閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

とんだ食事会

2013-09-24 06:27:43 | 閃き
仲良くして頂いている先輩に癌が発見されて半年になる

癌は複数あって手術出来ない為、抗癌剤治療を施していた

治療は順調で、癌は小さくなったと言う


その先輩とは、もう一人の友人と共に半年に一度の割合で食事に行っていた


その先輩から久し振りに食事に誘われた

先輩の身体を案じたが、先輩の気分転換にもなるからと承諾した


休日の夕方から連れ立って車で出掛けた

目的の場所には、私達が会いたいソムリエがいる

そして必ず四人で食事をしてから、ソムリエが経営しているワインバーへ行く


酒を呑むのは私とソムリエの二人

先輩と友人は酒を呑まないのに毎回同じコースを辿る


そして毎回、私は飲み過ぎ、呑まない二人に迷惑を掛ける

飲み過ぎた私は、お喋りになり、帰りの車の中で高イビキ

未だ完治していない先輩に運転までさせて、夜遅くまで付き合わせてしまった


優しい先輩は文句一つも言わずに付き合ってくれたが

食事会は、とんだものになってしまった


自分が癌に侵されたと知った時、どう受け止め行動するだろうか

絶望する事なく、前向きに生きて行く強い意志が持てるだろうか

自責と共に、そんな考えが巡った
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