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John Farnham dvd "THE LAST TIME" レビューその2
ぼけっとしているうちに8月です。Australia本国では5月公開のドキュメンタリー映画のヒットを受け、テレビ放映も決まったとかなんとか。ほんで、ファンサイトではDVD/Blu-rayが8月23日に出るとなってるんですが、まだ予約ができません。くぅ~。はよ観たいよ。
ま、ですが、とりあえず前の記事の続きです。
John Farnham dvd "THE LAST TIME" レビューその2
エレクトリック・セット
1 Reasons
1986年のジョンの人生を変えたアルバムWispering JackからReasonsは1987年このアルバムからの4枚目で最後のシングルカット。
2 No Ordinary World
アルバムLAST TIME 収録のNo Ordinary World は2003年のシングル。
チェットのスライドギターのソロがとても美しい曲。
3 Hearts On Fire
サックスのスティーヴ・ウィリアムス、この曲ではハーモニカソロがかっこいい。それから、ダニエルのコーラスがとても素敵でした。
彼女の声も綺麗ですねぇ。うっとり。Romeo's Heartからのシングルで1996年リリース。
4 When The War Is Over
1982年のCold ChiselのパワーバラードWhen The War Is Overはジョンはリトル・リバー・バンド時代の1985年にアルバム No Reinsでカバーしています。
この曲はコールド・チズルのドラマー、スティーヴ・プレストリッジの作品で、いろいろなアーティストがカバーしています。ユーライア・ヒープのも好きです。まあ、私はずっとジョンがライヴで歌い続けているのでもはやジョンの曲という印象が強いですが、聴きなれているのは、オリジナルのコールド・チズルやそのメンバーであるジミー・バーンズのソロかなあ。
ブレットのギターソロがかっちょいいし、ダニエルの美しい声がたまらん。
5 Age Of Reason
アルバムタイトル曲の Age Of Reasonは1988年のリリースでこれも1か月くらいAustraliaチャートでは1位だったのではないかと。When The War Is Overはこのシングルのカップリング曲でした。
リンジー、ダニエルのコーラスが渋くて素敵なミディアムナンバー。
ジョンのパワフルな声が暑苦しくて苦手という人にはこれを聴いてほしいよ、、という感じでおさえめだったんですが、そんなことはなく、途中からフルパワーで熱唱。そこがジョンクオリティ。
6 Keep Talking
こちらも The Last Timeからの2002年のシングル。
7 Man Of The Hour
ここはリンジーとのデュオで
2003年のアルバム331/3 収録のシングル曲
8 One
ジョニー・ファーナム時代のシングル曲
9 Everytime You Cry
1997年、ジョンの歌手生活30周年に出たベスト盤、ANTHOLOGY 1Greatest Hits 1986-1997収録のシングル曲で、Human Natureとのコラボ曲。
10 Please Don't Ask Me
この曲は2回シングルリリースされています。初出は1980年、ジョニー・ファーナム改め、ジョン・ファーナムとして初めて出したアルバムUncovered 収録のシングル曲。その後1982年から85年までリトルリバーバンドのリードヴォーカリストとして加入しますが、そのリトルリバーバンドのグレアム・ゴーブルが作った曲です。
その後、LRBを脱退して再びソロアーティストになったジョンは、ウィスパリングジャックで奇跡の復活を果たすのですが、1991年にカムバック後初のライヴアルバムFullhouseをリリースします。
1987年 の"Whispering Jack Tour," 1989年の "Age Of Reason Tour" 1990年の "Chain Reaction Tour"から16曲収録されたこのライヴ盤からシングルカットされたのが、Please Don't Ask Meでした。
このLAST TIME ツアーではダニエルとの素敵なデュエットバージョン。うっとりです。
11 Help
こちらもUncovered 収録のシングル曲でBeatlesのカバー曲。
なんですが、あのヘルプ!と思って聴くと全然違います。
めっちゃくちゃスローテンポだし、アレンジも激変だし。
私はこの曲を初めて聴いたのはうちの父(LRBの大ファン)のレコードを漁ってた時で、まあ子供だったってのもあるけども、それでもあのヘルプ!だとは全然わからなかったですからねー。
どんくらいスローかっつーと、ビートルズの2分少々に対して、4分半くらいの曲となっております。
チョン・リムのピアノとスティーヴのサックスソロがとても光る、パワーバラードです。
このライヴではWhen I was yonger~にかけて、俺はもう駄目だ、みたいな年寄りのふりをしつつ、観客をあおるあおる。みんなで一緒に歌えるっていいよね。
12 That's Freedom
アルバムChain Reaction からの1990年のシングル
チェットがジョニー・ファーナムのデビュー曲1967年のSADIEのイントロを奏でるところからスタート。
そういえば、ZOOT(リック・スプリングフィールドやビーブ・バートルズが所属していたバンド)は下積み時代にジョニー・ファーナムの前座をやってたような話を聞いたことが。誰が言ってたのかな?リックかなあ?
この曲ではダニエルと、吹いていないときのホーンズがけっこう踊ってるんですが、ダニエルと違って、ホーンズの踊り?振付が、、、なんかね、NHK杯のエキシビで、急遽グループナンバーやるときの、、、ツァオさんとかを思い出すよ。
みんなノリノリで楽しいです。
こっからもう、ずっと激しいです。
13 Pressure Down
お化けアルバムWhispering Jackからの1986年シングル。
14 Playing To Win
リトルリバーバンド時代のジョンの曲。ジョンの曲の中では私はもう、この曲があればいいよ、ってくらい好きですね。はい。
15 You're The Voice
ジョン・ファーナムの全てを変えた曲であるYou're The Voice
だいぶ前にこの曲については記事で書きましたが、とりあえずおさらい。
リトル・リバー・バンドを脱退して再びソロアーティストを目指していたジョンですが、脱退したことで違約金という借金を背負っていました。グレン・ウィートリーはレコード会社とプロデューサーを探すことに時間があまりにもかかりすぎ、曲集めに奔走していたロス・フレイザーがプロデュースを引き受けることにしました。
ジョンはライヴ活動を続けながら、曲も書いていましたが、ロスはそれと並行して2000曲以上の曲を聴いてアルバムの曲を選定していました。
ロスは後年、ジョンの可能性がどれくらい凄いのか世間に知らしめるためには、ありとあらゆる曲を聴く必要があった、冷静な他者の観点で、ジョンが歌いたい曲ではなく、ジョンに歌って欲しい曲を集めた、と語っています。
最後に決まった曲がYou're The Voiceでしたが、それはレコーディング期間終了予定の8週間前。
ジョンとロスはこれは一生に一度の歌だと確信しましたが、ジョンは「ひとつだけ足りない。この曲にはバグパイプのソロが絶対に必要だ。」と主張しました。
(この時一緒に提供されたもう一曲が後にスターシップの歌う「シスコはロックシティ」です。)
作曲者の一人、クリス・トンプソンは「元アイドルのジョニー・ファーナムが歌うのか?」とかなり難色を示したそうです。
ライター陣の食指が動かないのもきつい現実ですが、当時の音楽業界も、ラジオ局も、路線を変更した元ティーンアイドルの曲をかけてくれるところは少なく、結局グレンはプロデュースをロスにまかせ、自分はマネージメントに集中。資金は集められなかったので自宅を抵当に入れたり、ジョンの曲をかけてくれるラジオ局を探し続けました。
やっと見つかったFM番組で流れ、その後リクエストが殺到し、最終的にはYou're The VoiceとアルバムWispering Jackはお化けのように売れ続けることになります。
彼の歌唱力に疑問を持つ人間はいなかったものの、音楽シーンではすでに終わった歌手だと思われていたジョンが、You're the Voiceと出会ったのは38歳の時。
まさにすべてを変えた曲でした。
レコーディングしたのはジョンの自宅のガレージを改造したスタジオでしたが、ロスもグレンも絶対にこれはいける、と確信したそうです。
ちなみにリトル・リバーバンドをやめ、借金返済のためにライブハウズで歌っていたジョンのバックバンドにブレット・ガースドが加わります。
ブレットはリトル・リバー・バンド時代のジョンのことがとても好きだったから、ジョンのバンドへ参加してほしいと言われたときにとびついたと言ってますが、
このブレットのインタビューを聞いた時にはブレット信者になりましたよ、ええ。話が合うというか、好みが合うっつーか。
自分の好きなアーティストの好みがちょっとばかし一致しただけで、もうその人のこと信じちゃう私って、単純なやつー。
~encore
Sadie
The Last Time
encoreはもちろんジョンのデビュー曲と、このルアータイトル曲の2曲で。
BONUS FEATURES
Under The BIg Top
A behind the scenes look at John, the band and the crew touring Australia 'in a tent
ボーナストラックは野外特設テントのコンサートのバックステージの模様 。
楽しい映像です。
Angus Burchall/drums Lindsay Field/vocal,guitar
Stuart Fraser/guitar Steve Williams/sax,harmonica
Chong Lim/keyboards Brett Garsed/guitar
Lex Tier/trombone Bob Coassin/trumpet
Craig Newman/bass Dannielle Gaha/vocal
ジョンからパワーをもらったので、頑張ってお仕事に行ってきますね~。
フェス 楽しんでますか?
夏休みも近づく今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか?
夏といったら、イベント盛りだくさん!
海外のクラシック業界では劇場がオフシーズンに入るのもあって、本拠地離れてツアーに出るところもありますね。
日本に海外の音楽家やダンサーが来てくれるのはそのおかげもあるのです。
はてさて、所属劇場なんてもののない、ミュージシャンたちは、ご自分のスケジュールで活動なさってらっしゃいますが、
我々ファンにとって、ありがたいのは、フェスってやつです。
フェス会場に行けば、いろんなアーティストを聴けるのですね。
ワタクシのホームタウン静岡にもフェスってやつはいろいろあるんですが、7月15日~17日はApバンクフェスっつーのが掛川のつま恋でやってるんすよ。
だもんであたしゃ、今日はお仕事ですよ、はい。
現場手伝ってきまーす。えへ。
おかしいなあ。
土日祝日休みの事務所勤務になったはずなのにな~?
これからはバレエもスケートもフェスもたくさん行けるよなー、なんて
4月に事務所勤務になった時は思ったものでしたが、現実はそんなに甘くなかったぜ。
いつになったら、ファンとしてフェスに参加できるのか。
定年後なのか。。。。
フェスへ行く人も。
働く人も。
熱中症に気を付けてがんばろー!
John Farnham dvd "THE LAST TIME" レビューその1
"THE LAST TIME"
7月1日はオーストラリアのシンガー、ジョン・ファーナムの74回目のお誕生日でした。お休みの日は久しぶりに”THE Last TIME”のDVDを見ました。
我が家の居間とかのテレビ、DVD機器および自分のPCは日本の規格に合わせてありますが、自分のPCに接続するDVDプレーヤーは、リージョンコードを北米用、オセアニア用の規格に切り替えたものをそれぞれ使っています。
まあ、フリーソフト使ってもいいんですが、今はプレーヤーもお手頃価格なので、めんどくさがり屋の私はDVD機器ごととっかえりゃ楽じゃん、というタイプです。
それというのも、ジョン・ファーナムのDVDは日本で見られないもの(リージョンコード4)が多いんですよ、はい。
※このTHE LAST TIMEはアマゾンのリンク先ではリージョンコード4となっています。(もともとテレビ放映もあり、2003年発売当時はVHSビデオも出ていました。AustraliaはPAL形式です。)
ただ、私が入手したものはリージョンコード2&4のDVDでしたので、2のまま設定をいじっていない機器でも4に変更してある機器でも両方視聴できました。
コンサートツアー『THE LAST TIME』は2002年11月6日~2003年6月15日まで約半年、100回弱のステージでしたが、このツアーは彼にとって最後の大規模なコンサートツアーであるとアナウンスされました。
もちろん、引退するというわけではなく、その後もレコーディングやツアーを行っていますが、せいぜい長くても1か月程度の日程です。(あ、あとNew Zealandツアーはけっこう長く行ったかな。)
ジョン・ファーナムはこのツアーをオーストラリアの主要なアリーナと、野外では4,000人収容のテントで開催しました。
「Tha last time」というシンプルなタイトルで、ファーナムの35年間を2時間半のショーに詰め込んだ内容となっています。
このDVDは2003年6月15日の日曜日、メルボルン・パークのロッド・レーバー・アリーナでツアーの最終日と、ボーナストラックはテントの設営の様子や舞台裏のシーンが収められています。ツアー先にコンサートホールがなければ作っちゃえばいいじゃないの、ということらしいですが、スケールが大きい。
最終日はロッド・レーバー・アリーナでの彼の86回目のショーであり、このアリーナだけで彼は通算100万人を動員しています。
ツアーのセットリストはこれだけ長いツアーなので曲の入替はいくつかあったのですが、最終日はこんな感じの24曲です。
Part 1 - Acoustic
Simple Life
Raindrops
Touch Of Paradise
Burn For You
Talk Of The Town
Two Strong Hearts
Chain Reaction
Part 2: Electric
Reasons
No Ordinary World
Hearts On Fire
When The War Is Over
Age Of Reason
Keep Talking
Man Of The Hour
One
Everytime You Cry
Please Don't Ask Me
Help
That's Freedom
Pressure Down
Playing To Win
You're The Voice
~encore
Sadie
The Last Time
RELEASE DATE
21st July 2003
BONUS FEATURES
Under The BIg Top
A behind the scenes look at John, the band and the crew touring Australia 'in a tent
Angus Burchall/drums Lindsay Field/vocal,guitar
Stuart Fraser/guitar Steve Williams/sax,harmonica
Chong Lim/keyboards Brett Garsed/guitar
Lex Tier/trombone Bob Coassin/trumpet
Craig Newman/bass Dannielle Gaha/vocal
Part 1 - Acoustic
1 Simple Life
John Farnham(vo) Stuart Fraser(acoustic g)Angus Burchall( conga drums)
『シンプル・ライフ』はアルバム Romeo's Heart 収録で1996年のシングルです。私の大好きなリチャード・ペイジがジョナサン・リンドと作った曲です。(リッチはソロ・アルバムの中でセルフカバー)
私は1996年当時、先にリッチのほうを聴いてしまったので、ジョンのほうは後からで、そうすっとどうしてもリッチの声の印象が強すぎて、ジョンのはぴんとこなかったのです。しかしライヴではアコースティックなアレンジで歌うことが多く、その後2011年にアコースティックチャペルセッションというCD&DVDに収録されたものが、とても素敵でして。ああこれはジョンのために書かれた曲なんだなあ、ジョンて天井知らずだなあ、どこまですごい歌い手なんだろう、、、と思ったのでした。
この曲はですね!やっぱり、エレクトリックのアレンジより、アコースティックバージョンが一番いいと思います。ここではジョン、チェット、アンガスの3人で優しい雰囲気がとてもいいです。
2 Raindrops
John Farnham(vo) Brett Garsed(acoustic g) Craig Newman(up ba)Lex Tier(tr)
Raindrops Keep Falling On My Head/『雨に濡れても』は1969年B.Jトーマスのオリジナルですが、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の「明日に向かって撃て」の主題歌。世界中で大ヒットし、たくさんカバーがありますが、ジョン・ファーナムも1970年、ジョニー・ファーナム時代にカバーシングルをリリース。7週連続1位です。
このアコースティックバージョンは優し気なブレットのギターとクレイグのアップライトベース、ジョンのヴォーカルの歌い出しで、途中でレキシーのトロンボーンが乱入。
3 Touch Of Paradise
John Farnham ,Dannielle Gaha, Lindsay Field(vo) Angus Burchall( conga drums)Brett Garsed, Stuart Fraser(acoustic g) Craig Newman(up ba) Steve Williams(ha)Chong Lim(accordion)
『タッチ・オブ・パラダイス』ではバンドマスターのチョン・リムもアコーディオンで、またコーラスにリンジー・フィールドとダニエル・ガハ(今は結婚してダニエル・デアンドレア)も加わります。ダニエルとジョンは昔1989年にデュエットでシングルを出しています。ダニエル・ガハはオーストラリアではジョン・ファーナム、グレン・シャーロック、ヨーロッパだとスティング、ペット・ショップ・ボーイズ、ジェイソン・ドノヴァンのバックヴォーカルで活躍しているシンガーです。
さてなんでこの大事な千秋楽にリサ姐さんは参加していないのかというと。この時期リサ姐は育休中なのですよね。千秋楽は客席に赤ちゃんと一緒にacousticの時だけいました。
4 Burn For You
John Farnham ,Dannielle Gaha, Lindsay Field(vo) Brett Garsed, (acoustic g)
『バーン・フォー・ユー』はアルバムCHAIN REACTION収録。1990年8月にシングルカットされました。この曲はジョン・ファーナム、フィル・バックル、ロス・フレイザーの3人で作った曲ですが、私はジョンの作った曲の中では屈指の名バラードだと思います。
オリジナルでもライヴでも極力シンプルな音で構成され、アコースティックギターがメイン。その都度いろいろなギタリストが彩ってきました。初期はフィル・バックルのソロ。(ロス・フレイザーはライヴでは弾いていないんじゃないかなあ。)そのギターに入ってもいいよ、という感じで寄り添うデイヴィッドのキーボードがよかったんだよねぇ。懐かしいな。また、CHAIN REACTIONツアーではギターの神、トミー・エマニュエルが参加した日程はもちろんトミーのソロ。近年はもっぱらブレット・ガースドとチェットが担当していました。
このDVDはブレットの美しいギター一本と3人の綺麗なコーラスワークが楽しめます。ジョンは歌う前に「次はものすごく美しい歌。あ、自分ではものすごく美しい歌だと思っているんだよ。」と紹介。
ブレットはジョンのバンドに参加したばかりの若かりし頃、フィル・バックルとロス・フレイザーにものすごく影響を受けたそうです。
5 Talk Of The Town
John Farnham ,Dannielle Gaha, Lindsay Field(vo) Angus Burchall(snae drums)Brett Garsed, Stuart Fraser(acoustic g) Craig Newman(up ba) Bob Coassin(Didgeridoo) Chong Lim(accordion)Steve Williams(ha)
スティーヴのハーモニカがカッコいい『トーク・オブ・ザ・タウン』は1993年のシングルでアルバムThen Again 収録。このライヴではトランペットのボブがディジリドゥで参加。ボブとジョンが初めて会った時のエピソードを披露。ボブはいくら言っても、ジョンをジャンと呼ぶらしく、何度も何度もジョンだっつーの、というやりとりを交わしていたとか。トランペット奏者のアコースティック参加ってどうすんだ?と思ってたら、最古の民族楽器でも金管グループのディジリドゥで加わっておりました。
6 Two Strong Hearts
John Farnham ,Dannielle Gaha, Lindsay Field(vo) Angus Burchall(snae drums)Brett Garsed, Stuart Fraser(acoustic g) Craig Newman(up ba) Chong Lim(accordion)
Age Of Reason収録、1988年のシングル。この曲は Bruce Martin Woolley(ラジオスターの悲劇を作った人)とAndy Hillの共作です。
最初にアイドル時代のジョニー・ファーナムのデビュー曲のイントロが奏でられ、ジョンが歌おうとしたところでストロングハートに切り替え。
7 Chain Reaction
John Farnham ,Dannielle Gaha, Lindsay Field(vo) Angus Burchall(snae drums)Brett Garsed, Stuart Fraser(acoustic g) Craig Newman(up ba) Chong Lim(accordion)Steve Williams(ha)
acoustic setのラストはスティーヴのめちゃくちゃかえっけーハーモニカソロで始まる素敵なチェーン・リアクションで。アルバムChain Reactionの第二弾シングルとして1990年にリリース。
第一部のacoustic setだけで1時間弱。
ちょっと休憩をはさみ、Electric setがスタート。
とりあえずacoustic setのごしょうかいまで。
第二部はまた今度。
Fender Flagship Tokyo Countdown - Duff Mckagan (Guns N' Roses)
フェンダーが東京の原宿に、世界初の旗艦店をオープンするという発表以後、カウントダウン動画がアップされております。
以下公式からの引用
FENDER FLAGSHIP TOKYOオープン50日前を記念し、本日5月11日(木)から特別企画「FENDER FLAGSHIP TOKYO COUNTDOWN」がスタートします。
6月30日(金)のオープンまでの50日間、世界中から50組のアーティスト・ゲストが日替わりで登場し、音楽に関わるQ&Aや、FENDER FLAGSHIP TOKYOオープンに向けてのお祝いコメントなどにフィーチャーしたスペシャル動画を公開します。本動画は毎日夕方にフェンダー公式のYouTubeでフル版が公開、Facebook、Instagram、Twitterではダイジェスト版が公開されます。
このカウントダウン動画、毎日楽しみにチェックしていたのですが、もうすぐ6月30日で、オープンを迎えてしまうとこの楽しみも終わってしまうのか。。。
ちょっとさみしいです。
カウントダウン動画はこちら
御贔屓さんから、全然存じ上げなかった方まで様々ですが、興味深いお話もあったりで、楽しい1か月でした。
ビルダーさんのお話は、普段見るギター工房の動画だと、ギター作りのこだわりとかマニアが喜ぶようなコアなお話が多いから、今回の動画ではビルダーさんの経歴とか聴けてよかったです。
でも、みんな、、、「基礎連が大事だぜ」と必ず言ってて、、そうですよね。。。はい、基礎大事。
Fender Flagship Tokyo Countdown - Duff Mckagan (Guns N' Roses)
私はガンズの熱心なフォロワーではないのですが、(なにしろ最初はアレ?マイケル・モンロー?こんな顔だっけ?とか思ってたくらいだし。。。)
ダフとは話が合う!と思ってしまったよ。何をエラそーにですが、はい。80年代の音楽の話とか、イギー・ポップの話とか。
ベースはいいよね。大好きな楽器です。楽器というか、ベースパートが好きですね。だからベースギターに限らないんだけども。
FENDER FLAGSHIP TOKYO COUNTDOWN - Nile Rodgers
80年代好きにはナイル・ロジャースはたまらん。
John Farnham "FINDING THE VOICE" Music from the feature documentary
Finding The Voice: Music From The Feature Documentary (Original Soundtrack)
Finding The Voice: Music From The Feature Documentary (Original Soundtrack)
John Farnham
Sony Import
|
ようやくはるばるAustraliaからFinding The Voice: Music From The Feature Documentary (Original Soundtrack) ジョン・ファーナムのドキュメンタリー映画のサントラがやっと手元に昨日届きました。
これはオリヴィアとのtwo strong hearts コンサートの写真ですね。懐かしいな。
グレンとジョン
収録曲はこちら
1-1 Lay Down Misère by David Hirschfelder
1-2 Age Of Reason (Live In Melbourne)
1-3 In My Room by Johnny Farnham
1-4 Don't You Know It's Magic
1-5 You're The Voice (Live In Germany)
1-6 A Touch Of Paradise (Live In Melbourne)
1-7 Playing To Win (Live In Melbourne)
1-8 Burn For You (Live In Melbourne)
1-9 When Something Is Wrong With My Baby byJ immy Barnes and John Farnham
1-10 One
1-11 When The War Is Over (Live In Germany)
1-12 Help (Live In Melbourne)
2-1–Amazing Grace (Live In Melbourne)
2-2 Sadie (The Cleaning Lady) (Live In Melbourne)
2-3 Help Is On Its Way by Little River Band
2-4 Pressure Down
2-5 Please Don't Ask Me
2-6 Raindrops Keep Fallin On My Head
2-7 As The Days Go By by Daryl Braithwaite
2-8 Because I Love You by The Masters Apprentices
2-9 Going Going Gone
2-10 You're The Voice
2-11 Finding The Voice (End Credit Suite) by David Hirschfelder
映画公開翌日の5月19日からダウンロード可能とわかっていても、もしかしたらCDが出るかもしれない。。。。とCD発売のアナウンスを待つことしばし。
きっと新しく録音されるわけではなく、これまでのストックからの再集録であろうから、ブックレットもおそまつかもしれない、、、と思いながらも、情報を求めていたら、映画公開ちょっと前にCD盤の発売のプレスリリースで2枚組、ブックレットもあるってんで、CDのほうをチョイス。
ブックレットはね、歌詞は別にいいけど、いつの音源くらいわかればいいかなあ、ぐらいの低い期待でおりました。
近頃は歌詞とかなくて最低限の著作権的な権利関係のクレジット表記ぐらいしかない形態のものが多いですからねー。
まあ、船便なので、1か月ちょい待てば来るだろう、と。
ですが、実際に手にしたら、良い意味で期待を裏切ってくれました。(ま、そもそも期待のハードルは低かったんですけども)
ちゃんと歌詞は載ってました。
そして、映画を監督したポピー・ストッケルと、故グレン・ウィートリーの妻、ゲイナー・ウィートリーのライナーノーツ。
現在のバンドメンバー、かつてのバンドメンバー、同じく現在のクルー、かつてのクルーの名前も明記。(さすがにツアー先各地の現地でのクルーまでは名前は載せられないため、「その他大勢の素晴らしツアー先で助けてくれたクルーたち」と記載になっていますが)
サントラは2枚組です。
オープニングとエンディング曲はデヴィッド・ハーシフェルダーの書き下ろし。
あとはライヴ録音とオリジナルアルバムからの音源のものと、他のアーティストの音源が数曲。
このライヴ音源が、私が持っているCDやDVDとか既出のものなのか、それとも出てくるのが初めてのものなのかは、じっくり答え合わせするけど、ほんとは映画を見れば一発でわかるんだろうなあ。
映画観たいなあ~。
Australiaでは音楽ドキュメンタリーものとしては歴代1位の興行収入らしいですよ。
はよDVDで出しておくんなまし。
2022年は自信の病気もさることながら、ジョン・ファーナムにとって非常につらい年でした。
2月には長年の友人であり仕事上のパートナーであるプロデューサーのグレン・ウィートリー、そして8月はオリヴィア・ニュートン-ジョンが亡くなりました。
グレンはジョン・ファーナムのドキュメンタリー映画製作の完成を待つことなく志半ばで亡くなりました。このサウンドトラックはグレンに捧げられています。
私は今日聴いた中では5曲目の YOU'RE THE VOICE、11曲目のWHEN THE WAR IS OVER (ともに1987年の西ドイツ、ミュンヘンのライヴ)と8曲目のBURN FOR YOU(1990年のメルボルンのライヴ)が特に感動しました。
BURN FOR YOUはジョン・ファーナム、フィル・バックル、ロス・フレイザーの共作ですが、ジョンが作った曲の中で最も素晴らしい曲なのではなかろうか、と思います。
YOU'RE THE VOICEは当時の西ドイツでもチャートの1位を獲得しています。WHEN THE WAR IS OVERはいろいろあるライヴ音源の中でも、非常に素晴らしいと思ったのと、コーラスのヴェネッタ姐さんとリンジーの声が!全盛期というか!若いっつーか!いやもう、歌のテクニックとか上手さとかは、きっともっと年とった時のほうが凄いんだろうけどもさ。なんか違うんだよ、この時の声っていうのが~~~~。あと、コーラスにはこのころリトルリバーバンドから離れていた歌うベーシスト、ウェイン・ネルソンも加わっているから分厚い!
若いと言えば、Raindrops Keep Fallin On My Head は1969年の録音なので、ジョンの声が、とても優しい。。。。
リトルリバーバンド時代のジョンも私は好きなのですが、リトルリバーバンドの根っからのファンにはあまり受け入れられなかったジョン・ファーナム。
確かに先代リードヴォーカリストのグレン・シャーロックを含めて、爽やかなコーラスが売りのバンドがいきなりパワーヴォーカルをメインに据えたら、ちょっとコレジャナイ感があって拒否反応を示す人もいたかもしれない。私は平気だったけど、いつものリトルリバーバンドを聴きに行って、Playing to Winみたいなのがきたら、椅子から転げ落ちるくらいのショックだと思う。
あれだね、誰が言ったか忘れたけど、ソ連時代にモスクワでボリショイ・バレエを観に行った日本のバレエ評論家が、「ジゼル」を見に行ったら、急遽「スパルタクス」に変更になって驚いた、っちゅう話を思い出しました。
ってのも、このサントラには、リトルリバーバンド時代の持ち歌、Playing To Win (Live In Melbourne)と、 リトルリバーバンドの Help Is On Its Way が一緒に入っていて、対比できちゃうからさ。
(繰り返しになりますが、私はどっちも好きですよ。)
ジミー・バーンズとのデュオ曲はともかく、あと3曲のほかのアーティストの曲がどういう風に映画で使われていたのか気になるなあ。やっぱり映画が観たい。どっかミニシアターでやってくれないものか。
As The Days Go By から Because I Love You の曲順もなかなか素敵だと思うのですよ。
しばらくはこのサントラにどっぷり浸りたいなと、ウォークマンにとりこもうとしたら、またもや容量がいっぱいになりそうです。いつものことだけど!この前ファルコのアルバムも入れちゃったから、ぱんぱんなのでござるよ。整理せねば。。。。
Warwick and Stuart Fraser @SMITH
※チェットとの心のお別れ日記が続いていますが、この記事は去年(2022年9月後半)下書きのままにされてたものに加筆修正して、2023年6月に公開いたします。
この記事を書いたときに、「わー、これアップするには、チェットが亡くなってから、わちゃわちゃ書きなぐっていたわけわからん没記事をなんとかせねば意味不明すぎる」となって、あえなく下書きの中に埋めたんでした。
書いたのはノイズワークスの新曲Heart & Soulが発売されて、、、1か月ちょいたったころのことです。
そろそろ発売延期になっていた4枚目のアルバム、出ないもんかなあ、、、はあ、、、って思っていた2022年9月19日のことでした。
Warwick Fraser の息子、 Marcus Fraser がSMITH時代のワーウィックとチェットの写真をインスタグラムでシェアしてくれました!
マーカスはスタークレイジーというバンドではシンガー、またお父さんの影響でバッファローというバンドではドラマーとして音楽活動をしているオーストラリアのミュージシャンです。
チェットの没後、折に触れて秘蔵写真を時々アップします。
しかもマーカスは命日だけではなく、おばあちゃんちに行った時に見つけた写真とか、あとはチェットのお誕生日とか、ちょこちょこあげてくれて、これまた泣かせてくれるんですが。
今回はバンド、SMITH時代のEMIの写真。短髪のチェット!珍しい!
そうだよね、このころ長髪ロッカーはだいたい髪を切る時期で、これってやっぱりスティングの影響なんだろうか。
(Mr.Misterのリッチも切れって言われて、切ったはいいけど、これじゃ偽スティングだ、、、、ってぼやいたらしい。)
というか毎回思いますが、お兄さんとチェットは激似であります。
また、私はチェットの大きな耳が好きなんだけども耳も似るんだね、兄弟って。当たり前か。
(逆か、好きな人の中に耳が大きい人が多いんですが。バレリーナの吉岡美穂さんなんて特に好きですぞ。)
顔が激似というのもありますが、表情が、、、、笑い方がそっくしなんだよなあ。その点マーカスはお母さんに表情が似ている気がする。
さらに音源まで上げてくれたマーカス。感謝しかない。
私がチェットについて知ってたのは、FEATHER脱退後、スワニーと一緒にライヴハウスでいろいろやっていて、ザ・チェンジを経てノイズワークスでデビュー、そしてジョン・ファーナムバンド、という流れ。
ライヴハウスでいろいろやっていて~ザ・チェンジに至る、日の目を見ない頃のことが謎でしたが、チェットの甥っ子マーカスのおかげで、80年代初期に、お兄さんとSMITHっていうバンドやってたんだよ、というのがわかり、非常に嬉しい。。。
そして、マーカスがインスタにIn the early 80's my dad and uncle were in a band called SMITH, they released a few singles, one of which, 'Steppin' Time', contains one of my all-time fav Stuart guitar solos so I ripped the audio from the 7" vinyl, swipe to enjoy !「僕が一番好きなスチュアートのギターソロ」と、そのソロをリッピングしてくれております。
どこのスティングさんですか、というより、ギターのスタイルはどこのエディ・ヴァン-ヘイレンさんですか、という感じなんだけども、そう思う人は多いようです。
オーストラリアのロック史上、BLACKFEATHER(1971年~)及びFEATHERは非常に複雑なメンバーチェンジを重ねており(イエスやキングクリムゾンみたいなものご想像ください)、いまだに変化しまくっています。あまりにも複雑なので全く実態がわかりませんが、1976年~1977年、このバンドにはワーウィック(ドラム)&スチュアート(ギター)の兄弟が在籍していました。
お兄さんのワーウィックの音楽活動はあまり詳しくないのですが、チェットはバンド脱退後は同じFeatherにいたSwanee(Scoti-Australian シンガー。ジミー・バーンズのお兄さん)と一緒にライヴをしたりしていた時期にジョン・スティーヴンス、スティーヴ・バルビと知り合います。
ジョン・スティーヴンスはキウィ・シンガー、つまりニュージーランド出身でこのころにはソロシンガーとしてアルバムを出していましたが、シドニーへ移って来た時にチェット、バルビと知り合い、1982年頃にノイズワークスの前身であるThe Changeを結成します。1984年にはドラマーとしてケヴィン・ニコル、バルビのソングライティング・パートナーだったジャスティン・スタンレーがキーボードとして加入し、メジャーデビューにあたってノイズワークスとバンド名を改めます。
ちなみに、バルビもジャスティンもだいたいの楽器は弾けるのですが、ジャスティンはこの頃はキーボードを持っていなかったらしいです。(ピアノは家にあった。)
バルビにキーボードがおらんからお前はキーボードとハーモニカ担当だ、と決められたらしいです。
マーカス、写真も嬉しいけれど、今では入手できない音源をアップしてくれて本当にありがとうございました。感謝です。
VALE STUART FRASER
VALE STUART "Chet" FRASER
チェット(Chet)の愛称で親しまれたオーストラリアのギタリスト、スチュアート・フレイザー(Stuart Fraser)が亡くなって、3年半たちました。
彼が亡くなったのは2019年11月30日。12月1日というのが公式説濃厚なのですが、ジョン・ファーナムのバンドで25年も一緒にギターを弾いていたブレット・ガーストが11月30日と言っているのでよくわからない。
1961年4月12日生まれですので、58歳で亡くなったということになりますね。
親しい人たちの間で行われたメモリアル・サーヴィスは12月10日だったそうです。
私が彼の死を知ったのは2019年12月に入ってからでした。
まずはKnaggs Guitars(ナッグス・ギター)のFACEBOOKで知り、慌ててAustraliaやNew Zealandの記事をいろいろ調べて。
それからスティーヴ・バルビ、ジョン・スティーヴンス、ジャスティン・スタンレー、ジミー・バーンズなどのSNSを見て。
2019年はエディ・マネー、リック・オケイセックの死でショックを受け、暮れにはチェットも亡くなってしまって本当に哀しかったです。
その当時、何度か思ったことをブログに書きかけて、でもなんかぐちゃぐちゃで、ずっと下書きのままで、
彼の死をなかなか乗り越えられませんでした。今も辛い。
ですが、ここ数年の胸のつかえであった、ノイズワークスの4枚目のアルバム EVOUTIONが昨年発売されました。
チェットの、ノイズワークス・メンバーとしての最後の公式録音が、ようやく2022年11月に発売されて。
そしてそれをAustraliaからの発送をひたすら待ち続け。手にしたのは2023年今年に入ってから。
そのアルバムについては先日書きましたが、今は6月。。。。あっという間に今年も半年過ぎてしまった。
少しは、、、チェットのこと、書けるかな。。。ぐちゃぐちゃです、相変わらず。
オーストラリアのファンが、きっとノイズワークスのツアーでチェットとお別れしているように、私もこのアルバムで心に折り合いを付けないといけないなあとか、感じています。
チェットは2016年の暮れに肺癌と診断され、ジョン・ファーナム・バンドのツアーから離れました。
もちろんその時は私が知る由もなく。
2016年はオーストラリアのレコード大賞というかグラミー賞というか、音楽界の一大イベントで、例によってジョン・ファーナムはスペシャルゲストでYou are the voiceを熱唱し、そこでもチェットはステージに立っていました。
また、2016年もジョンのバンドメンバーとしての活動やほかのミュージシャンとのセッション、レコーディングもこなしていましたし、何よりも!ノイズワークスとしてのライヴと新しいアルバム作りという楽しいニュースしか私は追い切れていませんでした。
彼が闘病していると公になったのは2017年2月。
まず肺癌だということ、長年のヘビースモーカーであったこと、それから彼はオリヴィア・ニュートン・ジョン癌センターで闘病中というニュースがオーストラリアやニュージーランドのニュースサイトに載って知りました。
ソースはこちら
ちなみにこのニュース記事のトップの、ヘッドフォンを首にかけているお写真は、ジョン・ファーナムのアコースティックチャペルセッションというCD/DVDの中の一コマです。
このキャプチャはノイズワークスのオフィシャルでも使われていますが、チェットの穏やかかな雰囲気がよく出ているいい笑顔だと思います。
(ただ、チェットといったら満面の笑顔、ear to ear smileなのかな、ほんとは。)
ある日ですね、Stuart Fraser Olivia Newton-John、 Olivia Newton-John Cancer and Wellness Centre の文字がパソコンを開くとちらちら出るわけですよ。
チェットをはじめ、オーストラリアのミュージシャンはよく、そこでベネフィット・コンサートを開いているので、私がオリヴィアやジョン・ファーナムを検索すると、時々そこでやるベネフィットコンサートとかはヒットしたんですが、探しもしないのに、パソコンにちらちらそれが表示されるのは怪しい、、、嫌な予感がしてクリックすると、
「スチュアート・フレイザーは肺癌闘病中であることを公表」
「これまで何度も、チャリティで訪れていたところで治療を受けている。今やチェットは病院の内側からミュージシャン仲間のサポートを受けている。」的なことが書かれておりまして。
・オリヴィアからは一緒に頑張りましょうというメッセ―ジをもらった。オリヴィアは本物の癌サバイバーである
・ここは病院とは思えないほど、居心地がいい。病院のスタッフはみんなよくしてくれる。
という彼のインタビューなどを読み、非常にショックでした。
ただ、この記事では化学療法が功を奏していることや、チェットが再びステージに立つ意思があることが書かれていて、私もそれを祈っていました。
その記事には、チェットの治療費のためのベネフィット・コンサート(→ジミー・バーンズのインスタなどでも告知)
が6月28日に行われると書かれていました。
ジミー・バーンズ、ジョン・ファーナム、ノイズワークス、ディーゼルといった音楽仲間が集まって一夜限りのコンサートを開催。
ジミー・バーンズは、オージーミュージシャンの中では兄貴(っつーか、父?)みたいな存在ですが、チェットもよくジミー・バーンズのライヴやレコーディングに参加していました。
チェットはお兄さんのワーウィック・フレイザーとブラックフィーザーというバンドに14歳で参加したのですが、そのバンドにはジミーの弟のスワニーが在籍していたので、その頃からのつきあいなのですね。
また、ノイズワークスのヴォーカル、ジョン・スティーヴンスは、この時期のヘラルドのインタビューで
「ノイズワークスのアルバムは出せないし、ライヴもできない。チェットが俺の右側に戻るまで待つ。チェット抜きのノイズワークスは考えられない。」と語っています。
このベネフィット・コンサートでは、チェットの長女、オリヴィア(リヴ・フレイザー)もゲスト出演。
その時の映像(ジョン・スティーヴンスが歌いながらリヴをスマホで撮影していた)もあちこちでアップされていますが、
リヴはチェットのオーシャン・ブルーを弾いて「TOUCH」に参加していました。泣くしかないじゃん。
その後、チェットはサポートアクトなどの支援を受けて、一旦は音楽シーンに戻ってきます。
(化学療法後、しばらくしてから、髪の毛が少し伸びた頃にはサポートアクトの動画などにも出演していました。)
時々、ライヴの様子がアップされていて、その時は痩せてはいたけれども、髪の毛もかなり伸びていたし、2018年10月26日にはスティーヴ・バルビのライヴにも参加していて、涙を抑えることができなかったなあ、あの時は。また、2019年に入ってからも、クレイグ・ニューマン(ジョン・ファーナム・バンドのベーシスト)と一緒に参加したライヴもアップされていていました。
でもね、ほんとにお星さまになってしまったんだよね。
最初にナッグス・ラテンアメリカの写真が目に入り
その後でナッグスの公式の追悼記事を慌てて探しました。
彼のミュージシャン仲間などの追悼メッセージなどを集めた記事についてはいずれまた。
チェットはギタリストなので、ナッグスの写真を少しシェアさせてください。
私はいろいろな楽器をちょこちょこかじっているのですが、ギターはなにぶん自分では弾けないため、専門的なことはわかりません。
それでも、好きなギタリストさんたちの中でも特にチェットは音色を綺麗に操ることにかけて、素敵だと感じるのですよ。
こちらがチェットの愛用エレキ、オーシャンブルーです。
だいたいこれかセヴァーン・メドックをライヴでも録音でも使っていました。(アコギはテイラーかギブソンが多かったと思う)
ノイズワークスのアルバムをレコーディング!って文字に狂喜乱舞したんだよねぇ、これ読んだ時はさ。
チェットはオーストラリアのギタリストでは初めてギブソンの契約アーティストになったらしいのですが、それ以外にもいろいろなメーカーとエンドーズ契約。
その中で彼が近年愛用していたエレキギターはKnaggsです。
ポール・リード・スミスから独立したジョー・ナッグスが立ち上げた、高級ギターブランドのKnaggs Guitarsですが、スティーヴ・スティーヴンス・モデルなどが有名ですね。
日本だと今剛さんも契約アーティストです。
こちらがセヴァーン・メドック
ナッグスはよく自分の工房のギターを「娘」とか「レイディ」とか言ってますが、ギター(娘)を出荷する(嫁に出す)ときは毎日のように写真をアップしてくれて、
私もその都度「ほうほう、今度はこの子がチェットのもとへ旅立つんだね」などとニヨニヨしておりました。
チェットはセヴァーンのT2モデックと、ケヤのT1オーシャンブルーをよく使っていました。
ジョー・ナッグス、ピーター・ウルフは、ポール・リード・スミス在籍時代の98年頃からチェットと交流があるようです。
この記事のラストに、ブレット・ガーストがYoutubeにあげてある動画を載せたいと思います。
Stuart Fraser memorial
This is the Christmas medley that Stuart arranged.
Stuart is in the right channel and I'm in the left.
We recorded it live at Chong Lim's studio in 2003 for the Myer Spirit Of Christmas album, which was a charity project donating to the Salvation Army.
We lost Stuart on November 30th, 2019 after his courageous 3 year battle against cancer.
I created this slide show for his memorial service which we had on December 10, 2019.
The man was a genius musician, loving husband and father to 3 beautiful girls and one of the most amazing spirits I've ever had the privilege to know and work with for 25 years.
He changed my life forever, in the best possible ways and I know for sure that I'm not the only one that feels this way. Long live Stuart Fraser.
ジョン・ファーナム・バンドのギターのエース、ブレット・ガーストがアップしてくれたStuart Fraser memorial
ちゃんと、チェットが右チャンネル、自分が左チャンネルと教えてくれるお気遣いに感謝。
でもふたりのハーモニーが素敵だから分離しないで聴いてますよ。
どれも素敵なお写真ばかりで癒されます。
ブレットのチョイスが泣かせる。。。1分47秒くらいの、ジョンの息子さんとの写真なんて、二人ともいい笑顔ですよねぇ。
2016年には、チェットの娘さんのオリヴィア(もちろん、オリヴィア・ニュートン-ジョンのオリヴィアにちなんでの命名)がセッションデビューをしたのですが、その写真もちらほら。
あとはアンガスのお誕生日のほっぺにチュッの写真もいいし、グレン・ウィートリーがベースを弾いてるときのツーショットもいい。
何より、若い黒髪時代のブレットとの写真も懐かしい。(私はブレットは黒髪のほうが好きなのですが、でももう、染めないと真っ白なんだろうなあ。白が目立たないために金髪なのか?)
モーターヘッドのTシャツの子どもたちは誰なんだろう?リヴたちなのだろうか?
ノイズワークスのロックな姿も、ジョンのバンドの職人芸のような姿も、オリヴィアやカイリーやジミーのステージでのさりげないカッコよさも、ずっと忘れません。
Kelly Hansen Foreigner Emotional Fairwell Tour
友達のボン・ジョヴィ子ちゃんから「ケリー・ハンセンが泣いてるよ」というメールが入りまして。
えー、また、誰かの訃報とかじゃないでしょうね(なにしろフォリナーの元メンバーは鬼籍に入られた方が多いですので)
と、ちと不安になったので、Kelly Hansen crying で検索しても見つからず。
そうしたらYou tube で見つけたのがこれコレ↓
Kelly Hansen Foreigner Emotional Fairwell Tour
皆のおかげで我々が得たものに心から感謝しています
だから、フェアウェル・ツアーという我々の決断が、軽い気持ちで決定したとは思わないでください、決して簡単にきめたわけじゃありません
ただただ、大切なファンに(フォリナーの楽曲を受け取るべき人たちに)歌を届けたいだけ。それ以上でもそれ以下でもなんでもない。
フォリナーは2023年夏から1~2年かけて最後のコンサートツアーを行うことになっています。
昨年の11月に、2023年7月から最後のツアーを行うと発表した、アメリカのフォリナー。ソースはこちらの記事です。
Foreigner Farewell Tour 2023 Announcement
記事はミック・ジョーンズの声明しくらいしか載っていないので、まあみんな年齢的にずっとツアーは無理だよね、ところで一応このバンド内では若い(つってももう62歳ですが)ヴォーカルのケリー・ハンセンはどう思っているのかな?と疑問に思い。
その後いろいろとケリー・ハンセンのインタビューを見てて、
・バンド草創期から、1980年代の偉大な楽曲、製作スタッフ、スタジオの技術者、特にアレンジメントと録音の技術に心から敬意をはらっている
・そんなバンドに招いてもらって、18年歌ってこられたのはとても名誉に思っている
・たくさんツアーをして、バンドメンバーと同じステージに立てたこと、そして観客から寄せられる温かい歓声が何よりも嬉しい
・フォリナーの楽曲のクオリティを、自分が満足できるレベルで歌うことは年々難しくなってくるし、自分がほかのレジェンダリーバンドを見に行って、「これじゃない」感を抱くようなことが時々あるけれど、そんな思いを、フォリナーのファンに思わせるのは絶対に嫌だ。ファンを裏切ることはできない。このレベルを保つためには非常にたくさんのことを犠牲にしなければならない。
・自分たちは過去の栄光にすがりついて、ずるずるとステージをやっていい存在ではない。それはひどい傲慢で、ファンに申し訳ない。
・あの輝かしい楽曲を色褪せさせたくない。
・フォリナーに加入して18年、また、自分が音楽の道に入って、46年間、ずっとツアーを行ってきた。
コロナ禍で初めて家にいて、家族のもとで、自分の家での季節の移り変わりを見ることができた。これからの残りの人生で、やるべきこと、これまでやってこられなかったことにトライしたい
・音楽が好きだから、自分でやることもいいけれども、好きなミュージシャンのコンサートへ行って、観客として聴いてみたい
・今後何をやるべきか、まだ全く分からない
・ラヴァーボーイとまわるフェアウェルツアーを楽しみにしている
・9か月のツアーがダメなら、1か月とか、3か月でもやってくれという声があるけれども、若いステージクルーがいる。フォリナーのクオリティを維持できるスタッフと一緒に仕事をしたいが、彼らをフォリナーのために1か月や2か月拘束して、あとは好きにしろとは言えない。彼らにも生活がある。彼らは新しい道に進むべきだ
ようなことをインタビューで言っていました。
それと同時に、子どもたちへの音楽教育への経費削減には断固反対する、寄付金はこちらへ、のアピールも呼び掛けていました。ぶれないですよ、そこは。
あとはミック・ジョーンズが「フォリナーがコンサートをした土地には必ず行ってコンサートをしたい」といったことに関しては
「自分のバンドなのに、どれだけの場所に行ったか理解してないね。世界中だよ、それは無理だろう?」と笑い、でもできる限り回りたいと言っています。
ケリーはフォリナーに加入して以来、ルー・グラムを支持する人からは批判され続けたし、そのほか悪意はないけれども実は残酷な声を浴び続けてきた人だと思う。
そして、例えばただの雇われヴォーカリストとして、お客さん状態ですよ、という体をとらず、しっかりフロントマンとしてメディアに立ち続けて、ミック・ジョーンズが背負うべきバッシングを肩代わりしてきたと思います。
ルー・グラム以外の声は認めない、そういう人はただ離れていくからいいんだけども。
ルー・グラムのほうがなんとなくいい、みたいなふわっとした意見とかはけっこうキツイ。
ずっと戦ってきたんだろうなあ。突っ走ってきたんだろうなあ。
いろんなやり方で。
自分ができる方法で。自分が全部やるぞ、って。
Foreigner Farewell Tour 2023 Announcement の中でも おれは全部自分でスタントをしてきたぞ!って言ってるしねぇ
子供たちと一緒に歌うとか、誰かのおうちの玄関先で歌うとか。
クッキング番組に出るとか。
ツアーで歌うだけではなく、広報もしっかり担当。まさにフロントマンです。
下は、ここ10年以上?フォリナーが続けている、子どもたちのコーラスと共演するシリーズ。
ツアー先とかにある地区の学校で、合唱やってる子たちが応募して、競って、1位になるとフォリナーのステージでコーラスできたりするシリーズ。
あとは選ばれるとフォリナーから寄付金が出て、それは合唱だけにとどまらず、音楽教育に使われるそうです。
OneVoice & Foreigner
West Fargo choir students join Foreigner on stage to perform "I Want To Know What Love Is"
ケリー・ハンセンを知ったのは、雑誌のLAメタル特集とかだったかな?バンドハリケーンのヴォーカルとしての出会いが最初です。
Hurricane - I'm On to You (Japanese TV 1988)
2ndアルバムの曲で、ハリケーンのシングルで一番売れた曲
Hurricane - Hurricane (Stereo)
自主製作した1stアルバムから、ハリケーン
世間的には一番成功した2枚目のアルバムの曲が人気なのでしょうが、わたしはこれ、かなり好きです。
まあなんでしょ。勢いばっかやん、って感じですけども。
こちらは埋め込みがNGなのでリンク貼り付けですが、商業的には全くふるわなかった、3rdアルバム Slave to the Thrill (1990年)からNext To You
バンドとしては私はこのころがけっこう好きでした。
その後、ケリー・ハンセンは2005年からルー・グラム(初代)、ジョニー・エドワーズ(2代目)に続く3代目ヴォーカリストとしてフォリナーに加入。
1976年結成後、1980年代のバカみたいに売れまくったあたりから、いろいろメンバーチェンジを繰り返してきたフォリナーでしたが、
この2004年~2005年のメンバーチェンジは、なんじゃこりゃ、もはや原型をとどめているといえないんじゃなかろうか?という状態。
何しろオリジナルメンバーがミック・ジョーンズただ1人なので。いいの?それでフォリナー名乗っていいの?とさすがに私もこのときは思った。
私は昔フォリナーの記事で書いたように、フォリナーというバンドのコアなファンではなく、親とか先輩世代がめちゃくちゃ聴いていて→「4」でびっくり仰天し(これも先輩から借りた)→世代的には「プロヴォカトゥール」が中1でどんぴしゃリアルタイムではまった感じ。
一番フォリナーで聴いたアルバムは「4」なのですが、ルー・グラムのヴォーカルでもっとも好きなのは プロヴォガトールの中のThat was yesterdayという、ドラマチックなやるせなさを歌声で表現するのは世界一ではなかろうか、と感じている曲でした。ちょっと恥ずかしくなるくらいにドラマチックです。
この曲だけ、ルー・グラムのを貼り付けておきましょう。
今回はケリー・ハンセンの記事なので。
Foreigner - That Was Yesterday (Official Music Video)
で、2004年2005年のメンバーチェンジで、もはやフォリナーとは言えん、ってことで、ファンをやめてしまった人もいると思いますが、
私は、バンド草創期~メガヒットの時はただ、ラジオからガンガン流れてくるのを聴いていた世代です。
自分のお金でレコードやCDを買えるころにはフォリナーはすでに空中分解気味で「過去の偉人」という感覚でいたので、このメンバーチェンジにショックを受けるもなにも、
よくわかんないうちに、なぜか
ドッケンのジェフ・ピルソン(ベース)が加入しており、翌年にはハリケーンのケリー・ハンセンがリードヴォーカルとなっていたのでした。
私は歌うベーシストにけっこう弱いので、どちらかというと、ケリーはさておき、ジェフ・ピルソン目当てで以降のフォリナーを聴いていました。
ジェフとケリー(年も近いせいかよく2人でいろいろやっている)を追っかけていき、そのうちだんだん、ケリーの人となりを見ていくと、ああ、この人ってめちゃ、ええ人やん?好きやわー、ってなりまして。
別にチャリティとか、音楽教育に力を入れているからとかで、= ええ人、というつもりは全くありません。
ただ、感情が豊かな人なんだな、というのがすごく伝わってくるし、ステージングがねぇ。元気いっぱい。
なにしろフォリナー加入時はメンバー最年少の44歳。ほかのメンバーがもうわちゃわちゃ動き回る年齢ではない分、ジェフと二人でステージ盛りあげ隊に徹するお姿。
近年も宙づりに近いパフォーマンスをやったりしてるし。
好きにならんわけないでしょう、これは。それからハリケーンの時の若い頃より、歌い方が素敵になってましたね。
綺麗なハイトーンは20代の頃がいちばんだったかもしれませんが、年齢を重ねてシンガーとしては一番いい時期にフォリナーに入ったと思うんですよ。
アンチにはひどい言われようだったけども。くそぅ。
私はわりとバンドのメインヴォーカルが交代したときに、そのバンドとリアルタイムで恋におちるということがよくありました。
最初のほうをよく知らないから、ヴォーカル交代にショック状態の人と違って、入っていけるのでしょう。
ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー、サバイバーのジミ・ジェイミソンなんかその最たるものですね。日本だと鈴木トオル氏の後任の大和邦久さんとか。
ケリーへの風当たりは決して良いとは言えず、こんなのはフォリナーじゃないとか、フォリナーの豪華なレプリカだ、とか言われます。(バンドメンバーは有名な人が多いからさ)
偉大なバンドがただのハードロックバンドになってしまったとか言うんですよ。
え、ちょっと待ってよ、かってのフォリナーに対して、産業ロックとかスタジアムロックとか批判していたのは誰だよー、あれだけ貶しといて、今度は昔のフォリナーは凄かったとか、ひどい掌返しだよね。
ですが、ケリーがリード・ヴォーカルになって、もう18年ですよ。
毎年9か月近くずっとライヴやってましたからね。
また、ケリーは明るいキャラを活かし、楽しいビデオクリップを出してくれたり、お料理番組とかもやったり、露出はわりとあって、さすがにもう今のケリー・ハンセンを悪く言う人は減りました。
少なくともフォリナーのリードシンガーとして浸透しています。もちろん常にルー・グラムと比較されていますが。そのルーとも仲が良いし。
もうさ、しょうがないじゃん。
生まれた順番やバンドに加入した年は変えられないもん。
本人がどうやっても、時間はいじれないじゃん。
本人の努力ではどうにもならんことで責めないでほしいと思うよ。
ということで、私の好きな That was Yesterday をケリーのヴォーカルで
Foreigner "That Was Yesterday" (live) from CAN´T SLOW DOWN bonus DVD
Foreigner's Kelly Hansen Surprises Elevator Riders
Juke Box Heroes 2020 Tour
こういうちょっとコミカルなところが私は好きなのですが
I wanna know what love is by Kelly hansen
優しい感じのケリーもいいです
Foreigner - I Want To Know What Love Is - Graspop Metal Meeting 2011 [1080p]
こちらは2011年のライヴ。あいにくの雨ですが熱唱
昔書いた記事でも貼り付けましたが、ジャーニーのトリビュートアルバムの中で、メタルでジャーニーをカバーしよう、ってアルバムで、
ケリー・ハンセンが Spearate Ways と Wheel In The Sky の 2曲歌っています。
80s Metal Tribute to Journey
Various Artists
Cleopatra
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STEVE BALBI 'JUST LIKE THE SUN' | VISUALISER BY RAY LALOTOA
STEVE BALBI 'JUST LIKE THE SUN' | VISUALISER BY RAY LALOTOA
このところやらなきゃいけないことが山積みで、でも今日は深夜に作業を抱えているために、出勤は午後から。
時間は自分で作るものとわかっていますが、へこみそう、、、そんな時にバルビが新しい曲をアップ。
なかなか重い曲ではないですか。身につまされるというか。
頑張らねばなりませんのぅ。
もうね、ほんっと、下りのエスカレーターを一生懸命逆行している感じ。あがいてますよー、毎日。
三歩進んで二歩下がる、どころか、気づいたら十歩くらい下がっているよ、何故に?←努力が足りんのじゃ。
"Evolution" Noiseworks
今回はオーストラリアのバンド、ノイズワークス Noiseworks の4枚目のアルバムEvolution についてです。
このアルバムは故スチュアート・フレイザー(チェット)に捧げられていますが、私もチェットに心でお別れをしたいと思いつつなかなか書けませんでした。
"EVOLUTION" Noisewors 4th album Dedication: "In memory of our brother, Stuart Fraser"
Evolution
Noiseworks
Noiseworks
1 Heart & Soul
Guitar [Additional] – Jack Jones Mastered By – Paul Gomersall Mixed By – Shane Rae 2 Amerika 3 Stand Up 4 Long Way 5 Sunshine 6 Low 7 One In A Million 8 Let It Go 9 Ocean Girl 10 Touch (Epitaph) |
Vocals – Jon Stevens
Bass, Keyboards, Guitar, Vocals, Mixed By, Producer – Steve Balbi
Drums – Kevin Nicol
Guitar – Stuart ‘’Chet'' Fraser
Organ [Additional] – Lachlan Doley
Piano – Scott Aplin
Mixed By – Tony Wall
Design, Artwork – Raymond T Lalotoa
クレジットにあるとおり、このレコーディングにはオリジナルメンバーのジャスティン・スタンレー(キーボード)は参加していません。
ノイズワークスはこちらのN is for ”NOSEWORKS”!!!! の記事でも書きましたが、1986年デビューのオーストラリア、シドニー出身のロックバンドです。
オリジナルメンバーは
Jon Stevens/ジョン・スティーヴンス ヴォーカル
Stuart Fraser/スチュアート・フレイザー ギター
Steve Balbi/スティーヴ・バルビ ベース
Kevin Nicol/ケヴィン・ニコル ドラムス
Justin Stanley/ジャスティン・スタンレー キーボード、ハーモニカ の5人組。
ノイズワークスは1992年から無期限活動休止という名のほぼ解散状態だったのですが、1999年にジョン、ケヴィン、チェットと集まってセッションをした以降、バルビも加わって単発でなにがしかのイベントに参加したりしていました。(ジャスティンの不参加は中が悪いとかではなく、単にアメリカを拠点としており、自分の仕事が忙しかったせい。というか、ジャスティンとバルビはローティーンの頃から仲良しこよしなので、そのうちエレクトリック・ヒッピーズとしてもまた何かやってくれるでしょう。)
2007年に、ジャスティン・スタンレー以外のオリジナルメンバーで再結成しオーストラリア・ツアーを敢行。その後、"Stone Fest in 2013"では新曲の”Let it Go”もお目見え。
92年に活動休止するさいに、彼らはベスト盤をリリースしますが、その中でBeatlesの’Let it be’をカバーしており、それが彼らのいわゆる「白鳥の歌」とされていたので、長年のファンは”Let it Go”に歓喜。
2016年の" Red Hot Summer tour" では 'Let it Go'以外にも‘Stand Up’, ‘Heart and Soul’ ‘Low’がセットリストに上がり、2016年~2017年には新しいアルバムが発売されるはずでしたが、さまざまな事情で延期となっていました。
最も大きな理由は、チェットの2016年からの癌治療のため、そして2019年の彼の死なのですが、ようやく彼の死から約3年後の2022年11月11日、16年ぶりに新しいアルバム "Evolution"がリリースされました。
ベーシストのスティーヴ・バルビが昨年の4月にようやくアルバムのリリースと、それからツアーを行う情報を伝えてくれました。ソースはこちら
50 Years of Imagine with Steve Balbi, the Noise11.com interview
動画の中の9分45秒あたりにアルバムとツアーについて語っています。
このインタビューはジョン・レノンのアルバム「イマジン」の50周年にちなんでのコンサートと、バルビのソロアルバムについてがメインなのですが、そこでちゃんとノイズワークスの発売延期になっているアルバムについて訊いてくれて、ありがたや~~~。「ノイズワークスのアルバムについて質問しないのは心残りでさ、、、聞いちゃうぜ!」みたいな、申し訳なさそうなポーズしつつも、してやったり感がありあり。インタビュアーのおじさん、ありがとう!
「バンドにとって、このアルバム発売とツアーはチェットに正式にお別れをするためにとても大事なことだ」「このレコーディングに対する彼の貢献に敬意を」と語っていますが、
フェアウェルツアーなり、アルバムにしろ、ファンにとってもすごく大事なことよね。。。。
それにアーティストにとって、作品が日の目を見ないのは残酷すぎるよ。
あと、収益はチェットの娘さんたち(3人の可愛い女の子たち。そのうち一人、オリヴィアは2016年のツアーでステージで一緒にプレイ)に寄付するんだとか。
HEART & SOUL | NOISEWORKS 2022 2022年8月 先行リリースされていたシングル ハート & ソウル
2022年11月~2月にオーストラリアで行ったライヴツアーにはようやくジャスティン・スタンレーも参加。
ハート&ソウルのプロモを見てもしかしたらと感じておりましたが、キーボードではなく、ギターで参加です。おぅぅぅ。
ツアーのサポートは、キーボード:トニー・フェザーストーン ギター:アーウィン・トーマス、ジャック・ジョーンズ
アルバムのEVOLUTIONの感想としては、素直なロック。正しいロック。これをとても好ましく感じました。
これこれ、こういうのを待っていたんだよね、って。
トータル34分は短すぎじゃないか、というレビューもあります。
逆に34分の短さは、最後の曲、チェットの死に捧げている1分に満たない、静かなインストゥルメンタルのTouch(Epitaph)を聴いた後にもう一度アルバムを聴き直したくなるちょうどよい長さだ、という評もあります。
ただまあ単に、チェットの生前に一緒に作っていた音源以外にほかの曲を足さなかったから、こういうランニングタイムになるんじゃないのかな。
アルバムが出た時のスティーヴ・バルビが、ノイズワークスのインスタグラムによせたコメント
The thing that I enjoyed most about producing the latest Noiseworks record was recording guitar with my dear friend Stuart Fraser. I know Stuart was proud of this record and he would be thrilled to know that it's finally been released. Always in my heart, love you and miss you..." Xs.
引用元はこちら→https://www.instagram.com/p/Ck9_UHpS-C4/
こういうのもあるし、去年のツアーの前のインタビューもあって、ファンの間では、もうしばらく新作は出ないだろうし、おそらくこの4枚目がノイズワークスの最後のアルバムになるだろうという悲観というか諦観があります。
ただまあ、ライヴ自体は続けてくれる、、、と信じたいですね。
ツアーはやってくれてるし、今後も彼らが音楽をやめることはないと思うので、ジャスティンが毎回参加するのは難しいかもしれませんが、時々はライヴはやってくれると、、祈ってるよーーー。もしかしたら、新生ノイズワークスとして、新しい何かが起こるかもしれない。ないかもしれない。最後までつきあうよ。
私はこのアルバムは年明けに入手しました。一応ノイズワークスの公式からCD盤を買ったので、手元に来たのは2023年に入ってからです。
最初は聴くだけで「もうチェットの奏でる音は二度と聴けないんだ」「これがほんとのほんとに最後なんだ」と胸がいっぱいになったものでしたが、最近は時が薬といいますけども、心の余裕もできたのか「もうちょっと聴きたいな。34分あっちゅう間だな。」みたいな欲深なワタクシ。
だめだねぇ。謙虚さはどっかへ行ってしまった。
1 Heart & Soul
Guitar [Additional] – Jack Jones
Mastered By – Paul Gomersall
Mixed By – Shane Rae
シングルとして8月15日に先行リリースされたHeart & Soul は PV撮影の様子をオフィシャルとかスティーヴィ・バルビがばんばんあげてくれていたのですが、
そこでようやくジャスティンがいる~~~!と嬉しくなったのでした。
(ジャスティンがオーストラリアツアーに参加するってんで、アメリカのご家族はちと淋しそうでしたが、ごめんね。。。)
とういか、ジャスティン、すっかり髭もじゃ親父になってしまって、胡散臭いですが、昔のちょっとかっこよすぎる姿の時はワタクシは直視できなかったんで、これぐらいのもっさりがちょうどいい。そうですよ、一応フェアウェルツアー的な意味合いもあるのだから、ジャスティンも参加してくれなくちゃね。
ジョン・スティーヴンスのヴォーカルは、若いころよりも、今のほうが上手いというのがもっぱらの評判。
私は3枚目のアルバムの頃の歌い方が一番好きなのですが、声は年齢を重ねた今が一番いいのかなあ。このハート&ソウルに至っては、ここ数年で一番いいんじゃないの?と感じました。
パンチがあってほどよくキャッチ―で爽快でいい曲です。
HEART & SOUL | NOISEWORKS 2022
2 Amerika
5年くらい前には出来上がっていたんですが、世界を調和に戻そうとする希望のメッセージソング。
「私たち皆が仲良く、一緒に立つことができる、より良い場所をつくるのは、あなたと私にかかってる」みたいな歌。
It’s up to you and me to make a better place, where we all got along and we could stand together.
(※歌詞は聴き間違いだったらすみません)
3 Stand Up
Stand up jon stevens Noiseworks Bendigo racecourse March 26th 2016
こちらは2016年のライヴ映像から。ここからが長かった。。。。待ったよ、ほんとに。
3rd.アルバムの世界が好きな人にはドンピシャでしょうぞ。
正しいロック道でござるよ。
4 Long Way
とっても優しいピアノの音のオープニングとジョンの”I still got a long way to go”のシャウトが切ないパワーバラード。
個人的にはこれはアコースティックでも聴いてみたかった曲
5 Sunshine
"All wars begin and end with pain and suffering but time moves on"(※歌詞は聴き間違いだったらすみません)
これまた明るくキャッチーなポジティブなメッセージソング。「すべての戦争は痛みと苦しみで始まり、痛みと苦しみで終わるが、時間は進む。」
バルビのコーラスがまたいいんですよねぇ。
6 Low
どの曲も素敵だなあと思うのですが、このLowと次のOne in a Millionの流れが最高です。
Lowはちょっと、いやかなり感動してしまった。
あとは音の構成とか、アレンジとがいい。よけいにジョンの歌に感動してしまう全体的な流れになってて、涙が出てきてしまう。
その感動からするとOne in a Millionはちとあっぱれすぎるほどエモーショナルというか、盛り上がっちゃうんだけども。
ちと怒涛すぎる気もしなくもない。
7 One In A Million
8 Let It Go
Noiseworks let it go
こちらは13年前のライヴ映像。アップした方のいうとおり、映像はともかく、音は奇跡的に綺麗にとれてます。ありがたや。
曲の終盤の癒されるコーラス部分は完パケのアルバムのほうで味わえます。
9 Ocean Girl
ほんとの意味でのアルバムラストの曲は夢見るバラード。
10 Touch (Epitaph)
こちらはおそらく、スティーヴ・バルビのシュールバージョンのBlack Rainbow アルバムに収録されたタッチと同じ音源だと思うのですが、epitaph(墓碑銘)としてアルバムラストに置かれています。1分足らずのインスト曲にバルビのAll need is loveが添えられています。
アルバム全体は、非常に明るく光と希望に満ちたメッセージにあふれていると思います。
すごく前向きでみんなにおすすめできる1枚です。
私はCDで欲しかったのと、公式からのアナウンスがあったので、そっちから輸入しましたが、ブックレットとかは全然凝っていないし、歌詞もついてないですからね、CDで残したいという人以外はダウンロードでいいと思います。
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