことに「イエス」と回答。
ルートの復帰が取りざたされるなら、ラウルだって…と少し思ったりもしますが…でもラウルにはCLがあるし、シャルケだってFW少なくてラウルかフンテラールどちらか離脱したらかなり危ういし、そもそもラウルがこういう戻り方をするのは、何か違うと思う。残っていてくれたら、といつでも思いますが。今さらな愚痴ですけど、モウリーニョがラウルとファーストコンタクトした時点で、マテラッツィ的な働きを求める(ベンチにいて文句を言わず皆のお手本に…)とか言わずに、他のFWたちと同等にポジションを争わせる、と言っていたなら、残っていた可能性もあったんじゃないか…と思ったりすることがあります。ピッチ外の事情は別としてですが。ま、今さらです。
ルート、戻ってきたら、1年ぶりってことになりますね。ルート……もし帰ってきてくれるなら、素直に嬉しいです。

10/11 Copa del Rey: Cuatros (Ida)
Real Madrid C.F. 3-1 Atletico de Madrid
マドリーのゴール:久しぶりのセルヒオ・ラモスのカベッサ(14)、クリスチアーノ・ロナウド(61)、エジル(90)
アトレチコのゴール:フォルラン(7)
平日の22時開催=日本時間6時開催はきついです。後半はほとんど見られないし。早く冬時間終わってくれないかな。
やっぱりデルビーらしい熱い試合だったと思います。選手同士のボディコンタクトもけっこう激しいし(シャビ・アロンソとか)、お互い微妙な判定はあるし(シャビ・アロンソとか)。下に載せたように、モウリーニョはこの試合の主審を賞賛しています。普段リーガに慣れた目で見ると、ボディコンタクトで倒れたシーンでのファウルを取らなさ過ぎると感じたのですが(アトレチコに対してもマドリーに対しても)、そういう意味でプレミアっぽい主審という感じで、それがモウリーニョ的に良かったのかな、なんて思いました。
試合は、逆転した辺りまでは見られました。右のエジルからのクロスに、ファーサイドに立て続けに飛び込むカカとクリスチアーノ・ロナウド。ゴールを決めたのはクリスチアーノですが、あそこへ飛び込んでいくカカを見て、ベンゼマはこういうのもっとやらないとなあ…としみじみ思ってしまいました。前半、ベンゼマだってちゃんとゴール前飛び込んでいったりもしてたけど…なんかもうちょっと。いや、もっともっとか…。
マドリーの同点ゴール、セルヒオ・ラモスのカベッサ、決まったの久しぶりで嬉しかったです。これまでの試合でも、惜しいヘディングシーンは何度もあったと思いますが、やっと決まった!という感じで。最後のエジルのゴールはハイライトで見ましたが…こけたのドミンゲスかな、かわいそうに。

ASから試合後のモウリーニョのインタビュー記事をざっと。Q&A形式のが後から出ましたけど、先に普通の記事で読み始めてしまったので、こちらで。
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アトレチコとの国王杯終了後、バルダーノは遂に、この冬のマーケットで「9番」を探しにいくつもりであることを、マスコミに対して明らかにしました。ベンゼマが1トップでどうにもはっきりしないパフォーマンス続きであること、離脱期間などが不確かだったイグアインが手術を受け、シーズン中に良い状態で復帰できるかどうかが見込めないこと…と、再三モウリーニョのお願いに「ノー」を言い続けてきたバルダーノも、ようやく動かざるを得なくなった、ということのようです。
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「イグアインの問題の不確定さが解決され、直ちに我々は、マーケットの探索を始めている。6ヶ月の間、我々を助けてくれる選手がいるかどうか、探している。多くの名前が報道されているが、交渉が詳細にまで至っているものはない。しかし、我々が「9番」を探しているのは確かだ。我々は、この契約が将来に影響するものにならないようにするつもりだ、そのためにマーケットは少し縮められているが。我々は、6ヶ月の間手を貸してくれるデランテーロ・セントロを探している。
--------------------ASの試合後インタビュー記事から、関連部分を抜書きしました。あくまでも、6ヶ月の契約(レンタル)に応じてくれる選手…ということで、バルダーノの言うとおりマーケットは狭くなりますが、イグアインが安心してリハビリし復帰を目指せる環境なのは嬉しいです。(こういうこと書くとまたアレですけど、おそらく夏には、ビルバオのジョレンテに挑戦するつもりなんだろうと思うので)。
こうして思いっきり9番取ります宣言をしたことで、当然ながらMARCAもASも、あれこれ選手の名前を並べたてております。マンチェスター・シティのアデバヨル、バイエルンのクローゼ、エルクレスのネルソン・バルデス……MARCAアンケートでは、アデバヨルが33%程で一番人気。クローゼだとCL出られませんしね。
と思っていたら、ASとMARCA両方に衝撃の記事が。
マドリー、ルート・ファン・ニステルローイの獲得を交渉
マドリー、ファン・ニステルローイに向かう
オランダのテレビRTL 7が、ルートがハンブルクを出たがっていること、マドリーが交渉に乗り出していること、などを報道し、ドイツのKicker誌も、ルートがマドリーに非常に戻りたがっている、という記事を載せたそうです。ただしHSV側は、現在抱えているFWが負傷やアジア杯出場中などで、ルートを手放すつもりはないとのこと(ちなみにルートは今夜、ラウルさんのいるシャルケと対戦予定)。
MARCA、ASのコメンタリオは、大歓迎ムード。アンケートでも、80%以上が、ルートの獲得に向かうことに「イエス」と回答。
ルートの復帰が取りざたされるなら、ラウルだって…と少し思ったりもしますが…でもラウルにはCLがあるし、シャルケだってFW少なくてラウルかフンテラールどちらか離脱したらかなり危ういし、そもそもラウルがこういう戻り方をするのは、何か違うと思う。残っていてくれたら、といつでも思いますが。今さらな愚痴ですけど、モウリーニョがラウルとファーストコンタクトした時点で、マテラッツィ的な働きを求める(ベンチにいて文句を言わず皆のお手本に…)とか言わずに、他のFWたちと同等にポジションを争わせる、と言っていたなら、残っていた可能性もあったんじゃないか…と思ったりすることがあります。ピッチ外の事情は別としてですが。ま、今さらです。
ルート、戻ってきたら、1年ぶりってことになりますね。ルート……もし帰ってきてくれるなら、素直に嬉しいです。

10/11 Copa del Rey: Cuatros (Ida)
Real Madrid C.F. 3-1 Atletico de Madrid
マドリーのゴール:久しぶりのセルヒオ・ラモスのカベッサ(14)、クリスチアーノ・ロナウド(61)、エジル(90)
アトレチコのゴール:フォルラン(7)
平日の22時開催=日本時間6時開催はきついです。後半はほとんど見られないし。早く冬時間終わってくれないかな。
やっぱりデルビーらしい熱い試合だったと思います。選手同士のボディコンタクトもけっこう激しいし(シャビ・アロンソとか)、お互い微妙な判定はあるし(シャビ・アロンソとか)。下に載せたように、モウリーニョはこの試合の主審を賞賛しています。普段リーガに慣れた目で見ると、ボディコンタクトで倒れたシーンでのファウルを取らなさ過ぎると感じたのですが(アトレチコに対してもマドリーに対しても)、そういう意味でプレミアっぽい主審という感じで、それがモウリーニョ的に良かったのかな、なんて思いました。
試合は、逆転した辺りまでは見られました。右のエジルからのクロスに、ファーサイドに立て続けに飛び込むカカとクリスチアーノ・ロナウド。ゴールを決めたのはクリスチアーノですが、あそこへ飛び込んでいくカカを見て、ベンゼマはこういうのもっとやらないとなあ…としみじみ思ってしまいました。前半、ベンゼマだってちゃんとゴール前飛び込んでいったりもしてたけど…なんかもうちょっと。いや、もっともっとか…。
マドリーの同点ゴール、セルヒオ・ラモスのカベッサ、決まったの久しぶりで嬉しかったです。これまでの試合でも、惜しいヘディングシーンは何度もあったと思いますが、やっと決まった!という感じで。最後のエジルのゴールはハイライトで見ましたが…こけたのドミンゲスかな、かわいそうに。

ASから試合後のモウリーニョのインタビュー記事をざっと。Q&A形式のが後から出ましたけど、先に普通の記事で読み始めてしまったので、こちらで。
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レアル・マドリーの監督ジョゼ・モウリーニョは、クラブがストライカー獲得の意思を示したことに喜んでいた。モウリーニョは、ベンゼマに代わる「9番」が必要だと信じている。
「カリムが嫌だからアタッカーを望んでいるわけではない。彼のこととは何の関係もない。カリムは、かつてないほど一生懸命仕事をしている、特に守備の面でだ。彼は利己的なところのない選手、チームプレイができる。唯一、得点へのハングリーさが足りないが。」
「ロナウドはハングリーな選手だ。ベンゼマは素晴らしい選手だ。バルダーノはストライカーと契約しようとしていると言っていた、それは我々にはベンゼマしかいなくて、代わりがいないからだ。喜んで迎え入れるつもりだ、その選手は我々に必要なのだから。ベンチを眺めると、私には中盤の選手たち、守備の選手たちがいる。でも、アタッカーがいないんだ。その選手が来るのは我々にとって重要なこと。もしそういう選手が来ないなら、我々は現有戦力で続ける、それも良いことだ。」
モウリーニョは、このデルビーを裁いたレフェリーを称賛したが、2つのプレイでミスをしたと主張した。
「もし誰かが不満を言わなければならないとしたら、それは私たちの方だ。アトレチコのゴールはオフサイドだったし、もう少しでゴールになりそうだったプレイはクンのハンドだ。この2つのプレイは、2人の副審がミスしたものだ。彼は非常に素晴らしい主審だ。このような主審でこそ、こうした試合ができるというものだ。ダイナミックでオープンだった。非常に素晴らしいし、こういうのは大好きだ。毎日曜日、こういう主審を送ってほしいね。」
レアル・マドリーは、国王杯セミファイナル進出に1歩リードした。モウリーニョは、どのコンペティションでも最大限に到達したいと望んでいる。
「多少のローテーションが必要だ。我々は、チャンピオンズ、コパ、リーガで最後まで到達したいと望んでいるからだ。戦わずにトレーニングしているよりも、疲れきっている方がいい。休めても、精神的には死んでいるんだ。
「もちろん、疲労の気配があれば、ローテーションをするだろう。チームに変化があるのは、チームがクオリティを失っているということだ。換えの効かないピースがある。もし私がロナウドやエジル、ディ・マリアをベンチに置いたら、私はそっくり同じコピーをもつことはできない。」
一方でモウリーニョは、この結果に満足していると述べた。
「後半よりも、前半で良いプレイをしていた。私が選手たちに伝えているのは、勝ち抜けを得ることであって、5点や6点も入れることではない。有利な立場で2戦目を迎えることだ。私は2-1で良いと思っていた。でもチームは、私がもうゴールはないだろうと思っている時に、もう少し挑戦していた。」
「我々は、クンがハンドをしてフォルランがゴールできなかったプレイでラッキーだった。このゴール(3点目?)は私たちを少し気楽にしてくれたが、平穏というのとはかなり違う。なぜなら、アトレチコは素晴らしいチームであり、カルデロンの試合はオープンなものになるだろうから。」
最後にモウリーニョは、彼の選手の何人かを称賛した。エジルはゴールを決め、もう1点決めるところだった。モウリーニョにとって、彼のプレイは「ファンタスティック」なレベルにあると言う。
「最初は、細かいクオリティを備えていたところが、落ち着きが加わった。今は試合にダイナミズムをもたらし、それを素晴らしく継続している。強さ、クオリティ、継続性を備えている。ファンタスティックなプレイをした。マドリーはエジルを10年間は保有する。」
「ディフェンスに関しては、我々はローテーションができる。アルベロアは再び素晴らしいものを見せた。通常よりも、非常に深い位置でプレイするリスクを取っていた。彼は、ピッチの中ではとても真面目なヤツだ。こういうタイプの選手は大好きだよ。監督というものは、こうした選手たちに惚れ込んでしまうものだ。」
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「カリムが嫌だからアタッカーを望んでいるわけではない。彼のこととは何の関係もない。カリムは、かつてないほど一生懸命仕事をしている、特に守備の面でだ。彼は利己的なところのない選手、チームプレイができる。唯一、得点へのハングリーさが足りないが。」
「ロナウドはハングリーな選手だ。ベンゼマは素晴らしい選手だ。バルダーノはストライカーと契約しようとしていると言っていた、それは我々にはベンゼマしかいなくて、代わりがいないからだ。喜んで迎え入れるつもりだ、その選手は我々に必要なのだから。ベンチを眺めると、私には中盤の選手たち、守備の選手たちがいる。でも、アタッカーがいないんだ。その選手が来るのは我々にとって重要なこと。もしそういう選手が来ないなら、我々は現有戦力で続ける、それも良いことだ。」
モウリーニョは、このデルビーを裁いたレフェリーを称賛したが、2つのプレイでミスをしたと主張した。
「もし誰かが不満を言わなければならないとしたら、それは私たちの方だ。アトレチコのゴールはオフサイドだったし、もう少しでゴールになりそうだったプレイはクンのハンドだ。この2つのプレイは、2人の副審がミスしたものだ。彼は非常に素晴らしい主審だ。このような主審でこそ、こうした試合ができるというものだ。ダイナミックでオープンだった。非常に素晴らしいし、こういうのは大好きだ。毎日曜日、こういう主審を送ってほしいね。」
レアル・マドリーは、国王杯セミファイナル進出に1歩リードした。モウリーニョは、どのコンペティションでも最大限に到達したいと望んでいる。
「多少のローテーションが必要だ。我々は、チャンピオンズ、コパ、リーガで最後まで到達したいと望んでいるからだ。戦わずにトレーニングしているよりも、疲れきっている方がいい。休めても、精神的には死んでいるんだ。
「もちろん、疲労の気配があれば、ローテーションをするだろう。チームに変化があるのは、チームがクオリティを失っているということだ。換えの効かないピースがある。もし私がロナウドやエジル、ディ・マリアをベンチに置いたら、私はそっくり同じコピーをもつことはできない。」
一方でモウリーニョは、この結果に満足していると述べた。
「後半よりも、前半で良いプレイをしていた。私が選手たちに伝えているのは、勝ち抜けを得ることであって、5点や6点も入れることではない。有利な立場で2戦目を迎えることだ。私は2-1で良いと思っていた。でもチームは、私がもうゴールはないだろうと思っている時に、もう少し挑戦していた。」
「我々は、クンがハンドをしてフォルランがゴールできなかったプレイでラッキーだった。このゴール(3点目?)は私たちを少し気楽にしてくれたが、平穏というのとはかなり違う。なぜなら、アトレチコは素晴らしいチームであり、カルデロンの試合はオープンなものになるだろうから。」
最後にモウリーニョは、彼の選手の何人かを称賛した。エジルはゴールを決め、もう1点決めるところだった。モウリーニョにとって、彼のプレイは「ファンタスティック」なレベルにあると言う。
「最初は、細かいクオリティを備えていたところが、落ち着きが加わった。今は試合にダイナミズムをもたらし、それを素晴らしく継続している。強さ、クオリティ、継続性を備えている。ファンタスティックなプレイをした。マドリーはエジルを10年間は保有する。」
「ディフェンスに関しては、我々はローテーションができる。アルベロアは再び素晴らしいものを見せた。通常よりも、非常に深い位置でプレイするリスクを取っていた。彼は、ピッチの中ではとても真面目なヤツだ。こういうタイプの選手は大好きだよ。監督というものは、こうした選手たちに惚れ込んでしまうものだ。」