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B is for “Bartok”!!!!!



BはバルトークのB!!!!!!
Bellugi-Battiston/Bartok/Adriana Breukink's Eagle recorder


Vadim Repin and Nikolai Lugansky play Bartok Romanian Folk Dance


えーと。ほんとはバルトークのリコーダーお稽古名曲「アレグロ」を探しているのですが、
なかなか見つからないのよね(苦笑)

今回は大好きな「ルーマニア民族舞曲」でリコーダーとアコーディオンの素敵な演奏を見つけてうっひょい!だったのでした~。

下に貼り付けたのは、ルガンスキーとレーピンの演奏。
わたし、この年のツアー聴きに行きましたね、たしか。
静岡ではアンコールはワルツ・スケルツォが聴けてうれしかったのですが、
東京はこっちも演奏してくれたのか。いいなあ。

「ルーマニア民族舞曲」は自分で弾くのも楽しいし(あ、もちろんピアノね)
聴くならヴァイオリンのアンサンブルか、もしくはヴァイオリンとピアノのバージョンがすきです。
これ、誰かスケートとかバレエでやってくれないかなー、なんていつも思います。


ピアノのアレグロバルバロじゃないのよ。あれじゃないのよー。

リコーダーに力を入れてる小学校なら、絶対に習うであろう、バルトークの「アレグロ」。

リコーダーのアンサンブルなんか聴きに行っても、けっこう聴くはず。

なんですがー、正式な曲名はわからないのよね、あたし(苦笑)

ミクロコスモスの中の曲をリコーダー三重奏に編曲したものだったっけ?
ミクロコスモスねえ。
途中でやらなくなったからなー、わたし。
(ミクロコスモスずっとやってたかったんだけども、バッハの平均律に移行したのよね
なにせ転勤が多かったから、いろいろ教本が変わった。。。)
ミクロコスモスかどうかもわからない。
今度楽譜屋で探してみましょう。



バルトークは好きですねー。
わたしの中の、民族舞踊好き プラス しっちゃかめっちゃか、ガチャガチャ賑やかしさ好きにメガヒットなのが、バルトークとハチャトゥリアーン。

(基本、剣の舞とルーマニア民族舞踊と、作者は飛ぶけど、ペルシャの市場にてとか、クシコスポストな人間なので、わたし・苦笑)

ま、延々、バルトーク聴いてると、さすがに、頭がくらくらしてきて、
「。。。。。ベートーヴェンとブラームスに逃げよう」と思いますし、
バッハは神だよなーと思うのですが。

なんでまたアレグロが聴きたくなったかというと。

お隣一家のお孫さん(幼稚園児)が最近、家に転がっていたであろうリコーダーに興味を示したのが、しょっちゅうプープー吹いているんですな。
(子供用のラッパとか笛じゃなくて、リコーダーってのは、確かです。
あの音は、絶対にリコーダーだもん・笑)

しかしまだ幼児。
穴を指で押さえるなんてできません。
ただひたすら、タンギングもなにもありゃしない、プープー息を送って吹くだけでございます。

リコーダーって、すごいというか。
エア(息)だけで誰でも吹けちゃうんだよね。
すごい楽器だと思いません?
(上手く演奏できるかどうかは別として)
マウスピースとか、リードとか無いんだぜ。すごすぎる。
(そんなん言ったら、オカリナも鳩笛も偉大ですが、日本人なら誰でも買わされるであろう身近な楽器はリコーダーでございましょう)

リコーダーといったら、わたしは断然、バルトークの「アレグロ」ですねぇ。

いまでも吹けると思いますが、繰り返しが多いから、楽譜が無いといつ終わっていいのかわかんない。楽譜もまだありますよん。
最近は一緒に演奏してませんが、リコーダー仲間に訊けば、ちゃんとした曲名わかるのかなあ。


そんなに聴きたきゃ、自分で吹けばいいけども、今は純粋にただ、聴きたいのよねー。
CD捜すしかないかな。

しかし。
わたし、リコーダーなら、栗コーダーカルテットはともかく、
やっぱ、フランス・ブリュッヘンとかミカラ・ペトリで聴きたい。
彼らの録音の中に、このお稽古名曲はあるのであろうか?
図書館で捜すか。。。。



Rumanian folk Dances

シェリング、子供の頃はシェリングのレコードがいっぱいありました。懐かしいです。


ルーマニア民族舞曲は、フルオーケストラの演奏も素敵ですね。
弦楽アンサンブルだと、安永さん含めたベルリン弦楽ゾリステンの演奏が忘れられないなあ。



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なんとまあ!

今日はお休みなので、またせっせとクリスマスカードやニューイヤーカードの製作に勤しんでます。

とりあえず、ロシアだのウクライナだの、郵便事情の悪いところへのこの手のグリーティングカードの郵送はいつも諦めていて、そういうのは、あちらの方が日本へ来たときに渡す(来られない人の分は彼らに頼んじゃう)ようにしています。

あるいは、いつもお世話になってる某さんに、ロシアへ行かれる際にお願いしたり。

で、まあ、遅れて届いてもいいか、、、というような手紙は郵送しますが、これがきちんと通常便で9日、EMSで一週間というので届くのはまれで、だいたい遅れる。
酷いときは、季節が変わってから届くありさまです。

ま、慣れてるけどさ。


旧東側はさておき、西側でもあんまり信用ならないのが、イタリア。
イタリアへはちゃんと届いても、そこから本人に届くのが、これまたねぇ。
ま、密輸入がらみで検疫が厳しいってものあるんですが。

そんなこんなで、イタリアへのクリスマスカードはとりあえず、一昨日までに郵送いたしました。
少なくとも、クリスマスまでには届くはずだ。
上手く行けば、12月初~中旬着のはず。

次はドイツ圏、最後に北米に出そうと計画中。
不安なところから、まずは郵送・笑


思うに北米とかオーストラリアとかは安心だよなー。
あっちもそれなりに検疫とか厳しいけども、「行方不明」とか、「戻ってくる」とかほとんど無いですからね。





で。

今日は郵便局から、ワタクシが以前出した郵便物が戻って参りました。

てっきりわたしは、その出戻り郵便物、つい最近、ロシア杯へ観戦しに行かれる日本在住のお友達へ「悠子ちゃんにわたして!」とお願いした手紙のことだと思ったのですね。
彼女がロシアへ出発する前までに届くはずだったんだけど、何故か届かなくってさ。

だから、その、静岡から、某関東地方へ出したお手紙が戻ってきたのかと思ったんです。


そしたら!

なんとまあ、初夏に郵送したロシアへのEMSが戻ってきたのでありました!
ひょえー!!!!!
なんとなく届いていないんだろうな、、、というのはわかっていたし、諦めてたんだけど。
(届いていたら、一言メールは来るはずだし)

EMSなのになんで行方不明なんだよー、と、さんざん苦労した荷物なんですが、
ちゃんとあったのね!
ってか、ロシアにはきちんと届いていたのに、何で、、、、、

まあいいや。
もうじきこの荷物を届けたかった相手、の友達が来日するから、そのお友達に託そう。。。

そうなんですよ、この荷物を渡したかった相手、マールイのダンサーなのです。
彼&彼女は今回来日しないので(そしてそれは初夏の時点で予想していたから)、
EMSで郵送したんですよ。
あーあ。やっぱり、荷物は危険だな・苦笑


ま。今はメールがあるから便利ですけど。
手紙も好きだから、懲りずにこれからも郵便頑張るよ!

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2011NHK杯~2011年11月12日 ペアフリー感想


ロシア杯もチェックしつつ、相変わらずNHK杯ネタですんません。
11月中に終われるか?

ISU公式リザルトサイト
NHK スポーツ・オンラインのNHK杯特設ページ
・・・期間限定の動画クリップは必見です

NHK杯のお写真
・・・バンケットの写真もありますよ!ステ綺麗~。ネッリたちの民族衣装も可愛い!



ペアフリーの結果
Pairs - Free Skating  Result Details
Pl. Name Nation TSS = TES + PCS(SS TR PE CH IN) Ded.#StN.
1 Yuko KAVAGUTI / Alexander SMIRNOV RUS 122.49
61.13 61.36 (7.79 7.54 7.64 7.82 7.57) 0.00 #4
2 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN JPN 114.20
55.92 58.28 (7.32 7.29 7.32 7.46 7.04) 0.00 #7
3 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER 112.45
48.58 63.87 (8.14 7.82 7.86 8.14 7.96) 0.00 #8
4 Caydee DENNEY / John COUGHLIN USA 108.27
55.61 53.66 (6.96 6.50 6.75 6.71 6.61) 1.00 #5
5 Stefania BERTON / Ondrej HOTAREK ITA 107.60
52.49 55.11 (6.89 6.71 7.07 6.89 6.89) 0.00 #6
6 Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE RUS 105.89
53.27 52.62 (6.68 6.39 6.57 6.82 6.43) 0.00 #3
7 Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR USA 99.09
53.05 48.04 (6.32 5.64 6.00 6.25 5.82) 2.00 #2
8 Natasha PURICH / Raymond SCHULTZ CAN 82.61
41.60 41.01 (5.32 5.14 5.00 5.21 4.96) 0.00 #1



ジャッジスコア

ペア総合順位
Pairs Result

FPl. Name Nation Points SP/ FS
1 Yuko KAVAGUTI / Alexander SMIRNOV RUS 177.51 5/ 1
2 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN JPN 172.09 2/ 2
3 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER 171.68 1/ 3
4 Stefania BERTON / Ondrej HOTAREK ITA 163.83 3/ 5
5 Caydee DENNEY / John COUGHLIN USA 163.75 4/ 4
6 Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE RUS 159.01 6/ 6
7 Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR USA 149.02 7/ 7
8 Natasha PURICH / Raymond SCHULTZ CAN 128.17 8/ 8




Natasha PURICH / Raymond SCHULTZ CAN
ナターシャ・プーリッチ&レイモンド・シュルツ カナダ
Spellbound Concerto by Miklos Rozsa
振付はM. Wing, A. Lowe (SP), Lance Vipond (FS)とあります。
こういうふうにはっきりショートとフリーと書いてくれてあるとわかりやすいですね。
ショートはメイガンとアーロンだったんですねぇ。(彼らのダンス、好きだったな~)

男の子は、ペアの選手としては小柄なほう(173センチ)なのですが、相方のナターシャがなにしろ華奢でちみっこいので(149センチ)、バランス的には問題ないと思うのですが、、、
今回はちと、頼りないっつうか「俺について来い!」要素が足らず、
ナターシャともども、、さんざんな出来栄え。
でもこれが経験につながると思うし、自分のミスも、相方のミスも引きずらないで1曲滑りきる強さを得て欲しいですね。

最初のソロジャンプは、男の子の軸が上がるときから曲がってて、よく転ばなかったもんだと(汗)。ここでステップアウトに止めておけたのは、良かったのですが、
その後、ツイストリフトのミスとかジャンプシークエンスのちょこちょこしたミスとか、いろいろ続いた挙句の、ペアのソロスピンでの大ミス。
ソロスピンの最初の入りで失敗しちゃったナターシャが、とりあえずスタンドスピンでくるくる回っていたものの、途中であきらめて立ち尽くしてしまっていました。
半泣きだったし。。。
思わずこのときは「頑張って!!!」と嗄れた声で叫んじゃいましたよ。
(ほんとなら、カモン!ナターシャ!!!!!くらい言ってあげたかったけど、無理)

製氷時にお友達と話しましたが、まだまだジュニアというか、並が激しいし、失敗へのフォローも経験不足だと感じました。
それでも、スロー3ルッツなんか、楽しみだし、女の子はペアとしては理想的な体型だし、これから頑張って欲しいと思います。
大丈夫ですよ~。
雪ちゃん&ツァオなんて、現役最後まで、スピンはああだったんだから。
究極のソロスピンなんかもやらかしていたしね(大笑)

Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR USA
マリッサ・カステリ&サイモン・シュナピア アメリカ
Piano Concerto No. 2 by Sergei Rachmaninov

カナダ組もピアノコンチェルトでしたが、滑りがちょっと残念だったので、もうピアノどころじゃなかったよ。
あ、古い映画がお好きな人はご存知だと思いますが、Spellbound Concerto は「白い恐怖」(ヒッチコックの映画)のための曲です。
こちらのラフ2は良かったですね~。(注;当社比。スケートでの曲のつなげ方は、どうしても、、、、なところありますもんね)
彼らもスロー3アクセルに挑戦していますが、成功ならず。
回転は足りてたと思うんですけども。
今の採点方法だと、曲の盛り上がりと技の必要秒数を合わせるのが難しいですが、
ラフ2の盛り上がりのところとスロージャンプを組み合わせる定番っちゅうか、そこらへんはいい感じでした。
デススパイラルのとこはちと大変そうだったんだけど、最後のリフトとか力強くて良かったですね。
ショートより断然フリーのほうが良かったです。
シーズン後半、期待です。


Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE RUS
リュボーフ・イリュシェチキナ&ノダーリ・マイスラーゼ ロシア
A Chorus Line (soundtrack) by Marvin Hamlish

あー。。。。。。。。

ご贔屓さんだけに、「本来出切ることが出来てない」のを目の当たりにしてしまって、
ちょっとがっくしだったのですが、
VTR見直してみるとそんなに悪くはない。(良くもないけど・笑)
まあ、ダブっちゃったりしたジャンプに関しては、仕方ないというか転倒よりはいいけども、
それよりやはり、後半スピードが落ちるのがなんだかなーと思うのですよね。
鰻だな、やっぱ。うん。

リフトのポジションの美しさやユニゾンなんか、こちらの琴線に触れる、「こういうペアを観たいんだ!」ってタイプです。

プログラムは衣装も振付もかわいらしいコーラスラインで、好きですね~。
スピードが落ちるのと、最後は荒っぽくなるのが、ほんと残念!
最初の3ツイストなんて、素晴らしかっただけにね。(ファンの贔屓目なしに、今大会のカップルの中で、もっとも美しい完璧なトリプルツイストだったよ!)

Yuko KAVAGUTI / Alexander SMIRNOV RUS
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ ロシア
Claire de Lune by Claude Debussy

昨季から続行のフリー「月の光」
素晴らしかったですね。
まさかまさかのSP5位スタートでしたが、ジャンぷシークエンスでの小さなミス以外はほぼ完璧な内容でした。
すべりの柔らかさとか、これまでの組と桁違い(苦笑)

6分間のウォーミングアップも調子悪そうでしたし、前日のショートも「絶不調!」ありありだったから、
最初のソロジャンプを降りたときに、もう、涙がうるうる来ちゃいました。
(悠子ちゃん&サーシャのブログによれば、NHK杯ショートでの不調は連戦の疲れというより、日本での試合、ということへの気負いすぎ、だったそうです)

あまりにも感動してしまって、上手く言葉にできないのですが、
今回のフリーの結果は、選手やコーチの常日頃のトレーニングの賜物だと思います。
積み重ねてきたからこそ、いざというときに発揮できるというか。。。

それにしても、今大会、、、、クリスにしろニキータにしろ、サーシャにしろ、
ほんと、頼もしくて、素晴らしいパートナー精神でしたね!ハラショー!

サーシャの「今日はお互いのために滑ろう」の一言、素敵でした。


Caydee DENNEY / John COUGHLIN USA
ケイディ・デニー&ジョン・コフリン アメリカ
Nessun Dorma by Giacomo Puccini
トゥーランドットから「誰も寝てはならぬ」

ええと。その。ネッスンドルマはいいんですよ。
このフリー、ややケイディーがいつもより動きが重いかな、ショートのほうが動きが良かったかな、それでも、纏めてくるところはさすがはトップ10ランキングのスケーターだよな、
ジョンも頼もしいな、、、、

などなどね。
ええ、いいんですが。。。。

なんで、その、、、、、途中でエレキにかわったり、戻ったり、かわったり、、、(笑)

けっこう謎の音源。

いやわたし、ギターも好きですけどね。

なんちゅうか、「??????」みたいな感じでした。
いいけどさ。ケイディー好きだからさ。


Stefania BERTON / Ondrej HOTAREK
ステファニア・ベルトン&オンドレイ・ホタレック イタリア
Adagio in G minor for Organ and Strings by Tomaso Albinoni and Remo Giazotto

アルビノーニのアダージョ
振付はカメレンゴとクリロワ夫妻
ああ麗しい。。。。

正直、アルビノーニのアダージョは、食傷気味なのですが、カメ先生とクリロワと、美しい二人だから、全然問題なし!(←ファンフィルターはこれだから)

最初の3連続ジャンプ、シンクロ具合も含めて素晴らしかったですね~

ちょこちょこ取りこぼしがありました。スロー3ループがダブルになっちゃったのは痛いなあ。
それより、スパイラルがノーカウントって!!!!うそーん!(涙)
3ツイストは今回はやらずじまい。まあ、マイナスになるよりは、3連続ジャンプもあるからそこは無理しなくともあれですが、昨季のようにトライして欲しいものです。
まあ今季は、入賞や表彰台常連入りっていうほうに重きを置いてるのかな、なんて思います。
ある程度評価をゲットしておくのも大事ですもんね。
ファンとしては、、、3ツイスト頑張ってほしいんですけどもねぃ。


Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN JPN
高橋成美&マーヴィン・トラン 日本
Concerto de Quebec by Andre Mathieu

ちょこちょこミスはあったけども、この時期としては上出来なのでは?
素晴らしいペアに成長しましたね♪
マーヴィン、ほんと、いい子だよ。
そして成ちゃんのキャラに救われる人、多いと思います。はい。




Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER
アリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコヴィー ドイツ
Pina (soundtrack)

誰しも、多少のミスはあろうとも、優勝は彼らだと思っていたはず。
悠子ちゃん&サーシャ、成ちゃん&マーヴィンの表彰台は確定だけど、1位ドイツ、2位ロシア、3位日本、、、てな具合に。


最初のソロジャンプがダブってしまったのはともかく。
あれれれれ?ジャンプが抜けたり、よもやのリフト大崩れでノーカウントだったり、
スロージャンプも乱れて、「えええええ?アリョーナたち、2位?」なんて思いましたが、
よもやの3位!

成ちゃんのあっけにとられた表情が全てを物語ってますね(苦笑)
マーヴィンも「入賞は狙ってたけど、2位はびっくり」と言ってましたし。


結果はよろしくなかったですが、これはまだプログラムが難しすぎてこなしきれてないだけのことなので、シーズン後半が楽しみです。
ピナが亡くなって、ピナの作品自体が彼女の遺言で、封印される期限がありますが、こうしてピナへのオマージュみたいな作品はスケートでもダンスでもこれからどんどん作られていくと思います。
そんな中、やっぱり、アリョーナ&ロビン、そしてインゴのような、素晴らしい才能の持ち主が結集してできる作品ですから、期待したいです!

うーん、なんだろうな。
わたし、アリョーナ&ロビンのこと、好きだし、ファンなんだろうけども、、、、
そのー、応援第一!ってよりも、こう、ただもう、彼らの作品を純粋に楽しみたいというか
(なんちゅうか、技術的には文句なしなんで・苦笑)
ちょっと、ほかのご贔屓さんたちとは違った感じで眺めちゃってたりします。
余裕があるっていうのでしょうかねぇ。

それだけに、らしくないミスにびっくりでしたが、
「ミスがあっても優勝」しちゃったりで、「消化不良」な試合にならなくて良かったな、と。




表彰式はペア→アイスダンス、の順。
ワタクシ的には幸せな表彰台でしたね。



はー、この日はもう、ダンスとペアで力尽きちゃったけど、この後シングルがあるのだった(笑)








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A is for “Andre Claveu”!!


Aはアンドレ・クラヴォのA!!!!!
Andre claveau viens danser avec papa


シャンソンは『なんとなく苦手』という人も、これは好きだな~、って人は多いのではないでしょうか。
一番好き!ってんじゃなくても、こう、5番目や6番目にとっておきたいような、愛らしい一曲。
アンドレ・クラヴォの「パパと踊ろうよ」

直訳すると「パパとワルツを踊ろう」になりますか。
ママンが留守のときに娘と一緒にアン、ドゥ、トロワ♪ってワルツを踊る風景が描かれています。
『ママもこの曲好きなんだよ』とか、子供の笑い声とか、ほんと、かわいらしい曲です。
最後の最後、子供の『パパ、アタシ、眠ってないわ』っていう台詞も可愛い。





うちの母は多趣味ですが(でもすごい偏りがある)、亡くなった父は特に趣味らしい趣味というものは無かったです。

ま、ごくごく普通というか、うーむ、いや違うか、読書量はかなり多い人だったとはおもいます。ほんで、プロ野球をテレビでみるとか、会社や親類との付き合いで年末年始なんかはマージャンやるとか、将棋を我々子供たちとさすとか、ハイキングやピクニックやバーベキューもやりましたが、
趣味、、、レベルではないな。
晩年は庭作りとかに燃えてたけど。(どうして父親世代の人って、急にガーデニングに目覚めるんだろう?)


そんな父親でしたが、唯一、趣味らしい趣味と言えば映画館通いと、ラジオのエアチェック。

当時はエアチェックなんぞかっちょええ言葉はなく、ただ単に「録音してダビング編集」ってやつでしたけども。

そんな父親のおかげで、娘のワタクシもけっこうなラジオっ子でした。


そんな父の奥さんだった母も、「録音」は好きでして。

しかし。

割としっかり、こまめに編集作業をしていた父と違って(きちんと曲名やアーティスト名、日付を記入)、超テキトー人間の母。

彼女のカセットテープはカオスで「あ、いいな!」と思うがままに録音を重ねるから、
いきなり曲が始まるとか、ブチっと切れたりとか、ざら。
あと
「きいたん!今日すっごくいい曲が流れてたけど、なんなのかわからないから、聴いてみて!!!」と帰宅早々詰め寄られて、はいよ、と聴いてみても、録音に失敗しているとか、そんなんばっかし。
メモもテキトーだし。。。。
(つい最近は熊川哲也の番組の録音に失敗していた)
最近は、ほとんどテレビに接していないため、Jポップも洋楽もとんとわからぬワタクシなので、母に教えて上げられるのはクラシックと映画音楽くらいですが、
子供の頃から大学生くらいまでは超ウルトラドン♪人間だったから、なんでも答えられたのよね。
この前なんか母親に「これ、コブクロだよね?」と訊かれても、全くわかりませんでした。
コブクロ?はい、なんですか、それ?って感じ(一応、コブクロという人たちがいるのわ知ってるけど。関ジャニ∞もつい3日前まで「関ジャニむげんだい」と読むのだと思ってましたから。)

あ、最近もっと駄目なのは、家電やOA機器(苦笑)
なんにもわかりません(笑)
こういうのがわからなくなるのって、確実に「おばさん」ですね。
昔は新製品、いち早くチェックしていたのになー。嘘みたいだ。


ま、母はいまだに、気が向くままにあれこれ録音していますが、
そんな中で、たまにフルバージョンできちんと録音できていて、しかも、曲名もアーティスト名もきちんと判明しているのもあるわけで、そういうので初めてわたしが知る曲もあって、嬉しい発見です。



この「パパと踊ろうよ」も、そんな感じで、彼女のカセットから知った逸品。

けっこう前、、、母がいったん我が家を出て行く前に聴いたときは、「あー可愛い曲だな~」なんて思っただけだったのですが、最近また、耳にする機会がありまして。


今回は「これ、誰かスケートのエキシビで使ってくれないかな~」なんて思っちゃった。


パパが似合いそうなのって。
あれー、ジェレミー・バレットはもういないし。
ジョン・マタトールもいない?

こう、若いのに、なんとなく「パパと娘」っぽいカップルの双璧だった
「ケイディー・デニー&ジェレミー・バレット」と「ミレーヌ・ブロデュール&ジョン・マタトール」がいないって、、、ちょっと寂しいわ!


アイスダンスだと、みなさん気をつけてらっしゃる?まあ、きょうだいで滑っているカップルもいるけれども、ペアやシングルと比べて、より「男女の愛憎」なんかを描くプログラムも多いから、「親子なカップル」は少ないかもねー。

(気をつけている、といえば、三浦友和も「気をつければいいのです」って言ってたな。
↑関係ない・笑
三浦友和とワルツ、、、は、ハナヂ出そう。。。)

歌詞どおりじゃなくても、これでアン・デゥ・トロワなんて、ダンスカップルがこじゃれた滑りをしてくれたら、素敵だよな、、、、なんて思うものの、
やっぱり『パパと踊ろうよ』世界を見てみたい気がします。

求む、パパンな男性スケーター!

パパンじゃないものの、出たばかりのころのケイトリンとアンドリューだったら、
可愛く「アン・ドゥ・トロワ」も似合ってたかも。
微笑みあうのどかな2人なイメージありましたもんね。
最近の彼ら、すんごいゴージャスになりましたね~。
うっひょい!ですわ。
ロシア杯、まだ全然観てないのですが、ケイトリンたちとカーチャ&ジョナサンと、悠子ちゃんたちだけは観たのよ。
ケイトリンとアンドリュー、今季は、すべりがゴージャスで動きも大きくて、
試合ごとにがんがんすさまじくなっていって、ほんと、ワールドが楽しみです♪


その一方で、ジェレミーやジョンが恋しくなったり。

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みんなの歌で泣いちゃった

今日はクリスマスカード作りで久しぶりに英語使ったりしたからへとへと。
(今日は主に北米や西ヨーロッパ宛のクリスマスカードなので、英語です。)

や、普段キリル文字を書いてると、ラテン文字のdとか、、、気がつくとキリル文字で書いてたりして、「ギャーもう、書き直し~~~~~(涙)」となるわけですよ。。。。
ペンで書いちゃうと、もう、泣くに泣けない。
わたし、英語は全然もう、お話にならないレベルなので、せめて字くらいは綺麗に書きたいと思うのですが、、、誤字でつまづいてちゃあかんっつーの(笑)




そんなわたしを尻目に、録画番組を見ている母。

その中にみんなの歌が混じっててですね。。。。

『エレファン』って歌があるのですが、
これがもう、、、、すごく哀しいお話なんですよ。
泣いちゃったよ。


はー、これじゃ、手紙どころじゃないですわ。

だいたい、象が出てくる時点で、泣くに決まってるというか。
ダンボだって、上野動物園の象の話だって、戦後の象列車(子供たちに象を見せるために、子供たちを動物園へ連れてってくれる特別列車)の話だって、みんなお涙頂戴なんだもん。




すごいね、みんなの歌って。
「おっぱいがいっぱい」も「メトロポリタンミュージアム」も「エレファン」も、なんでもありなんだもんなー。

すっかり、今日は、「エレファン」に打ちのめされてしまいましたー。

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クリスマスとお正月の準備

そろそろ海外発想分のクリスマスカードやニューイヤーカードを準備しないといけないべ、ってことで、今日は東急ハンズへカードの用紙などを買いに行ってきました。

うー。。。。

やばかった。。。。

あやうく余計なものを買いそうになっちまったぜ(笑)


クリスマスカードは毎年一応手作りを目指しているのですが、間に合わないと、既製品を買います。
だから、今日は、とりあえずクリスマスカードのコーナーへは近づかなかったからいいんですが。

シールとか、ペンとか、カード用紙を選んでいたら、近くに年賀状コーナーがあって、ついフラフラと。

これがいけなかったー。

可愛いシールやスタンプに、もう夢中になってしまって。

気がついたら、タツノオトシゴやら龍やらのスタンプを抱えていたという。


あやうく買ってしまいそうになりましたが、そこはぐぐっと我慢して、戻してきました。

年賀状の素材はもう決めてあって、あとは文章やら決めて印刷するだけなんだから、年賀状関連グッズは買わなくていいのです。(年賀状は自分の売り場で購入済)

はー、でも、、、タツノオトシゴ可愛かったなあ。うっとり。

龍はね、可愛くデフォルメされたのじゃなくって、もろ「ザ・龍~~~~~!」って感じのいかついかっちょいい龍さんのシールとかスタンプが欲しかったんだけど、
そういうのって、やっぱり高いのよね。。。。。


しかしまだ東急ハンズの売り場そのものに、慣れていないワタクシ。
どこになにがあるかわからないのって、けっこう疲れますね。




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2011NHK杯~2011年11月12日 アイスダンスフリー感想


世間的にはエリック杯も終わり、次はロシア杯!なのですが、あいかわらずまだまだNHK杯ネタです(笑)

あ、それにしても、ナン・ソン君の大活躍は嬉しい(涙)
マヨはか~な~り~、険しいけども、ソンくんはけっこう安心してもいい感じになってきた???
羽生くんも好きだが、あたしはやっぱり、、、、、ナン・ソン派なのだ。
(しかしナン・ソンよりもペアのハンのほうが好きだったりする・・・)



さてさてNHK杯。
大会2日目の最初の競技はアイスダンスフリー!

初日はアイクリで自力当選したのですが、観た場所は南側でキスクラの上のそのまた上ぐらいの場所でした。
この日は観に来られなかったアイクリ仲間さんから譲っていただいたチケットで、
引き換えたらなんと、北側で、譲ってくださったお友達もワタクシもびっくり!
アイクリって、絶対に正面は無いと思っていたのですが、そんなことなかったんですねー。

というわけで、なんとも幸運なことに、北側正面から観ることができました。
ありがたやありがたや。

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NHK スポーツ・オンラインのNHK杯特設ページ
・・・期間限定の動画クリップは必見です


アイスダンスフリーの結果
ジャッジスコア
Ice Dance - Free Dance
Result Details
Pl. Name Nation TSS = TES + PCS(SS TR PE CC IT )Ded.#StN.
1 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI USA 92.83
45.84 46.99 (7.86 7.64 8.00 7.86 7.93) 0.00 #6
2 Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE CAN 91.69
44.30 48.39 (7.93 7.82 8.29 8.25 8.25) 1.00 #7
3 Elena ILINYKH / Nikita KATSALAPOV RUS 87.65
40.35 47.30 (7.89 7.68 7.89 8.07 8.04) 0.00 #8
4 Nelli ZHIGANSHINA / Alexander GAZSI GER 80.43
39.28 41.15 (6.96 6.54 7.00 7.00 7.00) 0.00 #5
5 Lorenza ALESSANDRINI / Simone VATURI ITA 78.92
39.72 39.20 (6.50 6.29 6.71 6.64 6.71) 0.00 #4
6 Lynn KRIENGKRAIRUT / Logan GIULIETTI-SCHMITT USA 75.58
39.29 36.29 (6.07 5.75 6.07 6.36 6.21) 0.00 #3
7 Cathy REED / Chris REED JPN 73.86
38.36 36.50 (6.18 5.86 6.04 6.29 6.18) 1.00 #1
WD Alexandra PAUL / Mitchell ISLAM CAN #2



総合順位Ice Dance /Result
FPl. Name Nation Points SD FD
1 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI USA  151.85 3/1
2 Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE CAN  151.76 2/2
3 Elena ILINYKH / Nikita KATSALAPOV RUS  149.48 1/3
4 Nelli ZHIGANSHINA / Alexander GAZSI GER  136.12 4/4
5 Lorenza ALESSANDRINI / Simone VATURI ITA  133.29 5/5
6 Lynn KRIENGKRAIRUT / Logan GIULIETTI-SCHMITT USA  126.39 6/6
7 Cathy REED / Chris REED JPN  123.22 8/7
WD Alexandra PAUL / Mitchell ISLAM CAN  7




Cathy REED / Chris REED JPN
キャシー・リード&クリス・リード 日本
Chale Chalo (from "Lagaan" soundtrack) by A. R. Rahman
Mon Amour by David Visan
Chale Chalo (from "Lagaan" soundtrack) by A. R. Rahman

インド舞踊とアランフェス????と思ったのですが、そんな変じゃなかったです。
いやほんと、チャローチャローのあと、もなむ~って、どうなるんじゃ?だったけど、
別に普通だった!

直前のウォーミングアップでの事故はありましたが、見事な集中力で滑りきってくれました。

どうしても、衝突の影響とか考えてしまいますが、ツイズルも去年同様スピード出てきてるし、
最後のスピンは苦しそうだったけれども、どの場面もいい表情で滑っていて、素晴らしかったと思います。いやー、いつもはキャシーの美しさばかりに目がいってしまいますが、この日ほどクリスを頼もしく、オトコマエに、誇らしく感じたことってなかったですね。
アクシデントのとき、クリスがキャシーを抱きかかえて、リーンをまたぐかたちで避けてなかったら、おそらくまともに激突だったろうし、下手したらリーンの頭や顔にブレードが当たっていたと思います。ああもう、ほんと、怖かったよー。

ツイズルは合う合わないはともかく、スピードなんかかなり良くなっているので、あとはステップでのスピードがもうちょっとアップするといいと思います。
(これはフリーの感想というより、ショートを観て感じました
フリーはもう、無事に滑り終わってくれればいい、それだけの気持ちでしたね)

しかし、第一滑走だったのが幸いしたのかもしれませんね。
これで滑走が後で、いったんスケート靴をクリスが脱いでいたら、怪我に気がついて、試合どころではなかったと思います。切り傷というか、刺し傷みたいだったもんね。しかも骨折してるとか。。。

ロシア杯は無理して欲しくないですが、ショートダンスの感触からして、やはり試合でレベルを確認したいみたいですね。ゴールデンスピンもエントリーしてるんだな。大丈夫なのかなあ、心配だ。

昨年、途中でガリト・チャイトへコーチ・チェンジして、充実した(そして落ち着いた)練習を重ねただけあって、昨年は「手ごたえ」をものすごく感じたと思います。
今季は、自分たちでは確実に「手ごたえ」をつかんでいたトレーニングの割りには、出場した試合で思うようにレベルを取れていなくて、少し焦っているようですが(インタビューのなんとまあ、しょんぼりした姿。プログラム自体はいい作品ですから、焦らないでほしい!)、なかなかすぐには答えが出るものではないですから、シーズン最終戦である世界選手権目指して頑張って欲しいと思います。


Lynn KRIENGKRAIRUT / Logan GIULIETTI-SCHMITT USA
リーン・クリンクライラット&ローガン・ジュリエッティ-シュミット アメリカ
Walking in the Sand by Jeff Beck and Imelda May

しかし名前が、、、「高速増殖炉もんじゅ」並に早口言葉で言いにくい名前ですぞ。

リーンも腕から出血していましたが、すぐに練習再開。
こちらのカップルも集中力で見事に滑りきってくれました。

やー、このプログラムは難しいというか、曲がね、ムーディでかっちょええだけに、
上手く滑らないと下手したら退屈になっちゃいかねない曲でしたが、
なかなか素敵でした!


衣装も(地味だけど。ボソ。。。。)ムーディ。
いやいいんです。派手なだけが衣装じゃないしさ。

腕のアクセントのつけ方とか、動きのキレのよさとか、いいもの持ってるカップルですね~。
今後が楽しみです。
SDより動きが良かったんじゃないかな!
そしてリフトが気持ちいい。美しい。難しいポジションなはずなのに、スパっと決まるんですよね。無理がない。
2人の音感が同じというか、タイミングとか、きっといいんだろうな、と感じました。


Lorenza ALESSANDRINI / Simone VATURI ITA
ロレンツァ・アレッサンドリーニ&シモーネ・バトゥーリ イタリア
E lucevan le stelle (from "Tosca") by Giacomo Puccini
Com'e lunga l'attesa (from "Tosca") by Giacomo Puccini
Final Scene (from "Tosca") by Giacomo Puccini

思ったより正攻法のトスカで好印象。
演出に凝るとかじゃなくて、オペラの歌入りのこのプログラムを素直にきちっと滑っていて素敵でした。
ツイズル良かったですね。
最後まで迫力あってよかったと思いますが、もっともっと激しくできると思うので、
シーズン後半に期待!
あと、序盤はもっと柔らかい表現もいいと思います。
そうすっと、悲劇性も高まるというか。
なかなかドラマチックな振付になってるから、そこがもっと生きてくると思います♪

バトゥーリの濃さがちょっと嬉しいのであります。
いや、ここのところ、爽やか好男子が多いもんで、こっち系の突き抜けた濃さ?待ってたのよね。
ふふふ。


リードきょうだいとリーン&ローガンたちの衝突のあと、すぐに駆け寄ってきていたバトゥーリたち。彼らも朝の公式練習で、アレクサンドラと衝突事故起きたばかりだから、気が気じゃなかったでしょうね。

Nelli ZHIGANSHINA / Alexander GAZSI
ネリ・ジガンシナ&アレクサンダー・ガジ
Romeo and Juliet (soundtrack)

振付はマクシムですね♪

後半のスタミナがやっぱり課題かなあ。
ちょっと最後、スピード落ちちゃうんだよね、いつも。

チューなリフト、素敵ですね。
スピンはトラベリングしちゃったけども、このスピン好きだなあ。
次の試合は決めてほしいです。

今季はSDのほうが好みなのですが、だんだんこっちのロミジュリにも好印象。

ああしかし、声が出ない分、ほんと、ドイツ旗持っていけばよかったと後悔。
カティ&レネからあと、ずっと使ってないもんなー。
どこにあるんだろう。新調するしかないかな。

Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI USA
マイア・シブタニ&アレックス・シブタニ アメリカ
In the Mood by Glenn Miller
Moonlight Serenade by Glenn Miller
Chattanooga Choo Choo by Glenn Miller
In the Mood by Glenn Miller

うん。素晴らしかったですよ。テクニックとか、文句なしですな。
マイアがリフトの途中ですごい背筋で起き上がってくるのに目が点になりました。
くくくくくーって起き上がるあれ。凄いよ。

うーん、ただ、まあ、今回はケイトリンたちのほうがダンスとしては、、、好きだなあ。

あとね、やっぱりマイアたちも、素材で勝負というか、2人の持つなんともいえない清涼感や雰囲気で、ザ・正統派なものを素直にそのまんま、ものすごいレベルで滑っている作品なので、
ぶっちゃけ、、、、、去年と同じ路線というのが、なんか勿体無い気がします。
過剰に演技やストーリーに走るより、いいっちゃいいんだけども、
全然「演じる」ってのが無いのもなあ、なんて思ったりします。
ま、年々いろいろやってくんだろうけども。

Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE CAN
ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ カナダ
Je suis malade by Serge Lama, Karl Hugo

初めて観た頃は、柔らかな雰囲気の背の高い美男美女カップルで。
ほほえましー、なんて思っていたのに。

いったいいつから、ケイトリンはこんなスパークリングダイアモンドな女性になったんでしょう!

ヒューヒューヒュー!

すっごく、すっごく、すっごく良かったです!
もう優勝しちゃってお願い!と思いましたが、まさかまさかのリフトのタイムオーバー・・・アア勿体無い。

ステップも良かったし、いろんな要素が気迫たっぷり、スピードも最後まで激しいままで、
ツイズルもばっちりだったし、ほんと、、、、今回のナンバーワンだったわ、ワタクシの中では。

演技終わってからの、「激情迸るゴージャス美女」がガッツポーズ姉ちゃんになるところがツボでした・笑

Elena ILINYKH / Nikita KATSALAPOV RUS
エレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ ロシア
Ave Maria performed by Thomas Spencer-Wortley

今季のフリーはカッチーニのアダージョときいていて、ボーカルはおそらく入るだろう、誰かなあ、なんて思っていたのですが、そうか、そうきましたか。。。
ほうほう。


今大会は、それまでオトコマエというか、頼もしい、と特に感じたことの無かった男性が、
「あなたって、なんてナイスガイ!」と新たな感動を得た試合だったのですが
(クリスとかサーシャとかジョンとか)
このニキータも、そうでした。
かっこよかったよ、ニキータ!
衣装の毛羽毛羽は謎ですが。。。

ウォーミングアップでものすごい勢いでフェンスに激突していたエレーナでしたが、
やはり、左ひざを痛めたようで、フリーを滑りきるのは大変だったみたいですが、
それを終始きっちりサポートしていたニキータは偉いなあ、と。

ボーカルは気にならなかったですが、、、、しかし延々くり返されるアヴェアヴェアヴェアヴェ、、、、がちとくどく感じたのは、スケートの伸びやかさがいつもより物足りなかったからかもしれません。
たぶん怪我の影響もありますが、初戦だったのも大きいと思います。
滑り込みと試合を重ねることに期待しています。

ストーリーを演じるものではない作品なので、大変だと思いますが、まあこの2人なら大丈夫じゃないかな、と。個人的にはSDのほうがフリーレッグの美しさが際立っていて好きですね。
あと、インパクト的にもSDのほうが大きいと。
ただ、ここらへんは、シーズン後半になってくると、印象が変わってくると思うので、楽しみです。




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2011NHK杯~2011年11月11日 女子ショートプログラム感想


今日は一気にスケートの感想を書くはずが、マールイでもんもんとしたり、医者に行ったり、
エキシビ観ちゃったり(というか豊かの部屋をじっくり観ちゃったり。。。)、ほかにちょっと嬉しいロシア語を読んだりしていたので、すいません、女子のSPで力尽きました。。。

とりあえず、映像を観ながら記事を書くのは気が散ってよくないなと反省。
母親が「NHK杯総集編録画したけど観る?」というのを必死でやめさせました。
そんなことしたら、テレビの前から離れられません。
(マミーのテレビは今のところ我が家で一番いいテレビなので、これをつけられると、とりこになってしまう恐ろしさ。。。。)

ISU公式リザルトサイト
NHK スポーツ・オンラインのNHK杯特設ページ
・・・期間限定の動画クリップは必見です

女子ショートプログラムの結果
ジャッジスコア
Ladies - Short Program  Result Details
Pl. Name Nation TSS
= TES + PCS( SS TR PE CH IN) Ded. #StN.
1 Akiko SUZUKI JPN 66.55
35.09 31.46 (8.00 7.54 7.96 7.86 7.96) 0.00 #10
2 Alena LEONOVA RUS 61.76
31.79 29.97 (7.43 7.04 7.82 7.50 7.68) 0.00 #9
3 Mao ASADA JPN 58.42
28.33 30.09 (7.68 7.25 7.54 7.54 7.61) 0.00 #7
4 Elene GEDEVANISHVILI GEO 57.37
29.80 27.57 (6.89 6.54 7.07 6.93 7.04) 0.00 #5
5 Ashley WAGNER USA 55.88
29.45 26.43 (6.61 6.39 6.79 6.61 6.64) 0.00 #4
6 Agnes ZAWADZKI USA 53.84
29.39 24.45 (6.29 5.89 6.00 6.21 6.18) 0.00 #2
7 Kiira KORPI FIN 53.70
24.31 29.39 (7.46 7.14 7.25 7.39 7.50) 0.00 #8
8 Mae Berenice MEITE FRA 52.05
29.90 22.15 (5.86 5.25 5.54 5.54 5.50) 0.00 #3
9 Cynthia PHANEUF CAN 45.42
21.00 25.42 (6.39 6.21 6.18 6.46 6.54) 1.00 #6
10 Shoko ISHIKAWA JPN 45.07
23.64 21.43 (5.54 5.25 5.32 5.50 5.18) 0.00 #1




Shoko ISHIKAWA JPN
石川翔子 日本
La Rosa performed by Vale Tango

SPは宮本くんの振付ですね。
冒頭の3トゥループ&トゥループ、ちょっとセカンドが怪しいかな、と思ったのですが、
得点が出てみたら、3&3を決めたわりには低かったので、(2アクセルがシングルになっちゃったのもありますが)やや回転が足りていなかったみたいですね。
フリップもぎりぎりだったかな。
ジャンプはいいときの翔子ちゃんより、若干あれれでしたが(いいときはとても余裕があってオトコマエで好きなジャンプです。)
全体的には大きく動けていたとおもいますし、最後のフライングキャメルスピンもスピードがあって良かったです。
2回目でも緊張すると思うNHK杯、しかも第一滑走です。
きっと精神的にきついものはあるかと思うのですが、衣装も笑顔も素敵だったしタンゴのキビキビ感も良かったと思います。もっとキメキメ感といいますか「アタクシを見なさいよ!」みたいな迫力が出てきたらいいなあ。


Agnes ZAWADZKI USA
アグネス・ザワツキー アメリカ
Harlem Nocturne by Earle Hagen, arranged by David Rose
Whatever Lola Wants performed by Stan Kanton
Harlem Nocturne arranged by Duke Ellington

コーチが変わったのですね。ザカライセック先生じゃなかったよ。今季からコーチチェンジしたそうな。
彼女も3トゥ&3トゥを入れてきました。
ほんと、女子も3回転&3回転時代に、ほ~~~んとに、なりましたね。
意外とここまで長かったと思います。みどりちゃんやクリスティーが跳んでた頃からすると、実に実に長かった。それだけ大変だということなのですね。

3&3トゥは、セカンドジャンプでちょっと回り込みましたが、こらえました。
3ルッツはお手つき。
それ以外はなかなか良かったと思います!

アメリカも層が厚いですね~。

まだ淡々と滑っている「ハーレムノクターン」なので、もっと強弱のメリハリとかつけたら魅力アップすると思いますね~。

Mae Berenice MEITE FRA
マエ・ベレニス・メイテ フランス
Derniere lettre du Prince by Henri Torgue

青い綺麗な色づかいの衣装です。胸元と背中の紐の造りがその色使いに比べるとちょっとテケトーに見えちゃうのがもったいない。
それにしても今回の女子は背が高い子が多いなあ。

3トゥ&3トゥ、3ルッツ、2アクセルとジャンプは全部入りましたが、3ルッツはあまり綺麗な空中姿勢じゃなかったです。でもウォーミングアップでも上手くいってなかったのに、試合できちんと降りてすごいです。

マエ選手は大柄だし、なんだろうな、まだあんまり動きがシャープじゃないというか、
ジャンプやスピンの軸がもっとピーンとしてくるといいんじゃないかと思います。
SPだといいけど、LPだとなかだるみしちゃうというか、亡羊と見えちゃうきらいがある。
だもんでボナリーには見えませんでしたね。ボナリーはゴムマリというか、バネみたいというか、とにかく敏捷性が凄かったですから。

まだ17歳ですか~。今季の世界選手権は地元フランスですから、シーズン終盤までにルッツの調子を戻して頑張ってほしいですね。


Ashley WAGNER USA
アシュリー・ワグナー アメリカ
Pollock by Jeff Beal

ああ、麗しのアシュリー!紅い衣装がこれまた綺麗です。
なんてなんて彼女は素敵なんでしょ~。
もう、毎年来日してほしいです。
アシュリー枠、設けてほしいですよ。
3フリップ&2トゥ(トゥループは両手をあげて)、今回はルッツではなく3ループ。
コンビネーションはマイナスがついてましたが、両足だったの?あんまりよくわかんなかった。
(真央ちゃんと一緒で、フリーレッグを上げるのがちょっと遅いような気がします。)

今季からジョン・ニックスコーチに変わりましたね。プリシラ先生とのコンビも好きでしたが、
なかなかニックス先生との環境もよさげでなにより。
てか、ニックス先生、老けたなー。

年々アシュリー、腕がたくましくなってる気がする。(健康的でいいけど)
上半身の彼女の表現好きなのですが、PCSが思ったよりあまり伸びないのは、足元への評価が低いのかなー。
ま、可愛いし素敵だからいいです。
フリーでの巻き返しが期待できる仕上がり具合でした。


Elene GEDEVANISHVILI GEO
エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ グルジア
Tango Jalousie by Jacob Garde

黒と赤の衣装でジェラシー。
髪も曲によりますが、わたしは黒いほうが好きかなー。
シースルーの具合も素敵だし、最後のキメポーズのなんてかっこよいことでしょう!
あ~、久しぶりに会心の出来!、、、、とまではいきませんでしたが、2アクセルのぐらつきが勿体無い!
それにしてもいい状態のエレーネに出会えて、スケートファンは嬉しかったと思います。
衝撃的だった、トリノ五輪のSPから、もう5年たっちゃいましたものね。
誰もが「この才能をこのまま埋もれさせるなんて勿体無い!」と願っていたと思います。
ようやく、オーサーとウィルソンという、素晴らしいコーチと振付陣、いい練習環境という、
才能を開花させるに、もってこいの条件を手に入れることが出来て、良かったと思いますね~。
オーサーは、いろいろ言われているけども、個人的にはジュニア選手やシニアでも若い若い子をみるのが上手だと思うので、相性もいいんじゃないかと感じました。



Cynthia PHANEUF CAN
シンシア・ファヌフ カナダ
Unbreak My Heart/Spanish Guitar
Bordao en oro
Afternoon at Satie's by Jesse Cook

シンシア、どうしちゃったんでしょう。。。。
ここまで不調だと、心配です。
彼女のレイバックスピン好きなのですが、スピードなかったなあ。
最後は音楽からも遅れちゃってたし。
課題のルッツでの転倒はともかく、難度を上げたかったから入れただろうループもダブルになっちゃって。
いい作品だと思うので、四大陸やワールドではクリーンな滑りに期待したいです。


Mao ASADA JPN
浅田真央 日本
Sheherazade by Nikolai Rimski-Korsakov

しかしまあ、音源はいったいなんなんでしょうね。
まじでシチェドリンの「カルメン」編曲といい勝負だと思います。
それにしてもあんなに賑やかでうるさいシェヘラザード(や、わたしは楽しくて好きですが、それでも「う、うるへ~~~~」と思ったりしなくもない・苦笑)を、これまた清らかに爽やかに清清しくしてしまう真央ちゃんのすごいことよ。。。なんなんだ、いったい、あのキラキラは。

衣装も良かったよ!(ザ・首輪~な、ああいうデザインはもうやめてけれー)
細い手足が十分生かされて、、、というか、腕がとても雄弁で美しかったと思います。

アクセルすっぽ抜けはありましたが、全然見ていて不安材料は無かったですし、とにかく滑りが綺麗で、笑顔も良くて、、、なんといっても、瞳の煌きが昨シーズンと全然違うじゃないですか。
昨季はなんか、義務だけで滑っていたように見えましたが、今季は滑る喜びが伝わってきて、感動しましたー。

はー、いいものを見せてもらえましたー。


意地悪な物言いをしますと。
ほかの選手にとっては、バンクーバーが終わったあとの昨シーズン、そして今季も、
彼らにとっては「今がチャンス」だったと思うのですね、星取りの。
スポーツ選手ですから、誰だってタイトルは欲しいはず。


キム・ヨナの休養と浅田真央の不調。2人の同世代に競技を続けるスケーターにとって、
常に目の前に立ちふさがる壁が二つともないとき、取れるだけ星は取りたかったと思いますし、
「あのライバル不在/不調のときに勝っても、しっくりこない」という意見もあるかもしれませんが、勝つべきときには勝つというのも、ライバルを追い抜くためには必要なことで。

しかし、このSPを観たとき、わたしは、
「真央ちゃん復活だ。。。。。」とはっきり感じました。
そして真央ちゃんにしても、ほかの選手にしても、「また大変な時代になったな」と。

これまでもテクニックにしても、芸術性にしても、凄い子だと思っていましたし、折々の試合で感動的な場面にもいくつか遭遇していましたが、この日ほど「滑る喜び」を彼女から感じたことってなかったです。今まで、そのときそのときの、周りの期待/課題をこなしていて、
そこに彼女自身の内側から発せられる感情みたいなものが、
なかなか見えてこなかったのですが、それが、このシェヘラザードでは、、、
キラキラでしたね~。

このまま浮上していってほしいな、と思いました。

そして世界選手権なり、五輪なり、そのときそのとき、各スケーターが自分の実力を出し切って、名勝負が生まれるといいなー、と思います。
で、「みんなにメダルあげたいのーーーーー」という悲鳴をあげるような、そんな状況になってほしいな、と。

Kiira KORPI FIN
キーラ・コルピ フィンランド
昨季と同じく、虹の彼方に。
黄色いシンプルな衣装が美しい。。。。。
美人は何を着ても美しいのかもしれませんが、キーラに着こなせないデザインや色って、無いんじゃなかろうか?と思いますね。
ISUの映像でもやたらとキーラのアップが多いのは、絶対に偶然じゃないはずだ。

練習では綺麗に決めていた3トゥ&3トゥは、2トゥ&3トゥになってしまいました。後アクセルがシングルに。ふたつミスが重なると得点が伸びないですね。3ループは美しかったと思います。

Alena LEONOVA RUS
アリョーナ・レオノワ ロシア
Sirens by Harry Gregson-Williams
Pirates of the Caribbean (soundtrack) by Klaus Badelt and Hans Zimmer

これはいい作品だわ。
アリョーナのキャラに合ってるし。個人的には、彼女にはロビンフッドとかも演じさせたい。
ステップが長いような気もするしいかにも「もろぞふ~」と言えなくもないけども、
でもいいよ。すばらしいよ。
(翌日のフリーは全くワタクシ、好きになれないプログラムだったので、余計にこのSPが素晴らしく見えますよ)
あまりの絶好調さとテンションの高さで、なんとなくスピンは荒っぽかったけども、それも作品にマッチしていたような・笑
大ガッツポーズも納得の素晴らしい演技でした。
こりゃアリョーナが1位かも、、、て思いました、このときは。


Akiko SUZUKI JPN
鈴木明子 日本
ハンガリアン・ラプソディー(エドウィン・マートンのアレンジ)

しかし。
あっこちゃんだったのだ、この日はなんといっても。

この日の満足感と感動は、ドリームオンアイスの「リベルタンゴ」と長野メモリアルの「タイタニック」に匹敵します。
わたしはあっこちゃんが好きだし、どの試合の記憶も捨てがたいものがありますが、
やー、やー、やー。

素晴らしかったー!!!!!!

もう、優勝しちゃって、お願いーーーーー!!!!
これがフィギュアスケートだってば!

本日唯一と言っていいくらい、会場全体スタオベでした!
いやもう、ちょっと、人生でこれが最高なすべりなんじゃないかと心配になるくらいの出来栄え。
でも、毎回あっこちゃんは、そういうのをやってのけて、、、さらにそれを乗り越えてきているんですよね。

これはご本人と周りの大きな努力の賜物以外の何ものでもないし、運、不運もあると思いますが、
(しいて言えば、冬季ユニバに出たあれ、あれで幸運を引き寄せたんでしょうね。あそこを逃していたら、復活も、さらなる伸びも、遅かったと思います。)
彼女のこの煌きは、ほかの選手にも、関係ない一般の人にも、すごく励みになるし、何より勇気や喜びを与えるものだと思います。

感動をありがとー、あっこちゃん!!!!




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オシポワとワシリエフの正式なデビューは3月


今回の記事は上半分はまじめに、下半分はマールイ的ぼやきです(笑)


バレエファンの間ではかなり話題になっている、ナタリア・オシポワとイワン・ワシリエフのミハイロフスキー劇場への移籍。

ロイター通信の記事
ミハイロフスキー劇場のニュース

大方の皆さんの想像どおり、
☆ゲストプリンシパル的なポジションで
☆ナチョ・デュアトのオリジナル作品の提供を受けつつ
☆ミハイロフスキー劇場でのいくつかの契約数のステージをこなしつつ
☆世界中で好きに踊りたい

ミハイロフスキー劇場での正式デビューというか、お披露目公演は3月です。
既にミハイロフスキー劇場と5年契約を結んだそうですが、それは3月からなのか、2012年1月1日をもってなのか?ちょっとわかりませんが、
2011年12月1日の公演への出演は、移籍話よりずーーーーーっと前から決まっていたことなので、
「12月1日から正式な移籍」というのは誤解で、あくまでも移籍はそれ以降。



当面の不安は既に彼らの名前で販売してしまっている、12月からのボリショイ・バレエの来日公演でしょう。
ま、このへんは、よほどのことが無い限り、ゲスト扱いかなんかでどうにかなるんじゃないかと。
そこらへんは、ビジネスですし、契約云々もあるだろうから、昔みたいに『劇場側(もしくは芸術監督だったり政府だったり)の逆鱗に触れて海外渡航不許可。仕事とりあげ。』みたいな無茶は無いと思います。
でも「よほどのこと」があると、わかんないですけどね。
なにしろロシアですからね。

オシポワとワシリエフ目当てでなく、ボリショイ目当て、作品目当て、バレエだったらなんでもOK、などなどの理由でチケットを購入した人は実害ないでしょうが、
彼らのことが大好きで、その日の公演のためにお休みの算段などをして、チケットを購入されたファンの方もいらっしゃると思います。
ですので、間近にせまった今度の来日公演では、可能な限り予定キャストで公演が行われるといいなと思います。


わたしは、格別彼らのファンではないのですが、ワシリエフを観るんだったら、スパルタクスかなあ、どうせ観るなら名古屋のでかい劇場なんかで観たいかなあー、なんて思っていました。
オシポワは、なんでしょうねー、最初に思ったのとは違う方向へどんどん進んじゃっているみたいでね。最初は、強靭なテクニックと豊かな芸術性をもって、ステパネンコ姐さんみたいになるんじゃないかと期待していたのですが。

っていうか、なんでそこまでワシリエフとオシポワはセットなんだろうな。
2人ともアクロバティックなところやスーパーテクニシャンぶりが強調されるここ数年ですが、
本来、違うタイプのダンサーだと感じています。

とはいっても、熱心に彼らを観てきたわけではないので、たいしたことは語れないですけど。。。

しかしなんで、マジで、マールイなんだろうネ。。。
ナチョの作品の魅力と、その他諸々の条件が良かったんだろうネ。。。

移籍したいというか、もっともっといろいろなレパートリーが欲しいという気持ちは痛いほどわかります。ダンサーの肉体には限界がありますから、踊れるうちにばんばん踊りたいと思う。
新作にも飢えていただろうし。
かのナタリア・マカロワも、亡命するまで来る日も来る日も、「ジゼル」と「白鳥の湖」ばかりという日々だったというし(入団以来、いろいろなタイトルロールを踊ってはいましたが、10年近くあれだけの才能の持ち主がジゼルとオデット/オディールばかり踊らなければならないなんて、息が詰まってしまいますよね。)


オシポワとワシリエフにそれぞれ与えられていた役柄、与えられたかった役柄、それにはいろいろ理由があると思います。
劇場側(監督や教師も含めて)が彼らに新しい役柄を与えなかったのが残念ながら過ちだったのか、
それとも「彼らの芸術性は『この役柄まで』」と範囲を決めていたことが、芸術的解釈として真に正しかったのか、
それはこの先答えが出るのかもしれませんし、わからないままなのかもしれません。

ただ、これだけは言えるのは、これまで彼らが与えられなかった役柄に関して、前の監督も今の監督も、教師たちも、「彼らには与えられない」と思うなんらかの理由があったのだと思います。
平たく言えば、これまでの劇場幹部も、今のフィーリンも、彼らの芸術性を受け入れていなかったということです。
(いつかデビューさせたいとか、そういう準備をしているなら、彼らも出て行くことは無かったと思います。)

もしかしたら劇場側にはきちんと育てようという意思があったのに、
それがちゃんと彼らには伝わっていなかったという不幸な可能性もありますが。

ただ単に、芸術監督との相性云々や、結局は人間同士ですから、エゴのぶつかり合いもあったかもしれません。

それは当事者じゃないとわからないことですものね。

プリセツカヤのように、60、70歳まであのように踊り続けられる人は限られていますし、オシポワとワシリエフは、ただただ、失われていく時間が惜しくて、自分たちがつかめるチャンスを正直につかんだだけのことだと思います。
今より若いときはないのですから。

時間や自由や新作と引き換えに、これまでのボリショイのスターダンサーの地位を捨てたことが、どんな結果になるかは彼らの今後の努力次第だと思います。


ロシアの劇場のダンサーは、好きなときに好きな場所で、レッスンやリハーサルをする自由があるという話が昔はありましたが、今もそれはそんなに変わってはいないと思います。
(あいかわらずルジマトフもマリインスキーやマールイでレッスンしているし)
(ま、おいそれと、「わたしはこの先生に教えてほしい!」というわけにはいきませんが)
だからオシポワとワシリエフがロシアを拠点にするというのは、彼らのためには良いことなんじゃないかと思います。新しい先生にしろ、これまでの先生にしろ、同じロシアにいるのですから。



しかしまあ。(ここからぼやっきー)


「腐ってもボリショイ」という言葉があるように、
腐っていようが、腐っていまいが、ボリショイはボリショイです。
(あ、誤解を招く言い方ですが、わたしはボリショイバレエが大好きです。)
ネームヴァリューは凄いものがあります。
その劇場のスターダンサーの地位と引き換えに、「ゲストプリンシパルの立場を得つつ、あちこちで自由に活動」だったら、海外のメジャーバレエ団(ボリショイと同格かそれ以上の)を拠点にしそうなものですが。
あるいはボリショイにいたまま、もうちょっと自由にあちこちで踊るとか、ね。
でもそれは折り合いがつかなかったみたいですもんね。
(まあ今までのボリショイで、それを名実ともに体現できていたのは、ニーナ・アナニアシヴィリだけでしょうし、オシポワとワシリエフがニーナと並びえるとは、、、まだ言えないです。)
いきなりフリーランスで活動、ってのは無茶だし。(そんなのできるのはニーナやギエムくらいだよ。。。。)
ほんとはパリ・オペとかが良かったのかなあ。

それがマールイだもんなー。


移籍というか、ボリショイのポジションを捨ててほかへ拠点、というお話そのものは「びっくり」なのと、まあ、、、理由はわかるよー、なんですが。


それが移籍先がマールイとなると、ええ、もう、ただただ『困惑』(苦笑)
最初に聞いたときは
「ほんとにあのオッシーとワッシー?」と思いましたもんねー。


ですが、心から愛した「マールイ」ってのは、実はもう、既に「砂の城」のようなもので、いつも風にあおられ、浸食されているもの。。。。もう、思い出なんですよね、悲しいけれどもそれは現実。
今は言葉は悪いですが、惰性というか妥協で、まだ残っていてくれるダンサーのためにファンを続けているようなもんだからさ。

はー。

すっきりしないわ~。

正直な気持ちとしては、オッシーとワッシーには好きにあちこちでガンガン踊って下さい、
ほんで、これまでのソリストたちの出番をあまりとらないでくれたまえ~、

という、ええ、ほんっと、ワタクシって心が狭いなあと、自分でも嫌になりますが(苦笑)
オシポワとワシリエフには全然うらみはないんですよ。
好きも嫌いもないんです。

ですが自分のご贔屓さんたちが、てんでキャラが弱いもんでねぇ。
詰めが甘いタイプだもんなー、彼ら。。。太刀打ちできないよ。

現実的に、クラシック作品に関しては、そんなに実害(ごめんなさい)はなさそうなんですけども(オシポワとワシリエフが古典もばりばり踊りたいってなら話は別ですが。でも古典を踊りたい時なら、たぶんマールイよりマリインスキーを選びそう。)
ただ、もっと現実的な話、ナチョの体制になって、クラシックの上演機会、確実に減ってますから。
そこへサラファーノフ、そしてオシポワとワシリエフ。
彼らが踊るナチョ作品とクラシック作品の数を引いて、さらに、わたしの御贔屓さん以外のスターさんの出演数を引くと、、、、

マジで、「あたしの観る日ってあるのかな」状態。

ええ、ええ、いいんです、そりゃもう、もう20年来、「真ん中はいい、カンパニー全体のファン」を続けているんですから、慣れてますから。
慣れてるけど、寂しいなあ。

これで今度の冬の公演数が例年通りあれば、行けるだけ行きまくっちゃうよ、なんですけども、
公演数が少ない上、自分が行ける日って、どれくらいあるのかな?チケット全部買ってあるのにな、運任せってどうなんだろうな、、、、って。
現実は受け入れないといけないとわかっていますが諦めがつかないというか寂しいというか。


でも思うんです。
これまでたくさん素敵な感動をいただいてきたのだから、そんなに欲張っちゃいけないのかな、、なんてね。(もう、すごく弱気ING・笑)
今度の冬、たとえ3回くらいしか観に行けないとしても、その公演の成功を心から祈りたいと思っています。


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まともに考えられない

そうそう、ワシリエフとオシポワのマールイへの移籍話。。

あまりのことに考えが纏まらないです。

「ギエムが自由を求めて、ロイヤルを活動拠点にした。」(ロイヤルのステージを契約分さえこなせば、あとは自由に何処で何を踊ってもいいよ、みたいなポジション)って、ああいうのはギエムだから出来ることだよね。。

うーん。まあ…マールイもついちょっと前、マトヴィ(と妻)という、特殊な立場の人もいたけどさ。

サラファーノフと同じでナチョの作品を踊りたいってのもあるみたいですが。

しかしまあ、あのオシポワとワシリエフが
「マールイの古典」と「ナチョのコンテ」で活動して行くってのは、想像できないから、
マトヴィ、そして今のサラファーノフみたいに、ある程度マールイもこなしつつ、広く活動したいってことなのかな、と。

はー、よく分からんぜ。

別にボリショイにいたままでも、自由に活動する方法とかありそうだと思いますが。

もう決まってしまったみたいですし。

今は言葉が見つからないです。
困惑というのかな。勿論びっくり!もありますけど。


気分直しにイワンの『黒い瞳』を聴こうっと。
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