ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#1 霧が立ち込める町。

2017-12-22 00:55:23 | Weblog


12月です。ディッセンバーです。
寒いです。
嵐山、マイナス3度です。

昨日までは、寒かった。
今は、暖かい。

なぜならば、透明ビニールの壁を作ったから、
どこに?
薪ストーブのまわりに。

実は、今出来上がった。
実は、今から暖かい。
つまりは、マイナス3度の中で、ストーブも点けられずに、ただただ白い息を吐きながら・・・寒かった。死ぬかと思った。おれは北海道にいるのか?と思った。

で、今は暖かい。ピューっと冷たい風が吹いても、透明ビニールが防いでくれる。それだけで、とても暖かい。
今、おれは、北海道の家の中にいる気分だ。

実のところ、正直に言うと、ビニールは洗濯バサミで留めてある。
つまり、明日になって大風が吹いたら、ぜーんぶ飛んでいってしまうかもしれない。さよーならー透明ビニール。

でも、いいんだ。そんなのはいいんだ。壊れたらまた作ればいい。失敗したらまたやり直せばいい。最初から出来る人なんていないんだ。完璧な人なんて退屈さ。僕は適当人間だから、洗濯バサミで留めるんだ。そんで全部飛ばされて、さよーならー透明ビニール。そんで、泣くんだ。僕は泣くんだ。

ところで、ライブレポを待っている人がいるのかもしれないと、そんな想いが心をよぎったりする。
でも、ライブレポはもう書いた。セットリストとともに書いた。
前々回と前回は一曲ずつ書いたけど、それは、特別なことであって、今回も書くとは限らない。つまり、いつまで待っても、一曲ずつレポは書かれないんだよ?知ってた?

とかね。

今年も京都の紅葉を観に行けなかった。残念だ。今年の紅葉はどうだったんだろう?

京都のはずれのほばほぼ奈良ってところに、笠置っていう町があって、そこにキャンプ場がある。僕は、そのキャンプ場を「テンペルとタットルの村のキャンプ場」と呼んでいる。
朝、眼が覚めてテントから外へ出ると、必ずといっていいほど、辺り一面に霧が立ち込めている。

いしいしんじの小説に、「プラネタリウムのふたご」というのがある。
テンペルとタットルは、その物語の主人公。テンペルとタットルが住む町には、いつも深い霧が立ち込めている。

京都の紅葉は、12月が見頃だ。
僕はいつも、寒い寒い12月に、霧が立ち込めるテンペルとタットルのキャンプ場にいた。
そして、こんな唄を作ったんだ。

あっ、始めちゃった(T_T)


「ディッセンバー」

僕たちは見えない未来 探しては手を繋いで
緩やかな坂道を上るみたいに ゆっくりと歩いた

旅立ちが雨降りなら 傘をさして君を守る
普通だけど少し素敵だと思わない?君は聞いて僕は笑う

逢いたくて君を探していた
逢いたくて君を歌っていた
こんな風に
指先の冷たさと
ビルの谷間に吹き抜けていく風と
この僕と

この街で朝を待って 少しだけ眠ろう
君の好きな物語の中のような 霧が立ちこめる
星空には色をつけて 遊んでたら怒られた
手を繋いだままどこまでも行けるなら 可愛いよねこのままで

泣き出した君を捜していた
逢いたくて君に歌っていた
こんな風に
子猫みたいな泣き声と
柔らかな風になびく君の髪と
この僕と

逢いたくて君を探していた
逢いたくて君を歌っていた
こんな風に
指先の冷たさと
ビルの谷間に吹き抜けていく風と
泣き出した君を捜していた
逢いたくて君に歌っていた
こんな風に
子猫みたいな泣き声と
柔らかな風になびく君の髪と
甘えた声と泣き虫な横顔と
少し背伸びして大人ぶる笑顔と
星が流れた瞬間のささやきと
毎日に訪れる君のすべてを
この僕と

僕たちは見えない未来 探しては手を繋いで
緩やかな坂道を上るみたいに ゆっくりと歩いた