今から37年前の1974年6月26日は、カナダのスーパーアイドルだったルネ・シマールが、第3回東京音楽祭世界大会に出場するために来日した日です。
すでに6月21日に発売されていたシングル・レコード「ミドリ色の屋根」は、6月30日に行われた最終決勝でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞したことにより、7月1日から注文が殺到し、オリコン・チャート第3位を記録する大ヒットとなったのです。
▲”MUSIC LABO”の1974年7月22日号
そして、一夜にして日本中を熱狂させたルネ・シマールについて、音楽とその関連業界のビジネス情報誌”MUSIC LABO”の1974年7月22日号(VOL.5 NO.29 通巻第198号)でも大きく取り上げられていました。他の号を見ても、1人のアーティストに2ページを見開きで使って紹介している号はありませんでしたので、ルネが如何に注目されていたか分かります。ちなみにこの本は、毎週月曜日発行、B4版、全76ページで1部2,000円という専門誌。付録付きの学習雑誌「時代」シリーズが370円の当時、2,000円という値段設定はかなりの高額。もちろん、芸能情報誌さえ買っていなかった当時の私は、この本の存在など知る由もありませんでした。
▲”MUSIC LABO”の1974年7月22日号より
カナダのスーパー・アイドルは 日本人の心も
シナトラの心も とらえました
カナダ中をルネ旋風で熱狂させたスーパー・アイドルーーールネ
東京音楽祭世界大会参加をきっかけに、いよいよ日本での本格的なタレント活動を開始しました。今回は7月14日まで滞在し、次回の来日は8月22日から9月16日までを予定。9月14、15日には渋谷公会堂で初のワンマン・ショーを行うことが決定しています。グランプリ受賞で早くも話題騒然。驚異的な歌唱力を誇るこの天才少年ルネにご注目ください。
”HIT ROTARY”より
ルネ・シマール「ミドリ色の屋根」爆発的人気
9月に東京, 大阪でリサイタル
CBSソニーから6月21日発売されていたルネ・シマールの「ミドリ色の屋根」は、第3回東京音楽祭でグランプリを獲得した翌日の7月1日から注文が殺到し、大ヒットのきざしを見せはじめた。
すでに出荷されていた8万枚を追って4万枚が出荷されたが、それでも注文の残りが4~5万枚あるという。CBSソニーでは、ルネのかわいさへの人気といまようの歌とはちょっと違った新鮮さが受ける原因とみているが、「帰ってきたヨッパライ」「黒猫のタンゴ」に似た動きにやや戸惑いがち。
一方、ルネのファン・クラブ”メイプル・メイツ”への加入申し込みも殺到、7月10日までに6,500名が集まった。毎日、600近い申し込みがコンスタントに来ているという。
ルネは、8月22日に再び来日、9月4日大阪サンケイホール、14日と15日に渋谷公会堂でリサイタルを開く。それに続いて10月にも来日、来年は大きなイベントを予定している。
新曲は、「ミドリ色の屋根」と同じ村井邦彦氏作曲で9月発売の見込み。LPも、日本のも、外国のものとりまぜて、新曲を追いかける形で発売の予定。
前出のレコード・ジャケットは初回プレス盤のもの。この7月22日号で、「ミドリ色の屋根」はチャート概況「HOT 100 SINGLES」で50位から16位と急上昇。
全国有線音楽放送協会資料による「リーディング・スターの次回盤予定」の男性ソロ・ベストで7位。「地区別集計ベスト50」では、北海道地区21位(97→21)、東北地区40位(→40)、北関東・南関東地区19位(54→19)、東京地区25位(58→25)、中部・北陸地区11位(54→11)、関西地区13位(51→13)、中国・四国地区10位(54→10)、九州地区10位(72→10)。そして何と! 北九州・井上楽器ベスト10では第1位!! 日本楽器・広島店・ベスト10では第3位でした。
この雑誌は全米ビルボード・ヒット100も掲載していました。2位にジョン・デンバー「ミドリの風のアニー」、18位にAbba「恋のウォータールー」、25位にエルヴィス・プレスリー「俺を忘れろ」、33位にジャクソン5「ダンシング・マシーン」等が入っていますが、他の歌手は全く分かりません。また、歌手名だけは知っていても、曲は聞いたことがあるのかどうか、曲を聴いてみないと分かりません。私が日本の歌謡界離れをするのはもう少し後の話です。
また、表紙に掲載された坊城俊周氏(発売当時 FNS歌謡祭実行委員長 フジテレビ株式会社編集委員長)の記事によると、「むかしに較べると、バラエティー形式の音楽番組がふえました。純粋な音楽番組というよりも…歌手が単に歌っているんじゃ-、視聴者が満足しなくなってきたというようです。これも”歌は世につれ…”と同じようなことで、時代なんでしょうね。」とあります。現在の歌謡番組の形式が作られたのもこの頃だったのです。
現在の私が読むと、当時の音楽業界の状況が分かって興味深い資料なのですが、当時の私にとっては全く面白くない雑誌だったでしょうね(笑)。
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ルネの全曲集「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」がSony Music Shopのオーダーメイドファクトリーにおいて、ついに復刻リクエスト投票100%達成! 2ndステージに進みました!! 予約受付期間は2011年5月18日から2011年6月22日までから、7月27日までに延期になりました! みんなの力で是非商品化を実現させましょう!!
復刻リクエストされた方は必ず購入予約を入れてください。予約数が規定期間内に復刻可能数に達しないと、予約はキャンセルされてしまいます。現在商品化決定まで34パーセントです。
また、完全予約制ですので、この期間内に予約しなければ購入することは出来ません。ルネのCDを心待ちにしていらっしゃるファンの方は、この機会を絶対に逃さないでいただきたいと思います
投票していない方でも購入できます。会員登録が必要ですが、氏名とメールアドレスとパスワードのみなので、是非購入してくださいね!
♪Sony Music Shop 購入予約はこちらからお願いします!
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=5333&cd=DYCL000000362&lay=omf&link=cvAWWz0LzlQ-XvH18xZaSDMZWiALefsPwg
♪過去ログ「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/468.html
すでに6月21日に発売されていたシングル・レコード「ミドリ色の屋根」は、6月30日に行われた最終決勝でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞したことにより、7月1日から注文が殺到し、オリコン・チャート第3位を記録する大ヒットとなったのです。
▲”MUSIC LABO”の1974年7月22日号
そして、一夜にして日本中を熱狂させたルネ・シマールについて、音楽とその関連業界のビジネス情報誌”MUSIC LABO”の1974年7月22日号(VOL.5 NO.29 通巻第198号)でも大きく取り上げられていました。他の号を見ても、1人のアーティストに2ページを見開きで使って紹介している号はありませんでしたので、ルネが如何に注目されていたか分かります。ちなみにこの本は、毎週月曜日発行、B4版、全76ページで1部2,000円という専門誌。付録付きの学習雑誌「時代」シリーズが370円の当時、2,000円という値段設定はかなりの高額。もちろん、芸能情報誌さえ買っていなかった当時の私は、この本の存在など知る由もありませんでした。
▲”MUSIC LABO”の1974年7月22日号より
カナダのスーパー・アイドルは 日本人の心も
シナトラの心も とらえました
カナダ中をルネ旋風で熱狂させたスーパー・アイドルーーールネ
東京音楽祭世界大会参加をきっかけに、いよいよ日本での本格的なタレント活動を開始しました。今回は7月14日まで滞在し、次回の来日は8月22日から9月16日までを予定。9月14、15日には渋谷公会堂で初のワンマン・ショーを行うことが決定しています。グランプリ受賞で早くも話題騒然。驚異的な歌唱力を誇るこの天才少年ルネにご注目ください。
”HIT ROTARY”より
ルネ・シマール「ミドリ色の屋根」爆発的人気
9月に東京, 大阪でリサイタル
CBSソニーから6月21日発売されていたルネ・シマールの「ミドリ色の屋根」は、第3回東京音楽祭でグランプリを獲得した翌日の7月1日から注文が殺到し、大ヒットのきざしを見せはじめた。
すでに出荷されていた8万枚を追って4万枚が出荷されたが、それでも注文の残りが4~5万枚あるという。CBSソニーでは、ルネのかわいさへの人気といまようの歌とはちょっと違った新鮮さが受ける原因とみているが、「帰ってきたヨッパライ」「黒猫のタンゴ」に似た動きにやや戸惑いがち。
一方、ルネのファン・クラブ”メイプル・メイツ”への加入申し込みも殺到、7月10日までに6,500名が集まった。毎日、600近い申し込みがコンスタントに来ているという。
ルネは、8月22日に再び来日、9月4日大阪サンケイホール、14日と15日に渋谷公会堂でリサイタルを開く。それに続いて10月にも来日、来年は大きなイベントを予定している。
新曲は、「ミドリ色の屋根」と同じ村井邦彦氏作曲で9月発売の見込み。LPも、日本のも、外国のものとりまぜて、新曲を追いかける形で発売の予定。
前出のレコード・ジャケットは初回プレス盤のもの。この7月22日号で、「ミドリ色の屋根」はチャート概況「HOT 100 SINGLES」で50位から16位と急上昇。
全国有線音楽放送協会資料による「リーディング・スターの次回盤予定」の男性ソロ・ベストで7位。「地区別集計ベスト50」では、北海道地区21位(97→21)、東北地区40位(→40)、北関東・南関東地区19位(54→19)、東京地区25位(58→25)、中部・北陸地区11位(54→11)、関西地区13位(51→13)、中国・四国地区10位(54→10)、九州地区10位(72→10)。そして何と! 北九州・井上楽器ベスト10では第1位!! 日本楽器・広島店・ベスト10では第3位でした。
この雑誌は全米ビルボード・ヒット100も掲載していました。2位にジョン・デンバー「ミドリの風のアニー」、18位にAbba「恋のウォータールー」、25位にエルヴィス・プレスリー「俺を忘れろ」、33位にジャクソン5「ダンシング・マシーン」等が入っていますが、他の歌手は全く分かりません。また、歌手名だけは知っていても、曲は聞いたことがあるのかどうか、曲を聴いてみないと分かりません。私が日本の歌謡界離れをするのはもう少し後の話です。
また、表紙に掲載された坊城俊周氏(発売当時 FNS歌謡祭実行委員長 フジテレビ株式会社編集委員長)の記事によると、「むかしに較べると、バラエティー形式の音楽番組がふえました。純粋な音楽番組というよりも…歌手が単に歌っているんじゃ-、視聴者が満足しなくなってきたというようです。これも”歌は世につれ…”と同じようなことで、時代なんでしょうね。」とあります。現在の歌謡番組の形式が作られたのもこの頃だったのです。
現在の私が読むと、当時の音楽業界の状況が分かって興味深い資料なのですが、当時の私にとっては全く面白くない雑誌だったでしょうね(笑)。
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ルネの全曲集「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」がSony Music Shopのオーダーメイドファクトリーにおいて、ついに復刻リクエスト投票100%達成! 2ndステージに進みました!! 予約受付期間は2011年5月18日から2011年6月22日までから、7月27日までに延期になりました! みんなの力で是非商品化を実現させましょう!!
復刻リクエストされた方は必ず購入予約を入れてください。予約数が規定期間内に復刻可能数に達しないと、予約はキャンセルされてしまいます。現在商品化決定まで34パーセントです。
また、完全予約制ですので、この期間内に予約しなければ購入することは出来ません。ルネのCDを心待ちにしていらっしゃるファンの方は、この機会を絶対に逃さないでいただきたいと思います
投票していない方でも購入できます。会員登録が必要ですが、氏名とメールアドレスとパスワードのみなので、是非購入してくださいね!
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♪過去ログ「GOLDEN☆BEST limitedルネ・シマール」参照
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/468.html