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2016年3月13日~ハンブルクバレエ「真夏の夜の夢」~
2016年3月13日 東京文化会館 14:00開演
真夏の夜の夢
ウィリアム・シェイクスピアの原作に基づく、ジョン・ノイマイヤーによるバレエ
音楽:フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ リゲティ・ジェルジュ 伝承音楽
振付・演出:ジョン・ノイマイヤー
装置・衣装:ユルゲン・ローゼ
指揮:ギャレット・キースト
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ヒッポリタ/タイターニア:エレーヌ・ブシェ
ヘレナ:シルヴィア・アッツォーニ
ハーミア:フロレンシア・チネラート
デミトリアス(士官):アレクサンドル・リアブコ
ライサンダー(庭師):エドウィン・レヴァツォフ
シーシアス(アテネの大公)/オベロン:ウラジーミル・ヤロシェンコ(ゲスト・ダンサー)
フィロストレート/パック:アレクサンドル・トルーシュ
プロローグ結婚式の前夜:ヒッポリタの部屋
ヒッポリタ/エレーヌ・ブシェ
ヘレナ/シルヴィア・アッツォーニ
ハーミア/フロレンシア・チネラート
ヒッポリタの友人たち/
有井舞耀 ウィニー・ディアス 石崎双葉 シュー・リン パク・ユンス ミリヤーナ・ヴラカリッチ
ディミトリアス/アレクサンドル・リアブコ
副官/ダリオ・フランコーニ レナード・ラドケ
ライサンダー/エドウィン・レヴァツォフ
庭師の友人/ヤコボ・ベルーシ クリストファー・エヴァンス
シーシアス(アテネの大公)/ウラディーミル・ヤロシェンコ
フィロストレート(儀典長)/アレクサンドル・トルーシュ
職人たち/
ボトム(織工):ロイド・リギンス
フルート(靴直し):コンスタンティン・ツェリコフ
クインス(大工):リロイ・ブーン
スターヴリング(仕立屋):サーシャ・リーヴァ
スナウト(鋳掛け):リーフォー・ウォン
スナッグ(建具屋):アレシュ・マルティネス
クラウス(手回しオルガン弾き):エドゥアルド・ベルティーニ
お針子/
クリスティーナ・ボルベリョーワ サラ・コフィールド ヤイサ・コル ジョーナ・ヒルズ 平木菜子
グレタ・ユルゲンス エミリー・マゾン ヘイリー・ペイジ マリア・トルシュトゥノヴァ プリシラ・ツェリコワ
宮廷画家/マルチェリーノ・リーバオ
宮廷出納官/デール・ローズ
第1幕
夢夜、森の中―妖精たちの世界
ヘレナ、ハーミア、デミトリアス、ライサンダー、職人たち
タイターニア/エレーヌ・ブシェ
オベロン/ウラディーミル・ヤロシェンコ
パック/アレクサンドル・トルーシュ
蜘蛛の巣/ヘイリー・ページ
豆の花/パトリシア・フリッツァ
からしの種/有井舞耀
蛾/レナート・ラドケ
タイターニアの従者/
ブラウリオ・アルヴァレス ヤコポ・ベルーシ グレアム・フールマン ニコラス・グレスマン アリオシャ・レンツ
マルチェリーノ・リーバオ マチアス・オベリン デール・ローズ トーマス・ストゥールマン ルカ・アンドレア・テッサリーニ
エリオット・ウォーレル フィリップ・クレフォス
タイターニアのお気に入りの妖精/フローリアン・ポール
妖精たち/
クリスティーナ・ボルベリョーワ サラ・コフィールド ヤイサ・コル 平木菜子 ジョーナ・ヒルズ 石井双葉
グレタ・ユルゲンス シュー・リン エミリー・マゾン パク・ユンス 菅井円加 マリア・トルシュトゥノヴァ プリシラ・ツェリコワ
ミリヤーナ・ヴラカリッチ 阿部夏香 リム・チー シュー・リウ エステ・サジェ レイチェル・ウィルトン メンティング・ユー
第2幕
目覚めと結婚式
ヒッポリタ、ヘレナ、ディミトリアス、ライサンダー、fヒロストレート
結婚式の招待客/
クリスティーナ・ボベリョーワ ブラウリオ・アルヴァレス ヤイサ・コル フローリアン・ポール
ウィニー・ディアス デール・ローズ パトリシア・フリッツァ トーマス・ストゥールマン
ヘイリー・ペイジ エリオット・ウォーレル プリシラ・ツェリコワ グレアム・フールマン
副官とその奥方/
パク・ユンス レナート・ラドケ
ミリヤーナ・ヴラカリッチ ダリオ・フランコーニ
ヘレナの付き添い/
有井舞耀 平木菜子 グレタ・ユルゲンス 石井双葉 シュー・リン 菅井円加
ハーミアの付き添い/ジョージナ・ヒルズ マリア・トルシュトゥノヴァ 阿部夏香 リム・チー シュー・リゥ レイチェル・ウィルトン
ディベルティスマン/「ピラマスとシスビー」
ピラマス役のボトム:ロイド・リギンス
シスビー役のフルート:コンスタンティン・ツェリコフ
壁役のスナウト:リーフォー・ウォン
壁役のクインス:リロイ・ブーン
月役のスターヴリング:サーシャ・リーヴァ
ライオン役のスナッグ:アレシュ・マルティネス
手回しオルガン弾き役のクラウス:エドゥアルド・ベルティーニ
ノイマイヤーが若いときに作った作品のせいか、これぞザ・ノイマイヤーな深くて苦しいような切ない作りではなくて(あれはあれで好きなのですが)、あのメンデルスゾーンのラッパぱらっぱー的な明朗快活さがダイレクトにこちらに伝わってくる、とても華やかで楽しい作品でした。
そして、多幕ものの、物語バレエらしく、ダンサーの踊りてんこ盛りで、見ごたえ十分!
また、作られた時代の実験要素とか創作にかける熱意っていうか、それからいいものになんでもかんでもかける余裕があったせいでしょうね、今なら削られてしまうような省エネ演出もなくて(その分冗長ととらえる人もいるかもしれないですが、いいんだよ、無駄と思える部分があってこその芸術なんだもん。)嬉しかった。
最近は「あの1分、あの30秒が、なんで削られちゃうのよ」って世知辛いのが多すぎて。。。。
それにしても!なんといっても、演出が素晴らしいというか、あの着想が、すごいなあと。
人間界と妖精界を、音楽・衣装・踊りで描き分けていて、クロスオーバーするところは、時間の進み方が異なる世界というのがすごくわかりやすく描かれていて、素敵でした。
妖精の世界を描くときがリゲティの現代音楽といかにも70年代なスペースオペラ的なあの衣装と美術!いいわー!
(80年代のハードSFも好きなんだけど、60~70年代のフリーダムなSF、それもスペースオペラのあのジャンルは、今の足かせだらけのSFより、ほんとに独創性があると思う!!!!)
人間界を描くときはもちろん、メンデルスゾーンのなじみの劇付随音楽で。
メンデルスゾーンは、モーツァルトに通じるところがあると私は思うのですよ。
普通に聴くと、時々モーツアルトもメンデルスゾーンも「ぱらっぱーすぎる」と思う時もあるんだけども。たまに。(つきつめすぎて馬鹿じゃないか?と思うこともあるんだ)
やっぱり、長調なのに悲しい、短調なのに楽しい、って感じさせるあのすごさは、モーツァルト・グループの作曲家特有のぱらっぱー具合だと思うんだなあ。
なんか普段の生活に追われていて?主演はエレーヌ・ブシェ(とりあえず、純ハンブルクのメンバーで観たかっから、この日を選んだのよ)ぐらいの気持ちで行ったあ、いろいろ玉突きでキャスト変更?
え?ヤロシェンコって誰さ?
お???シルヴィアを観られるんですか?ラッキー
そんな感じで迎えた幕開け。
これがもう、ほんとに、素敵な出演者の皆様じゃありませんか!
エレーヌ・ブシェの崇高な女王さま。
なによりあの総タイツがきまる、ってのがもう、それだけで女王さま。
あの総タイツと帽子、、銀ギラ衣装。あれが現実にそこらへん歩いていたらただの罰ゲームですが。
芸術は突き詰めて考えると馬鹿、それぐらい、紙一重ってもんです。
あの銀ギラ衣装が舞台に上がると、それだけで、異世界へこちらをいざなうってなもんですが、そこへきて、エレーヌの完璧なフォルム。
人間じゃないってレベルだった。
ただ綺麗なだけじゃなくて、あっち側なんだな、という畏怖もあり、神々しさもありました。
そしてゲストダンサーのヤロシェンコが、ほーんと、ロマンチックな風貌で、ジェントルで。
2人のパドドゥ、目覚めのあとの踊りは二人がほんとに恋人同士というか、まさに目覚めのパ・ド・ドゥで恋に落ちましたーみたいな初々しい喜びに満ちていて、思わず泣いてしまいましたし、
最後のパ・ド・ドゥは喜びと幸せにあふれていて、これがほんとのクライマックスなんだ、と大納得。
千秋楽というのもあったのかな、ダンサーの意気込みとか、喜び、気合みたいなのも一体になっていて、感動しました。
それから、人間界のもう一つの音楽を担っていた、手回しオルガンの伝統音楽と一体になった、職人たち。
彼らが最高でした。
ちゃんとシェイクスピアの原作どおり、きちんと「ピラマスとシスビー」を入れるノイマイヤーにニヤリ、ですが、、やっぱり、キャストが最高で。
ロイドとコースチャが最高でしたわ。なんであんなに素晴らしいんでしょうか。すごいなあ。
プロローグや1幕での、あのボトムおなじみの場面も、手回しオルガンでのコミカルな演技も踊りも涙が出るほど笑える大熱演でしたが、やっぱり結婚式の余興「ピラマスとシスビー」(石壁を隔てて愛し合っている恋人たちが、ロンドンの街に逃げ出したライオンに襲われたと誤解して、お互い死を選ぶ、というロミジュリのパロディ劇)での演技が最高でした。
これがあって、よけいに、四角関係の人間界のカップル、妖精界の女王さまとオベロンの対立がよけいに錯綜した感じをあおっていて、まあ、この余興、省かれてしまう演出も多いですが、
これを残してくれたノイマイヤーに感謝です!
職人たちの職業と、劇中劇のキャスティングがそこはかとなくリンクしているのもいいですよねぇ。
そしてなんかこの職人たち、おひな様の五人囃子さんとか、あとは沓もってるおじさんたちとか、ああいうの?お嫁入りに職人は欠かせないよね、みたいな感じで。
うっとこの姫さん、もしくは大公の旦那のために、余興もやるかいな、みたいなあのノリが好きです。(まあ原作ではヒッポリタは略奪された花嫁ちっくではあるのですけども。。。)
サーシャ・リアブコのディミトリアス、めちゃくちゃノリノリだったと思います。パックもきっと素晴らしいはずですが、あの騎兵隊の休息みたいな、あの振付とか、よかったなあ。
キレのある踊りも最高だったし。
彼の「ぬらりひょん」な、ニジンスキーもいいですが、こういうコミカルな踊りでお客様を幸せにできるのも、ダンサー名利につきるかと。
そしてカップリングとしてはもうこれ以上は望めないでしょうという、眼鏡っ子ヘレナのシルヴィア。
あの難しい振付をさらりとサーシャと、なんてことのないようにこなして、観客を笑いに引き込むすごさ!脱帽です。
ライサンダー役はレヴァツォフで、これも似合ってて素敵でしたね。最後の結婚式はおみゃーそれ、反則だろう、というハンサムっぷりを発揮しておりました。ライサンダーは、やっぱ、この華麗なる大根さがいいんですよ!ほんとに。スバラシー。
ああでも、ほんと、前に書きましたが、女王さまのお通り、あの場面がほんとにツボでして。
(あとは女王様のお眠りシーン?あれも好き)
あの空中散歩、この世のものではない、威厳たっぷりさと美しさ。また見たいなあ。
あれがあるからこそ、最後のパ・ド・ドゥが泣けるんだよなあ。
からくり箱の中の閉じ箱、だったり、パラレルワールド的だったり劇中劇だったり、物語の中の物語、あちら側とこちら側、どっちが現実?みたいな多重構造がさらに錯綜した人間関係を俯瞰しているようで、やっぱりノイマイヤーの深読み世界観が現れている、いい舞台でした!!!!!
カーテンコールのスタオベ。良かったですね。
ダンサーたちもノイマイヤーも嬉しそうでした。
また来てね。
真夏とニジンスキー、持ってきておくれ~。
バレエファンは、懐深い人多いから、こう、痛いMっ気たっぷりのニジンスキーも、楽しい真夏も、両方楽しみたいと思うのよ。そりゃ、椿姫も見たいし。ああもう、たくさん観たくて困るね。
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ファンタジー・オン・アイス2016 プルシェンコ欠場
今年は静岡(ってか、菊川だが、エコパは)の開催が無くてがっかりだったファンタジー・オン・アイス2016ですが、とりあえず、5月の幕張の公演を押さえました。
ぐずぐずしているうちにアイクリの優先予約をのがしましたが、eプラスでゲット。
ほんとは神戸か長野が良かったんですが、6月はロイヤルバレエで休みを使う予定なので、幕張にしました。
先日、フェイスブックでプルシェンコの写真(頸椎手術後のけっこうショッキングなお姿)を見て、心が痛くなりましたがファンタジー・オン・アイスの公式サイトにプルシェンコ欠場のお知らせが載りました。
一日も早いご回復をお祈りいたします。
もう、何回もいろんな手術している、傷だらけのプルシェンコです。そんなに彼の大ファンではないけれども、選手として尊敬しているスケーターの一人だし、ああまでしてスケートを続ける姿を見るたびに、ほんと、泣けてくる。
小塚くんも引退しちゃいますね。
スターズオンアイス、チケットとっておけば良かったなあ。しかし、もう、4月の休み希望出しちゃったし、締め切り過ぎたからな。
もし、チケットが残っていて、休日にあたっているというご縁があったら、駆けつけたいです。
小塚君のスケート大好きでした!!!!!!
さてさて。
ファンタジー・オン・アイス。
お目当てはチェスナ夫妻とベセディン&ポーリシュクです。
彼らが滑り続ける限り、ずっと観に行きますよー。
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お題「卒業式の思い出は?」
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小学校の卒業式は、道路はさんでの中学へ進学だし、ほとんどの同級生がそこへ進むので、特に泣いたりはしませんでした。
(それより転勤が多い家庭だったので、それに伴う転校のほうが悲しかった)
それから、まだ下の兄弟が幼児だったから、卒業式を邪魔しないか、ハラハラしてそれどころじゃなかったわ。。。。
中学の卒業式は進路によって、それなりに「もうこれっきり、会うことが無い子もいるんだろうなあ」というのもあって多少しんみり。
でもわんわん泣くとかいうのはなかったなあ。けっこう涙もろいんだけども。
一番悲しいはずの高校の卒業式なんですが。
私自身もそうでしたが、友人も、看護系の短大・大学・専門学校へ進む子が多くてですね。
わりと進学がほとんど、という高校だったので、私大や公立大学の試験日は避けての卒業式。
それなのに!
どういうわけか、看護系の試験日にもろ、かぶっておりまして!
私は推薦で合格していたのすが、ほとんどのおともだちが、みんな受験で卒業式にいないのよ。
泣くどころじゃなかったわ。。。。なんか、卒業式に集中できませんでした。
高校1年、2年という、在校生側として先輩をお見送りするほうが、感動して、泣いちゃいました。
下の兄弟の面倒をみていたので、あの子たちの中学の卒業式ではガン泣きでしたねえ。最初の校歌斉唱?仰げば尊し?あれでもう、泣いた。(隣に座ってた弟がかなり引くぐらいの泣きっぷりだった・笑)
大昔みたいに、全員がステージに向かって座るスタイルじゃなくて、今風の体育館の真ん中に校長先生の机?あれがあってさ、
卒業生と見送る側が対面式のあれだったのよ、あれ、よくないよねえ。
泣いてる卒業生を見て、また泣いちゃうい、卒業生も、こっちが泣いてるのを見て、また泣くし、エンドレス、わんこそば状態。
あと、言葉を投げかけたり、呼び掛けたりするあれ、あれもよくないって。
いろいろ思い出しちゃうもん。
みんな泣くって、あれじゃあ。
中学のほうが、泣く余裕があるかな。
高校は欠席者が多いし、1月過ぎると自由登校みたいになってて、卒業式の準備とかで登校するのも少ないしね、なんかよくわかんない間に終わってる感じ。
あとは毎回不思議なのですが。
どうして卒業式や入学式って、いきなり寒さがぶり返すのかね・苦笑
やめてほしいよね、あれ。ほんで、次の日は馬鹿みたいにあったかいんよ。
外で写真撮ると、すごい髪型になるし。
髪の毛食べちゃってたりするあの写真、いやーん。
あの頃はフィルムだったから、あんまし撮り直しもできなくてさあ。
いまなら「こりゃあかん、どひゃー」って、なかったことにする、「どひゃ箱」(ゴミ箱とも言う)行きだけど、なかなかスリリングでした、お写真・笑
おのころは、ガキは化粧なんかしてなかったのよ、ええ。化粧するのはツッパリちゃんだけなのよ・笑
だからね、卒業式や入学式の写真は、おてもやん。
すごいほっぺに、髪の毛食べてるあ、もう、、、なんでやねーん!!!!!!
「どひゃ箱」にも入れられず、台紙の、昔ながらのあのペラーてフィルムはがして貼るあのアルバムに貼ってある、あの田舎の子写真、抹消したいけどできない辛さ・笑
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終わっちゃいましたね~
今日はハンブルクバレエの「真夏の夜の夢」を観てきました!とても楽しかったです。
私はタイターニアの、「女王様のお通り」って言うんですか?あの空中散歩みたいなの。あれ、すごく気に入りました。
ああ、3回とも観たかったなあ。
でもまあ、これがせいいっぱい。
とうとう終わってしまった。。。
しばらくバレエの予定は入っていませんが、気になる公演とお休みが合えばふら~っと出かけるかと思います。
とりあえず、来月はゴダイゴ、5月はスケート(チェスナ夫妻とポーリシュク&ベセディンが来るんだもーん。うっひょい!)、6月はロイヤル、だね。
夏はいろんな、バレエの夏まつり的なものを観に行くぞー。
んが!ここへきて、予定外の出費が!!!!!!
昨日、今日と、早番で、ぐったりした状態で新幹線に飛び乗って上野に行ったのですが、新幹線の中ではコンタクトを外していたのですよ。
それが、、、、はめるときに、片方がちゃんと目に入っていなかったみたいでして、もう片方をはめるときに、なんか手にキラキラ光るものが、、、、、
よくわかんないうちに、新幹線降りたら、あれ?????なんか目がおかしい?ぎゃー!!!!!片方入ってないやん!!!!
さっきのキラキラかけらは、、、、もしかして、コンタクトレンズ~~~~~?????割ったのか?アタシ。
めちゃ、がっくし。
まあ、片目でも、いいお席だったし、なんとか観えましたよ。
片目で見続けたら、激しい頭痛に襲われて、静岡まで帰ってくるの大変でした。すごく気持ち悪くなりました。
ああ、明日、コンタクト買いに行かねばー。
予定では、4月か5月の健康診断の直前に買い替えるつもりだったんだけどなあ。ちぇー。
(メガネは仕事の時邪魔なんですよ。帽子かぶるし、夏は汗とか冷蔵庫内に入ったりで曇るし。)
痛い出費です。これで何かバレエ観に行けちゃいますからね。
つくづく、視力って、財産だよなあ。
うちの姪っ子、甥っ子たちには、こういう苦労をさせたくないけど、どうかなあ。
現代は端末を見ないで済むようにはできていないしね。
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お題「ブログを始めて良かったことは?」
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それはもう、「ブロ友さんやバレエ友達、スケート友達と出会えたこと」です。
実生活の面では、タイピングレベルの維持、web操作の最低ラインはなんとか確保、去年のあの頃は何してんだろうなあ?何考えてたのかな?という日記代わり、みたいなのもありますが。
良かったことと心から言えるのは、やはり人とのつながり、です。
ブログの上だけでのお付き合いの方もいれば、実際にお付き合いのあるかたもいらっしゃいます。
お顔も知らないブロガーさんについては、やはりその方の書かれる内容に「ピピピン!!!!!」ときて、ファンというか、憧れというか、そういう気持ちですかね。
師匠!みたいに勝手に私淑している方もいれば、まあ、同志?みたいにこれも勝手に親近感を抱いてみたり。
そして、スケート会場やバレエ劇場で、お話ししているうちに、自然とお知り合いになれた方。
みなさまとの出会いは宝物だと思っています。
「もしかして、あのブログを書いてる????」みたいに言われたときは「ギャー、恥ずかしー」穴があったら入りたいとなるもんですが、まあそれはおいといて。
全く見ず知らずの方で、ほんで、ねえ。
ほんとに、人のご縁て、不思議というか、ありがたいというか。。。。
学校卒業して、働いて、そして今40代半ば。自分の生活圏とか会社でのつながり以外に、新しく、趣味の世界で出会いがあるって、幸せなことだと思います。
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2016年3月9日~「ガラ公演 ジョン・ノイマイヤーの世界」
リリオム感想パート2を書く前に、とりあえず、昨日の興奮状態を収めるために、ガラの感想を先にあげちゃいます。
なんていうか、頭の中が、戸川純とノックレベルグとバッハとシュニトケとバーンスタインでいっぱいです。(なんやそれ)
2016年3月9日(水) 東京文化会館 18:30
ジョン・ノイマイヤー「京都賞」受賞記念
ハンブルク・バレエ団2016年日本公演
ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
振付・演出・ナレーション:ジョン・ノイマイヤー
※『作品100-モーリスのために』以外すべて抜粋上演。
ジョン・ノイマイヤーご本人によるナレーション(字幕付き)で、ジョンも時々舞台に現れたり。
で、ジョン本人を投影しているような役割で、観客を舞台にオーガナイズするのがロイド・リギンスという、もう、ロイドファンにはたまらない、まさに、ロイド・オン・ステージでして。
このところ、演じる部分や先生的な役割が多くなってきたロイドなのですが、このガラでは、その演技も大きく占めてるものの、「はじけて踊ってます」という生きのいいロイドもたくさん観られて、嬉しかったです。
第一部
『キャンディード序曲』
(『バーンスタイン・ダンス』より)
音楽:レナード・バーンスタイン
ロイド・リギンズ レスリー・ヘイルマン
有井舞耀 コンスタンティン・ツェリコフ
菅井円加 カーステン・ユング ほか
てっきり、録音音源のジョンのナレーションなのかな、なんて思っていましたら、マイクを持ったジョンが出てきてびっくり。
そして素敵なお声と、わかりやすいナレーションでスタート。
『アイ・ガット・リズム』
(『シャル・ウィ・ダンス?』より)
音楽:レナード・バーンスタイン
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ ほか
バーンスタインの2曲はとてもおしゃれで華やかでしたねー。
『くるみ割り人形』
音楽:ピョートル・イリーチ・チャイコフスキー
フロレンシア・チネラト ロイド・リギンズ
アンナ・ラウデール アレクサンドル・トルーシュ
ジョンのくるみは、マリー役はバレエ学校の生徒、お姉さんのルイーズがスターで金平糖を踊る設定。
このガラではチネラトとトルーシュが、オーソドックスなバージョンでクララとくるみ割り人形がおとぎの国へ旅立つ前の部分の曲で踊る場面、それからラウデールとロイドがあの美しいチャイコフスキーの間奏曲(眠りのパノラマのあとの間奏曲!!!!)で踊ります。(これは、、、生のヴァイオリンで聴きたかったなあ)
うっとりでした。
『ヴェニスに死す』
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ リヒャルト・ワーグナー
ロイド・リギンズ カロリーナ・アグエロ
アレクサンドル・リアブコ
頭ではわかっていても、映画の印象が強すぎて「あれ?マーラーの曲じゃない」という戸惑いもありましたが、これはこれで、アッシェンバッハの苦悩が伝わるような雰囲気が素敵な作品でした。
『ペール・ギュント』
音楽:アルフレッド・シュニトケ
アリーナ・コジョカル カーステン・ユング
ノイマイヤーの作品は一度見ただけでは理解できないものも多いです。でもそれを「難解」の一言ですますのも嫌というか、悔しい、そこに込められた意図や揶揄、人間を深く描いているところを少しでも理解したい、とても魅力的な作品を作る振付家だと思います。
この「ペール・ギュント」はアンナ・ラウデールとエドウィン・レヴァツォフの組み合わせで昨年の世界バレエフェスティバルで観ました。
場面は違うような気はします。
音楽もペール・ギュントと言ったらグリーグの劇付随音楽、みたいにワンセットでインプット、もう子供のころから刷り込まれているのではないのですが、個人的には好きなシュニトケの音楽であることと、バレエフェスでちょっとでも作品の一部に触れていたせいか、「はい、ペール・ギュントですね、了解」みたいな心の準備があって、けっこう、すとんと。
こう、心にすとん、ときました。
まあ、私の受け取り方があっているかどうかはともかく、今回のガラで観た部分は、さんざん好き勝手してきたペールがソルヴェイグの元へ戻ってきて、見守られて最後を迎える場面、、、のような感じに観えました。
じゃあ夏はなんだったのかというと、ラウデールとレヴァツォフの時も、ペールがソルヴェイグのところに戻ってきたところなのかな?なんて思ったので、やはりちゃんと何回も見ないと分らないのか、こちらの力不足、いや理解力不足なのか。
とりあえず、ユングとレヴァツォフ、衣装の色は違ってたような?。
何はともあれ、カーステン・ユングのペール役は、彼のワイルドな感じが、放蕩の旅なり、「一発当ててやるぜ」と田舎を飛び出していくやんちゃな無謀さがすごく似合っているし、健気&可憐に耐える姿がはまるコジョカルなのですが、なんていうか、今回は「母性」のような雰囲気がまさにソルヴェイグという感じで、いいなと思いました。
耳ではシュニトケ、目ではコジョカルとユング、なのに脳内はアイナル・ステーン・ノックレベルグの演奏するペール・ギュントな感じでした。
『マタイ受難曲』
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ロイド・リギンズ ダリオ・フランコーニ ほか
これはノイマイヤーにしては(にしては、ですよ)歌詞に忠実というか素直というか、モダンでありながらも割とクラシカルな要素も多く、わかりやすいですね。映像でよく見ているせいもあるし、バッハの音楽の力も大きいかな。
『クリスマス・オラトリオⅠ-ⅤⅠ』
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ロイド・リギンズ パトリシア・フリッツァ
レスリー・ヘイルマン クリストファー・エヴァンス 菅井円加 レナート・ラドケ ほか
こちらもバッハの重厚で崇高でそして荘厳さと華やかさあふれる音楽とダンスが一体になった素敵な世界でした。
なのですが、マタイ受難曲の時は脳内はなんとなく「宮島、厳島神社」な雰囲気だったんだけども、こちらではなんていうか、、、、、ベルばら?いや違うな。
なんだろうな、原ちえこのフォスティーヌ的というか、、、こう、コマの淵が全てバラとレースとフリルっていうか、極上のおリボン。
天使がラッパを無邪気にパラッパーと吹きまくってるような。
聖性の中にサイケな部分もあるような。こう、「楽器の歴史」(12000円するけど、復刻してください!)のリリー・ストゥンズィの撮影した美しい写真の中に戸川純がサブリミナル的に混ざっている、そんな印象でした。
【第二部】
『ニジンスキー』
音楽:フレデリック・ショパン ロベルト・シューマン ニコライ・リムスキー=コルサコフ ドミトリ・ショスタコーヴィチ
アレクサンドル・リアブコ エレーヌ・ブシェ アレッシュ・マルティネス
パトリシア・フリッツァ ロイド・リギンズ ほか
すでに第一部でおなかいっぱい、もうチケット代以上のものをいただきました、ありがとう的な気分だったのですが。
このニジンスキー、すごかったですね。
カンパニーの底力を堪能できました。
そして、アレシュはほんとにほんとに素晴らしいんだけども、やっぱり、まだ発展途上というか、いやまさに、今だからこういう踊りなんだろうけど、若くて蒼いというか。熱いというか。(ローザンヌからだいぶ経つけども)
彼がこの今の段階から飛びぬけて次の次のどーんと次のステージに到達すると、サーシャみたいになるんですかねぇ。
サーシャがいてこその、このニジンスキーなのでしょうし、(もちろん、ロイドもいいんだけども、それはそれでおいといて)
サーシャはジェントルな雰囲気の役を演じても素敵だと思うのですが、「狂気」だったり、こう、ぬらり、っていう感じがもう、天下一品だと思うんですよね。あんなにやさしそうというか性格よさげなお顔なのに。
これは抜粋ではなく、全部観たいなあ。次持ってきてくださいよ。もちろんサーシャ主演で。
『ハムレット』
音楽:マイケル・ティペット
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
やっぱりガラっていうのは難しいなあというか、こう、レヴァツォフも「リリオム」で地獄の番人で観たときは「ええやん、レヴァツォフ、ええわー、惚れるわ。。。。」ってなったのは、手下メンバーの地獄軍団がちょっとひょろいというか、彼よりも若い(たぶん)感じの子が多かったからのようで、ロイド、ユング、そしてサーシャがすごい!!!!!っていうのを改めて実感するこういうガラの中でだと、レヴァツォフ、大変だなあと。
もちろん彼は素晴らしい才能を持っているのでしょうが、ポンと出てきて、さあハムレットの世界に引きずり込むというのは、まだちょっと足りないような気がする。
なんていうか、素材で勝負な。華麗なる大根というか。
あれですよ、華やかな演出と、これでもかとフルーツてんこ盛りの、キル・フェ・ボンのタルトのような。
あれはあれでいい売り方だとは思うし、それなりにグレードの高いタルトの上部分なんだけども、アタシはも少し、タルト本来の土台部分もきちっと作ったタルトが好きなのよねー、っていう。
ラウデールが好演なだけに、そこがちょっともったいなかったかな。
たぶん全幕で観たら印象も変わるのかもしれませんし、レヴァツォフ、嫌いではないので、アレシュのように次世代ダンサーとして応援したい人です。
『椿姫』
第2幕のパ・ド・ドゥ
音楽:フレデリック・ショパン
アリーナ・コジョカル アレクサンドル・トルーシュ
コジョカルが初めてちゃんとマルグリットに観えましたよ!ノイマイヤー振付言語に慣れた、踊りこんだ、ということなのでしょうし、コジョカル、もうこれ以上伸びないくらいの高みに達していたと思うのですが、まだまだいろんな面を見せてくれそうです。ロイヤルを去ってしまったのは淋しいですが、世界中でいろいろな作品を踊ってほしいダンサーです。
アレクサンドル・トルーシュも素晴らしいですね。
シュツットガルトに比べると、ハンブルクは世代交代がうまく行っている感じがいたします。
『作品100-モーリスのために』
音楽:サイモン&ガーファンクル
アレクサンドル・リアブコ イヴァン・ウルヴァン
サイモン&ガーファンクルの「オールド・フレンド」と「明日にかける橋」を使った作品で、モーリス・ベジャールの70歳誕生日のガラのために振付けられました。
私はイヴァン・ウルヴァンがけがをしてからは、ほとんど彼を観ていなかったし、彼もだんだんロイド・リギンスのように、ポスト・ジョン的な立ち位置なのかな、ってさみしく感じていたのですが。
んが!
まだまだ行けるよね!ってか、がんがん、とは言わずとも、少しでも長く、真ん中はってほしいわ。
サーシャとウルヴァンという極上の組合わせを堪能いたしましたが、やー、もう、あまりにも優しいというかあたたかな作品で、泣いてしまいました。
『マーラー交響曲第3番』
音楽:グルタフ・マーラー
シルヴィア・アッツォーニ
カーステン・ユング ほか
ここまできて、ユングにしろロイドにしろ、サーシャにしろ、ほんと素晴らしかったんですが。
女ってつえーと。ツェー、ですよ、はい。
もうシルヴィアすごすぎる。
全部持ってかれました、わたし。
【上演時間】
第1部 18:30~19:45
【休憩 25分】
第2部 20:10~21:20
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ユカリューシャのモスクワ
ユカリューシャのモスクワ
コレオグラフィカル?ファンタジア
東京バレエ団「月に寄せる七つの俳句」(ジョン・ノイマイヤー振付)
ジョン・ノイマイヤーのガラのこと書き始めたのですが、ついついユカリューシャにいってしまいました。
ぼちぼち書いてます。
ああ、ガラを二日間見られた方がうらやましい!
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ガラ
ハンブルクバレエのガラ観て来ました!
良かったわ~!
ドイツまで遠征する方の気持ちがよくわかりました!
ほんとに素敵な演目ばかりで、幸せ。
感想は明日ゆっくり書きます。やっとのゆっくり安める。
ノイマイヤーが語る、ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
良かったわ~!
ドイツまで遠征する方の気持ちがよくわかりました!
ほんとに素敵な演目ばかりで、幸せ。
感想は明日ゆっくり書きます。やっとのゆっくり安める。
ノイマイヤーが語る、ガラ公演〈ジョン・ノイマイヤーの世界〉
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2016年3月4日~ハンブルクバレエ 「リリオム」感想1
キャスト表とパンフレットを会社のロッカーに置いてきてしまったのでとりあえず主なキャストをNBSから拾ってまいりました。
キャスト表にはコールド全員載ってるので、今度書きます。
「リリオム-回転木馬」
─ プロローグ付き全7場のジョン・ノイマイヤーによるバレエ伝説 ─
◆主な配役◆
リリオム:カーステン・ユング
ジュリー:アリーナ・コジョカル(ゲスト・ダンサー)
ルイス:アレッシュ・マルティネス
風船を持った男:サシャ・リーヴァ
マダム・ムシュカート:アンナ・ラウデール
マリー:レスリー・ヘイルマン
ウルフ:コンスタンティン・ツェリコフ
フィスカー:ダリオ・フランコーニ
水兵:キーラン・ウェスト
天国の門番:エドウィン・レヴァツォフ
内気な青年:アリオシャ・レンツ
悲しいピエロ:ロイド・リギンズ
エルマー:エマニュエル・アムシャステギ
幼少時のルイス:ヨゼフ・マルキーニ
指揮:ジュール・バックリー
演奏:北ドイツ放送協会ビッグバンド、および録音音源
◆上演時間◆
第1幕 18:30~19:55
【休憩 25分】
第2幕 20:20~21:15
オーケストラの録音音源と生のビッグバンド演奏を使用していましたが、とてもゴージャスで素敵な気分に浸れました。
オケ部分とビッグバンド部分との音楽の絡み方が素晴らしくてルグラン天才!って思いました。
ちなみに指揮者の方はかなり長身でほっそりしていらして、カーテンコールでダンサーに混ざってもかなりなノッポさん。レヴァツォフと同じくらい?
回転木馬があって、舞台後方、高台にはビッグバンドがいて、サーカス広場を中心に描かれる場面も多いので明るく華やいだ印象があります。
年代としては、大恐慌時代あたりでしょうか?ファッションもかわいらしくて好き。
暗い側面も描いてはいるのですが、ノイマイヤー作品としてはかなりわかりやすい、親切な作りだし、バレエをあまり見ない人でも入りやすいミュージカル的な華やかさもあると思います。
ストーリーも素直でわかりやすいかと。
ノイマイヤーは振付、演出、音楽効果、空間、装置、照明、美術すべてひっくるめて「バレエは総合芸術なんだ」というものを観客に納得させる力がとてもある人だと思いますが、この「リリオム」もとても完成度が高い作品だと感じました。
だからというか、なんていうか、、、もう、あちこち見るとこ多すぎて、オペグラ使う暇がないくらい、忙しかったし、瞬きするのも惜しいくらいでした。
これだから、複数回観たくなっちゃうんだよなあ。。。。
個人的には、もっととんがってた時の深いノイマイヤー作品だったり、若しくはかなりそぎ落とした感じのシンプルな作品のほうが好みではあるのですが、、、、
なんにせよ、絵柄的に好きなあの時代の雰囲気の美術、コジョカルとユングにあてがきしたであろう、二人の魅力を十二分に発揮できるこの作品、とても素晴らしいと思いました。
直近に読了した小説が、リリオムのように「自分がいない間に生まれた息子」を見つめるような、父子関係を扱ったもの(読んでない人にネタバレしたくないので、書名は書きません。比較的新しい日本のミステリです)だったから、よけいに作品に入りやすかったのかな。
こういうふうに、自分がいまちょうどピンとくるタイミングで、そういう舞台に出会えるのもなんか嬉しいというか、受け止める準備ができているタイミングだったのは幸運です。
心が狭い若いころだったら、「なんであんなガサツな粗野な安定しない職業の男に惚れるかな、ジュリーよ、、、、妊婦をなぐるなんて最低」って思うかもしれないですし。
コジョカルとユングの素晴らしさはまた次回書きますが、忘れないうちに書きたいのは。
バルーンマンのサーシャ・リヴァ
あのルルベのキープとしなやかな雰囲気。素晴らしかった。
ピエロのロイド・リギンス
やはりロイド・リギンスは最高です。
ルイスのアレッシュ・マルティネス
おそらく、ローザンヌのころからあまり身長が伸びていない印象ですが、テクニックの素晴らしさはますます磨きがかかっているようです。純クラシックのカンパニーではなく、ジョンのところへ行って大正解でしたね。
アンナ・ポリカルポワが演じたマダム役もさぞかし素晴らしかったでしょうが、アンナ・ラウデールもとてもゴージャスで美しかったです。でもちょっと綺麗すぎたかな・苦笑
もっとしたたかな感じも欲しいかも。
有井さん、石崎さん、菅井さんも素晴らしかったです。菅井さんはやはり動きに目がつい行きますが、有井さん!なんてきれいな人なのかしらー!もう、びっくりしちゃたわ。
観終わって、これはほんとに、「リリオム」という作品なんだな、と納得です。
ハンブルクのコアなファンの人でなければ、日本でも大人気のコジョカルがメインな感じなのかもしれませんが、(それにコジョカルのあの寄る辺ない可憐さにあてがきした作品だろうし)それでもやはり、これは「リリオム」なんだと。
なんとなく、ジブリの「もののけ姫」を見て、「この映画は「もののけ姫」ではなく、「アシタカ」だろーが」って感じたことを思い出しましたが、これが「ジュリー:回転木馬」だったらなんじゃそりゃ、ってなったと思う。
とりあえずまた書きます
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