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今野敏 安積班シリーズマラソン


最近はまっているのは今野敏の安積班シリーズです。

今野敏さんの著作は多いのですが、その中であえて手を付けていなかったのが安積班シリーズ。
いや、老後の楽しみにとっておこうかな、とかじゃーないんですが、あえて、、、そう、あえて、「今じゃない」みたいにね、とっておいてある作品がいろいろあるんですよ。
素直に読めばいいのにねぇ。

有名どころで例を挙げると、、、司馬遼太郎のいくつかの作品も未読でとっておいてあります。
これはまあ、子供の頃の反抗。何しろ周りの大人が司馬信者ばかりで、あんまり褒めちぎるから、逆にあたしゃー、読まんぜ、みたいになってしまったのですが、素直じゃないよねー。王道を外したがるひねくれたガキだったんですわ。
逆に今は、いつ読もうかな、みたいにワクワクしています。きっと楽しいマラソンになるでしょう。
彼の作品の場合、大活字本もいっぱい出てるから、ほんとに老後の楽しみにうってつけじゃーありませんか。

安積班シリーズがなんで後回しになったかというと、、、安積の名前が剛だもんでね、、、うちの上の弟が剛なんですよ。だからなんちゅーか、同じ名前だと、あと廻し。なんやそれ、ですね。
めでたく安積警部補、現在は「安積剛志」と、同じツヨシでも一文字感じが増えてた表記に統一されましたので。

で、なんで最近読もうと思ったかというと、、、ツイッターで井上夢人さんの作品を読んだ人たちが盛り上がってて、いいなあ、、、もう、全部著作読んじゃってるとなあ、、新しく井上作品に出会ってみんな楽しそうだなあ~、、って羨ましくてさー。そんじゃー、なんか、SFとかバーチャルとか、そういう設定で事件モノ、、、というのを探してて、ちょっと違うけども、ゲームの「蓬莱」がモチーフの安積班シリーズがふと目に留まり。

おお、ここ、まだ未開の土地じゃん!
今野作品、好きなもの多いんだもん、きっと面白いだろうと、いうわけで、安積班シリーズマラソンに入りました。


で、、、もうすぐ全部読み終わっちゃうのが残念ですが。
ま、このシリーズはライフワークだそうなので、まだ先の楽しみがありますね。


今野作品の中でもこのシリーズはドラマ化されていて、とても人気のありますね。
あ、ドラマは見ていませんが、家族が見ているのをちらっと、見たことはあるような、、、で、今回いろいろ読み通して、私の中の黒木刑事のイメージが、、、ドラマの映像のチラ見で、、、実際のドラマでは村雨役だった俳優さんが、どうも黒木のイメージになっていますね。ま、ドラマは見る機会ないと思いますが、、、、



このシリーズの中で好きなキャラクターは、わかりやすいというか、飛び道具というか速水かな。というか、速水と安積の会話の流れが好きですね。
いいなあ、同期って。
いないんですよね、私、同期が。憧れるよー。
(途中入社というか、パートからの正社員登用だし。でもいいの、大切な、素敵な同僚や上司がいるもんね)

相良もけっこういいやつじゃん。


意外といいところで美味しいところをさらっていく管理職の面々も、ちゃんと仕事のプロだな、という人たちが多くて。


ちゃんとみんなそれなりに生きているんだから、まっとうで、、「なんだこいつちっせーなー」じゃあないんですよね。

いいお仕事をしている人を眺めるのって、ワクワクします。




ってわけで、また引っ越し前に本がどんどん増えていくのでした。


そういえば、家はどうやら完成した模様です。いよいよエクステリア工事です。
引っ越しまだかいなー。

内装の見学や、鍵とか電気系統(オール電化だし)の説明とかが工事のない土日に予定されていますが、杉山清貴&オメガトライブの香川公演の日にあたってますので、私は行けません。ぶっつけ本番、引っ越しの日まで楽しみをとっておきましょう。

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世界15カ国で翻訳された北欧グラフィックノベルの傑作 シリア内戦下に生きる少女の物語『ZENOBIA』を翻訳出版したい!





クラウドファウンディング、私も少なからず、、、いや、少ないかな、これはと思った企画にはできるだけ参加していますが(スケーター支援や出版関係)、直近の締め切り間近なのは、ZENOBIAの日本語版出版への取り組みです。

洋書だとこのぐらいの金額です。洋書でもいいや、読んでみたいな、とお考えの方でもし、日本語出版にご協力できるかた、ご賛同お願いいたします。


できれば日本語に翻訳されて、学校図書館などに少し配布されたり、日本語以外の言語では読めないなあ、、、と躊躇される方の目に触れればないいなと思っています。


私も日本語で入手したいなと思っています。そうすればチビたちにも見せてあげられるし。

ゼノビア、、って名前だけでもワクワクします。本の内容はワクワクするようなものではないでしょうけども、、、
(でも、子供の頃、シバの女王と女王ゼノビアっていったら、断然なんちゅーか、ゼノビアのほうがかっこいいなー、なんて思っていました。えへへ)


クラウドファンディング実施中!世界15カ国で翻訳された北欧グラフィックノベルの傑作 シリア内戦下に生きる少女の物語『ZENOBIA』を翻訳出版したい!



ところで、この作者の画風、、日本の漫画家で、20年くらい前かなあ、デビューした方で、こういう感じの絵を描いていた方がいたんですけども、女性で、、、誰だったかなあ?
デビューした時ね、「こんな才能が、失礼ながら、ごく普通の主婦として埋もれていたなんて、驚き」とかなんちゃらかんちゃら、そんなコピーがついてたような気がします。

ああ早く、家できないかしら、、、倉庫にある本が、恋しい、、っていうか、ほんとに、物の名前が出てきません(苦笑)困ったな。

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最近読んだ本

フィギュアスケートの全日本選手権、いい試合でもあり、荒れた試合でもあり、、、毎回女子が凄いレベルだと男子がパンク大会だとかけが人続出とか、そのまた逆もあったりで、どのカテゴリーも選手全員が自分の力を出し切るなんてことは不可能なんですけども。
でも見ごたえありましたね。

テレビとネットで追いかけていましたが、現地で見られなかったのが悔しいです、はい。

それにしても鍵山くんの息子さんがもう全日本に出るなんて・・・・あたし、鍵山君大好きだったのよねー、なんか、うるうるしちゃったよ。
八木節とか、新世界とか聴くと、もう脳内はいつも鍵山君だもん。プリンスを辞めて富山でコーチしていて、その後どうしているのかなーって思ったんだけども、今年のジュニアの試合で鍵山選手を見て「なぬー!」ってなりました、はい・笑






さて、12月後半にはいり、早番も多いので(でも14時あがりが17時くらいまで居残り、ってのはよくありますが)、せっせと読書しております。


今年最後の日、31日はお休みなので(ということは自動的に1月1日は仕事だ!)今年最後の読書は



これと決めております!21日に届きましたが、ねかせてあります。(酒か?)
もう楽しみすぎ。


さてさて最近読んだ本。
(どうしよう、また本が増えていく。。。。)
漫画はもうね、kindleとか電子のほうにしているんだけどもね、、(でも「王様ランキング」は紙媒体で欲しいかも。。)小説はそこまで思い切れません。

家を建て直しても、結局、自分の部屋以外に本が侵食していくのが目に浮かびます。。ああ困ったぞ。

ときどき旅に出るカフェ
クリエーター情報なし
双葉社

近藤史恵さんの連作短編集。
カフェの店長がが毎月日本国内や世界中を旅して、旅先で見つけた珍しいメニューを提供するのですが、そのカフェを舞台にした謎解き短編集。
ほんわかおいしい素敵、さくさく読めちゃう~、、のですが、最後のほうで不穏な雰囲気に。
これは続編ありかな。


狩人の悪夢
クリエーター情報なし
KADOKAWA

面白かった!有栖と火村シリーズで、久しぶりに大満足得ました!


歴史はバーで作られる
クリエーター情報なし
双葉社

鯨統一郎さんの邪馬台国シリーズかなと思ったんですが、違うんですね。
あまり登場人物の間での歴史バトル感がないし、書き込みももうちょっと充実感が欲しいと感じました。うーん、私は邪馬台国シリーズに軍配です!

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。
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一迅社


小林泰三さんの本はすみません、これは図書館で借りました。

山口雅也さんのキッド・ピストルズシリーズの改訂版を最近購入して読み、旧作との読み比べをしたいのですが、本はすべて引っ越し屋さんの倉庫へ入った状態です。
なので、図書館へ行きましたが、人は考えることが同じなのか、ないんですわよ、キッドピストルズシリーズが。。。貸し出し中で。
じゃあリヴィング・デッド借りるかあ???などと歩いていたら、小林さんのところで、ゾンビもの発見、これも縁だろうということで借りました。

アクション主体だから、ゲームとか映像化しても面白いかもしれません。


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最近読んだ本

今月はようやく仮住まい生活に慣れたこと、伝票担当当番じゃなかったこと(担当店舗はメンバー23人中マネージャークラスが2人、私含む一般社員が2人いて、この一般社員2人で一か月交代で伝票チェック整理を担当しています)、早番のあとの遅番勤務、休み明けの遅番勤務、などと少し時間の余裕があったことで、まだ読書をする時間がとれています。
ありがたいことです。
これが遅番→早番とかのサイクルだと、なんもできん(汗)
先月は組合の用事もあったからな。。。。
ま、相変わらずシフトはキツキツで、これ以上病人けが人出せないぎりぎりの状況ではあるのですが・・・



もうすぐ、ジェイムス・P・ホーガンの新作が届くのが待ち遠しいです。。。。


パーマネント神喜劇
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新潮社




隠蔽人類
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光文社




ミダスの河 名探偵・浅見光彦VS.天才・天地龍之介
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祥伝社



神の時空 前紀 ―女神の功罪― (講談社ノベルス)
クリエーター情報なし
講談社



もし太陽が戻らなければ
クリエーター情報なし
国書刊行会

初めての作家さん。
これは図書館で借りました。
新しい作家さんとの出会いは嬉しいですね。


賛美せよ、と成功は言った (ノン・ノベル)
クリエーター情報なし
祥伝社



ディス・イズ・ザ・デイ
クリエーター情報なし
朝日新聞出版





福家警部補の考察 (創元クライム・クラブ)
クリエーター情報なし
東京創元社




クネレルのサマーキャンプ
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河出書房新社



あおぞら町 春子さんの冒険と推理
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原書房




あと1回くらい本屋さん行くか、図書館行けるかなあ。図書館休みに入る前に、引っ越しで倉庫に預かってもらっているけどどうしても読みたい本を、借りたいんだけども。
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最近読んだ本~仮住まい先に来てからの読書




  
あれだけ引っ越しで苦労したのにまだ増やすのか!?

父が癌で亡くなる前、痛み止めのモルヒネによるうわごとで、「片付けろ、、、片づけなさい、、、」とうめいていたのを忘れたんかい?????


という天の声が聞こえてきますが、仮住まい先に引っ越して来てからも、増殖中。

(あ、、、図書館から借りて読んだ本だってありましたよ、はい。全部読みたいものを買っているわけでは、ございません。)



さて、好きなSF小説は多々ありますが、かりに好きなSFトップ10を選ぶとしたら、さんざん迷っても、結局のところ、オールタイムベストなのが「星を継ぐもの」
こんなツイートを見てしまったらうっひょい!です。





というわけで、おそらく今年最後の読書はこれになるんじゃないかなー。20日発売ですからね、、年末は仕事で死んでるから、これ読むのがせいいっぱいでしょう。

火星の遺跡 (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン
東京創元社







さて、仮住まい先の千代子(仮名)の家に越してきたのが10月14日。それからの読書、備忘録がわりに。
個々にたっぷり感想書きたいのですが、まだ読む本がたまっているので、取り急ぎ。


YOU TUBEのバイリンガールちかさんの旅ログ本。
楽しませてもらったアメリカ横断の旅を本にまとめたもの。
映像で見るのも楽しかったですが、ホースシューベントね、あの写真にやられました、紙の本で欲しくなってしまって購入。

個人的には、そっかー、ドローンで撮影していたんだー、、、と。
いつも空撮とかってどうしてるんだろう?プロのカメラマンクルーがこういうたびだから加わったのかな?なんて不思議だったのですが、そっかー、ふむふむ。

人生で一度はやってみたいアメリカ横断の旅 バイリンガールちかの旅ログ
クリエーター情報なし
実業之日本社





眼で見て楽しむ旅ログのあとは、池澤夏樹さんののりものエッセイ。

いろいろなのりものに乗ってきた著者ですが、やはり南極旅行がいいなあと。そしてさまざまな乗り物に乗ってきた経験が、あの「氷山の南」の主人公の移動手段などの数々に結びついているのかと思うと、なんだかワクワクします。
のりものづくし (中公文庫)
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中央公論新社



つづいて池澤夏樹と聖書学の泰斗、秋吉輝雄との6回にわたる対論をまとめたもの。

ぼくたちが聖書について知りたかったこと (小学館文庫)
池澤 夏樹
小学館


宗教についていろいろ思うところはありますが、池澤さんの言う「信仰は魂に属するが、宗教は知識である」「若い時からずっと、僕は宗教に強い関心を持ってきたが、その関心はついに哲学の範囲にとどまって信仰に到達しなかった」という文章、これがもう気持ちをとても代弁してくれていて、そうそう、そうなんだよ!!!って絶叫してしまいました。


エミール・ギレリスが、ソ連時代に聖書を読めなくて、アメリカへ演奏旅行へ来た際、調律師の人に聖書をプレゼントしてもらって、涙を流していた話とか、とても感動したのですが、同時に「ああ、私にはそういう心の拠り所が無いんだな」となんだか悲しくなりもしました。


もちろん、ご先祖さまや古への敬意だとか、これは何かのめぐりあわせなのかもしれないなどの、どこからわくのかという深い感謝の意、死者を弔う気持ち、自分が絶対に裏切ってはいけない信念、心の拠り所、みたいなものはあります。
神聖な場所に行くと、荘厳さに心打たれたり、自分がなんだかすごく不浄だなあ、修行が足りていないなあ、、と反省する気持ちにもなります。
それでも、何かを信仰している、、、というものは無くて。
どちらかというと、神社仏閣や教会、モスク、その他の宗教施設などは、歴史的観点とか、文化的・建築学的な成り立ちとか、地形学とか、そこに集う人たちが何を考えて行動してきたのか、とか、そういうことえの関心のほうが大きいです。

で、不思議なのは、信仰心を持っている人たちが何か事件を起こすことね。
ちっちゃいコロニーでしか成り立たないような宗教っていうのは、ものすごく排他的で厳格すぎるところがあるじゃないですか。
それに対して、世界三大宗教じゃないけど、仏教もキリスト教もイスラム教も、多かれ少なかれ、おおらかなところというか、たくさんの人を抱え込んでくれてるじゃないですか。

なのになんで、テロとかになっちゃうんだろうなあ、、、てのがあって。

まあそんなんで、ちょっと、ここはそんなにわかっていない聖書のこと書かれているし、ということで手に取りました。
とても勉強になりましたが、それでもなんで信仰をしている人がテロやひどい事件を起こすのか、わからない。



お次は恩田陸。ミステリーランドシリーズで出ていたものが文庫化しました。2冊セットの作品です。
七月に流れる花 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


八月は冷たい城 (講談社タイガ)
クリエーター情報なし
講談社


みどりおとこのぴょんこぴょんこ、ちょっと見てみたい。あとは服装も気になります。




石持浅海さんが「いい人を書くのをやめて快感」、みたいなニュアンスの発言をされていたような気もしますが、この作品についてだったかどうだか。
崖の上で踊る
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PHP研究所


最初の復讐第一弾、これはまあ、みんなの動機も行動原理もいちおう纏まりがあるんだけども、あとはもうめちゃくちゃ、みなさん自分勝手な論理、いや、感情で動いています。
それがもう淡々と、いつもの石持節全開、という感じです。
この本の冒頭部分での、復讐者集団の気持ちには割と共感できます。「凪の司祭」のほうは復讐のためにそこまですっか?みたいに共感性は皆無。
でもなー、お話としては「凪の司祭」のほうが面白い。だって、あれはアクションがあるからね、派手だし。
でも論理の展開とか、キャラクターがああだこうだと論戦はるのとか、タイトルとラストの雰囲気はこっちが素敵でした。




山口雅也さんが「デジタルリマスター」と称するキッド・ピストルズシリーズの改訂版。
買おうかやめようか凄く迷いました。
でも前回「生ける屍の死」だって、初出のほうが愛着があるんだもん、、、たとえ傷があるとしても、それがいいんだい!なんて言ってて、結局改訂版読んで大満足したんだから、それにわざわざまだ筆を入れるというのはちゃんと理由があるんだし。
というわけで、ポチっとな。
キッド・ピストルズの妄想: パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社




キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)
クリエーター情報なし
光文社


2冊とも旧バージョンと読み比べをしたいのですが、元々のバージョンは家の建て替え中のため、すべて倉庫行き。
じゃあ図書館で借りよう、て思ったら、貸し出し中でした。
みんな考えることは一緒なんだね。。。。



西澤保彦、ポール・オースターかや?と思ったら、久しぶりのトンデモSF設定、来ました!
いんやー、中期も特殊な設定でのしばりの小説あったけれども、それはほんのりファンタジー、、物語への隠し味、みたいな設定のものが多かったと思います、いわば番人受けというか、広い読者向きというか。
今回はひっさしぶりにぶっとび設定でうっひょい!
幽霊たち
クリエーター情報なし
幻冬舎



柚木麻子が木嶋佳苗事件を少しモチーフにして描いた作品。
BUTTER
クリエーター情報なし
新潮社

ああ、、、カルピスバターやエシレバターを使った、ほんとに美味しい焼き菓子、、、御馳走ですよねー。
エシレのお店のお菓子、極上です、はい。
柚木作品はたいていのものは好きです(「ナイル・パーチの女子会」はあまり好きになれなかった)。
今回も女の人のやーなところ、えぐってくれ、みんなが見てみぬふり、おたがいさまと気づかないふり、考えようとしないで目を背けているところをぐいぐい見せつけてくれます。




続いてジョイス・キャロル・オーツ。生ける屍つながりで、、ではないですが、「あれ?新しいの出てるの?」とびっくりしました。
ジャック・オブ・スペード
クリエーター情報なし
河出書房新社


面白かった・・・ってか、やなやつ書くの上手いなあ。。。




大倉崇裕、久々の山岳モノ???と思いきや
琴乃木山荘の不思議事件簿
クリエーター情報なし
山と渓谷社

大倉さんの作品は、いきものがかりシリーズも、オチケンも、白戸も、福家も、問題物件も、、そう、全部好きなのですが、わたし、大倉さんに入ったきっかけは山岳ものなんですよねぇ。
だからそちらを期待してたんですが、、、、爽やかでした、はい。
これもシリーズ化するかな?でも同じ舞台でそうそう事件も起きないとおもうから、違う山へ舞台を移すかな。




滅びの園 (幽BOOKS)
クリエーター情報なし
KADOKAWA

和ものっぽい恒川さん、SF風味な恒川さん、スタープレイヤーな恒川さん、どの作品も面白いんですが、この滅びの園は、、、なんとなく私の中では眉村卓さんのようなにおいがして、これはこれでまた楽しめました。



100億人のヨリコさん
クリエーター情報なし
光文社

「パンツダケ」がなあー、ちょっとなー。
あ、面白いですよ。ほのぼのしたイラストに油断していると最後はけっこう過激です。



彼女の色に届くまで (角川ebook)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店

珍しくもちゃんと青春というか、恋物語になっていませんか、これ。




バルトーク音楽論選 (ちくま学芸文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

これ、読みたかったんです、はい。
もうめちゃくちゃ面白かったー。
バルトークの講義を受けてみたかった。。。いや、言語は理解できないだろうけどさ。。。






インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)
クリエーター情報なし
講談社


久しぶりの国名シリーズ。野上さんが良かった!そして神戸に行きたくなりました、インドではなく。。。ああ、それから陳舜臣さんの著作もまた読みたい、、、倉庫か、陳さんも、、、ということで、図書館へまた行かないと!





昨日図書館へ行くついでに家の基礎をチェックしてきました。
が、しかし!
明日の家の据え付け工事、、雨の予報なので、延期です。
重機の手配、道路封鎖の関係で、2週間くらい伸びちゃう。
せっかく基礎工事終わっているのになあ。
残念!


千代子の家(仮名)から城北、というか大岩の中央図書館へ行くのは思ったよりすんなり。やっぱり西奈はやめておいてよかった、、あんこの家(仮名)の基礎を観に行けたからね。

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凄いジオラマ[改] 11月7日発売

凄い!ジオラマ[改]: 超リアルなミニチュア情景の世界
クリエーター情報なし
誠文堂新光社



情景師アラーキーこと荒木 智(あらきさとし)さんが2015年に出版したジオラマ写真集「凄い!ジオラマ」がリニューアル版「凄い!ジオラマ[改]」として出版されるそうです。

前回よりも少し大きく、オールカラー化して写真も増えているそうです。
前作は作品集としてと、あとはミニチュアの写真の撮り方の工夫を見る、感じだったのですが、オマケでペーパークラフトもつくとか。

まあ、ついていても、作れるかどうかはわかりませんが。


あれ?仮住まい先では本をなるべく増やさない、、、実家を建て直してからいろいろ買うはずだったんだけどなあ。
これ買ったら、あらま、、、、引っ越してきて10冊目になってしまうぞ。ううううむ。

だって、読書の秋だし。。。




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最近読んだ本

我孫子武丸 「裁く眼」
裁く眼
クリエーター情報なし
文藝春秋

主人公はデビュー作が雑誌に掲載された以外は全く漫画家としては食べていけていない、プー太郎の漫画家志望、袴田鉄雄。
鉄雄は母親と姉夫婦一家と同居していて、とりあえず小銭稼ぎに浅草で似顔絵士を土日だけしているが、これもほとんど売れていない。

主人公がひきこもりとまではいかないけれども、あまり活動的ではないので、物語を引っ張っていく相方として、彼の姪、蘭子が動き回る。
おじさんの才能を信じていて、そしておじさん大好きな中学生。

鉄雄の画力はとにかく素晴らしいけれども、本人が人間の悪意というものに対して恐怖を抱いているので、彼の描く漫画も当たり障りのないものになってしまい、原稿は全く採用されないのだが、そのあたりの精神的トラウマについてはこの小説では深くは掘り下げられていない。(今後シリーズ化したらそのあたりも書かれるのかなあ?たぶんシリーズとして続く感じです)

浅草での似顔絵描きも、姪の蘭子がどうにかして彼の才能を知らしめようというアイディアから始めたけれども、その似顔絵描きのバイトがもとで、ひょんなことから法廷画家としての仕事が舞い込む。

そこで事件に巻き込まれていく物語。

法廷画家の仕事や裁判の様子などはとても興味深くて面白いです。
蘭子の活躍も、中学生としてはまあ、こんな感じだよね、でいいと思うし、たぶんレギュラーになるであろう、交番の若い警官と中年の警官コンビ、鉄雄に仕事を持ってきたテレビ局の面々も魅力的。

なんだけども、、、鉄雄がなあ。
小説の題材もいいし、物語の風呂敷の広げ方もいいんだけども、もうちょっと鉄雄の内面描写とか、鉄雄が作中で抱いた「違和感」についての掘り下げが不足気味で、彼がなんともつかめないまま終わってしまった。
シリーズものとして楽しむべきなのかな?
もっとドロドロ深い感じの作風にしても良かった気がするけど。


ジョニー・ライデンの帰還 
機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還 コミック 1-12巻セット (カドカワコミックス・エース)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


とりあえず1~13巻まで一気に読んだけどもさ。

これってさ、はっきり言って「ヤザン・ゲーブルの帰還」じゃん・笑
ヤザンがいい味出していますね。ヤザンが野獣じゃなくなってますよ。作者はヤザンのファンなのか???
なんか昔の映画、「デューン/砂の惑星」 を見たくなりますな。
もう脳内は大塚さんの声が響く響く。。。。そして大塚さんと言えば、フルハウスのダニー。。。(ああ、ダニー、見目うるわしいよね、ダニーって)


西澤保彦 「悪魔を憐れむ」
悪魔を憐れむ
クリエーター情報なし
幻冬舎


中編2本と短編2本収録
「無間呪縛」
ウサコの旦那さんになる、平塚総一郎刑事の実家の母屋で23年間にわたって起こる午前三時に置き時計が飛んできてソファで寝ている人を襲うポルターガイストの謎とそこに隠された悲劇。中編。

「悪魔を憐れむ」
「小岩井先生がその時間に校舎の五階から跳び降り自殺するかもしれないから見張っていてほしい」という大学OBの居酒屋店主からの依頼をうけたタックが現場にいたにも拘わらず、先生はほんとに自殺してしまう。
自殺の謎をタックが追う中で、真犯人である悪魔との会話を通して、事件の真相と背景などが描かれる中編。

「意匠の切断」
 男女三人が殺害(うち二人は首と手首を切断されるという猟奇殺人)された事件をタック、タカチ、佐伯さん(ちょっとだけ七瀬さん)の3人で、そらあんた、見てきたんか?って感じのおなじみロジック展開。

「死は天秤にかけられて」
ようやっと出てきたよ、ボアン先輩~。。。
ホテルの九階に宿泊する元教師がなぜかエレベータを7階と12階で降りた、、、謎からアリバイ崩しをああえだこうだと、いつものアレ。


個人的には佐伯さんが好きなので、それだけでもう、「意匠の切断」はポイント高いんですけども、まあお話としては中編2本がよくできていると思います。
もうこのシリーズは、キャラクターのその後が気になってしまう感じで読み続けているから、最初の頃のあのトリッキーさを楽しむのとは変わってきてしまったかなあ。
またガツンとしたパズラー展開も書いてほしいなと思ってます。

あとはまたコイケさん出してほしいよ、アタシは。そんで、総一郎さんのぼっちゃんっぷりをもっと書いてほしい。で、佐伯さんもたくさん登場してくださいませ。
ウサコ、お幸せに。

加納朋子 「我ら荒野の七重奏」
我ら荒野の七重奏
クリエーター情報なし
集英社


面白かったというか、読んでてあー、ほんとに、メンドクサーイよね、これって、、、って共感できることこの上ないっていうか。。。
これはもう、部活の親の会、的なもので苦労した人も、苦労していない人も、楽しめるお話です。

我が家は基本的に「自分で通えない活動はするな」という感じの家だったので、私自身は習い事も部活動も、親がかかわることは幼少時のヤマハの送り迎え以外ありませんでしたが、、、
下の弟は水泳、テニス、グラウンドホッケーをやったけども、これも送迎いらなかったし
私の経験では、、、うち、一人だけ私立高校へ行った兄弟がいますが、お金は公立よりかかったけども、学校でバスとか持ってて、大会などの送迎をしてくれたからすごーーーく助かりました。その都度誰かが車出すとか、電車賃徴収とかなくて、助かったなあ。


ただ、妹のバレエはさすがに発表会関連だと衣装のこととか、リハの日とか当日のお当番とかやりましたし、あとはちょっと部活の手伝い、文化祭関連の手伝いもしたし、登校時の旗振り(通学路に立っているあれ)とかもあって。

保護者がいろいろ集えば、なんやかんやあるんだよねー。十人十色、当たり前なんだけどもね、、、、
びっくりするような発言を受けて「わー、メンドクサ、、、」「怖いな、これがモンペか???」って内心思うこともあったけども。
それもこれも、今となってはいい思い出。
人と関わらなければ、こういう争いもおきないんだし。



まあ、そういうこと(ばかりが主体ではないけども)を上手に描いた小説です。
主人公は中学生の子供を持つ母親で、息子が吹奏楽部に入って、部活動のさまざまなことを親の立場でいろいろ改革していく物語。



恩田陸  「チョコレートコスモス」
チョコレートコスモス (角川文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)

とっくに読んだつもりになってて、未読だった作品
いいわー、これ。面白かった。

飛鳥の描き方をここで止めているのを「よい匙加減」ととるか、「足りない」ととるかで意見が分かれるかな、もしかしたら。

「欲望という名の電車」を見たくなる。DVD持ってないんだよなあ、、、ビデオだった気がするなあ、、、
あと、「ガラスの仮面」をまた読みたくなっちゃったー。


筒井康隆 「天狗の落とし文」
天狗の落し文
クリエーター情報なし
新潮社


文学史上初、「全作、盗作自由」の使用権フリー短編集、らしいです。そんなの知らなくて借りたけども。

筒井さんの断筆宣言後の、ショートショート365編収録。
眉村さん・筒井さん・平井さん・星さんは私にとっては四天王みたいな存在なので、読めるだけで嬉しいんだけども。
ガッツリしたのをまた書いてほしいなあ。。。ほんと、落とし文ですよー。なんか生殺しっていうか、いえね、ショートショートでも楽しめますけども。。。もっと読みたいんだよ、筒井さーーーん!
っちゅーか「文学史上初、「全作、盗作自由」の使用権フリー」、これをやりたかっただけ?いや、そんなことないか。


ケン・リュウ「紙の動物園」
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
クリエーター情報なし
早川書房


SF読まない人も読んでほしい

これはもう、何も前情報なしで読んで欲しい作品集です。泣いちゃったなあ。。。。

今回借りた図書館の本で一番の掘り出し物は「紙の動物園」でした。おすすめです。
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新規開拓



ちうわけで、昨日はひっさしぶりの図書館~。
ようやくそんな余裕もできました。


というか、あったかかったからね。出かける気力も沸いたというか。

・・・・・。


いやま、この前桑名行った時も思ったけども、津に住んでいた時はですねえ、感覚としてはそれ以前に住んでいた「名古屋のほうが寒い」って感じだったけども、津だってそれなりに寒くて。
ほんで、先日行った桑名も員弁も、、、寒かったっす!!!!


静岡で寒いなんて、もう、、、ちゃんちゃらおかしいというか、すんませんねえ、静岡の寒さなんて、日本全国に比べたら、おとといきやがれレベルだよね。。


そりゃ、富士さんのほうとか、お山はそれなりに寒いですよ。浜松とかも風がすごいから、体感温度はすごいはず。
だどもー、静岡市内はー、ほんとに申し訳ないくらいあったかくて。(我が家は古いからめちゃんこ寒いのだが。姪っ子と甥っ子がガタガタ震えるし)

そうそう古いと言えば、もうすぐ築39年になるらしい静岡市民文化会館を建て直してアリーナにするとかどうとか言ってます。
39年で古かったらうちなんてどうなるんだろう。。。50年たってるんじゃないかいな?



で、昨日借りた8冊。

とりあえず昨日2冊読了。

やっぱりというか、予想通りというか、直木賞受賞もあって、恩田陸の棚はごっそり減ってましたねぇ。静岡市立中央図書館のハードカバーの恩田陸の棚はだいたい1.5段?~2段くらいあるんだけども、ごそごそに減ってて。
まあ受賞作を読むのは当分先になるだろうけども、、、もうあらかた読んでるはずだけども、、、ってな感じで、ぱらぱらと好きな箇所だけチラ見しようかと思ったら。
あれまあ、わたし、「チョコレートコスモス」未読だったのね。すっかり読んだつもりでこれまでスルーでした。
(どうしよう、家に買ってそのまま置いてあったら・・・何が悔しいって、家にあるのに借りてしまった時のあの屈辱感よ。。。)


それから、これはなんたる僥倖というか、私の中ではかなりの新刊!なにしろ昨年の11月に出たばかりの、タックシリーズ、西沢保彦の「悪魔を憐れむ」があったのですねぇ。
うーん、ラッキー。ウサコと総一郎さんの出会いがやっとこさ読めました。うしし。




今回は好きな作家さんとミステリ系、、、で、SFはあんまり掘り出し物が無く、、、って思っていたら、ハヤカワの棚でケン・リュウの「紙の動物園」を見つけました!これたしかヒューゴー、ネビュラ、世界幻想文学賞トリプル受賞作じゃないかね、確か。ってんで、新規開拓です。まだ読んでないです、これから読むぞー。


残りは我孫子さん、加納さん、筒井さん、鳥飼さんで「おお、これは読んでないなあ」ってのがあったから。


あとはもう一点、新規開拓の西條奈加さんという人の本。書架にではなく、サイドフックに飾られていたのでなんとなく。なんか、シリーズものの途中っぽいけどもな、まあいいかな。



今回は割と軽めのチョイスとなりました。まあこのところガッツリ読書を怠っていたのでリハビリがてら。




次回はそろそろ遠藤周作の「沈黙」を読み返すかなーと思ってます。映画も楽しみです。ほんとに映画になったんだね。なんか昔、スコセッシが香川照之か上川隆也で撮るという話があったような記憶もありますが、あの頃でさえ、上川さんはぎりぎり、、、でも香川さんはどうかなあ、ちょっと役と年齢が合わないんじゃないかなー、撮るならはよ撮ってくれ、、、みたいに思ってたんだけどもね。
もうすっかり忘れてたけど、実現しましたね。


また読んだら各々感想アップしたいです。


ブッポウソウは忘れない
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ポプラ社



天狗の落し文
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新潮社



我ら荒野の七重奏
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集英社



チョコレートコスモス (角川文庫)
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角川書店(角川グループパブリッシング)



いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)
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東京創元社


紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
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早川書房



悪魔を憐れむ
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幻冬舎



裁く眼
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文藝春秋






最近読んだ漫画ちゃんはカイレポ、カイメモ、ギレン暗殺計画


私の手持ちの漫画はかなり処分してしまったのですが(当社比)、弟二人の漫画の本棚は、もう彼らが漫画を買っていないとはいえ、けっこう充実しております。
そんな中、ガンダムのスピンオフものですかね、そういうのには安彦さんの「The Origin」以外は手を出してなかったんですよ。
たまーーーに、我慢できなくなって「ガンダムエース」という雑誌を手にした時に、たけざきさんのパロとかは読んだけど、ほかはスルーでした。
自分の性格上、そういうのに手を出したら、すごくきりがないというのもわかっていたし、あとはファーストやZくらいまでしかちゃんとガンダム見てないから、スピンオフにもそう食指が動かなかったというのもありますかね。
ま、単純に、家事と仕事でそんな余裕もなかったんですけども。。。

で、数年。。。。


で、先月からこっち、ちょっと彼らの漫画の棚を漁って、「オリジン」とか「キングダム」とかいろいろ読み返してて。
そんな中、私がガンダムのキャラクターの中でかなり好きな、、、結局一番好きかもしれない、カイ・シデンを主役にした ことぶきつかささんの描いた単行本を発見し。。。
(なんてったって、古川さんの声がいいんだよね。カイ、ピッコロ大魔王、あたる、、、好きだなあ。。。)

というか、最初は「ことぶきつかさ?え?土器手さんじゃないわけ???」という(あたしらの世代だと、つかさっつたら北条司か土器手司なんだよ)くらいの感じでしたが。。。



うーーーーーわーーーーーーーー。


お、、、面白かったよ、うん。



でもなんかな、ちょっと恥ずかしいかなあ。
カイがやたらとかっこよすぎるぜ。
ううううむ。あかんわ、これは、照れる。

まあそれにしても、さすがはプロの作家さんが書いたものです、素晴らしいです。

あとはもう、、、もうすべてのカイファンにはたまらんでしょうなあ、こういうの。
カイ・シデンファンの夢満載っちゅうかね。


でも私としては、テレビや映画、あとは小説版がデフォで。そしてそれに比べるとけっこう扱いのひどい安彦さんの描くカイがね、好きなんですよ。
そんでもって、そんなにひどくしないで~~~~って抗うのが好きっていうか・笑

うーん、なんちゅーか、「カリオストロの城」がどんなに素晴らしくても「あのルパンは紳士すぎてなんだかなあ、、、ズルいよなあ、、、」って感じで「死の翼アルバトロス」とかのほうが好きな感覚?


私はまあ、小学校の時にテレビシリーズ、そして映画、小説(懐かしのソノラマ文庫)と入って。中学の時にZが始まって、、、、ここまではちゃんと追っかけてたんだけども、、ZZは???どうかなあ。この辺はあいまいですね。
シャアは池田さんのお声がとても素敵だけども、そんなに心惹かれず。(基本的におっさん好きなんで)

機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-(1)<機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-> (角川コミックス・エース)
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KADOKAWA / 角川書店



機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより (2)
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角川書店



機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― (1) (角川コミックス・エース)
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角川書店(角川グループパブリッシング)




機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― (2) (カドカワコミックス・エース)
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角川書店(角川グループパブリッシング)




こっちは安彦さんのオリジンの外伝とか番外編を集めたもの。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24) 特別編 (角川コミックス・エース 80-39)
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KADOKAWA/角川書店

そう、これくらい情けないカイがね、好きかな。そっからZの頃の大人になったカイがいいんだよね。
ちなみにこの24巻の、ギレンとサスロはなんかかっちょよかった。。。
初めてギレンがいい男に見えたよ。

そんなわけで、ギレンが主役と思って読んだらギレンはあまり出てこなかった「ギレン暗殺計画」という漫画ですが、こっちもなかなか面白い漫画でした。














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最終目的地 小説と映画

最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)
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新潮社

そんなに前に読んだ記憶はないのですが、2012年か、けっこう前ですね。
ほかの作家の本を探していたときに「ピーター・キャメロン」って作者の名前が目に入ってきて、ああ、山際さんの訳で昔「ママがプールを洗う日」で読んだ作家だなあ、、、どんなんかなあ、、、ってんで手に取った本。
(山際さん、あまりにも早い死でした。もっと彼の文章読みたかったな)

南米ウルグアイの人里離れた邸宅にひっそりと暮らす、自殺した作家の妻、作家の愛人と小さな娘。
邸宅の近くには、作家の兄とその恋人の青年が住んでいる。なにもかも停滞したよく言えば穏やかな、悪く言えば「すべてをあきらめてしまった」日々。
ある日そこに、作家の伝記の執筆許可、遺族の公認を得るべく、アメリカの大学院生がやってくる。突然の訪問者に、静かな日々に波紋が広がっていく展開。

自殺した作家のバックボーンがユダヤ系ドイツ人で、両親が戦争の頃ウルグアイに移住してきた、というのと「最終目的地」というタイトルで、どんなディアスポラ小説かと思ったら、全然違いました。

とんがっているところは無いし、とりたてて大きな事件があるわけでもない、登場人物たちも問題意識を常に持ちいろんなことに立ち向かうわけではない、ちょっと変わった点もあるけど普通の人々。
あ、一人だけ常に問題意識を持ち突き進む女がいて、それがディアドラ。
それなりに彼らの中では戦っていることもあるんだけども、けして波立てず、やわっと生きている。
そこへ小石を投げかけるのがオマーだけども、このオマーがてんで優柔不断というか、彼もやわっとしているの。

「ちょっと変わっている」のは、登場人物が亡くなった作家ユルス・グントをめぐるやや複雑な家族構成、という点。
ユルス・グントはドイツからウルグアイに渡った一家の次男で「ゴンドラ」という小説を残して自殺した小説家で、彼本人は物語には登場しない。
登場するのは
オマー・ラザキ:ユルス・グントの伝記を書きたい大学院生。
キャロライン:ユルス・グントの妻。伝記の公認は絶対に与えません、という姿勢を貫く。
アーデン:ユルスの愛人。若い。オマーに会って、少しずつ惹かれていく。伝記も公認していいんじゃないかしら、というふうに考えが傾く。
アダム・グント:ユルスの兄。老人。伝記?オッケーって感じ。案外軽いおっさん。
ピート:アダムの恋人。小説ではタイ人で28歳の設定。
ポーシャ:アーデンとユルスの娘。
ディアドラ:オマーの恋人。できる女光線ビシバシ。

アダムはかつては一緒に暮らしていたが、現在は敷地内(と言ってもめちゃんこ広い)の別の家でピートと住んでいる。
正妻キャロラインと若い愛人アーデン、幼い娘ポーシャは同じ屋敷で暮らしている、そういうなかなかすごいことに。
これが光源氏で同じ家に北の方と愛人がみたいな感じで、めったに女子同士が顔を合わせない、とかならともかく、キャロラインもアーデンもポーシャも普通に一緒に食事していたりするのだから。

頑張りすぎない、たたかわない、波風立てない、おとなしく生きて行こう、っていうのは、これまた現代日本の若い世代の、ゆとりですらない、さとり世代とまで言われているような雰囲気にも似ています。
いや、団塊世代だろうと、シラケ世代だろうと、こう、「たたかいたくないわさ、、、」みたいに逃げる気持ちは、あるよね。

この小説を読んでいると、「変わらなくちゃいけない、頑張らなくちゃいけないのはわかっているけど、無理しなくてもそれは罪じゃないし」的な津村記久子の小説を読んでいるような気分にもなる。

セリフとオペラの使い方が素敵な、優しい文芸小説です。まあちょっと、ロマンチックに走りすぎかもしれないし、優しすぎて、ぬるいと感じる向きもあるでしょう。
オマーのやわっとしたところに、イラっとする人もいるかもしれません。
でも、オマーはこの物語の引っ張り手だととらえれば、(それでもまあ一応彼が主役?)、、、私はキャロラインとディアドラが好きです。

キャロラインの描き方は小説のほうが好き。



映画と小説どっちを先に見ても楽しめますが、キャロラインに心惹かれる人は
小説が先→映画のキャロライン、もっと彼女の心の再生の旅(ウルグアイを出てからの)を見たかったなあ、とちと不満
映画が先→ほらね、やっぱり、アタシのキャロライン、こんなに素敵な人じゃないの~、うふふ、と得した気分

こんな感じじゃないですかね。


ああ、もっと小説のあれこれ書きたいけど、それじゃあこれから読む人の楽しみが減ってしまうしな。難しいね。




最終目的地 [DVD]
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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



何日か前に久しぶりに映画「最終目的地」のDVDを見た、って書きましたが、そのときに「シネギャラリーは関係ない」って書いたけど、あらまあ、これ、シネギャラリーでやってたのね。なんで静岡で観なかったんだろう。公開時は浜松で見ました。

DVDを見ようと思ったきっかけは、ふとシャルロット・ゲンズブールを見たくなってうちにあるシャルロットってなんだろうな、、、って思って手近にあったのがこれだったからです。

まあこの映画を見てしまうと、シャルロットも可愛いですが、ローラ・リニーのかっこよさにしびれてしまうのでした。
アンソニー・ホプキンスも真田広之も良かったですよ、もちろん。

この年齢でいまだにシャルロットが可愛いってのも、シャルロットに対して失礼かもですが、でも可愛かったとしか言いようがない。
あんなワンピースに長靴(ブーツ?)とか、よくよく考えたら変なのかもしれないけど、可愛く見えてしまうのがまさにシャルロット・マジックです。私の年齢だと、シャルロットがぎりぎり「アイドル女優」的くくりなのかなあ。
古くは薬師丸ひろ子から始まり、洋画だと、フィービー・ケイツ、ジェニファー・コネリー、シンシア・ギブ、あ、忘れちゃならん、ソフィー・マルソー、ムーン・リー、ロザムンド・クァンもそうですが。(ジョディ・フォスターは別枠)
アイドルとして憧れるのは、やっぱし自分と年が近いかちょっと年上、なのがポイントで、デビュー当時のアリッサ・ミラノとかナタリー・ポートマンはほんとに可愛らしいし、ナタリーが来日したときの振り袖姿の愛らしさなんて永久保存版だと思いますが、じゃあ自分にとってアイドルかというとこれまた違う。
シャルロットはそんな感じで、わたしにとっては最後の「きゅんきゅん」ってなったアイドル女優さんです。
だからいまだに映画で彼女を見ると「そこにいてくれればいいよ」みたいな目で見てしまって、それは役者さんに対して失礼なのとは思うんだけどさ、ついついそうなっちゃうんだよぅ。

それを言ったら、真田広之も子供のころのアイドル、、というかヒーローなのですが、ヒーロー的ショットとしては、馬に乗ってるところですかね。あれは美味しい場面でした。
グントの娘、ポーシャがスクールバスから降りてきたところをさっと抱きかかえて連れて帰る場面なのですが、あんな風にお迎えに来てもらえるなら、学校だって頑張って通うでしょうな。
撮影の時は「馬もいて真田もいるなら、馬に乗らせよう、という運びになったようですが、子供を乗せるということになったので、オーディションでおとなしい安全な馬を選んで、プロの乗り手を前に走らせて撮影をしました」とのことです。


小説のオマーにちょっとイラっとしたものの、彼を演じたオマー・メトワリーがいい人オーラビシバシで、、そうだよな、いい人だから、ディアドラが惚れたんだよな、、、って納得してしまう。




ここから先はネタバレです。








アンソニー・ホプキンスを初めて見たのはテレビでやってた「冬のライオン」か「エレファントマン」でした。エレファントマンで偽善者って言葉を覚えたような気がします。
若いころの彼の顔が好きな人にはちょっと嬉しい写真が映画の中に出てきます。ユルス・グントは映画の中に全く登場せず、写真のみですが、その写真はアンソニーの若いころのお写真。あとはピアノを弾くところもありまする。即興らしい。うっひょい!!!!!!もっとピアノ弾いてるところ見たいなあ。。。。
真田広之のピート役は彼に合わせて、40歳、日本人という設定に書き換えられています。法的にはアダムの養子ということにして社会というか世間対策。
映画では公開前に「ホプキンスと真田が恋人同士?」みたいな煽りもあったけども、映画見た人は「もうこれはほぼ、家族愛、人間愛に近い結びつきだよなあ」というあったかい感情を抱くような描き方になっています。大昔のジュリーとの「魔界転生」に比べたら可愛いもんだ。
よくよく考えると40歳で25年連れ添った、、、ということは、アダムがピートをひっかけたのは15歳?犯罪だよ、そりゃ。
映画の中でもそれなりにいちゃこらしていますが、小説のほうがアツアツラブラブっていうか、まあ、小説の設定が若い年齢のせいもあると思う。
一応映画でもラブシーンはありますが、あったかい雰囲気で、感動の一場面になるはず、、、なんですけども、そのあとの、アダムが窓辺で憂えっているというか、いろいろ悩んでいるのか、知りませんが、その短い数秒、どう見ても「チューの余韻にひたってるな、このおやじ。。。」で、あんた、ピートを泣かせてるのに、ほんとに軽いっていうか飄々としてるっていうか、、、まあこれは私が小説で感じていた「軽いおっさん(みんなのためにあえて軽さを装っている風だけども、本人が底抜けに本気でただただ軽い)」そのものなので、この演技は「グッジョブ!」とは思うんだけどもね。。。昼寝の場面の無邪気な顔とかも、ほんと、罪なおっさんだと思う。
ホプキンスの演技では、最後の最後のほう、オマーに「DAY AFTER DAY」って言うところが好きです。あとはオマーの真剣なセリフに「何のことか、さっぱりわからん」ってばっさりのところも・笑


キャロラインを演じたローラ・リニーが素敵です。抑制のきいた、そして時にピリッと山椒をきかせたような静かなパンチのある演技。
キャロラインは気難しく、本心をなかなか人には打ち明けないし、弱みも全く見せようとしない。でも本当は情が深くて優しい女性。そうでなきゃ愛人とその娘を夫の死後まで抱え込まないはず。
絵画やオペラのためなら自分を犠牲にすることも厭わない、感情の豊かな、懐のあったかい人。
この映画は特別不幸ではないけれどもかといって幸せいっぱいではない人々が、今の停滞から解き放たれる物語なんだけども、一番解き放たれたのはキャロラインとディアドラだと思う。
ラストのマドリッドでの彼女はとてもきれいでしたね。

ああ、、彼女で三人姉妹とかオネーギンを見てみたいなあ!絶対に似合うと思う!!!!

ラストのキャロラインとディアドラの再会シーンは、甘ったるい感傷かもしれないけども、「みんなハッピーエンドで大団円、そういう映画があってもいいじゃない」って素直に喜べました。
そう、キャロラインとディアドラって憎まれ役かもしれないんだけども、強いできる女だって、ほんと、大変なんだよ。彼女たちだって幸せになる権利はあるぜ、って応援したくなる。

小説と映画の大きな違いは、キャロラインとディアドラの友情が、映画のほうが「このあと、二人はいいコンビになるだろうな、お互いの旦那さまが妬くくらいにきっと人生楽しんじゃう」って想像ができます。
小説は仲良くなるのかこれっきりなのか、ちとあいまいな印象。余韻で勝負って感じ。
ピートとアダムの関係が一番違うかな。
どちらもグッドエンディングですが、全員幸せになるバージョンという意味では映画がより、ハッピーエンディング。アダムも仕事を始めたせいか、なんか若返っている印象。
それでも小説のほうの、アダムがオマーに吐露する「なんてひどいことを聞くんだ(さみしくないわけないだろう!)」って場面やおまるに頼っていることを打ち明けるところは切なくても好きですね。

あとは、キャメロンの原作はあまり風景描写とかないんですが、さすがは映像。素敵な仕上がりです。あんな朽ちかけた屋敷、現実に住むのは大変でしょうが、、、行ってみたくなるし、木立もカウボーイたちも湖も、陽のきらめきも美しかったなあ。オペラの使い方も小説・映画、それぞれ重要でしたが、曲(と劇場も)は少し変えています。
その違いもなんか楽しい。




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ステーションの奥の奥

ステーションの奥の奥 (ミステリーランド)
クリエーター情報なし
講談社


で、昨日借りた内の1冊がこれ。


ミステリーランドは推理小説のジュブナイルシリーズで刊行が始まったころは結構楽しみにして読んでいたのですが、そういえば山口雅也のこれは未読だったなあと、借りました。
子供向けなのでさくっと読めてしまいますが、面白かったですよ。

まあ、山口雅也なら、そこの裏の裏まで突っ込んでくれるんじゃないか?と期待しちゃうと、物足りないかもしれませんが、いかんせん、ページ数の制限もあるだろうし、、仕方ないのかな。


この本を読むと東京駅のホテルに泊まりたくなります。。。でもさ、泊まりたい(というか見学したい)部屋は高いんだよねぇ・苦笑
ブラタモリでも赤レンガとか東京駅周辺いろいろやったけども、面白かったもんなあ。
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