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2019年7月24日 2019年7月29日 華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~ロシア4大バレエ劇場の競演~
昨年に引き続き暑い日本の夏ツアーを敢行している「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~ロシア4大バレエ劇場の競演~」7月24日の福岡と7月29日の名古屋公演を観に行ってきました。
2019年7月24日(水) 18:30開演 福岡サンパレスホール
キャスト
第一部
「レ・シルフィード」
音楽:フレデリック・ショパン 編曲:アレクサンドル・グラズノフ
振付:ミハイル・フォーキン
出演:
ワルツ11番/オクサーナ・ボンダレワ
マズルカ/ラウラ・ティファニー・シュミッド
詩人/マルコス・ヤーゴ
プレリュード/ニカ・ツフヴィタリア
ワルツ7番/アナスタシア・ゴリャチェワ マルコス・ヤーゴ
クセニア・ジェルトーワ ラルラ・ティファニー・シュミッド
第二部
「くるみ割り人形」第二幕よりパ・ド・ドゥ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ
出演:オクサナ・ボンダレワ ヴィタリー・アメリシコ
「エスメラダ」第二幕よりパ・ド・シス
音楽:チェーザレ・プーニ
振付:ジュール・ペロー マリウス・プティパ
出演:アナスタシア・ゴリャチェワ アンドレイ・エルマコフ
ディアナ・ルプツォーワ ポリーナ・アルテメーワ アリョーナ・シュガーエワ アンナ・セリコワ
「海賊」第一幕より奴隷のパ・ド・ドゥ
音楽:リッカルド・ドリーゴ ペーター・フォン・オルデンブルグ
振付:マリウス・プティパ ピョートル・グーセフ
出演:ラウラ・フェルナンデス・グロモワ ヴィクター・カイシェタ
「白鳥の湖」第二幕よりアダージョ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー
出演:イリーナ・コシェレワ ミハイル・ヴェンシコフ
「ドン・キホーテ」第三幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー
出演:オクサナ・ボンダレワ アンドレイ・エルマコフ
アリョーナ・シュガーエワ ポリーナ・アルテメーワ
2019年7月29日(月) 18:30開演 愛知県芸術劇場大ホール
キャスト
第一部
「レ・シルフィード」
音楽:フレデリック・ショパン 編曲:アレクサンドル・グラズノフ
振付:ミハイル・フォーキン
出演:
ワルツ11番/オクサーナ・ボンダレワ
マズルカ/ラウラ・ティファニー・シュミッド
詩人/マルコス・ヤーゴ
プレリュード/ニカ・ツフヴィタリア
ワルツ7番/アナスタシア・ゴリャチェワ マルコス・ヤーゴ
クセニア・ジェルトーワ ラルラ・ティファニー・シュミッド
第二部
「くるみ割り人形」第二幕よりパ・ド・ドゥ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ
出演:オクサナ・ボンダレワ ヴィタリー・アメリシコ
「エスメラダ」第二幕よりパ・ド・シス
音楽:チェーザレ・プーニ
振付:ジュール・ペロー マリウス・プティパ
出演:アナスタシア・ゴリャチェワ アンドレイ・エルマコフ
ディアナ・ルプツォーワ ポリーナ・アルテメーワ アリョーナ・シュガーエワ アンナ・セリコワ
「海賊」第一幕より奴隷のパ・ド・ドゥ
音楽:リッカルド・ドリーゴ ペーター・フォン・オルデンブルグ
振付:マリウス・プティパ ピョートル・グーセフ
出演:ラウラ・フェルナンデス・グロモワ ヴィクター・カイシェタ
「白鳥の湖」第二幕よりアダージョ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー
出演:イリーナ・コシェレワ ミハイル・ヴェンシコフ
「ドン・キホーテ」第三幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー
出演:オクサナ・ボンダレワ アンドレイ・エルマコフ
クセーニャ・ジェルトーワ タチアナ・トポルコーワ
第一部約40分、休憩20分、第二部約60分のタイムスケジュールです。
シルフィードと白鳥はコールドバレエ付きです。
私が見た二回公演はエスメラルダの4人の踊り子さんは同じでした。ドンキの友人のソリストは日替わりなのか、ダンサーが違いました。
本当は福岡と名古屋の間、大阪のマチソワも行く予定だったのですが、別件で用事が入ったためにそちらはキャンセル)
「レニングラード国立バレエ」及び「ミハイロフスキー劇場バレエ」という名称で毎年冬に日本に引っ越し公演を行っていた時からの御贔屓さんたちのほぼ多くは私が日本のあちこちに出没しても、そんなに驚かないのですが、この30年近くのうち、「大丈夫?どうやってここに来たの?」と反応したのは松本の時のフィルソワと和歌山か岡山のロマチェンコワのみでした。いや、だって、静岡って意外と、、動けるんだわよ、地理的にね。それに日夜バスで移動して踊り続けている、しかもコール・ド・バレエの方々に比べたら、全然、大変などと言ってられませんて。
ですが、さすがに今回、福岡へ行った時は某女性ダンサーに「キヌヨ、、、パチムー、フクオカー、、、」(なぜ福岡?)と。
そんなんねぇ。。まさか日本のサービス業界での働き方、、シフト制だと、こう、休み申請のバランスとか、ここなら休んでもダイジョブ!!!とか、そうゆう細かいニュアンスを伝える語彙力のないわたしのロシア語レベル。相変わらず、初級レベルなんで。永遠の初級レベル。進歩無し。(なんせ座学中心なんで)
あとは、もうさあ、いつ死んでもいいように(マジで)できるだけいろんなところへ行っておきたいってのもあります。最近同僚や元同僚(しかも私より10歳以上年下)を見送っていることが多いので、人間いつどうなるかほんとにわかりません。
あと、光藍社のツアー日程だと、8月2,3日は親子バレエでまた演目もソリストも変わってくるので、クラシックバレエハイライトで複数回、親子バレエで複数回、見たいわけですよ。
日本の暑い中、体調や劇場の床やシューズのコンディションによって、ダンサーの踊りも毎日違うので、できればいろんな日の公演を観たいのです。
さて、チケットを買ったのは、冬?だったと思うんですけども、さあ来日前になってお目当ての一人であるセルゲイ・マヌイロフが来れなくなってしまい、がびーん。
あああああ、なんてーこった。私、ドン・キホーテは、というかバジルに関してはですね、ミーシャ・バリシニコフ以外はすんません、やっぱ、モスクワ系が第一で。
(ボッカとかブフォネスはまた別なんですけども)ワシリエフ(今のワッシーではなく、ワシリエフ御大です)やイレクやスミレフスキー派なんです。ルジも素敵だけどルジじゃあなくて、モスクワ派なんですーーー!
そんな中で昨年見たマヌイロフのバジルは乾いた心にめっちゃ染みこんだんですよねぇ。そんな彼が来れないなんて、、、って、ちょっと落ち込みながら、でもそれは仕方ないので、あとは残りの御贔屓さんたちが無事に日本に来てくれることを祈るのみの毎日でした。そうよ、アタシの御贔屓さんは、マールイの2人じゃないのさ!ってね。
まあ最近はSNS発信も、主催者の光藍社さん以外でもダンサーがリアルタイムでどんどん発信してくれるので「ちゃんと日本にいる!」と確信をもって現地へ行けるのはありがたいもんです。
昔は劇場やスケートリンクへ行ったら「劇場の都合で」「スケート連盟の都合で」とかでキャスト、選手変更なんてしょっちゅうだったし(そりゃ来日してからの怪我とか病気もありましたが)、そもそも来る予定じゃなかったってのもあったから(ソ連あるある)、今は情報化社会、いろいろ弊害もありますけど、「はたして日本に来てくれたのかどうか?」がわかるのは非常にありがたいです。
や、そんなん、ダンサーにメールで訊けばいいじゃん?ですけども、聞いて「実は行けません」とか返事来た時のショックが辛い。打撃が強すぎますから(ダンサー引退したとか聞いた時のショックたるや!もうあんな思いしたくないよ。)
さて福岡ですが、さすがに日帰りは無理なので福岡の日を休日申請し、翌日は遅番勤務を希望しておりました。そうしたらなぜか前日も翌日も休日という奇跡の三連休!ってんで、福岡旅めっちゃ満喫したので、そちらの旅行記も書きたいです。で、バレエを観た日は志賀島サイクリング一周なんぞやってしまい、しかも曇りの天気予報がいきなり梅雨明けしちゃって、すごく日焼けしました。体からめっちゃ塩もふきました、、。だから開演前はろくにプログラムもキャスト表も観ず、客席で寝る寝る。
ちらっと演目を見て、ああ、エスメラルダは、コンクールのタンバリンばんばんではないほうで、ちゃんと劇中のあれだよね、、、って頭では理解していましたが、ぼーーーっとしていたので海賊はてっきりアリとメドーラのあれかと思っていました。
というか、ミーシャがコンラッドやってトロワにすりゃあいいじゃん、、、もちろん昔のマールイのあの衣装で、、、ブツブツ、、、とか寝ぼけ眼で思っていました。(ちゃんとプログラムには奴隷って書いてあるんです)
今のルジマトフ・バージョンのコンラッドもいいんですけども、ボヤルチコフ版のコンラッド、好きだったんですよね。ルジマトフ版のは、すごくかっこいいんですよ、あのコンラッド。でもね、ボヤルチコフさんのは、素敵の一言。そりゃあ、海賊たちもあのお頭なら、ついてっちゃうよね、っていう包容力とかあってさ。まあ踊ってたのがシャドルーヒンとかプハチョフですから、そりゃあもう極上で当たり前なんですけど、あれを当たり前のように観ていたなんて、日本人、贅沢な時代だったんだなあ。そして私は奇跡的にもミーシャ・ヴェンシコフのコンラッドも観ているんですけども、あれもほんとに素敵でしたよ。いい思い出です。ミーシャのレパートリーの中ではかなり好きな役柄です。生きているうちにもう一回くらい見たい。(←欲張り)
で、その海賊。開けて観たらランケデムとギュリナーラの奴隷のパ・ド・ドゥだったのでした。。。
海賊とドンキの間に白鳥はさんでるからフェッテ合戦連続ではないんだなー、くらいに思ってぼーっとしてたくらいだったので。
舞台ににっこにこ笑顔満開のカイシェタが出てきて「そっちなんだーーーーー!!!!!」と、椅子から落っこちそうになりましたよ。(ちゃんと読もう、キャスト表)
そうだっけ、、光藍社のインスタで、そんな衣装の子が写っていたじゃん、、、
福岡では少しダンサーの中には疲れている子もいるなという印象で不本意な出来の方も少しいましたが、名古屋はみなさん素晴らしいパフォーマンスでしたよ!
ほんと、バス移動で毎日踊っているのが信じられないくらい。特に男性ソリストはいつもどうしても「日本の夏にやられたのか?ダイジョブか?それに比べて女の子は偉いよ」ってつい思っちゃうくらい、一人や二人、あちゃー、って思う子がいるんですが、今年は大豊作というか、とても豪華メンバーです。それになんてったって、エルマコフがいるんですからねぇ。すごいなあ。
マルコス・ヤーゴは若さって素晴らしいなとため息。脚がとても綺麗でした。
ヴィタリー・アメリシコも素敵なサポートとタランテラでうっとり。東京ではほかの女性と組むので、そこでの舞台マナーとか女性ダンサーのサポートとか期待したいです。東京で組むのはローザンヌで可愛かったフェルナンデスと、私生活でもパートナーのツフヴィタリアの予定なので、そこもどんな雰囲気になるのか楽しみです。でもちょっとフェルナンデスとだと身長差があるような、、でも青い鳥だからいいのかな。アメリシコからしたら、どんなダンサーもたいてい背が低いってなるんだろうし。。。
ヴィクター・カイシェタは会場の人気をボンダレワと二分していました。すっばらしい。彼のランケデムはちょっといい人オーラ全開ですけどもね。
フェルナンデス嬢が福岡では少し不調だったので、よけいに盛り上げ隊長といいますか、「大丈夫、すべてうまく行くyo!YOU!心配ないよ!」という明るさオーラで女の子も会場全体も救ってくれた感じでした。太陽のようでした。
エスメラルダといい、奴隷といい、イヤイヤ・パド・ドゥが続くのもなんか面白いなと思いました。
イーラとミーシャの白鳥は、私は去年のチェブキナとミーシャの白鳥より断然いいと思うんですけどこれはもう好みの問題なのかなあ。なんつーか、ミーシャは年下の子よりも同世代か年上のオデットと踊るほうがいいような感じがするんですけども、そんなん言ったら、これからどんどん若い子も出てくるからいつまでも年上のパートナーがいるわけではないからしゃーないですが。これはあくまでも個人の感想です。念のため。
良くないのはご贔屓さんが真ん中2人だと、コール・ド・バレエをほとんど見られないという問題がありますね。白鳥のコール・ドはこのツアーでは10人です。東京でもコール・ドつくのかな?ちゃんと見ないといけませんね。。。
ボンダレワはやはり元気がよすぎるシルフさん、って感じではあるのですが、今年はパートナーに恵まれております。(ジュリーロフのファンの方ごめんなさいね。。。でも彼のサポート、さんざんだったんだもーん。)去年のようにシルフは足慣らし→眠りでストレス→ドンキですべてのもやもやを解消!パターンではなく、最初から全開でございました。だから余計に疲れちゃうと思うんだけども、それでもあのパフォーマンスですから、凄いです。福岡ではフェッテでトゥが落ちた時があったのですが、すぐにダブルで復帰しますからさすがです。
ところで私はゴリャチェワがかなり大好きなのですが、今夏はエスメラルダでたっぷり観られてとても嬉しい。しかも相手はエルマコフ。なんて贅沢な。。。。
エルマコフ、マヌイロフが来ていたらエスメラルダひとつだけだったのかな?エスメラルダでもドンキでも見られるという、マリインスキー・バレエファンの人には怒られそうな贅沢空間でした。もう拝むしかないわよ。誰に感謝すればいいのかしら。
エスメラルダのこの場面は、つい最近だと石神井バレエで吉田都&浅田良和ペアで見ているんですが、申し訳ない、都ちゃんの記憶しかなく、浅田君も4人の踊り子さんも全く記憶から消えてしまった、、、
今回はその反省も踏まえて、、、なんだけどもやっぱりゴリャチェワとエルマコフばかり見てしまうんだなあ、いかんなあ。
一部二部と終わって、最後のカーテンコールはラモンダの曲にあわせて、すべてのダンサーが出てきてご挨拶です。ここでもボンダレワはフェッテで盛り上げます。
個人的にはここでエルマコフにはジャンのあれをやってほしいんだけど、、どうでしょうか!駄目かしらーーーーー?
ダンサーのみなさん楽しいひと時をありがとうございました。あと4つ、いや今日も入れたらマチソワの日もあるから5回?公演残っていますが、体調に気を付けてツアー乗り切ってくださいませ。4日は見に行けないけど、2、3日は観に行きます~。
(あ、そうだ、元マールイのマクシム・マリニンがスタッフで同行していました。もう踊らないのかな?ちょっと寂しいですね。)
やっぱりロシアバレエっていいですね。もう残り少ない人生、ロシアバレエ(キエフやベラルーシとかも含めますが)だけでいいかも、、、とか思っちゃうんだよね。。。。
華麗なるクラシックバレエハイライト 福岡
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杉山清貴&オメガトライブ |
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杉山清貴&オメガトライブ |
#04 ガラスのPALM TREE
#17 BECAUSE
encore;
#21 FIRST FINALE
華麗なるクラシックバレエハイライト 大阪公演のチケット 引き取ってくださる方探しています!
オクサナ・ボンダレワ
アナスタシア・ゴリャチェワ
イリーナ・コシェレワ
ニカ・ツフヴィタリア
ラウラ・フェルナンデス
セルゲイ・マヌイロフ
アンドレイ・エルマコフ
ヴィタリー・アメリシコ