ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

永久の意味

2010-04-09 23:51:45 | 2010春紀伊半島ツーリング~旅日記
プラプラと買い食いなんかをして伊勢での時間を過ごしたのは、急ぎ足の伊勢参りを少しでものんびりとした雰囲気にしたかったから・・・なんてね。

鳥居も宇治橋も、相変わらず厳か過ぎるほどに、そこに佇む。
伊勢の桜は、まだツボミ。一斉に咲き出した時にはどんな姿になるのか・・・五十鈴川沿いに立つ桜並木。さぞ・・・。

伊勢神宮に行くことがあったら、その境内に佇む巨木たちに目を向けて欲しい。千三百年の歴史を見守ってきた木の鼓動があふれている。天空を突き抜けるかのように、真っ直ぐに伸びる杉。その高さは50メートルにも及ぶ。そんな木がそこかしこに居る。


伊勢神宮には、式年遷宮という7世紀から行われている行事がある。20年に一度、社殿を造り直し、橋を架け替えるのだ。全部、まっさらな新品になる。次の遷宮は平成25年。橋は21年に架け替えられたばかり。

例えば、ヨーロッパには古い建造物が多い。何百年前のものなんてざらにある。がしかしである。今、その建物と同じものを造るのは、相当難しいらしい。それは、技術的なものもあるのだろう。材料的なものもあるのだろう。出来そうな気もするが、出来なそうな気もする。歴史というのは、きっとそういうものだ。

神宮式年遷宮・・・二十年に一度・・・千三百年の間続いている。技術は常に伝承されている。千三百年前と同じものが、確実に今造れるということだ。これには驚く。
千三百年前にそう決めた人が、何をもってそう決めたのかは知る由もないが、末恐ろしい壮大な計画だ。
千年以上壊れないものを造る技術はすごいと思うが(法隆寺とか)、永久に変わる事の無い建造物を造る方法・・・それがここにある。本当の意味での永久が、ここにはある。



おかげ横町~松坂牛と志摩の牡蠣

2010-04-09 00:04:55 | 2010春紀伊半島ツーリング~旅日記
浜風公園キャンプ場。テントを畳んでいると、散歩中のおばちゃんに声をかけられた。「寒かったでしょう?こんな時期にキャンプなんて・・・」。

はい、寒かったです。雪、降ってましたもん。


津から伊勢神宮内宮まで一時間。日射しはあるが気温は低い。でも、交通量は少なくて気持ちがいい。これぞツーリング。

前回の近畿ツーリングの時は、京都のテンペルとタットルの村から、日帰りで伊勢参りをした。その道すがら寄った道の駅で、ちょっと変わったおじちゃんと話をした。
何処へ行くんだ?と聞いてきたので、「伊勢参りだ」と答えると、二つばかりお薦めスポットを教えてくれた。
せっかく教えてもらったのだが、その時は時間が無く、その二つ共寄ることは出来なかったのだ。

☆おじさんからの指令~その壱。おかげ横町にある松坂牛の牛丼を食べなさい。

伊勢神宮の鳥居のそばにバイクを停めると、左側にお土産屋や食べ物屋がずらーりと並び立つ商店街の入り口がある。
前回来た時は、その道が「おかげ横町」だと思っていた。が、違ったらしい。おかげ横町は、その商店街のかなり奥まで歩いた先の左側の路地。実のところ、前回も探してはみたのだけれど、その「牛丼屋」、見つけられなかったのだ。

春休みのせいなのか、平日なのに、すごい人、すごい賑わい。目当ての牛丼屋(牛丼屋ではない、ホントは肉屋)、おかげ横町の奥の奥にある。見つけられたのはいいが、目に入って来たのは20人ばかりのすごい行列。・・・これは無理だな・・・と思いつつも、中を覗いてみると、並んでいるお客の目当てはコロッケ。松坂牛のコロッケ(多分130円)。店内の混雑はそれほどでもない。
よし、おやじとの約束だ、食うか!と心に決めた。松坂牛の牛丼、千円。

伊勢うどんといい、この牛丼といい、伊勢の味のなんと濃ゆいことか・・・オレは好きだ。関西の出汁は薄いと言うが、伊勢は激濃厚だ(笑)。あれ?伊勢は関西じゃないのか?東海か?

伊勢うどんも食べたかったが、お腹いっぱいになったので断念。商店街をプラプラ歩きながらお参りに向かう。
手頃な値段で色々とあるよ。伊勢えび入りコロッケ、松坂牛串焼き、てこね寿司、牡蠣フライ・・・ん?牡蠣フライ?・・・あぁ、牡蠣、有名なんだよな。志摩の牡蠣だ。。。
大粒牡蠣2個で200円。お腹いっぱいだったけど、一応食べておいた。ははは。美味しいねぇ、牡蠣。

さぁ、お参りに行こうっと。