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I LOVE 80'S

 
 
いろいろ言われているけど、やっぱり1980年代の音楽ってええですわ~。

80'Sまっさかりの時はそんな恩恵に感謝することはなく、むしろもっと早く、あと5年、せめて3年早く生まれていたかったなあ、、って感じでした。
1971年(昭和46年)生まれの私にとってはロックな69年生まれの人とかめっちゃ憧れる。
そう、せめて69年くらいに生まれていたら、コンサート行けたよな、っていうアーティストがたくさんいましたから。

ただまあ、先日ナイトレンジャーの14回目の来日公演にめでたく行くことができ、心の底から楽しんだ結果、ああ、本当に、80'sっていいもんだわよぅぅぅぅ~、と喜びをかみしめております。

そう思うとあれだな、去年くらいに話題になった「14歳の時に聴いた音楽でその後の音楽の好みが決まる」とかなんとかいう研究結果もちょっとうなずけるわね。

女子なら13歳、男子なら14歳の時に聴いていた曲が最も重要な影響を与える
とかなんとか。私は女なんで、女子で言うと11~14歳、平均的な数値で13歳の頃の音楽がガツンと漬物石のように(とは書いていないが)なるのでしょう。

去年これが話題になった時はちゃんと元記事を読まなかったんで、「そおか~?うーん、確かに思春期まっさかり、多感で今よりはピュアだったころだから影響大きいけど、そうとも言い切れんじゃろー?」くらいの感覚でした。
というのも、我が家は両親がめちゃくちゃ音楽を聴く人だったし、私自身も幼稚園の頃からYAMAHAに通っていたので、好みの音楽の原点はクラシック音楽はまた別としてむしろ60~70年代にあるんですよ。

でも両親がかなり傾倒していた、、シナトラとプレスリーはあまりにも聴かされすぎて拒否反応、もうお腹いっぱい、げふん、中学時代から30代半ばまで意識的にシャットアウトしていましたが今は素直に聴けます。(でもプレスリーよりリトル・リチャード派。もっと言うとリッキー・ネルソン)



11歳から14歳。
確かにこの時期に接したアーティストで、あの当時「死ぬまで身も心も捧げます」ってくらいドンピシャ好み撃ち抜かれ、、って人はかなりいます。
まあ中でも一番ってのが、洋楽だとMr.Misterであり、日本だと杉山清貴&オメガトライブだったんですが、ええ、御存じの通り、彼らは解散しちゃいましたわよ。どちらも短命でした。

今回はMr.Misterと杉山清貴&オメガトライブについて触れると底なし沼に入ってしまうのであえて触れませんが、そうですね、アタシがあと3年早く生まれていたら、リアルタイムでコンサートへ行けましたね、はい恨み節。


さて、幼少期の記憶。
私は常々不思議なんですよ、男性が初恋の人は幼稚園(保育園)の先生だった、という話をされてると、「うそだろー?なんで?」って思っていたんです。けっこうおばさんになるまで。

だって私、幼稚園の先生なんて全く覚えていないんですよ。

これは親の転勤で3回も幼稚園を変わったせいもあるかもです。
幼稚園の時のYAMAHAのおけいことか、家でなんの曲聴いてたかとか、おじいちゃんおばあちゃん近所の犬とか鼻血出したとか蜂に刺されたとかは覚えているので(あとは弟が生まれたこととかもかすかに・苦笑)、そんなに周りに関心がなかったわけではないと思うんですが、それにしても「初恋」云々、全く理解できず。
ほんっとに、幼稚園の先生、写真見てもなにひとつ思い出せないですから。誰だこの人って思うもん。
えんそくや運動会(主に鼻血)や父母参観は記憶にあるのに。

ちなみに最初の弟が生まれた時の記憶は赤ちゃんがどうのこうのではなく、彼が生まれて病院に行って、その時のお昼ごはんが、病院近くのお寿司屋さんで、お寿司が船にのって流れて来る、、、ほんとに自分のところにちゃんと流れてくるの?茶わん蒸しとお刺身、、、っちゅう記憶です。食べ物かい!

でも近年、弟2人に確認したら、やっぱり幼稚園の先生は名前も顔も(そしてかなり美化されて)大切な思い出になっているらしい。先生がほかの子を可愛がるとジェラシー、ってのもあったらしい。えー、いいなあ。そんなの全くないよ、あたしゃ。

小さい時の一番楽しい遊びは家でレコードかけて指揮者ごっこ、およびピンクレディーのものまねというのだったんですが、レコードは聴くと摩耗しますよね。それにちびっ子が扱うと割れるとか傷がつくという危険があるので、私が遊べるレコードはアニソンとかダブっている曲の多いクラシックでした。それから母と父がダブって買ってしまったEL&Pの「展覧会の絵」のレコード。これも私にひとつ提供されて自由に使っていいレコードでしたので、ものすごく指揮者させてもらったレコードです。

という感じで私の音楽の好みの原点は親の聴いてたプログレ、60年代70年代洋楽、クラシック、日本のフォーク、ロック、歌謡曲、、、だと思っていたのですが、それはまあ、土台だったり、肥料だったり、土壌というか畑というか。まだあふれる手前なんでしょうなあ。

だってどんなに好きでもたとえ環境としては恐ろしいくらいに浴びているとは言っても、それってば受動的なものだから。インプットされるだけのものだから。

やっぱり、11~14歳くらいの、自分の世界が広がり始めたあの頃に聴いた音楽というのが、ガツン!天啓、いや天恵?なんでしょうなあ。

幸いにも、ナイトレンジャーは一度は空中分解してしまったものの、5分の3はオリジナルメンバーがいて、今も新作を作り続けてくれて、ライヴ活動もたくさんあるし、おまけに来日がコンスタントに続いている80年代のバンドです。

彼らは80年代の音楽シーンを全く否定しないから余計に嬉しい。
誰だって「あれは間違いだった」とか「やらされていた」とか「若気の至りだった」なんて聞きたくないでしょ。

確かに私はルビコン時代の彼らも好きですがそれは親が聴いててちょっと憧れというか背伸びみたいなものがあるし、しっかり聞くとなると「後追い」感が否めない。
でもナイトレンジャーはまさしくリアルタイムだったから純粋に楽しい。
小中学生の時好きでも行けなかった人のコンサートに大人になってから行って、「マジ、あの時、はせ参じることできず、あな、申し訳なし。。。よよよ」みたいなゴメンナサイ哀しいぜ、みたいなのとか、「ああ、周りはホンモノのファンなのに、アタシなんかがこんな前の席でええんじゃろかー、にわかファンではないけど、すごくあかんことしてる気がするー」なんていらんこと考えずただただ心から楽しめちゃうのですから、こんな幸せなことってないでしょう。

幸運だったのは、YAMAHAのおけいこに通っていた時、YAMAHAの教室が入っているビルというのにはだいたい、楽器店とかスタジオとかレコード店が一緒になっていたのでクラシックからジャズ、フュージョン、そしてロック、ごたまぜに触れる機会があり、ちょうどMTVの黎明期でもあるわけで、、、少ない音楽ビデオ作品の中でデュラン・デュランとナイトレンジャーは一日に何度も流れていたのです。

お稽古の前後、楽器そのものは大好きでも、ちょっと高い楽器コーナーはなかなかふらっと子供は入りにくくて。本当はG3とかに近づきたくても仕方なく自分でも買えそうなバチのコーナーばかりいるのもなんだかね、、、で、いられるのって、レコード売り場や楽譜や雑誌のコーナーになるのですが、そこでもナイトレンジャー、時々見ることできてうれしかったなあ。

さらに幸いなことに。
私が熱心なジェフ・ワトソンやアラン・フィッツジェラルドのフォロワーでは無かったのも運が良かったのかもしれません。ジェフちゃんやアランが好きだった人はちょっと複雑な気持ちで来日公演を観続けていると思う。(もしかしたらエリックをアランと勘違いしている人もいるかもですが)
たまたま、ナイトレンジャーでは私はジャックが一番好きで。
たまたまリードヴォーカルのツインが2人ともバンドをやめないでいるし。
たまたま私の興味がギターよりベースに重きがあるってのもあるし。
ギターも好きだけど、ちょっとカッコよすぎたジェフちゃんより、暑苦しかったブラッド先生のほうが好みだったってのもあるから、ジェフちゃんの抜けた時も乗り越えられたわけで。
当時の暑苦しいモップモフモフ、なブラッドはこれまた暑苦しい上、とんでもない衣装を着るサミー・ヘイガーに通じるものがあり、私は偽物ヴァン・ヘイレンのファンというかサミーLOVEなんでして。

たまたま、後任のギタリストであるジョエル(もうおらんけど。おのれ白蛇・・・)もケリも素晴らしい人たちなので。

そしてずっと日本に来てくれているので。。。。

ほんとにいろいろなたまたまが重なった結果なのでこれを幸運と言わずしてなんと言いましょうや。

あれだけ好きなブライアン・アダムスだって、日本にかなり来てくれるけど、一番好きだったベーシストのデイヴ・テイラーが抜けてしまってからは、あきらめ気味だし。
ジャーニーもスティーヴがいなければ、どれほどアーネルが優れた歌い手さんでも聴けない(聴きたくないのではなく、聴けない。無理。)
シカゴもピーターが抜けてからはほぼほぼ聴いていない。ジョージア・サテライツだってそうだ、ダンが好きだったんだ。


ヴォーカルがどうのこうのではなく、一番の御贔屓さんが残っているかどうかってのは大きいです。現にベイビーズなんてあれはベイビーズを名乗るのはけしからんとけちょんけちょんですが、いいんです、ドラムのトニー・ブロックがいれば私にとってあれはベイビーズなのだから。

好きすぎると何かあったときの打撃が大きすぎますからね。
だから意外と平気なのはTOTO。TOTOのすべてがめちゃくちゃ好きではないにせよ、まあまあというかかなり好きだけどもでもなんかあれはスペシャリスト集団って感じで誰が歌ってくれて誰が演奏してくれても、とにかくレベルがすごすぎるんで、まあ平気。うう、そもそもジェフがおらん時点で悲劇ではありますが。あ、でもしいて言えばジョセフ・ウィリアムス時代がいっちゃん好きかなあ、、、たぶん少数派でしょうが、根っからのファンではない、ってことなのかな。ルークはまたちょっと違うんだけどね。



ってことをつらつら思うのはですね、昨日13時からの仕事の前に、朝から会社で業務目標を入力していたんですわ。上期振り返りと下期の目標を。
人が真面目に入力してんのに、目の前のおっさんが(そういう私もおばさんです)ビートルズの話をふってくるふってくるー。
そうそうなビートルマニアで、しかもポールマニア。あちゃー、アタシ、ジョージとリンゴ派なのよねぇ。。。
ちょっと彼は年上なので、60年代や70年代の洋楽の話をしてくれるので好きです。いい仕事仲間に恵まれました。前の前の支社長が定年退職されてから、音楽で趣味の合う人なかなかいなかったので嬉しい。
ま、入力はなかなかはかどりませんでしたけどもね・・・・

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