ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

迷走しちゃっていいかな?・・・いいともぉ!

2013-05-17 00:27:46 | Weblog


座右の銘という言葉がある。座右の曲、座右の本、座右のコミックなんてものもあるのだろうか?
座右のコミック・・・。うんうん、あるある。僕には、座右のコミックというものがある。狩撫麻礼原作、たなか亜紀夫作画の「迷走王ボーダー」。
高校生か大学生の時に、この漫画を読んだ。きっと・・・それ以来・・・僕はずっと、蜂須賀さんに憧れているのだと想う。もう、なんか、上辺ではない、心の中の深い深い場所で、蜂須賀さんが蠢いているのだと想う。
だからきっと、貧乏でも、ハチャメチャでも、シレーっとしていられるのかもしれないな。

あっ、そうそう、チーペストゲストハウスインキヨトの話だったね。

今回の宿は、京都の街中、二条城のすぐそばにあるライダーハウス「ボーダー」。田中米穀店の裏にある。裏にあるというよりも、田中米穀店が、ライダーハウスボーダーなのである。
一泊・・・一人・・・1000円ポッキリ。よっしゃー!チーペストゲストハウスインキヨト決定の瞬間である。パチパチパチ。

「京都に一泊1000円ポッキリで泊まれる宿があるって?よし、今度行ってみよう!」と思った貴兄、しばし待たれよ。
宿泊するには条件がある。必ずバイクがチャリで訪れること。これをクリアしていれば、必ず泊まれる。クリア出来なければ絶対に泊まれない。これが、ボーダーのルール、掟なのだ。

なぜ、田中米穀店がライダーハウスボーダーなのか?
そこには、涙無しでは語れない・・・親子の愛情物語が・・・あるのであった。

続く。

ホワットイズチーペスト?

2013-05-16 16:33:37 | Weblog

京都の街中で、一番安い宿はどこか?という話である。

普通に京都に宿泊しようと思えば、一泊一人5000円だ10000円だなんてのは当たり前の話で、それに対して、「高い!」などとは思わない・・・はずだ。
がしかし、京都は世界に誇る観光の街。数多くの外国人が訪れる。外国人にはリッチマンもいれば、マルビのバックパッカーもいたりする。そのマルビのバックパッカー向けのゲストハウスが、京都にはたくさんあるのだ。
一泊2000円から3000円が相場。那覇のゲストハウスなんかと比べると、少々お高い気もするが、それはまぁ、京都プライスってやつなんだな。
ゲストハウスの中の最安は、二条駅近くにある「チーペストイン」。一泊1200円。さすがにチーペストを名乗るだけのことはある。他を圧倒するチープさを誇る。

さて、質問はなんだったか?
京都の街中で、一番安い宿はどこか?である。

それは・・・田中米穀店!である。

続く。

もう眠っても・・・いいですか?

2013-05-15 23:42:53 | Weblog

昨日の朝、9時半に京都市内を出発した。予定より30分遅れた。まぁ、これは想定内。

市内を抜け、宇治を抜け、峠をいくつも越え、女人高野「室生寺」へ。
七分袖のロンT一枚。それでちょうどいいくらいに暖かい一日。風と緑が心地よい。幸せな瞬間だ。

女人高野に着いたのが午後1時過ぎ。予定では11時着だったから、少し遅れが大きくなってきた。
室生寺は前に来た事がある。通り掛かったから寄ってみた・・・的に、サラリと・・・そんなつもりだったのだが・・・ここで予定が大幅に狂う。
室生寺には日本最小の五重の塔がある。前回はここまで来た。実は、その五重の塔の奥に、奥の院というものがある。とにかく、強烈に急な階段を上っていかなければならない。多分・・・前回は、その急階段に恐れをなしてあきらめたのだと想う。
今回は・・・挑戦してしまった。ちょっと寄り道のつもりが、本日のメインイベントです!くらいの気合で挑むのである。理由は、奥の院でしかもらえない、弘法大師の御朱印が欲しかったから。
まぁ、まぁ、相当汗をかいたよ。相当疲れたよ。最終日にして、自分が自分に与えるこの試練。

そんなこんなで、室生寺を出たのが午後2時半。もう大分遅れてしまっている。
そこから一路伊勢本道をかっ飛ばして伊勢神宮を目指す。この道が、予想以上に遠かった。陽が暮れてしまいそうなので、不本意ながら、途中から高速道路を使う。

伊勢神宮到着は4時半近く。もうすっかり西陽である。予定では、今頃は帰路の東名自動車道、名古屋を過ぎたあたりのはずだったのに・・・まだこれからお参りだっちゅうの。

のーんびりとお参りを済ませ、閉店したおかげ横丁をショックな面持ちで流す・・・伊勢うどんと松坂牛の牛丼を食べようと思っていたのに!あわよくば、松坂牛のすき焼きを食べようかとも思っていたのに!

ご飯を食べて、帰りの道中の寒さ対策を万全にしたところで・・・時計の針は8時半。
我が家まで500キロ強。体調は、万全には程遠い。なにせ、朝からずっと運転しているか、歩いているか、階段を上っているか・・・しかしていないのだから。そう、すでに・・・眠い。

予定では、道中の安全と翌日の仕事の事を考え、真夜中12時頃には帰宅したかった。
まぁ、悪くとも、2時頃には。まぁ、最悪でも4時・・・。

人生も旅も、予定通りにはいかないものです。家に着いたのは朝の6時。グッドモーニング嵐山。
前日の朝の9時半から、翌日の朝の6時まで。トータル700キロのツーリング。
特筆すべきは、3時間眠って仕事へ向かったことだろう?
働いて来たよ。今日の仕事が終わるまでが、今回の旅なんだ!と、何度も言い聞かせながら。

4日間で1600キロ。いい旅だった。なかなか素敵な旅だった。
忙しくしてしまって書けなかったブログ。2013年京都編。これから小出しにしていくので、お楽しみに。

とりあえず・・・とりあえずだよ。今夜は・・・眠らせてくれ・・・。

追伸。タフだタフだとよく言われるが。断然タフだと自分でも想ったりするのだけど・・・、帰り道、101回くらい泣きそうになったよ。101匹ワンちゃんだよ。ナボナはお菓子のホームラン王だよ。

日常。

2013-05-14 00:52:45 | Weblog

いい旅だったと、僕は想う。
いつにも増して過酷な「今」、であったとしても、いい旅だったと僕は想う。

ただいま。今朝方帰還。今はもう職場。
束の間の夢の終わり。押し迫りくる日常の波の中を泳ぐ事を・・・選んでいるのも、また自分でしかない。

さぁ、頑張って、今夜は思う存分・・・眠ろう。

初恋。

2013-05-13 18:48:55 | Weblog

僕はね、京都で一番好きな場所はどこだい?と聞かれたら、「泉涌寺」と答えるんだ。

今日は泉涌寺に行ってきた。

新緑のまばゆい庭園を、しばし眺める。人はいない。ほとんどいない。静かなひと時だ。

ふと隣に老齢の夫婦らしき二人が現れた。二人の会話が漏れ聞こえてきた。
最初に断っておくが、盗み聞きをしたわけではない。自然の中に溢れ出ている音の様に、耳に入って来た言葉である。

「綺麗ですねぇ・・・」
「そうですねぇ・・・」
少し間を空けて。もう一度。

「素敵ですねぇ・・・」
「本当に素敵ですねぇ・・・」
間を空けて、さらにもう一度。

「綺麗ですねぇ・・・」
「・・・本当に・・・」

また少し間を空けたあとで、女性の方がこうつぶやく。
「こんな二人で出掛けるなんて・・・デートみたいな・・・。」

「五十年なんて、すごく長いけれど・・・何もなかったような気もしますね・・・」
「本当にそうですね・・・」

会話の端々しか聞こえなかったが、この老齢の男女は夫婦ではなかったようだ。お互いに敬語で話していたということもある。二人の間に、少し距離感のようなものが存在していたような気もする。
僕が想うに、僕が想像するに・・・

この男女は、50年ぶりにここで会ったような気がする。六十代後半の二人。二人が最後に会ったのは十代半ばから後半。その時の二人に何があったのか知る由もないが、二人は手すら繋いだ事がなかったのだろう。それでも、二人の間には淡い恋心があったはずである。
お互いに想い合っていても、結実しない恋などいくらでもある。もしかしたら、そういう時代だったのかもしれない。
それぞれの人生に50年という長い長い歳月が流れた。
それぞれの想いを忘れずに抱えたまま、50年という長い長い歳月が流れた。

何か、運命の糸みたいなものがまた二人を巡り合わせた。
例えば・・・かのマークザッカーバーグが考え出した、あのシステムのようなものか?

これからの二人がどんな運命をたどっていくのか・・・それは、誰も知る由もない。

僕が言いたいのはただ一つ。50年振りの再会の場所に泉涌寺の庭園を選んだことが、何よりも素晴らしいってこと。

今日、この世界で、一番素敵だった二人に・・・乾杯。

実際・・・帰り道の参道で、ちょっと泣いたよ。

スーパーパワースポット。

2013-05-13 00:42:10 | Weblog

鞍馬寺は、ちょっと変わったお寺だ。宇宙信仰というかなんというか・・・他のお寺とは少し違う。月と太陽と大地の神、そのそれぞれを三身一体とした宇宙を司る尊天という存在を祀っている。そんな感じ。

そんな鞍馬寺にはスーパースペシャルなパワースポットがある。本殿の前の地面に大きな円があり、その中心に六芒星が描いてある。そのまた中心に三角形。ここが一番のパワースポット。

一説によると、そこに立つと宇宙と交信が出来るという。

そもそも、宇宙と交信が出来るとはどういうことか?そこに大きな問題があるとは想うのだが・・・。ピピピピピコピコピーンという宇宙人からのメッセージが聴こえるとか?そこに大きな問題があるとは想うのだがね。

相当に人気のあるパワースポットであるからにして、普段は順番待ちの長い列が出来るらしい。
幸い今日は、日曜日なのに鞍馬寺の人出は少なかった。順番待ちのをすることもなく、いざ、パワースポットの真ん中へ。

パワースポットの真ん中に立ち、目を閉じる。全身の力を抜き、自分を無の状態に近づけてみる。やり方は人それぞれなのだろうが、僕の場合のイメージはそんな感じだ。

宇宙の真理とは、僕が想うに・・・ここで言う宇宙とは、科学的な宇宙を指すものではないように想う。宇宙とは、あるがままの世界。その世界の全て。こねくり回して変化していくものではなくて、普遍の存在。果たして、その真理とは・・・。

僕は、少し手を広げて、心の中でこうつぶやいた。「風よ吹け」。
僕の首筋を、風がゆるやかに撫でていく。ほら・・・風が吹いた。
僕は心の中でこうつぶやいてみる。「太陽よ、照りつけろ」。
目を閉じたまま空を見上げた僕の顔を、太陽がジリジリと焼き付けた。ほら・・・陽射しが少し強くなった。

少し嬉しくなって、こう願ってみる。
「風よ吹け吹け。もっと吹け。」
目を閉じたまま少し手を広げて手のひらを風に向ける。そよそよと吹く風が、少しずつ強くなり始める。全身が、腕が、広げた手のひらが風を受けて風に靡く。

「あぁ・・・このまま空を飛べそうだ。このまま風を強めていけば、きっと空を飛べる。」

・・・

まぁね、僕の宇宙との交信は、ざっとこんな感じだった。
後ろで待っている人がいたから、その場での飛行は控えてあげたけど。誰もいなかったら・・・飛んでたかもね。

そんなわけで、交信が出来たかどうかは別として、空を飛べる場所を発見出来たこと・・・それが、今日一番の僕の発見だった・・・という話。


水出し占い。

2013-05-12 18:45:31 | Weblog

巫女さんに200円を渡し、ペラペラの紙を一枚頂く。枠の中の項目に、恋愛だとか旅行だとか、色々と題目が書いてある。それだけ。
場所を神の水の湧き出る場所へ移し、頂いた紙を水に浮かべる。プカプカと浮いた紙を眺めていると・・・あれよあれよという間に文字が浮き出てくる。

これは、貴船神社名物「水占おみくじ」。

ちょっと面白いけど・・・まぁね・・・それだけなんだけどね。

買いやがれ症候群。

2013-05-12 07:42:54 | Weblog

吉野といえば、吉野葛。あとは、柿の葉寿司が有名。
柿の葉寿司とは、鯖や鮭や鯛を酢で締めた寿司を柿の葉で包んだもの。

柿の葉寿司を食べようと、お土産用に柿の葉寿司を売っているお店に入店。カッパで入店。
すると、試食と称して、柿の葉寿司が一個とお茶を供される。

ラッキー!と、迂闊に思うことなかれ。
冷やかしで入ったとしても、この試食寿司とお茶を飲んだが最後、何か買うまで表には出られない。そういうシステムなのだ。いや、ホントはそういうシステムではないが・・・。寿司を食べて、お茶をすすって、「ごちそうさまでしたぁ!じゃっ!」とは行けないだろう?ボランティアの炊き出しじゃないんだから。

まぁ、団体の観光客でもない限り、買っちゃうね。買わざるを得ないね。さすが、あきんどの街。

こんな濡れ鼠みたいな僕でも、買わざるを得ない状況に陥るわけなんだけど。外は、土砂降り。買っても、食べる場所なんてない。
もう言っちゃうしかない。ここで食べていってもいいですか?

そうして、人々が試食品を供されるテーブルに、僕が買った柿の葉寿司がズラリと並ぶ。カッパを着たままの濡れ鼠はそれを食う。窓の外ではマグナと荷物が土砂降りの雨に打たれている。

もう一杯、お茶が飲みたいなぁ・・・。などと思ったのだが、お茶の注ぎ足しは出て来ない。
ふと、店内を見渡すと、ペットボトルのお茶が売っていた。
なるほどね、お茶が足りなきゃ買いやがれシステムね。
さすがだぜ、あきんどの街。

もちろん、お茶は買わずに我慢したけどね。

グッドモーニング、テンペルとタットル。

2013-05-12 07:03:37 | Weblog

出掛けから雨だった。昨日の夕方に雨が止むまで、18時間ほど雨の中にいたことになる。ずっとだよ、ずっと。18時間、雨に濡れ続けたことがありますか?だよ。うん、おれはあるよ。昨日ね。

昨日は、世界遺産の吉野の山をひたすら走った。雨の中を走るのが好きってわけではないけれど、ずっと雨の中を走っていると、ちょっと気分が良くなってくる。というより、慣れてくる。ライダーズハイ・イン・ザ・レインだ。
桜も紅葉もない季節。何も無いと嘆く人もいるが・・・新緑がある。緑の匂いがあふれている。緑の匂いと雨の匂い、そんなものを何度も大きく吸い込みながら、山路を駆け回る。これはこれで、ちょっといい感じだ。

今日からは晴れだ。山にかかった雲がみるみる内に消えて行く。
雨に濡れたすべてを乾かして・・・さて、今日はどこへ行こうかな。

なんでかなぁ?

2013-05-11 07:33:08 | Weblog
すごい雨。土砂降り。こんなに降ってちゃ・・・さすがに、手も足も出ない。

あっ、今三重。
靴下、片方しか、履いていない。なぜなら、片方はびしょ濡れになってしまったから。
暖房、ガンガンに入れてくれないかな?寒いんだよ。

なんだかな・・・相変わらず過酷だな。なんでかな?なんで、雨、降るかな。頭にくるな。

でも、三重だ。
どこへ行くにしてもだ。今は三重だ。
伊勢も、奈良も、京都も。もう、すぐそこだ。

さて、どうすっかな?