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「イランの子どもの本展」と「RUT BRYK展」

6月2日夜にFIRE HORNSの5周年記念ライヴ、6月3日にマトリョーシカ手芸教室の予定があったので、ライヴの前に上野の国際こども図書館で開催中の「詩と伝説の国 イランの子どもの本展」、そして東京ステーションギャラリーで開催している「RUT BRYUK展」に行ってきました。
 
実は6月2日は杉山清貴アコースティック・ライヴツアーの初日で、東京は紀尾井ホールだったんですよねぇ。でもオメガトライブのツアーだのWOWOW契約だのいろいろやっててチケットを買いそびれていました。
 
まだFIRE HORNSのチケットを買ったり、往復バスチケや泊りの手配をしているうちは、悩んでいて、杉山さんのライヴがあるのに、そして東京にいるのに行かないってどうなんだい????って悶々。。。
 
ですが、、、パフォーマンス系のもので同じジャンルの楽しみを同日に入れてしまうと、もう、感動のキャパがいっぱいいっぱいなんですよね。
 
だからスケートの試合とアイスショーも同じ日には入れられない。
バレエ観賞のはしごも無理
これが同じアイスショーのマチソワとか、同じバレエ団のマチソワなら大丈夫なのですけども。
 
あと映画のはしごもオッケー。展覧会も大丈夫。
 
不思議ですわ。。。
 
ま、杉山さんはほんとうに全国津々浦々回ってくださるので、行けるところ、プラス、もう、私自身の国盗り物語に協力してもらおうと、行ったことのない土地でできるだけ行こうかな、みたいな感じになっております。
 
で、ツアーの初日ですので、無事杉山さんの紀尾井ホールのライヴは完売のようだったので、2日の日は東京に午前中に着いた時点で、「今日は心おきなく展覧会とFIRE HORNSの日」となったのでした。めでたしめでたし。
 
やっぱ、、なんでしょね、、、踏み絵というか、浮気しているというか、魂を売っている気分で出歩くのって、嫌ですから(笑)
 
さて、前回のマトリョーシカ手芸教室の時にやり残したイランの子どもの本展はすぐに決まったのですが、あとは何を観ようかなー、と悩み、、、、目黒には17時台には着きたいのと展覧会3個はさすがにじっくり観れないからもう一つ、、、、上野近辺で攻めるか迷いましたが、会期終了の近い、ルート・ブリュック展を見ることをバスの中で決めました。
 
 
さてまずは上野へ パイジョーム!!!!前回嵐に負けてたどり着けなかった国際子ども図書館です。
 
 
 
 
お隣の黒田清輝記念館も好きなのですが、
そこへ入ってしまうと
時間を忘れてしまうので今回はパス
 
 
この手の建物にはとことん弱いです。
 
 
メダイヨンのレリーフとか窓とかええですわー
 
 
残念な写真ですが、本物はもっと素敵なのです
 
もうね、一日中ここにいられるよ、ほんと
 
 
さて。
国際子ども図書館(https://www.kodomo.go.jp/index.html)は国会図書館とは違って開架式なので、読みたい本も資料もだいたいすぐ手に取ることができます。(アーチ棟のほうは利用者カードのない人はゲスト登録をしないといけませんが、ささっと記入するだけなのですぐ済みます)
 
詩と伝説の国 イランの子どもの本展はレンガ棟の3階で開催中。
私はイランというかペルシャ文化が大好き。
まずあのペルシャ文字や文様がうっとりちゃんだし、子供の頃読んだペルシャの昔話やシャーナーメ(王書)、ハイヤームやルーミーの詩も好きです。
ついでにペルシャ系のお顔立ちにも弱い。特に女の人。綺麗だなあ。。。トルコへ行った時も、ペルシャの人多くて幸せでした、はい。
ペルシャ好きは陳舜臣さんの影響も大きいかも。
 
レンガ棟の展示室の絵本はさすがに手に取ってみることはできずガラスケースの中に収められています。
イランの昔話の絵本、シャーナーメ(王書)の絵本、ルーミーの思想をもとにした絵本、歴史的な詩人であるフェルドゥスィ、ルーミー、ハイヤーム以外でも、近代以降は今活躍している詩人の作品をモチーフとした絵本、それからジュブナイルまではいかないですが、絵本とジュブナイルの中間くらいの児童文学も展示してありました。
 
私はFarshid Shafiey ファルシード・シャフィーイーという画家の挿絵に心惹かれました。「老いた竪琴弾き」「黄金の翼をもつザルバール」が特に好きです。
 
 
会期が終わったら資料室で手に取って眺めます。
 
 
冊子ももらえますが、PDF版もありますのでモノを増やしたくない人はそちらを
 
アーチ棟の資料室で関連展示を見るつもりでしたが、ここでうっかり、2階に寄り道してしまい、、長新太さんのシュールな絵本や安野光雅さんの本とかを見て、、、
 
あれ?いつにのまにこんな時間?怖っ!!!!
 
ってなりまして、資料室のほうは、なぜかロシア絵本に寄り道し、あかんあかん、時間ないっつーねん、、、イラン、イランを読まなーーーー、、、ってことでシャーナーメの中の白髪のザールの絵本(一ページだけ飛び出す絵本になってる)、フランス語なのかな、欧米で出版された絵本を読み、もとい、眺めました。すっごく細かい絵と文様がちりばめられた美しい本でした。
 
名残惜しいですが、次は東京ステーションギャラリーへ向かいます。
ワタクシの最近の主食であるバナナで腹ごしらえ。
 
ところでバナナの木って、どこで買えばいいのでしょうか。
この前岡本太郎記念館で見て、やっぱりバナナの木って素敵ング!と思うのですよね。
そらー、よしもとばななが、ペンネームにばななを選んだのも気持ちがわかるというか。
 
家を建て替えて、夏ミカンも枇杷も桜も梅もイチジクも、あとは謎の南国の木も無くなってしまいましたので、何を植えようか画策中なんです。やっぱり実がなるのがいいよねぇ。
レモンとかも。。。一番早く成長するのは枇杷だとわかっているんですけど、そして枇杷は美味しい、なにを作っても美味しいんですけども、、、
今はバナナの木が欲しくてたまらない。買いたいーーー。
 
 
さて、時間があれば東京駅まで歩くのですが、さすがにそんな時間はないので、電車で移動。
 
ルート・ブリュック展でございます。
 
テレビでもやったのと、口コミ人気で大盛況。それに日曜日だったしね。混んでました。
撮影が鑑賞の邪魔になるというクレーム多発で写真撮影が3階のみになりましたが、、、岩崎庭園みたいに、撮影は土日祝禁止とかにすればいいのにね。っていうと土日祝しか来れない人に怒られちゃいますか。。。
 
とか言いつつ、ワタクシも誰も周りにいないときだけちょろっと撮りましたが、でもまあ、、、とらないほうが作品に没頭できて、本来はそのほうがいいですね。
 
 
ルート・ブリュック Rut Bryk(1916−1999)はフィンランドの女流アーティスト。
名窯アラビアの美術部門専属アーティストとして、またテーブルウェアやテキスタイルのデザイナーでした。
2019年は彼女の没後20年と日本とフィンランドの修好100年にあたるため、大規模な展覧会が開催されることになり、しかも各地巡回します。
東京ステーションギャラリー(2019年4月27日−6月16日)
伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター(2019年9月7日−10月20日)
岐阜県現代陶芸美術館(2020年4月25日−7月5日)
久留米市美術館(2020年7月18日−9月6日)
 
次行くとしたら、母も一緒に連れて行ってあげたいので、岐阜かな?岐阜に行くと陶芸好きの母がなにやらいろいろ買いそうでまずいんですけどもねぇ。タイル博物館もまた行きたいし。
 
 
初期のローランサンやシャガールやらに似た雰囲気の愛らしい作風も素敵だし、晩年のものすごくシンプルになった作品もいいです。
 
それにしても困るのはですね、彼女の作品、、欲しくなることでしょうか(苦笑)
 
公式サイトに主な作品の紹介があります→こちら 都市、ライオン、教会シリーズが素敵ですが、アッシュトレイもよかった。
あとはイコンが素晴らしかったです。あれだけでもまた観たい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東京駅の中にあるのでレンガも見られます!
 
 
炭化した木のレンガもあります
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東京駅のホテルは泊まってみたいけど、高すぎて無理なので(泊まりたい部屋はのきなみスイートルームの値段なんだもんー)おそらく一生無理なんですけども、こうして美術館に入れば、ちょっとは見られるので嬉しいです。
 
もう美術館や博物館ではグッズは極力買わない、特にポストカードや図録はダメ!!!避けているんですが(何しろ母が絵を描くので美術書の類は山ほどあるわけです。だからたいがいのポストカードになっているような絵の資料は家にある)、、
 
 
今回は久々にポストカードを少し、そして図録とポスターを買ってしまいました。ははは。
 
いや、本物には絶対にかなわないんだけどね、うううむ。
 
東京ステーションギャラリーの会期はまもなく終わりますが、イランの子どもの本の展示はまだやっています。
どちらもおすすめです!!!!
 
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