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「真夏の夜の夢」~バーミンガム・ロイヤル・バレエ 2011年5月27日公演


行って来ました!バーミンガム・ロイヤル・バレエの「真夏の夜の夢」
バレエの「真夏の夜の夢」は2007年の「東京バレエ団」、コジョカル&マックレー以来。

はうあ~。
素敵だった~。

個人的に、この日はワタクシの誕生日でして、最高に幸せなひとときでした。うひ!
(往復高速バスだけど・笑)

観た場所は1階ライトサイド席。
最初のほうのハーミアとライサンダーのいちゃこらは大丈夫だったんだけども、
終わりの方の、ハーミアとライサンダーの目覚めるあたりはほんのちょびっと死角。
でもぎりぎりオッケーでした。
チケットとってくださったお友達に感謝です!ありがとうございました~♪

公演を観終わってから、ずっと気になることがあって、昔のブログをさぐったりしてたのですが、
結局わからず。
しかも前回の2007年のほうは記事があるんだけども、
その前の初演の時は、そもそもブログをやってなかった!という。


なにしろわたしの「真夏の夜の夢」の知識って、アシュトン版のこのバレエと、
それからバランシン版の昔みたビデオと、
ジュブナイル版の小説化されたものと、
そして何といっても『ガラスの仮面』における劇団つきかげと一角獣による合同公演、←「だったん人の矢よりも早く」のあれですよ、あれ(笑)
映画は観たことあるのかなあ。思い出せないってことは、観たことないんだろうなあ。

うーん。きちんとシェイクスピアの戯曲を読めば答えはわかるのかな?
と、今更なんですけども。
あれだよねー、ジュブナイル版ってのは、子供のときから名作に親しめるのはいいんですが、
うっかりすると、本当のオリジナルを読むのを忘れちゃうってのもありますよねー。
下手したら、ジュブナイル版の方が面白いアルセーヌ・ルパンシリーズもありますし。
(ポプラ社のアレ。南洋一郎は天才だと思うよ!)

えーと、ワタクシのどうでもいい謎ってのは、村人の中に混じっている、
アインシュタインみたいな、、、マッドサイエンティストみたいな人がいるじゃないですかー。
あれって一体?アシュトンによるオリキャラなのか、戯曲を読めばわかるのか?


はー、それにしても、アシュトンの「真夏の夜の夢」って、何回観ても楽しい作品ですよね~。
一幕ものの宿命で、なにかとの抱き合わせ上演ってことになるけれども、
個人的にはキャスト総入れ替えでぶっ続けで「真夏の夜の夢」を2、3回観たいくらいです。
(前々回のギエムプロ&東バ「真夏の夜の夢」は良かったんだんですが、
前回の「バレエ・インペリアル」と「真夏の夜の夢」がムニャムニャ。。。。。
今回はちょいと微妙な「ダフニスとクロエ」だったし。。。。)

都ちゃんのタイターニアは可憐で軽やかでキラキラで、でも女王の威厳もあって、素晴らしかったです。うっとり。
一体全体。
あの中で一番の年長者だろうに、何ゆえ、誰よりも軽やかでキッラキラなんだろう。
素晴らしかったわ!

そして、やはり、彼女にはコミカルなバレエが似合いますね!
スワニルダやリーズやキトリを演じているときのような、観客から笑いを導く仕草や表情が実に上手いです。
ロバのボトムに心を奪われていく様子、ほんとに夢見る夢見る乙女でハートマークいっぱいのロマンチック、かつ、艶やかな表情と演技で、まるでロミオと恋におちるジュリエットのようなのですが、
「ロミオとジュリエット」と違って、そこで笑いが起こるというのがこのバレエのミソなわけで。

ボトム役のロバート・パーカーも飄々としている風でいて、でもかなりノリノリな演技でよかった!
そして彼は、けっこうがっちりしているところが良いでござる。
やっぱし、あんまり、スレンダーな人よりは、ある程度がっちりしているほうが好みなのです。
数日経った今でも Ein Tanz von Rupeln のメロディーが頭から離れません。
またピアノで弾きたくなってきちゃったよー。
あ、でも「真夏の夜の夢」で手に入るピアノスコアはやっぱり「結婚行進曲」ですかねえ。
(うちにあるのはこれ)
「道化の踊り Ein Tanz von Rupeln 」のほうは連弾楽譜で探すと手に入ると思います。
(わたしはヤマハの楽譜を貸してもらってた)

その点、パックのアレクサンダー・キャンベルはかなりがっちりさん(?)で、
細身で小柄な少年を抜け切らないようなダンサーが妖精パックを演じている、という風な、
風みたいな軽やかさや爽やかさ、みたいなものとはちょっと遠かったけれども、
テクニックは確かで、特に回転系とか、とっても良かったです。
まー、なんちゅうか、オベロン役のモラレスが小顔でかなりしまった身体つきだったから、
並ぶとがっちりさが目だってしまったのかもしれません。
うっかり八兵衛みたいな演技で踊るときちっとしている感じでした。

しかし彼を観ていたら、初演の古川くんのことも思い出しちゃったんですが、
それよりも大嶋くんのパックねー、(前回のパック役)あれ、良かったんだよな~。(ちょいと涙目)
ことに、大嶋くん、「なんか、へんだなあ」と感じる踊りが多かった中、
あのパックが久々に「いいときの大嶋くん!」という踊りで。
観に行っておいて、よかった、と改めて思い返しました。


人間男女4人も芸達者で笑いを巻き起こしていました。
しかしここでも井脇さんや領子さんを思い出してしまった。
高村さんのハーミアもいつか観てみたいなあ。

カラシナの精のジャオ・レイも素敵だった~。
妖精のソリストたちがタイターニアがロバのボトムに夢中になっているところで
「んま!大変!」ていうところ、可愛くて最高です。
大変大変!と慌てつつも、女王さまの気まぐれには慣れっこで動じないところも笑えます。

妖精の群舞は、ちょっと、まとまりがなかったかなあ。
これを観てしまうと、「白鳥の湖」なんかの古典は、今のバーミンガムだと厳しいかもしれない、と感じてしまいます。若返りの時期、、、、、世代交代の時期、、、、なのかなあ。

初めて観るセザール・モラレスは、鋼というか、若竹、、、違うなあ、
鞭のようというか、、、、よくなめした上質の皮のような、、、、、、

それから、ほんのちょっと、ジュドさまに似てるかもー!!!!!
と、思った(錯覚した)時点でちょっと目がハートに(←単純)

あ、でも、さすがにジュドさまのような強烈なカリスマ性なりオーラみたいなものはなかったのですが、とても端正で美しい踊りでした。
ほんで、たまに木村さんにも見えたりしたり。

ってことは木村さんとジュドさまは似てる?・・・・てなことはないか。。。。

関係ないですが、私の売り場に時々みえるお客さまで、
「お!背を高くしたヤフニューク!」みたいなお方がいるんですが、
ある日を堺に、彼はワタクシの目には、「高岸さん」に見えるようになってしまい、
でも高岸さんとヤフニュークは、、、似てない、、、んだよねー。不思議だわ。


オベロンとタイターニアの仲直りのパ・ド・ドゥや、オベロンのソロもとても良かったとおもうのですが、彼、もちっと押しの強さがあってもいいんじゃないかなあと思いました。
物静かで怒らせるとこわいタイプ、笑顔のようで目が笑ってないよー、な、
よくよく見ると、妖精王らしい威厳もあるにはあるのですが、
もっと、こう、、、「目で殺す」(いや、殺されちゃたまりませんが)迫力とかあってもいいんじゃないかなあ。なにぶん「派手派手オレサマモード」という感じの人ではないみたいなので。
地味で上手くて誠実そうで、そういうのって、申し分ないのですが、
これに「妖精だもーん」「人間じゃないもーん」「あひゃひゃ(笑)」みたいなあっけらかんとした、無責任な明るさ、邪気のなさ、いや逆に邪気だらけ?でもいいんだけども、
にゃり~んとした浮世離れした風味が入ってるとね、いいと思うんだ!
そうすると、逆に威厳みたいなものを出した時に際立つというか、、、
上手く言えないのですが。


また観たい演目ですね~。(東バもまたやってほしいなりよ)
バーミンガム、コールドもばっちり!ってなときに、また古典作品を持って来て欲しいと思います。
今は「真夏の夜の夢」と「美女と野獣」をまた持って来て欲しいな~って思います。
リーズやコッペリアもいいですね。

ダンサーのみなさま、お疲れさまでした!
ほんとうに、日本に来てくれてありがとう!!!!!!




「真夏の夜の夢」
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ピーター・ファーマー
照明:ジョン・B. リード

オベロン:セザール・モラレス
タイターニア:吉田 都
インドからさらってきた男の子:小林 巧 (東京バレエ学校)
パック:アレクサンダー・キャンベル
ボトム:ロバート・パーカー
村人:
ジョナサン・カグイオア、キット・ホールダ-、ロリー・マッケイ、
ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、クリストファー・ロジャース=ウィルソン
ハーミア:アンドレア・トレディニック
ライサンダー:トム・ロジャース
ヘレナ:キャロル=アン・ミラー
デミトリアス:マシュー・ローレンス
蜘蛛の精: アランチャ・バゼルガ
エンドウの花の精:レティシア・ロ・サルド
蛾の精:ローラ・パーキス
カラシナの精:ジャオ・レイ
妖精たち: 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団



指揮:ポール・マーフィー
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
合唱:江東少年少女合唱団


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都ちゃんの本


バレリーナ吉田都さんの所属事務所によるチャリティイベントが開催されます。
2011年6月5日(日)にフリーマーケットが行われ、
所属するタレント、モデル、俳優、ダンサーなどが出演したり、私物を出品したりするそうです。

「Hands Together」チャリティフリーマーケットを開催します!
ブルーミンググループに所属する多数のタレント、モデルが参加します。
是非お越しください!

■イベント名:「Hands Together」チャリティフリーマーケット
■日時:6月5日(日) 13:00~16:00(商品がなくなり次第、終了します。)
■場所:東京ミッドタウン ガレリアB1F アトリウム(東京都港区赤坂9-7-1 )

詳しくは→こちら

こちらの情報によると、都ちゃんが確実にいるのかどうかはわからず。
参加者リスト(ただし出品者のみの人も含む)には入っているので、
興味のある方・お時間のある方は是非!

うううう。
さすがにこういうのって、、、静岡じゃありえないもんなあ。


静岡じゃありえないというか、静岡でもやってくれたら助かるもののひとつに
Kバレエの公演もあるんですよねー。

うちの母、「哲也くん大好き!」ってな人でして、熊川哲也のラジオ番組も毎回カセットに録音して楽しみにしているんですよ。
そして、いまだに10年以上前の、ロイヤルバレエの来日公演での「ベンジャミン&熊川のドン・キホーテ」でのことですが、どういうわけか、NHKホールの1列目センター席のチケットが手に入ってしまった我々なのですが、
いまだに、この件では、母親に感謝されまくりなのですね。

その頃は確かに、フィギュアスケートのチケット獲りが楽勝に思えるくらいに、
バレエのチケットを入手するよほうが、わたしにとっては大変なことでしたし、
このときのロイヤルバレエのチケットも、そんなに簡単ではなかった記憶はあります。
それでも、まあ、今よりは、競争率は高くなかったと思うのね。
当時大変だったのは、オンラインチケット先行予約抽選とかなくて、
チケ獲りの日は会員先行だろうと一般前売り開始だろうと、電話の前にスタンバイしていなくてはいけなかった、ってーのがありますな。
で、そのためには休みをゲットしないといけないとか、ね。

だからまあ電話さえ繋がればなんとかなったなー、という感じだったような、、、。

そんなわけで、今と比べたら、たいして苦労もせずに獲ったチケットで感謝され続けるのもなんだか面映いわけです。
(電話に比べたら、ネットやハガキやFAXで予約、抽選の今のシステムのほうが、とても楽なのですが、
問題は容易に誰でも買えるようになった半面、買占め・転売などの悪さをする輩がさらに増えてしまったことですね。)

その後も都ちゃんにしても、テディにしても、母をさそって何度か観にいきましたけども。

そういえば、テディがロイヤルを辞めてからは、母は一度も彼を観ていないんだよなあ、ってなことに気がつきまして。

母にバレエを見せる=チケット代&交通費はワタクシもち
なのは、そういう、金銭的な面でのネックは、もう、ずっとこれまでもそうだったのでそれは別にかまわないのですが(だってうちの母、基本的に無職だから・笑)
問題は、うちの母は壊滅的な方向音痴・交通音痴なところなんですねー。
つまりは、彼女に何かを見せてあげたいとなると、誰かお供が必要なので、
ようはわたしが一緒に行かなくちゃならない。。。。。。

ここんとこKバレエもご無沙汰してるからなあ。(好きなダンサーがどんどんいなくなってしまったのが大きな原因)

一番いいのは、静岡市民文化会館(うちの近所)でKバレエが公演してくださることだったりするのですが・笑

静岡でやるからには、集客面からしても、熊川哲也が出ないと公演成り立たないだろうし。

なんて言ってて、結局は母と一緒に東京方面へお出かけするんだろうな(笑)


吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて
バーミンガムの公演を観に行ったときに会場で売っていました!
てっきり、でかい写真集だと予想していたのですが(昔買った、文春から出ていたあれみたいな)、違った。
会場で買おうと思いましたが、天気が悪くなるといやだな、と思ってやめちゃった。

オンディーヌ、生で観たかったな~。


吉田 都 一瞬の永遠 英国ロイヤルバレエ・プリンシパルのすべて
クリエーター情報なし
世界文化社







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「ダフニスとクロエ」 ~バーミンガム・ロイヤル・バレエ 2011年5月27日公演


とりあえず「真夏の夜の夢」はまた改めて。
本日は「ダフニスとクロエ」について

いやはや。

それにしても。

ダフニス、いったい彼は何をしていたのか(苦笑)

目隠しでからかわれたとはいえ、恋人と誘惑してくる女を間違えるとか、
首絞められて倒れて昏倒、あとはなんもしない、とか(笑)

もしかしてこれは「ダフニスの白昼夢」落ち?????そういう解釈?
とまで思ってしまいましたが、
それはそれで、クロエが苦労しすぎで、それがダフニスの深層心理にあるのなら、大問題(笑)

などという重箱の隅をつつくようなことはいけませんが、
観客の中の何人かは(わたしを含めて)
頭の上にでっかいクエスチョンマークを浮かべたり、
突っ込みを入れるなんて野暮はいけません、という大人な対応に努めていたりとか、
「ここは笑うところじゃない!」と自分を抑えたりとか、

・・・。

・・・・・・

スイマセン。

こう、ワタクシの壮大なクエスチョンをよそに、出演者の方々は美しくダンスに取り組んでいらして、キラキラまぶしいくらいでした。

そして、その純粋に踊りの部分に関しては、
「素晴らしいな~」と拍手喝采です。





はっきり言って、
「オメーは倒れてるだけだろ!」というダフニスにしたって、
それを踊り、演じているジェイミー・ボンドが実に好青年といいますかね、
清らかで汚れないといいますか
(だからって、簡単に騙されるのはどうかと思いますけども、そこはそういう物語ですし)
モスクワ音楽劇場の「白鳥の湖」の終幕で「お、、、、王子、、、なんにもしていないし、、、、、」
という、踊るダンサーによっては、「なんちゅう話だ!」とツッコミ満載なところを、
素敵な王子だったり、この人の良さ気なダフニスに接したりすると、

「そんなこと思うワタクシは堕落しているのね」
「心の目で観ましょうね」


クロエ役のナターシャ・オートレッドは可憐でとても可愛らしかったです。
他の役でも観てみたいな。
牧神パン役のトム・ロジャースは、眠りで狼やっていた人ですね!
ナターシャが小柄なのもありますが、なんちゅうか、、ほんと、でっかい!

海賊の場面は面白かったです。
なんとなく女性は新撰組みたいな衣装だったなあ。

海賊の首領役のアレクサンダー・キャンベルはこの日はとても調子が良かったと思います!
そして、後半の「真夏の夜の夢」でもパックを熱演。
お疲れさまでした!

同じく、リュケイオン役のアンブラ・ヴァッロも、やはりわたしが「眠り」を観た日よりも調子が良さそうでしたね~。


コール・ドの中ではやはりセリーヌ・ギッテンスに目が行きました。
素敵だったなあ~。
ロングドレスでも足捌きの綺麗さが目立ってたよ~。
次の来日では、きっと大きなソロの役で出て欲しい!

クロエが救出されてから、みんなのところに戻ってくるとき、女性ダンサーは前半ではポニーテイルのような髪型だったのに、髪をきっちりシニヨンに結わえていて、
「ん???もう、真夏の夜の夢にそなえて髪形セットしてるのかな?」なんて思っちゃったんですが、そういうわけではなくて、そういう指定だったみたい。
「真夏の夜の夢」のときは、耳隠し(ウィリなど、妖精の髪型のあれ)だったから。


全員の総踊りのところと海賊の場面がやはり一番良かったです。







「ダフニスとクロエ」はクラシック、吹奏楽などでは定番中の定番なのですが、
もともとバレエ・リュッスのためにラヴェルが作った楽曲です。

んまー、しかし、バレエ・リュッスって、ほんとに画期的だったんだなあ。
興行的にも、いわゆる純クラシックのガラなんかを織り交ぜつつ、
当時の旬の芸術家だったストラヴィンスキーやラヴェルの曲で、
バンバン新作を作っていたのだから。

なかなか難しいと思いますよね、ラヴェルの曲で物語バレエを作るのって。
(んなこと言ったら、ストラヴィンスキーもだけどさ)

ラ・ヴァルスとか、ダフニスとクロエの総踊りの部分とか、それに「ボレロ」にしても、
延々踊りっぱなし、みたいなのは、あのラヴェルの音のうねりと振付の融合が素敵なんですが、
さあ、お話を構築しましょう、となると、難しいよなあ。

などと、いろいろ思ったのでした。


あ、それから、ジィミー・ボンドの衣装、シャツの部分ね。
ベージュ?ピンクっぽい地に水色の模様入り(もしくは逆で水色が地でベージュの模様入り?)
だったのですが、
最初はよくわかんなくて(けっこう前で見ていたくせに)
「あら、あの人、凄い汗だわ!台風も来ているし、日本の湿気にやられた?」(ベージュの部分が、汗で肌にまとわり付いているのかとおもっちゃったのだ)と心配しましたが、よくよく見たら、模様だったのでした。


ヒロインのクロエは最初は黄色い衣装で、黄色スキーのワタクシは嬉しい。

そうすっと、あの、写真で見た赤いベストみたいなのを着たフワフワオーガンジーの衣装はいつ着るんだろう????と思ったのですが、最後の最後で早変わりで着替えて出てきてました。


英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団2011年日本公演
 
「ダフニスとクロエ」

音楽:モーリス・ラヴェル
振付:フレデリック・アシュトン
衣裳・装置:ジョン・クラクストン
照明:ピーター・テイゲン

クロエ(羊飼い):ナターシャ・オートレッド
ダフニス(山羊飼い): ジェイミー・ボンド
リュカイオン(都会から来た人妻):アンブラ・ヴァッロ
ドルコン(牧夫):マシュー・ローレンス
ブリュアクシス(海賊の首領):アレクサンダー・キャンベル
パンの神: トム・ロジャース
ニンフたち:ヴィクトリア・マール、ジェンナ・ロバーツ、アンドレア・トレディニック
羊飼いたち、海賊たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
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SOV・GOEガイドラインの修正などなど


日本スケート連盟の公式サイトにSOV・GOEガイドラインの修正の和訳が出ました。
(ただしペアとシングルのみ)

2011 -2012 シーズンにおける価値尺度(SOV),GOE 採点ガイドライン,難度レベルの修正


アイスダンスについてはこちらこちらなど
ひー、誰か翻訳して~。
ノットタッチサーキュラーステップ。。。。って、どんなんよ?
ホールドしてサーキュラーステップでいいじゃないか!と思うよ!

まあ、なんにせよ、ショートダンスはいかにもダンスっぽい感じになりそうで楽しみです。

オリジナルダンスに新たに加わった、民族舞踊でしたが、
選択の幅が広すぎて、まー楽しいっちゃ、楽しかったですが、
かえって自由すぎちゃったなあ、フリーとどう違うんじゃい、というのがありましたよね。
ラテンでのくくりでの、今回のショートダンス、どんな工夫が見られるのか楽しみです。


ショートダンスはラテンアメリカンがテーマ
こちらはチャチャ・コンゲラード(ジュニアのパターンダンス課題部分)のパターン図
ジュニアはチャチャで通すか、チャチャ以外にルンバ、サンバ、マンボから選択

こちらはルンバ(シニアのパターンダンス課題部分)のパターン図
シニアはチャチャ、ルンバ、サンボ、マンボ、メレンゲから2つまで選択可能


個人的にはユーロ勢の巻き返しに期待!
あと、スコット(カナダだけど)とマシモのラテンにめちゃ期待!!!
五輪後シーズンで一気に若返ったり、怪我でリタイア組の多い感じのアイスダンス界ですが、
なんでしょうねー、こう、、、若い世代もいいんですが、ラテンのムラムラ~メラメラ~って雰囲気はオッサンのほうが迫力あるといいますか。
で、オッサン。。。。。なかなかいない。。。。。
いや、いるにはいても、放映圏内に入ってくるクラスとなると、、、、

まあそんな中で、こう、背中でラテンを語れる人って、今、パって浮かぶのはマシモとスコット?かな~なんて思うのでありますよ。

ジガンシナ&ガジもなかなか良さそうだと思います。デンスタと今季も組むみたいだから、ちょいと期待だよ。


ISU選手権やISU主催試合、日本の主要試合の一覧を出そうと思ったのですが、
日本のスケジュールがまだ出ていなかった!のでまた今度。




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真夏の夜の夢

バーミンガム・ロイヤル・バレエの「ダフニスとクロエ」「真夏の夜の夢」を観てきました!
とても素晴らしかったです!
都ちゃんは若返りの泉でも飲んでるのか!ってくらい、だれよりもキラキラ軽やかで素敵でした~♪
モラレスはなんとなくジュドさまに似てる?
ボトム役のロバートも良かったよー。ロバートは日曜日も踊るらしい。
また観たいなあ。仕事だけどさ…。
セリーヌは今日も美しかったし、ジャオ・レイも良かったです。
これから夜行バスで帰って明日はそのまま仕事ですので、取り敢えずこのへんで。
明日明後日観られる方々が羨ましいです!
やはりアシュトンの真夏の夜の夢は楽しくて幸せになれるバレエですね!
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バーミンガムロイヤルバレエ「眠りの森の美女」2011年5月21日ソワレ感想③


幻影の場の、オーロラと王子の踊りや、リラの精や妖精さんたちを交えての踊りも素敵でしたが、
そのときはね、素敵だわ!という思いとともに、
「上手だよな~。やっぱり今のBRBで技術的にトップなのはこの2人なんだろうなあ~。」
というふうな、感じ方だったんですけども。

オーロラが王子のキスによって100年の眠りから覚めて、
普通だったら、みんなが目覚めてハッピーハッピーるんるん(だって音楽だってそんな感じだし。シンバルや銅鑼がジャジャジャーン!!!!だし。)、そんで幕!
じゃないですか。

そして休憩はさんで第3幕、ロイヤルウェディングになるわけで。

でもこのライト版では、ジャジャジャジャジャーン!!!!!
のあと、宮廷の人々が優しげに、静かに退場していって、
そこからオーロラと王子の目覚めのパ・ド・ドゥなんですよね。

音楽はパノラマで場面転換した後に使われる、ヴァイオリン・ソロが優美な幕間の綺麗な曲。

楽曲そのものが持つ魅力もさることながら、演出・振付、そしてそれを表現する奈緒さん&チーの踊りが大変叙情的で美しくて、感動しました。
物語の流れとしても、オーロラと王子の気持ちの高まりがここで描かれるのはとても自然ですよね。
ほら、「眠りから目覚めて→いきなり結婚式」ってのは、
観客としても、御伽噺バレエを観に来ているから、そこは素直に受け止められるし、
そういうのは慣れっこです。
そして無理に「演劇的リアリズム」とか「ドラマ性重視」とか、拘る気持ちはないですけども、
この「目覚めのパ・ド・ドゥ」はBRBにとって、とても素敵な宝物ですね!
これを大事にしたい気持ち、すごくわかります。

だって、とても感動的なんだもの!

こう、古典の全幕バレエの最終幕で踊られるグラン・パ・ド・ドゥっていうのは、
それ自体がお約束的なものですし、もちろん、そのバレエ全体を通して一番の見せ場であり売り物でなくてはならないんですけども、
じゃあ物語の流れにきちっと沿っているかっていうと、
必ずしもそうではないわけで。

だから、今回のライト版の、オーロラと王子の踊りの一番のハイライト、ってのは、
この美しくて涙をさそうような、心に何かを訴えかけてくるような、2幕のラストを飾る、二人の踊りなんじゃないかな~、と感じました。

3幕のグラン・パ・ド・ドゥはおっきな、おっきな、スペシャルなオマケ、ってな感じで。
ええ、そりゃ、もちろん、超スペシャルなプレゼントですけどもね!


話は前後しますが、王子(&リラ)とカラボスの対決は、剣と魔法使いの杖との戦い、という図式ではなく(チャンバラでの演出もわたしは好きです・笑。あれはあれでワクワクするのよね~♪)
あくまでも、「善の力」対「邪悪な力」という描き方。
善良なる王子の愛の誓いで呪いに打ち勝つ、というのが、リラの精とカラボスのマイム・お芝居でものすごくよく伝わってきました。
この2人の演技・マイムの雄弁さは、さすがはイギリスのバレエだな~、と感心いたしました。
(あ、もちろん、王子の愛もちゃんと伝わってきましたよ!)


第3幕

・・・・・。

・・・・・・・・!!!!!

男の人たちは、華やかなりし、ロココ鬘(モーツアルト鬘)。

女性は、、、、、モモモモンブラン~~~~~~~!!!!!!
けっこうなボリュームの鬘でした。
サニーの被っていた鬘のインパクトに通ずるものがあるといいますか。

王妃さまも、赤ずきんちゃんも、それに順ずるというか、同じくらいのボリューム。

似合っている人も、微妙な人もいましたが、セリーヌ・ギッテンスはそんな鬘でも美人だった。
それはそれですごいと思う。

カタラビュットはめちゃ豪華なローブだったよ~。
イメージは太陽王ルイでしょうか????
衣装の模様がずばり、太陽!!!でしたから。

3幕のエントリーで、猫ちゃんや宝石ちゃんたち(ライト版は、ロイヤル同様パ・ド・カトルですが)、青い鳥とフロリナ姫と出てきて、その後で童話の登場人物たちと狼と赤ずきんが一緒くたに登場。最初は狼ってわかんなくて(何しろ彼だけ妙にでかかったし)、ほかの童話のキャラと一緒だったから「美女と野獣」なんだと思いました。
青髭と花嫁、美女と野獣を入れてくるバレエ団多いですからね。
ほんで赤ずきんと狼はどこにいるんだ~って思っていたのですが、
もしかして、あれが赤ずきんと狼なのかなー。
キャスト表には赤ずきんと狼って、なってたしなー。。。。

とまあ、いろいろ考えつつ、
奈緒さん&チーがいったいどんなでかい鬘&衣装でエントリーすんのか、とドキドキこわごわしていましたが、
この版ではそれは無かったのだった。。。。


ちょっとウェディングっぽいのも観たかったなあ。。。。



さくっとパ・ド・カトルに。
ダウエル版(マリア・ビヨルソンの奇抜な衣装・装置のあれ)の強烈なキンキラ・金の精の踊りを思うと、ほーんと、こちらの2人の男性によるデュエットは清らかに慎ましく見えちゃって(笑)
男女2組によるパ・ド・カトルは、曲のはしょりもなく、きちんとソロもあって、なかなか素敵でしたが、もうちょっと華やかさがあったらいいかな、と思いました。

イギリスのバレエ団(とくにロイヤル・バレエ)にとって、「眠りの森の美女」に対する思い入れはものすごいものがあるでしょうし、(ある意味、「白鳥の湖」より大事にしているし)
わたしは「イギリスのスタイルの眠り」も「ロシア・スタイルの眠り」も両方とも全くの別ものとして、楽しめるし、好きだし、どっちがどうのこうの、、、というのはあまりないのですが。

BRB自体が、こう、若返りの時、中堅が育ちつつある時期、というのもあるかもしれませんが、
こういうクラシックの「お約束的なディベルティスマン」となると、
ソリストの舞台を支配するオーラ、キラキラ感が、もうちょっとあるといいのにな、って思いました。
このパ・ド・カトルでは、ちょっとそれを感じちゃいましたね。。。
ボリショイの昔の映像で、新人の頃のグラチョーワが踊っていたサファイアみたいな煌めきとかが脳内を巡ってしまいました。

白い猫と長靴を履いた猫の踊り、こちらはなかなか楽しかったです。
長靴を履いた猫が踊りの前だったか、エントリーのときだったか、
長靴を自慢げにぺしぺしってして、アピールしていたのが楽しかったな。

赤ずきんちゃんは赤ずきんではなく、オレンジ頭巾だった。
マイムが上手かったな~。
狼は「ちょっと縮尺まちがってる?」ってくらい、他と比べて彼だけがでかい造りだったような、
もしあれをマラトとか、コープが被ったら、それだけで反則っていうか、みんな負けるだろ!
と思っちゃうくらい、妙に大きかったよ!
妙に大きくて、まがまがしいんですが、、、それでもなんとなくマヌケっぽいんだな、不思議。

青い鳥&フロリナ姫もしっとりたおやかな雰囲気。
アンバラ・ヴァッロはプロローグよりこっちのほうが素敵でした!

オーロラと王子のグラン・パ・ド・ドゥはとても素晴らしかったです!
もっともっとゴージャスでキラキラになるとなお良いかと思います!
そこらへんが、抑制が効いていて、ロイヤルスタイルといえばそうなのかもしれませんが、
技術的には、この2人はもう、ものっすごいレベルにあるわけだから、あとはそういう魅せ方や押しの強さがもっとあればいいと思いました。(別に物足りない、って言ってるわけじゃないですよ・笑)
音楽性の素晴らしさやきっちりした踊り、その先にあるものって、届きそうでなかなか届かないものなのかもしれませんが、この2人なら、きっとできると思うので。

全体を通して、とても感動的で温かみを感じる舞台でした。
カンパニーの纏まりのよさを感じましたし、ベテランさんが要を担っているのも素敵でした。
ダンサーのみなさんが、とても、心を込めて、主役のために、そして観客のために、踊ってくださっているのが伝わってくる、良い舞台で、涙がちょっとウルウルしちゃいました。
帰りはニコニコ、幸せ、優しい気持ちに包まれました。

3幕最後のアポテオーズの際、上から降ってくる金色の紙ふぶきがキラキラキラキラ、とてもゴージャスでしたね~。あのときの観客のどよめきも、いい思い出になりますよね。
こういう、素敵なびっくりって、嬉しいものですよね。

来日キャンセルが相次ぐ中で、予定通りに来日、というより、追加公演までプラスしてくださり、
チャリティーにも力を入れてくれて、
ほんとに、カンパニーみなさんへ、大きな感謝の気持ちでいっぱいです。


まだ、今度の金曜日の「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」を観る予定ですが、
そのときには、ダンサーやスタッフさん、みんなにお花を差し上げたいくらい!

まあそれは、とてもアタクシの財力では無理なので、
せめてもの、、、の気持ち分を募金箱へ。
実は眠りの公演の日は、はからずもお昼(というか夕食)をさるお方にご馳走になってしまいましたので、もともと寄付するつもりだった金額にお昼代を加えて募金箱へ入れさせていただきました。
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悲喜こもごも


シニアのシーズンが延びてしまったために、オフといえども、いろいろ忙しいスケーターさんたち。


楽しい話題は、織田くんの結婚式のニュースでしょうか
世界選手権が延期になったので、挙式も日程がずれこんでしまいましたが、
5月22日にめでたいよき日を迎えられたそうで。
おめでとうございます!
結婚式の模様は、織田くんの応援サイト Smile Windさんにレポとお写真が紹介されています。
奥様、、、、とても可愛らしい方ですね~
それから織田くん、早く怪我が完治するといいですね。
(藤森さんもおっしゃっていましたが、ワールドの頃は、スケーターがシーズン終盤でテーピングだらけの身体でほんとに大変そうだ、、、と。みんなどこかしら痛めていますからね)


ドリーム・オン・アイス2011の公式サイトもオープン
タチアナ・ボロソジャール&マクシム・トランコフもファンタジー・オン・アイスに続いてこっちも出てくれる模様です。ありがたやありがたや。

そのファンタジー・オン・アイス
福岡公演サイト
金沢公演サイト

両方ともフィリップが出てくれる!嬉しいですね~。


切ないニュースは引退や解散、などの話題。
シニード&ジョンの引退はかなりショックですね。。。。
哀しいですが、アイスショーなどには出てくれるみたいなので、
全く観られなくなっちゃうわけではありませんけども。


なんとまあ、平井&水谷組も解散なんですねえ。
え?今さら?って感じ?もうとっくに発表になってたのかな?
(というか、弟くんのほうは、どうなっちゃってるんでしょうか?)

平井さんのパートナー募集のページ

水谷くんのパートナー募集のページ

日本でカップル競技って、なかなか難しいのかもしれませんが、
五輪での団体戦などの話もありますし、
スケートを習っているお子さんも決して少ないわけではないのですから、
是非、アイスダンスやペアを志す生徒さんが増えるといいな、、、って思っています。



川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ選手の応援ブログで、
タマラ・モスクヴィナ&イーガリ・モスクビン コーチ夫妻の伝記出版の記事がありました。
ブログの管理人さんが、もしかしたら、川口選手に関する章だけでも翻訳・紹介してくれるかも、、、というお話でしたが、
もちろん悠子ちゃんの章も気になるのですが、
アタシ、歴代モスクビン氏、モスクビナ先生の教え子スケーターさんたちがとっても好きなので、
全部読みたい!!!!!と思って。

ナウカ・ジャパンに問い合わせしたら、今は在庫は置いていないけれども、
ロシアから取り寄せてくれるそうなので、さっそく注文しちゃいました~♪

今月はワタクシ、もうすぐお誕生日ですし、自分へのプレゼントってことで(笑)

しかし、来月からなんと、介護保険を引かれるそうな!ひえー、そんな年だよ、40歳って(笑)


Jスポーツでは引き続きフィギュアスケートの放映があります。→こちら
四大陸以外は、録画に失敗した方、チャンネルによっては初めてご覧になる方ともども、
カバーできるようになっていますね。
6月から一挙に放映されますのでHDDの整理頑張りましょ~(←って、自分だろぅ)
わたしは、間違って消しちゃった女子シングルの第一クループを今度こそきちんと録画しないと!


シーズンオフだからって抜かりなく!!!!


などと言いつつ、DOIもFOIもThe Iceもまだチケットを手配していないワタクシ。
ってか、DOI、もうチケット入手できないような気もしますけども。


実は明日から新しい勤務内容が加わることになっていて、
来月からはそれがもっと増えると思います。
まあ、異動前の店舗でも似た様な内容の仕事はやっていたから、
全く初めてっていうわけでもないのですが、今のお店のほうが取り扱う商品の種類が多いし、
初心を忘れず、気を引き締めていかないとなあ、、という状況。

願わくば、NHK杯(チケットとれるかどうか、そしてきちんと開催されるかどうか、って心配もありますが)と冬のバレエで休みは絶対に欲しいので、この時期は「休みの希望」をなるべく出さないようにしているんですね。あはは。
(バーミンガムは有休消化しなくちゃいけないという上手い理由があったの

だから、もし公演の日がお休みだとか早上がりにあたっていたら、なんとかしてチケットを取りたいな、と思っています。(そんな消極的、かつ出遅れでどうするんだよ!って感じですけども・笑)チケット取れなかったら、その時はその時ですね。


わたし、これまでけっこう好きなこと思い切りやってこれたのは、
そうさせてくれる家族や仲間がいたからなんだと、改めて実感しています。

まあ、亡くなった父にしても、弟・妹にしても、それから「まだ嫁にいかないのか」などと心配してくれていた親類たちも、家事を担当して、仕事もしていた「働く時は働く!でも遊ぶときはとことん遊ぶ!」(この場合遊ぶってのは、スケートとかバレエのことね・笑)というわたしに対して、文句を言いたくとも言えなかったんだと思います。

仕事場でも、ようは自分がお店のトップだったから、やることやってさえいれば、あとはけっこう自由といいますか。
スケジュール組むのはアタシだったしね(笑)
そのかわり、倒れるまで働いたから許して~♪

今は、いろいろあって、転職して、イチから仕切りなおしの時期だから(しかも異動でまたスタート地点に戻っちゃったし・笑)、我慢のしどころかな、って思っています。

それから、出て行っちゃってた、母が戻ってきていますが、その母が家事をやりたいそうなので、もうすっかりおまかせしちゃっているのですが、
それだって、いつまたわたしにお役目が回ってくるか、わからないですよね。
母は、家のことをするのがとても大好きな人なので、元気なうちは甘えさせてもらおうと思っています。
なんとなく、「家を出て行っちゃったこと」が負い目になっているのは確かだし、
(うちの兄弟は別に責めちゃいませんが)それが、今、いろいろおうちのことをやるってことで、
母の気が済むのなら、大いにやっていただこうと。
いつの日か「アンタ、いつまで母親に働かせるのよ!もう動きたくない!」という日がくるまではお任せしちゃおうと。

そんなこんなで、自分なりに、今まで働いてきたなんやかやを振り返って、
それなりに家事も仕事も一生懸命やってきた、という思いはあります。
家のことを理由に仕事に穴をあけるのもいやだったし、
その逆の、仕事を理由に家に迷惑をかけるのもいやでした。

でもそれって、やっぱり、うちが特殊だったから、家族が大目に見ていてくれたというのもあるでしょうし、仕事にしても自分の働き方が通用するような仕事に出会えていたから出来たことだったんですよね。

今現在は、世の中の「一家の稼ぎ手」のように、
「あんたは働く人」みたいな立場になっていて、
ちょびっとは家のことを手伝うにせよ、とりあえずは仕事に100%集中させてもらえる、というなかなか恵まれた立場なんですね、ワタクシ。

もし普通に(普通って言っていいのかどうか、ためらいもありますが)、
学業を終えて、就職して、結婚や出産などの理由で離職などする人生だとしたら、
そういう仕事に集中できるのって、もっと若かりし頃だったと思うのですが、
私の場合、今現在がそうなんだな~、と感じています。


まあそんなわけで、ちょっといろいろと、我慢のしどころ、、、、といいますか、
ひとつひとつのことに、集中していこうと考えています。
別に我慢じゃなくて「行こうと思えば行ける」というものなので、ストレスではないですし。

これが
「チケット買ったのに、病気になっちゃった!」とか
「台風で電車が止まった!」とか
はたや「寝坊した!」とか、
「誰かと休日希望がカブって、負けて、出勤」とか
そもそも「金がない・・・・・」とか(笑)
そういうのだったら、なんだか、「お星様のバカ~!!!!!!」となりますけどもネ。


ま。
そうそういつまでも、「お仕事大事にします・うふ」という状態が続くとは思えませんし、
全てはNHK杯とマールイのため!(※開催するか、来日するかどうかはおいといて)
来たるべきソチ五輪のため!

適当にガス抜きしつつ、頑張ろうと思ってます。







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生まれて1週間後








ちょっと人間らしい顔立ちに。

生まれて1週間後くらいの写真。


義妹と甥っ子は、ただ今実家で養生中。
弟はせっせと通っている模様(笑)さみしくてたまらないらしい。
わたしも母も、(弟には悪いけども)できるだけたくさん実家で過ごして欲しいと思っています。
だって、お産は大変なんだからさ。
なにしろ、弟たちの家と、義妹の実家は、同じ清水地区なんだからさ。
いつでも会えるじゃないか。会いたいのなら、せっせと弟が通えばよいのだ!
(違う県に住んでいる人のことを思えば、なんてこた、無いと思うよ。)

新生児ケアってのは確立されてると思うけども、
産後の奥さんのケアっていうのは、まだまだ日本は遅れていると思うんですよね。



我々が次に甥っ子に会えるのは、おそらくかなり先だと思いますが、
きっとすごーく大きくなっているんだろうな~。



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バーミンガムロイヤルバレエ「眠りの森の美女」2011年5月21日ソワレ感想②



休憩はさんで第1幕。
編み物の踊りはカット。
どうでもいいですが、リーズの結婚などをレパートリーに持つバレエ団ですから、
「小間使いたちの編み物の踊り」ってすごくフィットすると思います。
しかしながら、あの、重厚なBRBの「眠りの森の美女」の舞台美術の中にあっては、
超浮きまくり・・・・・。

だからカットされたんだ!

というのは嘘です。

全体的にサクサク進んだ印象のプロローグでしたが、
第1幕もサクっと、というかいきなり始まる~(苦笑)、といった印象なのは、
たぶん編み物の踊りという幕間の出来事がないからでしょうね。

ガーランド・ワルツは男女6人ずつ、計12名。
硬めでしっかりしたガーランド(アーチみたいになってるやつ)ではなく、
タラ~ンとした柔らかい素材のガーランドを使っていました。
もちろん子役はナシ!

ガーランドワルツを踊るダンサーの合間合間を縫って、4人の王子が順番に登場します。
一応舞台の真ん中を奥から突っ切って出てくるのですが、
若い王子、、、ってよりは、けっこうオッサン化(失礼)というか、
オーロラの設定が16歳としたらかなり大人の花婿候補だなあ、という雰囲気でした。

鬘はややロココ調、、、モーツアルト鬘みたいな、サイドにロールがあるアレです。

あ、宮廷の女性たちはプロローグもそうでしたが、だいたい鋭角的といいますか、
かなり尖がったタイプのヘッドドレス、、、というのか、冠というのか、ティアラというべきなのか、、、
日本家屋ならば鴨居に絶対ひっかかるような頭飾りでしたよ。

花のワルツさんたちはほんわか、柔らかい感じの衣装でしたけども。


ガーランドの男の人も女の人も、総じて、働き者といいますか、
まあ、決して大所帯ではないカンパニーなので、必然的にコール・ドさんたちは出ずっぱりなんですけども、
けっこう、1幕では男の人たちが(注:4人の王子は除く)やらかしていました。
花のワルツのときは大丈夫だったんだけども、幕が進むにつれて、ひゃー!みたいなところがいろいろ。

1人、わりと小柄な、、、マールイのミヤスニコフをそのままぎゅっとつぶしたような(縮小ではなく、ぎゅぎゅっと縦にギュギュギュっとした感じ)男性は、よくもまあ転ばなかったもんだ、
というくらいバランスが危なかった。

ただまあ、そういうのも、自分が1人であわあわするようなところで、あわあわしていて、
決して、他のダンサーと一緒に組んでいる時とか、もちろん女性をサポートしている時は、
全くあぶなっかしいところなんてのはなくて、
みんな、偉いよなあ(涙)。。。とか思ってしまった。(ってか、それが当たり前ですけども・苦笑)

ガーランドが少ない、子役がいない、というのは別に、そんなに気にはならなかったのですが、
楽隊さんがいないのはちょっとさみしかったかな~。


4人の王子、最初の一人目が宮廷に現れて、カタラビュットにようこそおいでくださいました、
みたいに下手にいざなわれていくのですが、
二人目の王子は、見るからに「鼻持ちなら無いやつ」といいますか(笑)
ツンツンえばりんぼさんでした。
最初の王子が「こいつは気に食わないが一応挨拶しとこうか」と、挨拶しようとしたのに、
かる~く、無視(笑)

・・・・アンタ、一応、花婿候補なんだから、もちっと人柄のよさをアピールしたほうがいいんじゃ(笑)

三人目はイエロー(黄レンジャー)さん気質?お笑い担当かしら。

四人目はフライングで王様&王妃さまに勝手にご挨拶しにいっちゃいそうになるし。

なかなかユーモアな小芝居満載で楽しい王子たちでした。

オーロラ姫役の佐久間奈緒さんの登場。
階段はなしで、広間の奥(オベリスクみたいなのがドドーンと固定)から軽やかに♪

ちょっと、この日の奈緒さんは出だしが固かったというか、いつもよりナーバスになっていたような気がします。ちょっとだけ、ですが。。。
でも2幕、3幕と進むにつれてずっとよくなりましたね。

ローズアダージオでは驚異的なバランスをアピール、、、、というようなものではなかったですが、
しゅっとポワントで立った軸の綺麗さ、アチチュードの姿勢の美しさが素敵でした♪

そうそう、いろんな曲で「は、速い~」と感じましたが、
ローズアダージオやオーロラのヴァリアシオンは通常、だいたいみんなが慣れているであろうテンポでしたねえ。
普通は楽隊さんたちの肩に手を添えてアラベスク、パンシェを繰り返すところは、
もちろん奈緒さんお1人でなさっていました。

速いテンポでのアラベスク、パンシェっていうと、下村(篠原)由里恵さんを思い出しますね。

奈緒さんのオーロラは、16歳の初々しい幼いお姫さま、ってよりは、
もうちょっと年齢が高め、しっとりとしたおしとやかなお姫さま、と感じました。

それでも、4人の王子たちはじゅうぶんおっさんに見えるというのがすごい(笑)


奈緒さんの踊りって、もちろんものすごく技術が高いのも、見どころなのかもしれませんが、
見ていてこう、心がこもっているというか、ひたむきさが伝わってくるような、
ちょっと涙腺がウルウルしちゃうような踊りなんですよね。不思議なんだけど。
楽しい場面でも、ちょっとウルウルしてしまうのです。


だから、オーロラが糸紡ぎで指を刺してたおれてしまう場面、
ママ王妃と一緒になって、しんみりしちゃったわー。
ママがオーロラのチュチュの裾の乱れを直してあげるところもグっときた!


楽しい宴の席に現れたカラボス。
小柄なマリオンが、身をかがめて黒マントで正体を隠していますが、
オーロラが毒に倒れ、「なんということをしてくれたんだ!」と宮廷中の人の非難を浴びながら
衛兵に引っ立てられて行く間、そのときはほんとにほんとに小さな腰の曲がった老婆に過ぎないのに、
マントを払いのけ、漆黒のドレス姿をあらわにしたときのカラボスの大迫力!
威圧感、ゾッとするような雰囲気が凄まじかったです。
「あんたたち、アタシの呪いをお忘れかい?」と、みんなを嘲笑する姿にゾクゾクしちゃいました。


リラの精が現れて、全ての人々に眠りの魔法をかけて、お城を木々で隠していきますが、
このときオーロラが運ばれるのは、ベッドではなくて、
舞台中央おくのオベリスクの前にしつらえたフワフワクッションみたいなものに、
もたせかける感じでした。

第2幕
貴族たちも最小限。
伯爵夫人や貴族のお仲間がフロリムント王子のお付きを目隠しでからかう踊りはあり。
八百長ダーツはなし。
ファランドールもなし。
そのかわり、王子のソロが楽隊の音に合わせる形であります。

ツァオ・チーの踊りは全く隙が無くて、素晴らしかったですね~。
上手いなあ、やっぱり。すごいよー。


幻影の場での奈緒さんとチーの踊りもとっても美しくてうっとりしちゃいました。

ただ、プロローグや1幕では我慢できたんだけども、、、
幻影の場は、もう少し妖精の人数が多いほうが好きかなあ。。。。

BRBの「白鳥の湖」なんかでは、そんなに人数の少なさが気になった覚えはないので、
ただ単に、この眠りに関しては、かなりコール・ドはコンパクトにしてあるんだろうけども。。。

眠りの中で、とても好きな場面なんですよね、この幻影の場って。。。。。


とりあえず、今日はこのへんまで。













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バーミンガムロイヤルバレエ「眠りの森の美女」 2011年5月21日ソワレ プロローグまでの感想


昨日はバーミンガム・ロイヤル・バレエの「眠りの森の美女」を観てきました!
チケットはソワレ(佐久間奈緒&ツァオ・チー)を持っていたのですが、
よくよく考えたらワタクシ、昨日はお休みだったので、マチネも追加で買えばよかったかなー、
などと思ったり。

というのも、マチネはカタラビュットがデイヴィッド・モース、カラボスがマリオン・テイトという、オールド・ファンにとってはたまらない素敵ご夫妻が出演でしたので。。。

でもソワレのマイケル・オヘアも大好きですし、なんとマリオンがソワレも出てくれたので、
思わぬ僥倖でした。(キャスティングされていたサマラ・ダウンズが大事無いことを祈ります)

お友達にとっていただいたチケットはレフトサイドの前の方の列、一桁台のお席。
ありがたやありがたや~、とても観やすくてよかったです。

客席はほぼ埋まっていたのですが、わたしの近くのけっこうよいお席、5つくらいがガポっと抜けていて、ご事情でこられない方がいらしたのか、ちょっともったいないなー、と思いました。

コヴェントガーデンのロイヤル・バレエの眠りは何度か観たことがありますが、
BRBの眠りは初めて(だと思う、たぶん)

ちょっとびっくりするくらいテンポが速い曲とかあったんだけども、それがライト版なのか、
今のビントリーの意向なのか、そこらへんはよくわからない。

ロイヤル・バレエの衣装はロンドンもバーミンガムもとても繊細で重厚で素敵で、
今回も大期待していました。
概ね舞台装置にしても衣装にしても、美しくて品がよくて好きですが、
6人の妖精たちの衣装はもうちょっと華やかな色合いでもいいんじゃないかなー、と思いました。
あとは、、、3幕の罰ゲームか?と思っちゃうくらいのモンブラン鬘とか(笑)ツッコミどころは色々ありました~♪

タイムスケジュールとしては、プロローグ 休憩 第1幕・第2幕 休憩 第3幕
という構成。
2幕の「幻影の場」のあとの「パノラマ」は、そこではカットされて、2幕の最後にオーロラ姫と王子の目覚めのパ・ド・ドゥとして使われています。

わたしの左隣のカップルさんたちが、どうやら全幕バレエは初めて観るという方々でした。
男性はプロローグはがんばって起きていたのですが、
男性「誰がオーロラ姫なのかよくわからない」
女性「えー?オーロラ姫はまだ出ていないんじゃないかなあ、あの赤ちゃんみたいなのがそうでしょ?」
的な会話をなさっていて、
第1幕のオーロラ姫登場での観客の拍手で「ほら、やっぱりね!」みたいな雰囲気でした。
しかし、男性、ローズアダージオであえなくダウン。
熟睡なさっていましたねえ。
観客の拍手のたびにお目覚めし、拍手に参加、踊りが再開されるとまたダウン、という感じ。

まるでCMカットしながらチャプター編集していたのを、うっかり、消すべきCMを残して、
残したいチャプターを消去しちゃうような(苦笑)

でも彼はえらかった!幻影の場は頑張って起きていたのですよ。

しかし3幕は撃沈していました。。。。

これに懲りず、またバレエを観てくださいね、お兄さん!と思ったのでした。

ではでは感想です。
プロローグ
最初に会場入りしたときに緞帳の類は降りていなくて、舞台装置の一部である幕がかかっていました。
これが引き幕みたいな仕掛けになっていて、物語が始まると上手から登場した侍従がそのまま幕の前を横切って下手に移動し、
その幕を彼が上手側に移動しながら開けていく、、、という仕掛けになっています。

侍従やカタラビュット、宮廷の男性たちはだいたいハイドンみたいな鬘スタイル。(バロック調なカツラのことです)
でも妖精のお付きの騎士は地毛
衛兵は2人で鎧甲冑ですが、兜はふっさふさの飾りが付いていて、思わずペトゥホフんとこの、甲冑4人の王子を思い出しちゃいました(笑)(あれ、懐かしいねえ。また観たいもんだ)

最初に幕が開いたばっかりは、ものすごく照明も抑え目で、装置とかは重厚で豪華なんだけども
特にマイケル・オヘア演ずるカタラビュットの錫杖なんか、やたらと豪華だったりするのですが、
いかんせん色調が全体的にシックで抑え目(黒、濃紺、濃緑、深紅、金が基調カラー)だもんだから、
一瞬「あれ?ライト版の白鳥の湖第1幕かや?」(父王の死の後、喪も明け切らないなかでの王位継承、みたいな暗さ)と思うくらい、かなり暗い。
ロイヤルナース(2人)も黒い衣装なんだもん。

王様&王妃さまも、そんな抑え目の色調の中では、わりと豪奢なのだが、とびっきりど派手というわけでもなく。

ダウエル版のまるでファッションショーさながらに現れる王妃さまとはえらい違いでありますよ。

まあ、このシックな色調だからこそ、妖精ちゃんたちがキラキラ輝くのだろうね!

と、思って観ていたのですが、

これがまた、妖精ちゃんたちの衣装の地味なことったら!

いや、ほんとに、ロイヤルの衣装って、美しくて手が込んでいて、好きなんだけども、
ここはもうちょい派手でもいいんじゃないか?と思ってしまいましたよ!
派手というか、、、もちっとそれぞれの妖精がわかりやすいカラーというか、、、

バーミンガムのプロダクションの中の、ライト版の「くるみ割り人形」、あれの2幕の各国の踊りなんかの衣装のほうが、よっぽどキラキラなんですよね。

ここの版ではリラの精は踊らない役柄。(というか原典は踊らない役だったのを、その後、あまりにも優美なリラの精の曲を使わないのはもったいないということで踊る役になっていったのですが)
じゃあ、あの、リラの精のヴァリアシオンはどうすんのか?
ということで、ライト版ではリラの精を除いて妖精のソリストを6人にしちゃっているのであります。合理的解決。

ですので「別格扱い」のリラの精がリラのお付きの妖精ちゃん達とも現れますし、
パ・ド・シスは6人のソリストによって踊られるし、
5人の妖精とリラのヴァリアシオンもきちんと踊られるのでした。

やっぱり、リラの曲は、、、踊ってほしいよね~。

NBSも方針が変わったのか、以前はキャスト表もパンフレットも、日英二ヶ国語表記だったんですが、この頃は日本語のみってことも多くなってきちゃいました。(英語表記のキャスト表は、カウンターに行けばもらえるはず)(前はキャスト表は両面刷りで片面日本語、片面英語だったんですよね)
今回はパンフレットにはキャスト表は記載されていませんでした。


パ・ド・シスのときから1人、容姿(美しい黒人系の女性の方)、踊り的にも際立っていたのが、通常の版でリラの精が踊るパートを担っていた、「喜びの精」のセリーヌ・ギッテンス。
抜群のプロポーションもさることながら、身体能力も素晴らしい。
見惚れてしまいました。
いや、ほかがちょっとお疲れモードというか、(マチソワってのもあるでしょうが、来日してからちょうど疲れが出やすい日にちのような気もしましたよ)
そんなに際立ってすごい!という感じでもなく
(というか、アンブラ・ヴァッロはカナリアかビオランテで観たかったような気もするよ)
だからよけいに彼女が目立っていたといいますか。
いちいちアチチュードの足とかに見惚れてしまったわよ。
体操ちっくだとか、えいやっていう感じでもなくてですね、
まあ、たぶんに身体的にものすごく恵まれた資質があるとは思いますが、
品のよさもありましたし、お上手でしたし、なんてったって、綺麗な人でしたよ。
彼女はいろんな役柄で各幕出ずっぱりでしたが、どのお衣装でも鬘でも美しかった!

さまざまある「眠り」の妖精ちゃんたちの役柄名ですが、
ちょちょっとまとめてみました。
まあこれにしたって、ほんの一部ですけども。。。

・バーミンガム・ロイヤル・バレエの役名/
その下にほかの版で見られる役名

で並べてみました

・美しさの精/
元気の精、夾竹桃の精、桜の木の精、Candideなど

・誇らしさの精/
優しさの精、三色ヒルガオの精、松の木の精、Coulante 、 Fleur de farine

・謙虚さの精/
鷹揚の精、パンくずの精、カーネーションの精、Miettes - qui tombent

・歌の精/
暢気の精、カナリアの精、歌鳥の精、Canari - qui chante

・激しさの精/
勇気の精、とねりこの精、 Violente - échevelée

・喜びの精/
リラの精、善の精


リラの精を演じたジャオ・レイもカラボスを演じたマリオン・テイトも決して背が高いわけではないのですが、(マリオンよりはジャオ・レイのほうが大きいけど)
そしてリラにいたっては全く踊ってはいないのですが、
はっきり言って、妖精のソリストさんより、ものっすごく圧倒的な存在感でした。
もう、プロローグはこの2人に(というかマリオンに)完全に支配されちゃっていましたね~。
仕草や表情で観客へ訴えかける技量が半端じゃなかったですね。

カラボスが登場したときは、カラボスお付きの騎士たちの被り物や衣装がとっても素敵で、
「さすがは被り物のロイヤル!」と心の中で快哉を挙げてしまいました(笑)
そしていきなりの「ラスボス」登場みたいな、かっちょいいお神輿にかつがれて、
カラボス登場!

「どう観ても、マリオン以外の何ものでもないじゃん!」

わたしはけっこう前の席だったので、オペグラはしまいっぱなしでしたが、
思わず取り出したくなってしまったくらいでした。

いやー、あの演技力、存在感、場を支配する強さ、(プラス小柄さ)から見ても、
マリオンじゃなくて、誰だっつーの?


配役変更のアナウンスとか、全然聞いた覚えがなかったのですが(まあギリギリまで外にいたんですけども)、休憩時間にはまっさきにロビーでキャスト変更の張り出しがないか、確認しちゃいましたもんね。

いやー、わたし、女性がカラボスを演じる、もしくは踊るバージョン(井脇さんとか)は決して嫌いではないものの、
やっぱりこれは、男性が演じるほうが慣れているのですが、
こと今回は。

まるでマリオンが演じるために作られたかのような素晴らしいカラボスにゾクゾクしちゃいました。
あー、もう、これを観られただけでも、チケット代のもとが取れるってもんですよ。
ああ、ほんとに幸せですわ~。


最近のマリオンは、こういうキャラクター役を「嬉々として」「怪演」しているお方ですが、
今回のカラボスは「ぶっ飛んで」という雰囲気は無く、(まあ存在感ではぶっ飛んではいたけども)「悪の精」の冷徹っぷりで、こちらをシビれさせてくださいました。
気高くておっかなくて、雪の女王みたいだったな~。

ちなみにお隣の男性は「魔女、すげー」と(笑)


とりあえず明日も早いので今日はここまで(スイマセン)
ちょっと祖母の米寿のお祝いで疲れちゃった。。。。






英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団2011年日本公演
「眠れる森の美女」 
プロローグ付全3幕

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
衣裳・装置:フィリップ・プラウズ
照明:マーク・ジョナサン


国王フロレスタン二十四世:ドミニク・アントヌッチ
王妃:アンドレア・トレディニック
オーロラ姫:佐久間奈緒
フロリムンド王子:ツァオ・チー
カタラビュット(式典長):マイケル・オヘア
カラボス:サマラ・ダウンズ→マリオン・テイトに変更
リラの精:ジャオ・レイ

-- プロローグ --
美しさの精:ヴィクトリア・マール
お付きの騎士:ロバート・グラヴノー
誇らしさの精:アンブラ・ヴァッロ
お付きの騎士:マティアス・ディングマン
謙虚さの精:レティシア・ロ・サルド
お付きの騎士:ジェームズ・バートン
歌の精:ローラ・パーキス
お付きの騎士:ベンジャミン・ソレル
激しさの精:キャロル=アン・ミラー
お付きの騎士:オリヴァー・ティル
喜びの精:セリーヌ・ギッテンス
お付きの騎士:トム・ロジャース
カラボスのお付きの騎士:
ジョナサン・カグイオア、ファーガス・キャンベル、益子 倭、
ショーン・マクラフリン、クリストファー・ロジャース=ウィルソン、ルイス・ターナー
リラの精のお付き:
アランチャ・バゼルガ、ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、
淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、アビゲイル・プルーダムズ

-- 第1幕 --
4人の王子:
マシュー・ローレンス、ヴァレンティン・オロヴィヤンニコフ、
ジョナサン・ペイン、トム・ロジャース
オーロラ姫の友人:
ジェンナ・キャロル、ローラ・ダベンポート、淵上礼奈、ジェード・ヒューゼン、
アビゲイル・ブルーダムズ、ローラ・パーキス
ガーランド:
アランチャ・バゼルガ、ダスティ・バットン、セリーヌ・ギッテンス、
レティシア・ロ・サルド、カリー・ロバーツ、ジャン・イジン、
ジェームズ・バートン、エンガス・ホール、ロリー・マッケイ、
タイロン・シングルトン、ナサナエル・スケルトン、オリヴァー・ティル

-- 第2幕 --
伯爵夫人: カリー・ロバーツ
王子の側近:ジェームズ・バートン

-- 第3幕 --
パ・ド・カトル:
レティシア・ロ・サルド、ローラ・パーキス、
ファーガス・キャンベル、オリヴァー・ティル
長靴をはいた猫と白い猫:ジョナサン・カグイオア、イヴェット・ナイト
青い鳥とフロリナ王女:マティアス・ディングマン、アンブラ・ヴァッロ
赤ずきんと狼:アランチャ・バゼルガ、トム・ロジャース
グラン・パ・ド・ドゥ:佐久間奈緒、ツァオ・チー

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団


◆上演時間◆

プロローグ 18:30-19:10

【休憩】 15分

第1・2幕 19:25-20:30

【休憩】 15分

第3幕 20:45-21:25










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