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D is for "Jeff Duff"!!!!

D is for "Jeff Duff"!!!!

 

Dはジェフ・ダフのD!!!!

 

ジェフ・ダフという人をなんと表したらいいのか難しいのですが、さぞかし昔は生きづらかったのではなかろうかと思います。

ジェフ・ダフまたはダッフォ(Duffo)は1956年生まれのオーストラリアの、、、シンガー、、ジャンルはなんだろう?よくわかんないけど、ダッフォはダッフォなんだよねぇ。

私はグラムロックの人、というのがしっくりくるけども。

1971年~1975年はジャズ・フュージョン系のバンドKushのヴォーカルをつとめていました。

メルボルンで活動していたけれども、脱いだり綺麗に着飾ったり、女装やレオタードでステージに立ったり。

ダッフォは自分はストレートだけど、綺麗な服を着たいし、化粧するのも自分にとっては息をするように自然なことだと言います。

あと「細いからちょっと大きめのシャツの裾を縫えば簡単に作れたよー。レオタードなんか売ってないしさ。」と言ってます。

さすがにあの時代のメルボルンでは浮きまくり、窮屈だった彼は渡英し、グラム、パンクの道でさらにぶっ飛び、、、今はオーストラリアに戻りましたが、我が道を歩み続けています。

  中性的だとか両性具有的とも評されますが、私は単にオシャレっつーか、綺麗なもの、美しいものが大好きな人なんだな、と感じます。

  ま、時々物議をかもしていたらしいですが。

 controversialという単語は彼のおかげで覚えたようなもんです。

いや、昔は今のようによってたかって誰かを攻撃するようなスピード感はなかったから、逆にマシだったかもしれませんが、

それでも賛否両論というか否が多かったんじゃないのかな。

あの時代にそりゃー、オーストラリアでは異端視されたであろうよ、うむ。

ジェフ・ダフのアルバムアートはこちら

ジェフの公式サイトにとびますが、そこからちょっと見てみようという人はこのギャラリーを見てもらえば彼がやりたいことの一部がわかると思います。

さすがに公式に載せるものなので、昔逮捕されそうになった時の写真みたいな過激なものはないですが、まあ、目のやり場に困るものも無くはない。

 

 

「表現する」ことを生業とする人は、自分のオリジナルを発信する人もいれば、何かしら役柄を演じる、というものがあると思うのですが、

ジェフ・ダフという人はオリジナル作品も発信するんだけども、もうほぼ人生の大部分をデヴィッド・ボウイのトリビュートに費やしている人です。

彼が表現するのはデヴィッド・ボウイのレガシーなわけです。

デヴィッド・ボウイが亡くなった時、もしかしたらショックでジェフは死んでしまうかもと心配しましたが、今も彼は健在です。

あいかわらず物議を醸すこともしばしばですが。

 

すごいよ。

あの年齢で脱いじゃうとかさ。(いや、別にのべつ幕なしに脱ぎまくっているわけではないが。)

もう十分コントロバーシャルな存在だったりするのに、老いてなおその道を行くジェフちゃん。

凄すぎる。

彼をみていると、私が幼心に、これは見ちゃいかんやつや、とレコード売り場でアルバムをほかの人の後ろへ隠してやったプリンスなど非常に可愛らしいと思う。

普通に、(普通ってなに?ですが)、世間の人がぎょっとしない恰好の時は、ちょっとタレ目のイケてるおじいちゃんなんだよねぇ。

たぶんファルコが生きていたら、そしてもっと痩せてひょろっとしたら、こんなおじいちゃんになっただろうなあ。

 

Ground control to Major Tom

Bowie - Symphony in the Vines - Duffo , Balbi, Stace & George Ellis.........Five Years

 

彼のほんとの心はわからない。ボウイ本人を大好きという部分もあるでしょうが、ボウイの作品・芸術を真剣に愛しているんだろうなあ。

(ちょっと違うけれど、ジェーン・ホロックスのリトル・ヴォイスのお母さんじゃないけども「毎日聴いてたらそっくりに歌えるでしょ」って?

いやいやいや、そんなんありえんてーーー!)

誰だって好きで好きで好きすぎるとその歌い手さんの真似っこから入るでしょうが、ジェフはそれがもう突き抜けているんですよね。

ものまね、、でもないんですよねぇ。そっくり、ということに重きは置いてないんですけども。

だけども形から入る、としたら、そこらへんの入り方はものすごく研究している。

   ジェフはボウイの遺作のラザルスも自身のレパートリーに入れています。こうして彼は、ボウイのレガシーを表現し続けるんだろうね。

 

まあとにかく、なにがしかの表現者、アーティストのファンになったとしましょう。

ごく一般の人はステージを見に行く。もしくは音源を聴く。

作品を愛でるだけという人もいれば、その人自身も好きになり、関連グッズに手を広げることもあるでしょう。

その人自身を好きになった時は、その人を知ることに腐心することもあれば、その人と同じことをやってみたくなる。

それが普通はファッションを真似するとかなんだけども、これが実際に自分も歌手だったり役者だったりする場合はどうなるのか?

 

ジェフはただ時々自分の趣味の範囲でカバー曲を歌う、とかじゃーなくて、トリビュート作品を発表する、ステージにしてしまう、とこまでやってしまってるわけですよ。

 

ボウイが亡くなってから彼の人生を映画化するとか、舞台化するとか、そういう作品として出来上がっているものの、演者の一人として参加するのではなく、

自分で作ってショーを始めてしまったわけですよ。それもボウイが生きている時から。もうずっとずっとそれをやり続けているわけ。

すごいよね。うん。

近年はボウイの公式でも、ジェフのショーを認めちゃってたしね。。。。

 

 

 

ところで、私が初めてジェフちゃんを聴いた時はダッフォ名義の作品なのですが、その時は偽ボウイ、と思うよりも

なんだこのジュリーみたいな桑田佳祐は?でした。

なんか声もだけど、歌いまわしが桑田佳祐に少し似ているんだよね。

 

 

 

私が彼の作品で一番好きなのは

Here Come the Freaks 初出のアルバムバージョン 

Alone and Paranoid というアルバムに収録されています。

 

Here Come the Freaks こちらはギタリストの Joseph Calderazzo とのアルバム Holiday in Transylvaniaのバージョン

Joseph Calderazzoったらピアニストが有名ですが、その方ではなく、オーストラリアのギタリストです。

Holiday in Transylvania は名作ですぞ。

私はヴァンパイアラヴァーも好きですね。

 

Here Come the Freaks (Live) およびそのライヴ 

このライヴ盤ではHide and Seekの演奏が圧巻です。震える。

 

 

これはちょっと変わり種。ボウイをフランク・シナトラの世界観で表現したもの。

なんじゃこりゃ、と思うか、いいね、と思うかはあなた次第。

 

 

 

 

 

   私はこのアルバムが一番愛着あるかなあ。

 

 

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"B" is for "Steve Balbi" !!!!

 

"B" is for "Steve Balbi" !!!!

 

Bはスティーヴ・バルビのB!!!!

 

本日は元ノイズワークスのスティーヴ・バルビさん

ノイズワークスのベース担当

オーストラリアのミュージシャン、プロデユーサーです。

ノイズワークスの前のいくつかのバンドのことは存じ上げず、ノイズワークス以降のことしかわからないのですが、

ノイズワークス解散後、

ヴォーカルのジョン・スティーヴンスはソロだのINXSのマイケル・ハッチェンスの後任など

ギターのスチュアート・フレイザーはジョン・ファーナムのバンドへ参加

ドラムのケヴィン・ニコルはセッションドラマーに

んで、ベースのスティーヴ・バルビとキーボードのジャスティン・スタンレーはエレクトリック・ヒッピーズというバンドを結成します。これが1993~95年。

この二人はバンドに必要な楽器はほぼ弾ける人たちなので、何でもござれなんですが、なんだろうなあ?ジャンルはサイケ?ポップ?

ElectricHippiesはこんな感じ音楽なのですが、ここはあまり聴き込んでないのでスルー。

(というかリアルタイムでは全くノーマーク。何しろノイズワークスが解散したのを知ったのはワタクシ、90年代後半です。)

 

まああれだ。かっこよくて才能あふれるジャスティンがちょっととがっていた頃なのかもしれない。

そのジャスティンはもともとアメリカの人なのですが、これまたアメリカ人の歌手ニッカ・コスタと結婚して、カリフォルニアに移住してしまったので、そのままエレクトリック・ヒッピーズは解散。

 

ジョン・ファーナムのツアー映像の中にスチュアート・"チェット"・フレイザーを発見してようやくノイズワークスがもう解散しちゃったと知り

えー、ジョン・スティーヴンスはなんかあちこちで歌ってるじゃん?

アタシのもう一人の御贔屓さんのスティーブ・バルビはどこへ行っちゃったのさ!!!!

と焦って探したのはほんとに90年代も末も末でした。

そういう時はお友だちのボン・ジョヴィ子ちゃんに訊くしかあんめえ、ってんで尋ねましたが、「知るか!マイナーどころばかり追いかけんな!」って酷い言われよう。。。

   ・・・・・すいませんね。でもさあ、、、一応オーストラリアでは人気のバンドだったんだからさあ。。。。

なんでバルビが好きになったかというと、そりゃー、ベース好きとしては、ベース持ってるだけでポイントが高いわけですよ。

ほんでもって、デビューアルバムのジャケットがよくないんだけど、バルビが真ん中なんだよね、ははは。

最初はワタクシ、真ん中のバルビこそがジョン・スティーヴンスと思っていたんですよ、はい。

80年代はそこまで情報が早く手に入るわけではないのでね。

 

まあでも一回好きになったら、よほどのことがないかぎり尽くすのがワタクシですんで、ちりちり頭&ちょっと小柄なべーシストを見つめ続けました。

・・・・とはいかず、セカンドアルバムではチェットによろめいちゃったんだけどそれはそれ、これはこれで・・・

解散後しばらく見失っていること数年。

ときどきノイズワークスが単発でイベントに参加している時も、バルビは最初いなかったので、どーなっとんじゃ?って思っていたのですが、

 

   きっとこれを作っていたんだね!  たぶん。

   スティーヴ・バルビ名義での初のソロアルバム。

 

Steve Balbi - I Found You (Live On TV)

どこのジョニデさんですか、、、ってな風貌に。

 

Rock N Food Episode 1 Featuring Steve Balbi

この動画ロックンフード、アーティストのお気に入りのお店を紹介しながらインタビューをってものみたいです。

私はコロナ禍でみつけたものですが、これ見ておおお!バルビはマルタ系だったんだ!と初めて知りました。あとはジャスティンとの出会いも古かったんだな、とかこれ見るとわかりました。

 

Steve Balbi TOUCH 'Reach Out' featuring Stuart Fraser Firefly Melbourne 5.11.18

こちらの動画は2018年11月5日、バルビのライヴにチェットがゲストで出たもの。チェットの死のおよそ1年前になります。

 

Noiseworks - Touch (live on sunrise)

2011年、テレビ番組に出たノイズワークスのうち3人

 

 

私はこの3枚目、というか2枚目になるのか?このアルバムがお気に入りです。

STEVE BALBI, 'MY SUNSHINE' (Official Music Video)

このアルバムからの2nd.シングル「マイ・サンシャイン」

この曲にけっこう慰められましたよ。。。。

 

 

彼のソロキャリアの中でも私が好きなのはジェフ・ダフ(ダッフォ)との共演です。

 

デヴィッド・ボウイのSpaceOddity

Ground control to Major Tom

ジェフ・ダフについてはまたどこかで触れますが、私は彼のぶれなさが愛おしい。もうすでに高齢なのにコントロバーシャルな存在であり続けるダッフォは凄いと思う。

 

STEVE BALBI (ZIGGY) 'LIFE ON MARS?' (Live at Enmore Theatre, 2011)

ボウイの伝記映画が表なら、裏はきっとダッフォのZIGGY SHOWだと思うので、併せて楽しもうと思います。

 

 

 

 

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N is for "NOISEWORKS"

N is for "NOISEWORKS"!!!!

Nは”ノイズワークス”のN!!!!

 

久しぶりの「ウは宇宙船のウ」でございます。

久々ですが、あいもかわらずニッチな世界の住人の私ですので、ひっそりここでノイズワークスへの愛を叫びます。

 

NOISEWORKSは1986年~1992年に活動したオーストラリアのロックバンドです。

 

ワタクシ、92年あたりから怒涛の人生転換期でして、実は92年に彼らが解散していたなんて知らなかったというていたらくなのですが、、、、。

いつだったか、友達に見せてもらったジョン・ファーナムのライヴ(’96年のジャック・オブ・ハーツのツアー映像)で、チェット(スチュアート・フレイザー)の姿を発見してしまい。

コンサートの最後のほうでジョンがチェットのことを紹介するときに「ノイズワークスにとっては不運かもしれないが、俺はうちのバンドにいいギタリストがきてくれてラッキーだ」とかなんとか言ったんですが

その時でさえ私は「なになに?チェット、いつの間に脱退したん?」などととんちんかんな感想を抱き、バンド自体が解散しているなんて思ってもいなかったのでした。。。がっくし。

そのチェットも、ジョンのバンドで25年も活躍したけれど、2019年11月30日に亡くなりました。哀しい。

ノイズワークスは92年に解散しましたが、その後何度かイベントとかで集まったりして、2000年代から再結成しています。

 

 

オーストラリアと言ったら、AC/DC?オリヴィア?それともINXS?エア・サプライ、メン・アットワーク?

私はですね~、オーストラリアと言ったら、何よりも、リック・スプリングフィールド、そしてジョン・ファーナムが好きなのですが、本日はノイズワークスでございます。

長く聴き続けている、リトルリバーバンド、チャーチ、クラウデッドハウス、、、、、も確かにいいですが、今日はとにかくノイズワークスです。すきなんですよ。

 

メンバーは ジョン・スティーヴンス(ヴォーカル)、スティーヴ・バルビ(ベース)、スチュアート(チェット)・フレイザー(ギター)、ケヴィン・ニコル(ドラムス)、ジャスティン・スタンレー(キーボード、ハーモニカ、ギター)の5人。

ノイズワークスのことを知らない人でもリードヴォーカルのジョンのことは知ってる人も多いんではないでしょうか。

ジーザス・クライスト・スーパースターのユダとか、あとは、INXSがマイケル・ハッチェンスを失った時、ジョンがしばらく歌っていたし。

5人そろってのノイズワークスがとても好きでしたが、特にお気に入りはベースのスティーヴとギターのチェットでした。

John Stevens : lead vocals

Steve Balbi :bass guitar and backing vocals

Stuart Fraser :guitar and backing vocals

Kevin Nicol: drums

Justin Stanley : keyboards, harmonica and backing vocals

 

私の一番好きな彼らのアルバムは3rd.アルバムの LOVE Vs Money

非常にアルバム全体としての完成度が高いと思います。

ジョンの声もこのころの声が最もハードロッカーという感じで好きです。

彼らにとって念願のアルバムチャートNo1獲得作。

これはねー、アルバム全部通して聴くのが楽しいから特にこれって上げたくないんですが、まあ一個だけ貼り付けましょう。

 

Noiseworks: Hot Chilli Woman | 1992 ARIA Awards

 

 

 

 

 

2枚目のTouch 荒っぽいとこも好きです

私はこの2枚目でチェットによろめきましたよ。はい。

2ndアルバム3曲目 Voice of Reasonの3連発から

Noiseworks - Voice of Reason (HQ Audio)

ジャスティン・スタンレーはけっこう美味しいところをさらっていくなあ。

ジャスティンはちょっとかっこよすぎて見るのが恥ずかしい。後ろにいるくらいが心臓にはいい感じです。

 

Voice of Reason MTV Studio Concert 1989 | Noiseworks

 

 

Noiseworks - Voice of Reason

2011年の映像です。アップしてくれたかたありがとう

 

とはいえ、世間的にはこのTouchが代表曲。

 

Touch - Noiseworks | Reach Out To Asia Benefit

 

Noiseworks - Touch (1988)

 

 

トリプル・プラチナだったのは1stアルバム

世間的にはやっぱりこのデビュー作が一番有名なのでしょうかね。

私はこのジャケットのせいでスティーヴ・バルビがフロントマンだとけっこう長い間思っていましたよ。

Noiseworks - Take Me Back

Noiseworks. No lies.

私はジョンの低い音域の声が好きなので、このデビュー曲はサビじゃないところがお気に入りです。

 

誰かジョンの低い声好き仲間がいないものか。。。。

シングルで出回っているのはサビが高音で張り上げるタイプのものが多いですが、アルバム曲はジョンの魅惑の低音もばっちりちりばめられています。

 

こちらは31年ぶりの4thアルバムとなるEvolution

EVOLUTIONについてはまた今度取り上げます。

このアルバムは今年ようやく入手したのですが、まだこう、自分の中で整理がつかないので。。。いろいろと。。。

 

最近の映像ではスティーヴがどんどん妖怪、いや、妖精ちゃんになりつつありますが、そんなところも好きですよ。

スティーヴがわが道を行くのに対して、ジョンは変わらない。というか、TMのウツのように、もう、そのまんま、これって出された曲を素直に歌ってくれる感じです。

ジョンはええ人やなー、って思う。

HEART & SOUL | NOISEWORKS 2022

 

Today Weekends with Richard Wilkins Exclusive Noiseworks Interview.

 

おまけ  What you need by INXS at Hay Mate Benefit Concert | Jon Stevens & Andrew Farriss

 

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萩尾望都SF原画展 in 佐野美術館

萩尾望都SF原画展 in 佐野美術館


佐野美術館(三島市)にて開催中の萩尾望都SF原画展へ母と妹と3人で行ってきました。
庭園も少しだけ観ました。

今回は午後1時過ぎに車で出たので、あまりお庭は見られませんでしたが(一応原画展がメインだから)、お天気の良いうちに見られてよかったです。
カルガモちゃんたちも元気でした。

SF原画展は貴重な生原稿やイラストの数々がたくさんあって、感動いたしました。

あまり大きな作品は少なく、ほんとうにミニチュアールサイズの用紙に、細かく描いた作品もあって、その繊細な筆使いに泣けました。
墨の塗り方も筆のあとが見られるのって、ゾクゾクしますね。


スターレッドや11人いるの原稿がかなりたくさんありました。

私はやはり一番好きなのが「銀の三角」なので、夢狩りの場面とか、ミューパントーの歌の場面の本物を見ることができたのはとても嬉しかった。(「百億の昼と千億の夜」はまた別格だけども)
あとは、一番好きなシーン、「リザリゾ王に異形の子は生まれなかった」のくだり、、、マーリーが「あの子を消さないで」と涙を流すところ、あれを見られて嬉しい。

なんかジェイクのキャラも好きなんですよね。はいからさんが通るの鬼島軍曹みたいな感じ、、いや違うかな、漫画版の1000年女王の夜森大介みたいというか、、あれですよ、敵対しているようなでも信頼関係や友情があるというか、あの不思議な感じが好きなんだな

それからハヤカワSFでずいぶんお世話になったジャック・ヴァンスの魔王子シリーズの表紙イラスト、光瀬龍さんのシリーズもうひゃうひゃしながら見ていました。タニス・リーの闇の公子シリーズも、絵は大好きでしたねー。タニス・リーの作品は、それほど好みではないのですが。。。


グッズはねぇ。。。うーん、クリアファイルの組合わせもよく考えてあるっていうか、そりゃあ両方欲しくなるわな。。。ポストカードもなあ。。。。って、あれもこれも欲しくなるのでそんなら図録買うほうが早いしお得ってんで、図録だけ買いました。
あとはインタビュー対談映像もあって、製作秘話とか、「木下司」の謎とか明かされていて面白いです。

月曜日で平日だったせいか、そんなに混んでなかったからゆっくり見られて良かったです。



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T is for ”Toshiki kadomatsu”

T is for ”Toshiki kadomatsu” Tは角松敏生のT!!!!!

角松敏生さんの曲で大好きなのは THE BEST OF LOVE です。1986年のシングル。

角松敏生 THE BEST OF LOVE (Single Version)


私が角松さんの名前を知ったのは「悲しみが止まらない」でした。
Anri-Timely!! / 06 / 悲しみがとまらない I Can't Stop The Loneliness



この杏里の曲は、とにかくもう、ベースラインにノックアウトされたのですが、「何?なんなのこの曲????誰が作ったのよ!!!!」って見たら、作詞の康さんと作曲・編曲の林さんコンビに「編曲・プロデュース」で角松さんのお名前があって、そこで「誰この人?知らん」みたいになったんです。
あとはラジオの番組表を見て、村下孝蔵の「初恋」がかかると思って待ってたら、角松さんだったよ、とかジグソーの「スカイ・ハイ」と思ってたら角松さんだったよ、みたいなのがあって、だんだん覚えていきました。

その後ラジオでちょこちょこシングルとか聴いて、あとは角松さんが事務所から出て行っちゃったから、彼に続くアーティストを育てるために、藤田さんが目をつけたのが杉山さんたちだった、とかいろいろ知ることになりますが。

角松敏生 NO END SUMMER (20th Anniversary Live)

このままずっとずっとずっと~


私の印象では、角松さんは、佐野元春さんみたいに、ガッチガチに完璧に音を作る人、というイメージです。大瀧詠一さんとはまた別の凝り方、なんだけども。
好きなのは大瀧さんのほうなんですが、時々角松さんに走りたくなるときもありますね。

それにしても、この名曲をこれまた私の好きなアレンジャーの佐藤準さんが別アレンジで作ったときはびっくりしました。
稲垣潤一 & 小柳ゆき - 悲しみがとまらない



まあ佐藤さんバージョンもすごくかっこいいんですが、今回は角松さん。
角松さんはその後の名プロデューサーとして活躍も素晴らしいと思いますが、私は彼自身が歌う楽曲の世界のほうが好みです。

角松敏生 初恋(20thリベンジ)


角松敏生 TAKE YOU TO THE SKY HIGH (20thリベンジ)



やっぱりこの曲が好きです
角松敏生 THE BEST OF LOVE (20thリベンジ)

青木さんのベースにうっとりです。御冥福を祈ります。
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K is for ""Tom Kelly""!!!

K is for ""Tom Kelly""!!!
Kはトム・ケリーのK!!!!



リックのアルバムのところで最近はなんもしてないと書いたトム・ケリー。

なんもしてないことはないとは思うのですが、ガッツリ働いているようなのは聞こえてきていません。

トム・ケリーという人は一般的には数々のヒット曲を生み出した名ソングライターでもあり、7人目のTOTOメンバーという言われ方をされてた時もありましたね。
確かに名ソングライターなんですけども、最初に彼を知ったのは「AORの人」とか「すごい声の高いコーラスの人」という感じで、『歌を歌っている人』でした。
あの頃はやったAORのLA録音のものに、彼の名前はじゃんじゃか載ってます。
ビル&タマラ・チャンプリン、ケニー・ロギンス、ジェイソン・シェフ、トム・ケリー、そしてリチャードとスラッグ。うっとりする声の方々です。。。。

竹内まりやのアルバムでビル・チャンプリンとトムがコーラスで参加した曲なんて「全部女性で歌ってるんですか???」って感じます。


トム・ケリーは単独でのソングライティングも行っていますが、だいたいにおいてビリー・スタインバーグと一緒に曲を書いています。
1940年代生まれでアマチュア時代はだいたい歌うベーシスト的な活動をしており、デニー・ヘンソンと出会ってからThe Guildを結成。
ゲイリー・アッシャーのプロデュースでデビューしますがヒットに恵まれず解散。
ダン・フォーゲルバーグのバックバンドに参加し、そこでデニーとも再会し、今度は4人編成のバンドを組んで「フールズゴールド」で再デビュー。
こちらのバンドはイーグルスの弟分的な扱いで、オープニングアクトを務めることもしばしばだったそうですが、こちらも長続きはしなくて、2枚のアルバムを残して解散してしまいます。
この2枚のアルバムで、イーグルスやTOTO、デヴィッド・フォスターとの人脈や名プロデューサーのキース・オルセンと知り合い、トムのセッションシンガーの道はこうして開かれます。

ビリー・スタインバーグはCCM系で活動していた中、リンダ・ロンシュタッドやパット・ベネターが彼の曲を歌ってトップ10ヒットを飛ばし、ソングライターとして名前を売っていきます。
ビリーとトムはキース・オルセンがプロデュースしたパット・ベネターの3rdアルバムに、それぞれ別の曲を書いて参加したことで出会い、1983年バンドユニット、I-TEN(アイ・テン)を結成することになりました。
ソングライターチームとしてのスタートより、i-TENが先なのですね。
i-TEN自身はヒットしませんでしたが、ソングライティングに手ごたえを感じた2人はあちこちにデモテープを送り続けます。

最初の大ヒットがマドンナのライク・ア・ヴァージンで、これは84年の暮れから85年の初めまで、実に6週連続で全米1位というメガヒットを記録しました。


Billy Steinberg and Tom Kelly in "Walk On By: The Story of Popular Song"

おなつかしのマドンナのLike A Virgin。

私がこの曲を知ったのはラジオでした。
ラジオで聴いたり、週刊FMとかで読んだり、洋楽雑誌でちらちら見てはいるものの、特にアルバムを借りてこようなどと思ってませんでした。
ちゅうか、Like A Virginの6週連続1位のおかげで、マドンナのレコードはいつ見ても全部借りられている状態だったのよね・苦笑
が、夜ヒットに出たマドンナを見て、「うわー、ほんとにこの人はすげー」と思ってようやくアルバムを借りたらば、、、

そこにあるのは楽曲提供者としてのビリー・スタインバーグ&トム・ケリーの名前。

あ、あれ?????トム・ケリーじゃん!!!!!

初めてソングライターとしての彼らを意識したのはマドンナのこの曲じゃなくて、REOスピードワゴンやリック・スプリングフィールドやビル・チャンプリンの作品でだったんですが、誰でも知ってる曲というとまずはこれ、、、になると思います。


在籍していたバンドフールズ・ゴールドやi-Ten(I-10)とかGary Usherのアルバムサンクチュアリなどで歌っているのは高い声の男の人という感じなんですが、
女性アーティストへ提供した曲のデモとかだと女性のキーで歌っているので

Madonna: Like a Virgin [Steinberg Kelly Demo]

こういう風に顔を見ないで聴くと一瞬わからない。



世間的認知度の高さではシンディ・ローパーやフィル・コリンズの歌った「トゥルー・カラーズ」、バングルスの「胸いっぱいの愛」、ホイットニー・ヒューストンの「ソー・エモーショナル」でしょうか。
珠玉の名曲ばかりです。


では、ビリー・スタインバーグとのコンビで作った楽曲をいくつか。

Rick Springfield - Just One Kiss
リックの1982年のSuccess Hasn't Spoiled Me Yet (アメリカンガール)から

トムとリックとリチャードが一緒に歌うと判別が難しいときがありますが、これなんかはトムの声がすごく分かりやすいと思います。



Tina Turner - Keep Your Hand Off My Baby
1984年ティナのシングル、プライベート・ダンサーのB面の曲



Cheap Trick - Kiss Me Red (1986) hd
チープトリックのThe Doctor収録曲

このアルバムではチープトリックのメンバー以外が書いた曲はこれだけです。

Belinda Carlisle - I Need A Disguise
ベリンダ・カーライルの1986年のソロアルバム「Belinda」収録曲でバングルスのスザンナ・ホフスとの共作


Whitney Houston - So Emotional
1987年のホイットニーのアルバムホイットニーから

なんちゅーか。ほんとに惜しい才能でしたねぇ。
難しくて歌えないよこんなの。。。。。

Cyndi Lauper - True Colors (acoustic, with lyrics)


"TRUE COLORS"-(Cyndi Lauper, Live in Paris).


Phil Collins - True Colours [OFFICIAL HQ MUSIC VIDEO]
フィル・コリンズは1998年に出したベスト盤の中でこの曲をカバーしました。


ビリーとトムの作った原曲はピアノ伴奏のゴスペル色の強いものだったそうですが、フィル・コリンズのはジャズっぽい感じですね。
ビリーとトムの作った曲に、シンディが歌詞を追加したものが現在最も聴かれているバージョンです。


The Bangles - Eternal Flame (La Flama Enterna)
バングルス「胸いっぱいの愛」 ライターはビリー&トム、そしてスザンナ・ホフス

とても好きな曲です。

Little River Band - Listen To Your Heart (Full Version)
こちらは1989年のベストキッド3のサントラ。リトルリヴァ―バンドが歌っています。


しかしトムとビリーの曲で一番好きなのはやはり『アローン』かもしれません。
ハートのプロデューサーのロン・ネヴィソンが「彼女たちあうパワーバラードが欲しい」と言ったときに、トムが「Aloneがいいじゃん!」って推したとき、ビリーは「駄目!あのままじゃ絶対駄目!」と手直ししたそうです。
ビリーは「凄くいい歌詞だったのに、I-Tenのバージョンは忘れたいくらい大嫌いだった」、とまで語ってます。
(というか、、、、I-Tenのアルバムはですねえ。。。いろいろやりすぎつめこみすぎて残念になってしまったルークさんのプロデュース作品なんですよね。
一言でいうと残念なAOR。まとまりのないAOR。でも愛着のある作品です。)



i-Ten - Alone

歌ってるのはトム(メイン)とビリー、バックはリチャードです

Heart - Alone
1987年作品。アメリカとカナダでチャート1位

昔からのハートのファンには「カバーなんて」という声もあります。そりゃー70年代のとんがったハートと比べたら、少々甘すぎるかもしれません。
でも私は大好きです。

ビリーは「コーラスの最初を書き直し、詩もメロディもすっかり感じを変えて、いい感じにしてネヴィソンに渡した。アン・ウィルソンが最高にすばらしく歌ってくれたから、さらに良くなった。いい曲に聴こえた。」とインタビューで述べています。良かったわー。忘れたいなんて思ってた曲が世に出て。。。


ビリーが加わってない曲もたくさんありますが、、、特に好きなのはこれ。
REO Speedwagon - In My Dreams
REOの1987年のイン・マイ・ドリームスはREOのヴォーカルケヴィン・クローニンとの共作

レコーディングではこの曲はケヴィンとトムで歌っています。



I-TENのアルバムについてはまた今度取り上げてみたいですが、ほんと、需要があるんだかわかりません。
アイテンって、どういう意味だったのかなあ?今となっては知る由もありませんが、、、i(虚数)の10乗、、じゃないか。。。テンが点、って、、、無理なこじつけだったわ。

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A is for ”Vladimir Ashkenazy”!!!!

本日はこれから神奈川スケートフェスティバルを観に行ってきます。

第一のおめあては章枝ちゃんです。(世間的には皇帝プルシェンコなので、職場の人には説明がメンドクサイのでプルシェンコと言ってある)

章枝ちゃんの作品にはそれぞれ思い出がありますが、、、あの苦しかったトリノシーズンのラフマニノフも忘れられません。

で、今朝は久しぶりにアシュケナージのラフマニノフをきいてました~。


というわけで・・・・   A is for ”Vladimir Ashkenazy”!!!!  Aはウラディーミル・アシュケナージのA!!!!

アシュケナージが好きです。

ピアノ習っている人は必ず一度は彼に転ぶと思います。

そしてある時期「アシュケナージが嫌いー教科書みたいでつまんなーい」になったりとか、反発したくなったりとか、離れて行ったり、やっぱり戻ったり、、まあそこはいろいろだと思います。


わたしはずっと好きです。嫌い位になる理由なんてないんだもん。


というか、家にあったレコードはたいていヤマハで買ったものか、もともとうちにあったものなんだけども、ピアノは圧倒的にカッチェン、アシュケナージ、ラローチャ、ギレリスが多かったんですよね。リヒテルも多かったかな。(デッカやグラモフォンのものが多かった気がする)
だから自分で買えるようになるまで選択肢が無いというか・苦笑


そして子供の頃から騒々しい人間だったからなのか、どうもショパンは苦手でいつも途中で聴くのをやめちゃうケシカラン人間だったんですが、アシュケナージのだけは最後まで聴けたんですよねぇ。
あ、今はいろいろな人の演奏でショパンも聴きますよ、それでも。(優先順位はかなり低いですが)


Ⅱ Int'l Tchaik : Vladimir Ashkenazy

トーオリ先生みたいだ、なんとなく

Tchaikovsky 1962



John Ogdon plays Liszt "Grande Fantaisie de bravoure sur La clochette" (after Paganini)



John Ogdon - Liszt - Piano Concerto No 1 in E-flat major



子どもの頃、お教室のお友達とかと話してて、どのピアニストが好きー、とかいう話になって、たいていの子はアシュケナージとか言ってたのに、一人「ジョン・オグドン」って言った子がいて。

わたしは「なに?アシュケナージじゃないのか?ケシカラン!」とか思って、ジョン・オグドンを聴いたのですが、、、

ギャーなんだこの人ー、すごいー!!!!!と仰天したのを覚えています。
今は見つけられないのですが、チャイコンのジョン・オグドンのリストの映像を観たときはめちゃめちゃびくりしたものでした。
あとはアイザック・アシモフ(作家)に似てるところが好きになったりしました。


チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック クラシック

ラフ2とチャイコフスキーのコンチェルト。
アシュケナージは30代の時にプレヴィンと録音したラフマニノフ1~4番のシリーズがあって、それは2枚組CDで恐ろしいくらい良心的な価格設定で手に入るしろものですが、彼のラフ2はこっちのほうが好きです。


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T is for "Traveling Wilburys"!!!!!

Tはトラヴェリング・ウィルベリーズのT!!!!
T is for "Traveling Wilburys"!!!!!


リチャード・ペイジが参加しているリンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドですが、グリークシアターの公演を見ていて最後にジム・ケルトナーとジェフ・リンの姿を見つけ、ビートルズつながりでトラヴェリング・ウィルベリーズのことを思い出しました。


トラヴェリング・ウィルベリーズは1988年にデビューしたバンドですが、、、ずいぶん老けた新人さんたちですこと・笑

レコード会社の契約の関係で名前や顔を大っぴらに出せず、架空のバンド名で、全員が「なんとか・ウィルベリー」というウィルベリー兄弟というか親戚なのか、そういう名前とサングラス姿でデビュー。
ま、声やパフォーマンスでもろわかりですがね。

メンバーはジョージ・ハリソン、ロイ・オービソン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ジェフ・リンの5人です。

Traveling Wilburys:
Nelson Wilbury (George Harrison) : vocals, electric and acoustic guitars
Lefty Wilbury (Roy Orbison) : vocals, acoustic guitar
Lucky Wilbury (Bob Dylan) : vocals, acoustic guitar, harmonica
Charlie T. Wilbury Jr (Tom Petty) : vocals, bass, acoustic guitar
Otis Wilbury (Jeff Lynne) : vocals, electric and acoustic guitars, keyboards

  
サポートメンバー:
Buster Sidebury (Jim Keltner) : drums
Ian Wallace : tom-toms on "Handle with Care"




トラヴェリング・ウィルベリーズ(公式サイト)の結成は、ジョージ・ハリソンがアルバム『クラウド・ナイン』をリリースした後、クラウドナインからシングルカットする「This is Love」のB面の曲を作ったことがきっかけです。


カップリング曲がうまいこと出来上がらないジョージが、クラウド・ナインをプロデュースしたジェフ・リンのところに「どーしよーかなー」と相談に出かけます。
当時ジョージはロスにいて、ジェフはロイ・オービソンのアルバム『ミステリー・ガール』(その時は思いもよらなかったかもしれませんが、これが最後のロイのソロアルバムになってしまいます)のレコーディングに参加していました。
その夜、ジョージとジェフとロイが3人で食事をして、じゃあ、俺たち協力するよ、ということで3人でカップリング曲作ろうってことになりますが、『スタジオはどーするんだ?すぐ使えるところあるのか?』となった時に、ジョージが「ボブのところでいいんじゃないの」と言ったとか。
ロイ・オービソンは「どこのボブか知らないけどついて行ったら、ボブ・ディランのホームスタジオだった」とインタビューで答えています。
ジョージがトム・ペティに貸してたギターを取りに行き、(トムもロイ・オービソンのレコーディングに参加中でした)じゃあトムも一緒にやろうよ、ということになったようです。


Traveling Wilburys - Handle With Care

こちらがB面ように作られたHandle With Care

Handle With Careは段ボール箱などに貼ってある『取扱注意』のシールみたいなのなのですが、歌詞はそこにMeを入れて「僕を大事に扱ってくれよ」という感じになってます。
ジョージがボブ・ディランのガレージの段ボール箱を見てひらめいたそうです。


この曲を聴いたレコード会社が、こんな素敵な曲とグループをほっとくわけがありません。

で、アルバムを作らないかということになり、、出来上がったのがこちら↓

トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1
1. Handle With Care 2. Dirty World 3. Rattled
4. Last Night 5. Not Alone Any More 6. Congratulations
7. Heading For The Light 8. Margarita 9. Tweeter And The Monkey Man
10. End Of The Line  11. Maxine  12. Like A Ship
Warner Music Japan =music=  1988年作品/2007年再発売


グレッチ社もキャンペーンに協力し、5人が全員グレッチのギターを持っている写真を使ったポスターを当時レコード会社で見ました。





THE TRAVELING WILBURYS - DIRTY WORLD 1988





2作目も作っていたのですが、1990年にロイ・オービソンが心筋梗塞で急逝し、その後任と言われていた(正式なアナウンスはなされていませんが)デル・シャノンも亡くなったため、Vol.2はお蔵入りのままです。ボブ・ディランが出来上がりに納得していなかったという噂もありますが、真相はわかりません。

“レフティ”の死後4人のメンバーで新たに創り上げたのがVol.3↓
トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.3
1."She's My Baby"  2."Inside Out"  3."If You Belonged to Me"
4."The Devil's Been Busy"  5."7 Deadly Sins"  6."Poor House"
7."Where Were You Last Night?"  8."Cool Dry Place"  9."New Blue Moon"
10."You Took My Breath Away"  11."Wilbury Twist"

Bonus tracks on 2007 re-release
12."Nobody's Child" (Cy Coben, Mel Foree)
13."Runaway" (Max Crook, Del Shannon)
Warner Music Japan =music=


再発の2007年盤にはデル・シャノンの曲も入っているので、オービソンの後任はやはりシャノンだったんじゃないのかな、って思います。
シャノンの『ロック・オン』というアルバムもトラヴェリング・ウィルベリーズが参加していますしね。



一応「なんとか・ウィルベリー」という体裁ですが、メンバーチェンジをはかったそうで、偽名もちょっと変わってます。

Clayton Wilbury (Jeff Lynne) : acoustic guitar, bass, keyboards, lead & backing vocals
Spike Wilbury (George Harrison) : acoustic & electric guitars, mandolin, sitar, lead & backing vocals
Boo Wilbury (Bob Dylan) : acoustic guitar, harmonica, lead & backing vocals
Muddy Wilbury (Tom Petty) : acoustic guitar, bass guitar, lead & backing vocals

ジョージ:ネルソン・ウィルベリー→スパイク・ウィルベリー
ジェフ:オーティス→クレイトン
ボブ:ラッキー→ボブ
トム:チャーリー・T→マディ

このアルバムのサポートメンバー以下の人たちですが、ゲイリー・ムーアはケン・ウィルベリー名で参加しています・笑
Jim Keltner : drums, percussion
Jim Horn : saxophones
Ray Cooper : percussion
Ken Wilbury (Gary Moore) : lead guitar on "She's My Baby"



Traveling Wilburys - Inside Out

3ではこれが一番好きかな。



Traveling Wilburys - She's My Baby




Traveling Wilburys - Wilbury Twist (rare clip!)







トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション
クリエーター情報なし
WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)

幻の2作目の海賊盤が出回ったり、廃盤になっていた1作目や2作目が高値で取引されていましたが、2007年にCDで再発売もされ、コレクションというセットも出ました。
こちらは1作目と3作目、そして未発表音源とDVDのセットという形になっています。

DVDは24分のドキュメンタリー「ザ・トゥルー・ストーリー・オブ・トラヴェリング・ウィルベリーズ」を収録していて貴重です。
ジョージ・ハリスン自身の撮影も含まれていて、ファンにとってはお宝。
「ハンドル・ウィズ・ケア」「エンド・オブ・ザ・ライン」「インサイド・アウト」「シーズ・マイ・ベイビー」「ウィルベリー・トゥイスト」の5曲のビデオ・クリップ付です。


1も3も好きな曲がいっぱい入っているのですが、やっぱりロイ・オービソンの存在は大きかったなと感じます。



TRAVELING WILBURYS - Not Alone Any More







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C is for ”CHASE”!!!!

CはCHASEのC!!!!

いやもー、何日か前から、1日1回チェイス、、、ですよ。
なんだかんだで「追跡」ばかり聴いてしまうのですが、エニアのB面も好きだし、復活も捨てがたいんだよね~。

チェイスというバンドは知らなくても、「黒い炎/Get it on 」(※T-レックスとは別の黒い炎)を耳にしたことのある人は多いと思います。
ビッグ・バンドのトランぺッターだったビル・チェイスが中心となって結成されたバンド「チェイス」は1971年~1974年という短い期間に3枚の傑作アルバムを残しています。
(1974年にツアー中の飛行機事故でメンバーのうちビル・チェイス含めて4人が亡くなったためバンドは文字通り消滅)

Chase / Ennea / Pure Music
クリエーター情報なし
Wounded Bird Records


CHASEの1stアルバム CHASE/追跡
2ndアルバムENNEA/ギリシャの神々 
3rd PURE MUSIC/復活
3枚を2CDに収めたもの。

ブラスロックと言ったらわたしにとっては何をおいてもまずはシカゴなのですけども、、、たった3枚のアルバムを残してバンドがこの世からなくなってしまったチェイス、、、これもまた大好きなレコードでした。
ブラスロックというよりも、ジャズバンドといったほうが正しいのかもしれませんが。

楽器としてはトランぺットよりトロンボーンが好きなんだけど、、、ファンファーレ的なものには逆らえない・笑
とにもかくにも、あの、トランペット4本の圧倒的なサウンドに誰が逆らえましょうか。


Chase - Get It On

おそらくこれを最初に聴いたのは、チェイス本家ではなく、何かのパレードとかバンドフェスとかだと思いますが。。。



Chase-get it on 1972 "黒い炎"

こちらは日本公演


"Open Up Wide" Chase-LIVE #original 1st album band#



わたしがきちんとチェイスのレコードを借りたのは、サヴァイヴァーの音楽が好きになって、サヴァイヴァーの曲はサリヴァンとピートリックがほぼ作っていましたが、
そのジム・ピートリックが難を逃れた飛行機事故の話からチェイスを知り、、、あとはするすると麗好堂のお兄さんやお姉さんたちに教えてもらって、「ああ、あのパレードでよくかかるあれ!」みたいな感じで好きになって。。でもみんな死んじゃった(皆じゃないけど)んだよね・・・としんみりして。。。


こう、自分でお年玉とかお小遣いためてレコード借りたり買ったりできるようになったのに、お目当てのアーティストはとっくにこの世にいないというのを知った時の無力感ですか、あれはなんとも切ないですよね。
わたしにとってそれは、チェイスと、ピアニストのカッチェンでした。




Bill Chase - Hades (Pluto).wmv

エニアの中では「冥王星/ハデス」が大好きです



Chase-Run Back to Mama

復活では「ラン・バック・トゥ・ママ」
こういうのに逆らえない



ホーンズが加わると、音の厚みや迫力も出ますが、、なんでしょうか、めちゃくちゃ「幸せ」というか「楽しさ」が倍増すると思うのですね。

スカパラや米米が好きなのもその魅力が大きいと思うし、シカゴもそう。
ゴダイゴもホーンズと一緒のコンサートは最高だったというし。




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V is for "Vangelis"!!!!!

V is for "Vangelis"!!!!! VはヴァンゲリスのV!!!!!

この前ニルソン・シュミルソンのカセットを探していた時に出てきたのがこれ。
こっちはテープが伸びてなかったので、久しぶりに母のラジカセで聴きました。
母もうっとりしていました。

Evangelos Odysseas Papathanassiou こと ヴァンゲリス は ギリシャ出身の作曲家、キーボード、シンセサイザー奏者。

子供の頃はヴァンゲリスが名字だと思ってました。
彼の本名をきちんと発音できる自信はないので、ヴァンゲリスとしかここでは書きません(汗)
ギリシャの人の名字って、なんであんなに、、、、(涙)スケート会場でギリシャの選手を紹介するアナウンスの人、尊敬します。。。。。



なんかけっこう昔、ヴァンゲリスのことはとりあげたつもりでしたが、炎のナンナーについてだけだったので、こちらのアルバムをご紹介。

ヴァンゲリスの作品の中では、イエスの妖精ちゃん、アンダーソンと一緒にやってるシリーズもあるんですけども、まあそれは妖精ちゃんやプログレやヴァンゲリスがめちゃ好きな人にはおすすめだけど、まあ、趣味じゃないわー、映画の曲くらいなら聴くわー、という人にぴったりなのが、その名も『Themes』であるこれ。映画のテーマ曲やテレビドキュメンタリーのテーマなどを集めたベスト盤です。


ブレードランナーがフェイドアウトのやや短縮バージョンなのが惜しいところですが、まああれ、マジで長い曲だから、このフェイドアウトのでも十分いいと思います。
これ一枚あれば、幸せになれます。

(いやその、ほかのアルバムももちろんいいですけども・笑)

Themes

1. End Titles From "Bladerunner"
2. Main Theme From "Missing"
3. L'Enfant
4. Hymn
5. Chung Kuo
6. The Tao Of Love
7. Theme From Antarctica
8. Love Theme From " Bladerunner"
9. Opening Titles From "Mutiny On The Bounty"
10. Closing Titles From "Mutiny On The Bounty"
11. Memories Of Green
12. La Petite Fille De La Mer
13. Five Circles
14. Chariots Of Fire
Polydor / Umgd



なんだかんだで、結局『炎のランナー』に尽きるのかもしれませんが、私が一番好きなのは、妖精ちゃんと一緒の仕事、、というのはおいといて、

やっぱさ、『ブレードランナー』と『南極物語』は格別よのぅ(←あんた誰さ)。

Blade Runner - Theme End Titles (1982) Blu-Ray

はー、たまらん。。。。。。
本も読みたくなってきたよ。

Vangelis Antarctica - Theme From Antartica

わたしの煩悩だらけの心さえ浄化してくれそうな美曲。



これはもう、しゃーない。

ギリシャの太古の昔から脈々と伝わる、人間にとって気持ちのいい音階の飛翔なんだもの。(ギリシャ行ったことないけど、、、、、)

馬鹿の一つ覚えじゃーないですが、誰だって、「甘々すぎ」「メランコリックすぎ」「ずるいよ」と思いつつ、チャイコフスキーの5度とか10度の音符の動きに逆らえないのと同じ。

本能には逆らえないもん。

、、、ていうかですね、これはYAMAHAに通ってた時にかなり聴いたってのも大きいかなあ。
ヴァンゲリスと喜多郎とエマーソンには基本的に逆らえないような体になってしまったのかもしれない

1. End Titles From "Bladerunner"
ブレードランナー~エンドタイトルズ~

2. Main Theme From "Missing"
ミッシング~メインテーマ~
1982年の映画「ミッシング」のサウンドトラック

美しいです。

3. L'Enfant
「子供」
1979年作品。フレデリック・ロシフ監督のテレビドキュメンタリー「野生」から

4. Hymn
「賛歌」
こちらも「野生」から

(「野生」のサントラの中の「紅鶴」はジョン・アンダーソンがハープで参加してます)

5. Chung Kuo
「中国」
1979年のアルバム「チャイナ」から

6. The Tao Of Love
「タオ・オブ・ラヴ」
こちらも「チャイナ」収録

7. Theme From Antarctica
「南極物語」のテーマ
これもちょっと短縮版かな。

8. Love Theme From " Bladerunner"
ブレードランナー~ラヴテーマ~

9. Opening Titles From "Mutiny On The Bounty"
ミュニティ・オン・ザ・バウンティ~オープニングタイトルズ~
「バウンティ/愛と反乱の航海」のサウンドトラック

10. Closing Titles From "Mutiny On The Bounty"
ミュニティ・オン・ザ・バウンティ~クロージング・タイトルズ~

11. Memories Of Green
メモリーズ・オブ・グリーン

12. La Petite Fille De La Mer
「海辺の少女」は1978年作品。フレデリック・ロシフ監督とのシリーズ。テレビドキュメンタリー「動物の黙示録」から。
オルゴールというかチェレスタというか、はたまたグロッケンをやわらかい撥で奏でた時というか、、、、そんな音色をシンセで表現していてとても美しい抒情的な曲。
文字通り「乙女」な曲です。

13. Five Circles
五輪

14. Chariots Of Fire
炎のランナー

Vangelis - Chariots of Fire

これ聴いたことない人いるのかな?

「映画」も好きです。


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