閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

本場の蕎麦と温かさ

2017-02-15 07:34:38 | 閃き
山間地域まで出張した

初めて訪問する会社だったが、中途半端な時間指定を受けた

会社からは270kmの距離3~4時間といったところ、早朝会社を出発し、途中、ご無沙汰しているお客様に顔を出して目的地へ向かった

少々早く到着したので早めの昼食を摂ることにした

昼食は勿論蕎麦である

以前、取引先に連れて行って頂いた店の支店がある


この店の売りは勿論美味しい蕎麦なのだが、その量がもの凄い

普通でも一般のそば屋の1.5倍、東京の有名店なら優に3倍はある

中盛りで普通盛の1.8倍、大盛りは3倍の量である、従って一般の店なら4.5倍の量になる

ここではいつも盛りとかけを注文するので3人前である

蕎麦は消化が良いと言われるのだが、私には腹持ちが良いので夕食が必要ないほどだったが、蕎麦好きにとっては嬉しい苦しみである


客先へ訪問すると依頼者は時間が無いといって早々に退席してしまったが、その代わり若い課長さんに対応していて頂いた

課長さんは熱心に私の話に耳を傾けて、現場で色々立ち会って相談する事が出来たので、あっという間に2時間が経過していた

資料の提出を約束して退出し、駐車場で帰りのナビを入れていると、若い課長さんが窓ガラスをノックした

驚いて窓を開けると、お茶も出さずに申し訳無かったと暖かいお茶のペットボトルを差し出して笑った

私は有り難くお茶を受け取り、帰宅の途についた

私のお腹の中には美味しい本場の蕎麦と課長の温かいお茶の温もりで幸せになった

寒い地域の温かいおもてなしに感謝である
コメント
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