三日目の朝、荷物をバイクにくくり付けた後、地図を見ながら今日の行程を整理してみる。
熊野の名所を周りながら、紀伊半島の南端を目指してみることにする。見所満載だ。ただ走るだけなら、なんてことのない距離ではあるが、僕の場合はそうはいかない。どこまで進めるか、それは進んでみなければ分からない。本当に分からない。
古里キャンプ場に別れを告げて、国道42号~熊野街道を走る。尾鷲を過ぎたところで、42号から国道311へ。海岸線の道。右手に山、左手に海。天気はいい。時間も早い。爽快だ。
前にも書いたが、昭文社のツーリングマップル、これはライダーにとっては珠玉の一冊。バイク向きの道が太線で示されている。遠回りでも、その道を通っておけば間違いない。これは妄信ではない。経験による実感。だから、出来るだけ太線の道を通る。
そして名所や名店情報が、オレンジの字で散りばめられている。これもまた役に立つ。特に、下調べの甘い僕にとっては、ガイドブックの役割さえ果たしてしまう。走っていると見過ごしてしまうマイナーな名所が、しっかりとカバーされている。恐るべし、ツーリングマップル。
☆飛鳥神社~千年以上の歴史を持つ神社。海辺に出現する巨木の森。
こんな洒落た謳い文句に釣られて、飛鳥神社に寄ることにした。ツーリングマップルでチェックしていなければ、確実に通り過ぎてしまったことだろう。
いきなり、鳥居の向こう、参道のど真ん中に杉の巨木が立っている。ワオ。巨木に挨拶をしつつ、脇を抜ける。小さな小さな神社が巨木の隙間に申し訳なさそうに佇んでいる。そうか・・・森の中に神社があるわけじゃない。この森が神社なんだ。千年前の人たちは、この森を神様として祀っていたんだ。
数十メートルの参道を歩きながら感じる、生命力の強さ。人が造った石垣など、巨木の根の力の前ではひとたまりも無く壊されていく。
あと千年経って、まだ人間がこの星の上で生き続けていたら、さらに千年分太くなって、参道を完全に塞いでしまった巨木の脇に小さな参道を造って、神様へのお参りを続けているんだろうな。
いや、でも、ちょっと待てよ。。。なぜ、最初から巨木を避けて参道を造らなかったんだ?・・・木は最初からそこにあったはずなのに・・・。・・・千年の歴史のある神社・・・。樹齢数百年の巨木。。。
なるほど・・・参道に生えて来たんだ・・・この巨木。
いやはや・・・千年って・・・途方も無い年月だ。
熊野の名所を周りながら、紀伊半島の南端を目指してみることにする。見所満載だ。ただ走るだけなら、なんてことのない距離ではあるが、僕の場合はそうはいかない。どこまで進めるか、それは進んでみなければ分からない。本当に分からない。
古里キャンプ場に別れを告げて、国道42号~熊野街道を走る。尾鷲を過ぎたところで、42号から国道311へ。海岸線の道。右手に山、左手に海。天気はいい。時間も早い。爽快だ。
前にも書いたが、昭文社のツーリングマップル、これはライダーにとっては珠玉の一冊。バイク向きの道が太線で示されている。遠回りでも、その道を通っておけば間違いない。これは妄信ではない。経験による実感。だから、出来るだけ太線の道を通る。
そして名所や名店情報が、オレンジの字で散りばめられている。これもまた役に立つ。特に、下調べの甘い僕にとっては、ガイドブックの役割さえ果たしてしまう。走っていると見過ごしてしまうマイナーな名所が、しっかりとカバーされている。恐るべし、ツーリングマップル。
☆飛鳥神社~千年以上の歴史を持つ神社。海辺に出現する巨木の森。
こんな洒落た謳い文句に釣られて、飛鳥神社に寄ることにした。ツーリングマップルでチェックしていなければ、確実に通り過ぎてしまったことだろう。
いきなり、鳥居の向こう、参道のど真ん中に杉の巨木が立っている。ワオ。巨木に挨拶をしつつ、脇を抜ける。小さな小さな神社が巨木の隙間に申し訳なさそうに佇んでいる。そうか・・・森の中に神社があるわけじゃない。この森が神社なんだ。千年前の人たちは、この森を神様として祀っていたんだ。
数十メートルの参道を歩きながら感じる、生命力の強さ。人が造った石垣など、巨木の根の力の前ではひとたまりも無く壊されていく。
あと千年経って、まだ人間がこの星の上で生き続けていたら、さらに千年分太くなって、参道を完全に塞いでしまった巨木の脇に小さな参道を造って、神様へのお参りを続けているんだろうな。
いや、でも、ちょっと待てよ。。。なぜ、最初から巨木を避けて参道を造らなかったんだ?・・・木は最初からそこにあったはずなのに・・・。・・・千年の歴史のある神社・・・。樹齢数百年の巨木。。。
なるほど・・・参道に生えて来たんだ・・・この巨木。
いやはや・・・千年って・・・途方も無い年月だ。