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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

猫の3回忌

2014-01-30 20:08:01 | 日常あれこれ

 今日1月30日は猫(シロ)の3回忌にあたる。

 亡くなって2年だが、亡くなった当日を忌の1回目と数えて、1周忌が2回忌となり2年目が3回目の忌日だというようだ。

 葬られている霊園にお参りに行ってきた。

 朝からの雨もあがって寒くもなく墓参にはちょうどいい天気だった。

 そう言えば彼が死んだのは2年前のとても寒い早朝だった。

 私達夫婦が起き出してくるまで頑張ってくれていて、頭を撫でられながら大きな息を3度するとそのまま天国に召されていった。

 今頃は千の風になって漂っているか、虹の橋の袂で待っていてくれていることだろう。

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(在りし日の颯爽とした姿)

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(ブログ「ぐうたら猫の見聞録」を執筆中のシロ君)

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 (遺骨はここに埋葬されている)

 

 私達はそれほど信心深くもなかったが、シロが死んで以来我が家の仏壇に花が無くなったことはない。

 先祖にも毎朝手を合わせるようになったし、勿論シロ君にもきっちり手を合わせている。

 19年近く同居した猫は、多くのものを私達に残してくれた。

 その最大のものは、その死に様だと思う。

 西行のパクリで一首いくなら「願わくば猫のようにて冬死なむこの如月の朝方の頃」とでも願いたいものである。

 あの頃の思い出の一句、「老猫の腹をさすれば寒い月」・・合掌。

 

 

 

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バナナと芭蕉と水の国

2014-01-28 13:59:30 | 日常あれこれ

 またまたバナナの話になってしまうが、目からウロコの部分もあって書き込まざるを得ないことになってしまった。

 先日の真冬のバナナの一件は調べてみるとどうやら私達が日常食べているバナナとは異り、日本にわりあい自生できる「芭蕉」というものらしい。

 松尾芭蕉もこの芭蕉から名前をとったほどで、かなり昔に日本に伝わったとされている。

 ちなみに沖縄には芭蕉布という織物がある。

 Dscn1046

 芭蕉は、バショウ科の多年草で英名をジャパニーズ・バナナというとか。

 バナナもバショウ科のバショウ属で和名は実芭蕉というとか。

 そうすると完全に親族関係にあるような・・・・。

 バナナは熱帯性で芭蕉は温帯付近まで生育し、見分け方は実がなっている部分の幹の先端部分の花のようなものが、黄色なら芭蕉で紫色に見えるモノはバナナだという。

 芭蕉もバナナの一種で中に種は入っているものの果実は美味しく食べられるそうである。だたし追熟させることが必要だという。

 昨日「江図湖」の芭蕉園に散歩にいったとき、現物がぶら下がっているのを確認した。

 この「芭蕉園」は夏目漱石が第五高等学校の教授をしているころ訪れたこともあるそうで、かなり昔からこの一帯に茂っているようだ。

 場所は熊本市内で水前寺公園の近くにある江図湖のほとりである。

Dscn1068

 ついでに申し述べると、この江図湖の水源はほぼ自噴の湧き水で出来ている。以前は湖底の砂がモコモコと盛り上がって水が湧いているのがボートの上から覗くことができた。

 それに水前寺公園からの湧き水や、いくつか小河川が流入して湖が出来上がっている。

 この小河川も数キロ先は湧き水でできた川で透明度は高い。

 熊本市はもちろん、付近の都市圏全般で100万人ほどが生活するが、その水のほぼ100%を阿蘇の伏流水であるこの地下水で賄う。

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(澄んだ小河川の水)

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(キラキラと輝きながら流れ込む)

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(亀もノンビリ甲羅干し)

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 カワセミも獲物をまって水面を見詰め、そのカワセミの行動の一部始終や飛翔の決定的瞬間を撮ろうと多くのカメラマンがレンズを向けていた。

 古来熊本は「火の国」と呼ばれているが、(多分に阿蘇火山のイメージだと思うが)阿蘇の伏流水が豊富に湧き出、普段にその恩恵にあずかっているためその有り難さも忘れがちなほどの「水の国」でもある。

 最近は後世に残すべき宝として、中流域の田んぼの冬期湛水など地下水保全に意が用いられるようになってきた。

 話がバナナからかなり横道にずれてしまった。

 「バナナの一件は芭蕉であった」ということではあるが、この芭蕉とてこの行く末はどうなるのか分からない。

 熟して落ちるのか中の種はどうなるのか。

 またまた、里山訪問の理由は尽きない。

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冬のバナナ

2014-01-26 09:56:27 | 日常あれこれ

 昨年の12月初旬に登った里山の中腹で見かけたバナナはその後どうなったのだろう。

 例年に比べまだ積雪も無いが、それでも氷点下に下がった日もあったし、里山とはいえそれなりの標高はあるわけだから・・・などと思いながら登ってみた。

 なんとそこにはバナナがほぼそのままの状態でぶら下がっていた。

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 私は、バナナは食べるのは好きだが品種などは分からない。

 産地は、台湾だのフィリピンだのが有名どころだろうが、たしか沖縄にも自生するバナナが有ってモンキーバナナとかいっていたような気がするが定かではない。

 小振りなバナナで味は甘くて美味しかった。

 さて、これは如何なる品種なのだろう。

 一般的にバナナを食する地域は青いバナナを料理して食べているようだ。

 果物として日本などで食べるのは、傷まないように青いうちに収穫して輸送しガスなどで処理して黄色に熟させるらしい。

 昔のバナナの叩き売りの口上に、産地から流通経路を経て氷で冷やされ蒸気で蒸されてこのとおりの立派なバナナになったのだというくだりがあった。

 昔からバナナはある程度の人間の手が加えられて私達の口に入っていたのだということが分かる。

 さて、くだんのバナナだがこれから大きく成長するものなのか、いまが最高潮のものなのかさっぱり分からない。

 もう少し暖かくなったらもう一度登って見てみることにしよう。

 じゃあここで、一句いってみよう。

 「思い入れある年代のバナナ観」

 



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ナナちゃんと五・七・五

2014-01-24 10:32:06 | ナナちゃんに着付け

 何処かの成人式だの結婚式だので着物を着るための練習用として去年から出かけていたナナちゃんが帰ってきた。

 練習の成果は出たらしくお土産のまんじゅう付きでのご帰宅だった。

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 早速、和室の一角に鎮座して着付けをしてもらっている。

 素人ゆえに、着物も産地、材質、織り方、柄・染色など多様でしかも帯も同様な特性を持っていることを配偶者から聞いて驚いた。

 先日はNHK教育テレビの「美の壺」で、大島紬のことが放送されていたが、紬だけでも30分の時間枠では放送しきれないようだった。

 これが地域による材質別とか織り方別とか染め方別などと分類すれば相当な組み合わせになる。

 着付けの帯の結び方もTPOに応じて多種あるようで、これら着物と帯とそして結び方によって、そのバリエーションはかなりなものになりそうだ。

 デザイナーが好きにデザインしカットし縫製する洋服に対して、定まった様式に基づいて縫製され、たたんでしまえばほぼ同じ形でタンスに収まる単純な形はしているものの、上記のような理由により着用する人の着方によって無数のバリエーションを生むというのは、和服の特性であり日本文化の特徴だろう。

 能にしてしかり、茶の湯にしてしかり、俳句などもそうだろう。

 わざわざ制限を加え、その中で如何に変化を与え表現できるかを競う。

 私の下手な川柳にして然りだ。

 五・七・五という枠の中は、窮屈であるが故に言葉を選ばせる。

 それじゃ取り敢えず一句。

 「関白が失脚もせず留守もせず」

 なんちゃって、濡れ落ち葉などと揶揄されながらも逞しく生きていくのだ。

 頑張れナナちゃん。







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大寒の陽だまりで(2)

2014-01-22 11:21:34 | 日常あれこれ

 大寒とはいえ早春の足音を一足先に聞く生き物がいる。

 それは植物たちで、いかなる知覚によるものかは知らないがちゃんと分かるらしい。毎年のことだが感心する。

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ウオーキングコース沿いの土手には菜の花が・・・。

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同じくコース上の白いタンポポ。

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 天気予報に脅されて玄関に緊急避難させたキリタンサスの沢山の花芽も今にも一斉に開花しそうなふうである。

 もっとも、このキリタンサスは去年から一花だけ咲いているものがある。

 一斉に咲いた後も次々と花芽が出てくるはずだ。

 長い期間咲き続け僅かに脂粉の香りがする。

 ここで一句。「生命には生きる証の匂い有り」

 なかなか雑草の花の匂いを嗅ぐため鼻を近づけたりはしないものだが・・。








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大寒の陽だまりで

2014-01-20 10:17:57 | 日常あれこれ

 先日の昼間のウオーキングで猫君などに出会えたことで気をよくして、昼間に歩く事にした。

 考えて見たら夜間に歩くようになったのは、暑い夏のあいだ少しでも涼しい方がいいと夜にしたのであって、なにも冬場まで持ち越すこともなかったのだ。

 期待に応えて今日も別の猫君達が登場してくれた。

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 先日の毛の長い茶系統の猫のいた辺りを見ると、今日は同種らしい毛の長い白黒の猫が応対してくれた。

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 興味は有るが警戒は怠らないという姿勢で庭の植え込みの中からこちらを観察中の猫君。

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 子猫というには大きすぎる猫が、盛んにじゃれてかかって、母親らしき猫に怒られていたが「はいチーズ」の声に慌ててポーズをとってくれた。

 陽光に黒光りする毛艶が見事な黒猫の決めポース。

 今日は旧暦12月20日大寒の入りで、立春まで一年で一番寒い時期になるが、PM2.5注意報も解除されて屋外は比較的過ごしやすい。

 ここで一句。「ウインクを両目で返す里の猫」

 







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目に見える大気汚染物質

2014-01-18 09:52:40 | 日常あれこれ

 今朝は、窓から射し込む朝日に元気が無い。

 光が射し込むと室温が次第にあがっていたものだが、それも今朝は弱い。

 靄がかかって陽光が遮られているのだ。

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 (通常の太陽がのぼってくる里山(朝来山)の様子)

Dscn1024

 (通常の日の出の様子)

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 (そして警報発令下の今朝は手前の電線の向こうに山が霞む)

 冷え込んで霧でもかかっているのかな、などと思っていたら防災無線の放送が流れてきた。

 「本日はPM2.5を含む大気汚染物質が国の基準値を超えることが予想されるため、お出かけの際はマスクを着用するようにして下さい。呼吸器等に疾患のある方は外出を控えられたがいいでしょう」・・・というような内容だったと思う。

 PCを開くと地元の新聞社の速報メールが届いていて、基準値超えと注意喚起がなされていた。

 中国由来の黄砂と相まって、PM2.5もメイドインチャイナと非難する向きもあるが、発生源については、もっと研究がなされていい分野のような気がする。

 ただ原発の放射能と違って、直ぐそこに見える気象の変化等には人間は即座に反応する。

 原発も化石燃料消費社会も人間生活を豊かにするという大義のもとに作り出され、そして手放せないものであるという思いがみんなの心にあるのも事実で、矛盾した理想と現実の狭間に居ることを自覚しながら、ぬるいお湯から上がることが出来ないでいる。

 風邪を引くぞという声が聞こえるからである。

 この声に私達はとても弱い。

 








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昼に歩く

2014-01-17 12:23:26 | 日常あれこれ

 久々日中に歩いてみたら、ウオーキングコースも少しずつ変化していた。

 この頃夜間に歩くことが多かったので、いろんな物事に気づかなかっただけなのだが。

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 突然大きな毛のフサフサした猫に遭遇した。

 声を掛けるとひっくり返って歓迎してくれた。

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 更に歩くと堤防沿いの道路の、コンクリート壁に描かれた子供達の壁画が増えていた。

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 以前は落書きのメッカだったが、子供達の壁画のお陰で落書きは無くなった。

 10年以上も前から数校の小・中・高の卒業生グループと絵画グループが町の教育委員会やPTAの肝いりで始まったものである。

 年間に数十㍍ほど描き足していって、もう何キロかになっているのだ。

 始めた当初の卒業生も成人を迎えている筈で、もう一度集まって剥げた所などを修復すれば更に絆も深まろうと思うが・・・。

 やたら愛嬌のいい猫に出合った後に、やたら凄味のある猫に遭遇した。

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 NHKのBSでやたら猫の写真や動画を写しまくっている岩合さんなら、さしずめ「なかなかいい顔をしているねえ」なんて事を言いながら写しまくっていることだろう。

 まず、でかさが目に付く。

 片方の耳が垂れ下がってしまったふてぶてしい面構えは歴戦の強者を彷彿とさせる。

 ただし現在は食い過ぎの肥りすぎで、過去の栄光だけを忍びながら余生を送る老兵の趣だけが突出しており、つい笑いを誘う。

 昔のデジカメのため、ズームの性能に限度があって、つとめて接近したが初対面の猫君の警戒心をほぐすまでには至らなかった。

 名目はウオーキングなのだからと、誤魔化すことにする。

 歩くには昼がいい季節なのだ。

 暖かいし猫も居る。

 














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されどマンネリ

2014-01-15 11:50:31 | 日常あれこれ

 年末には小さな機関紙の編集を終え、一月号を発行することが出来た。

 年間4回、各期の始めに発行し続けている。

 OB会組織なのだが、いろいろな面倒な役職があって、いずれ役が回ってくると思うだけで気が滅入ったので、たった一人の機関紙の編集部というマイペースで出来そうな役を、嫌がっていた前任者から引き継いだのである。

 あれから13年が経過したが、まあ随分続けられたものだと思っている。

 Dscn1014

 以前は、前任者から申し受けた町の印刷屋に編集済みの原稿をもっていくと、概ね1枚10円程度の予算で印刷してくれていた。

 ただし写真が1枚増える毎に1000円の割り増し料金となるために、写真は1~2枚にとどめて乏しい予算の執行に協力したものだった。

 そのため記事は文章が多目になって、一般的な連絡記事程度では紙面を埋めることが出来ずに、会員へ記事の投稿を何度も何度もお願いすることになった。

 一番ショックだったのは、もう機関紙もマンネリだねと指摘されたときだった。

 OB会は年間行事を含めて、組織自体がマンネリ化していて参加率も低下してきている。

 従来の印刷屋に依頼する方式をやめて、自前でコピーすることになった。

 写真の枚数を増やし、季節感をだすためにカラーのページを設けたりした。

 昨年から、紙面を完全に写真が主で文章はそれを補足するような形にリニューアルした。

 特別に編集ソフトも使わずに、今までのワープロソフトで作れる程度のものではあるのだが、見た目は随分とスッキリしてきて見やすいものになってきたと、自分としては悦に入っている。

 しかし記事編集用の写真を求めて、あらゆる行事・ボランティアなどに参加するはめになってしまった。

 途中でほとほと嫌になった時期もあったが、ときどき記事の感想を聞かされたり、OB会の活動そのものを広報する手段としてこれしか無いという言葉を聞いたりすると、多少なりともくすぐられるものがある。

 負担感からだんだんと充実感のようなものも芽生えていて、少なくとも私には丁度良い役職だったのかなと最近では思えるようになってきた。

 一昔前の酒の席で、マンネリだと言われたとき、「偉大なるマンネリってやつもあるんだ!」と気色ばんで言い返した後で、とても恥ずかしい事をしたと後悔したのを今でも覚えている。

 OB会・・・この偉大なるマンネリの権化のような不思議な組織はいつまで存続出来るのだろうか。

 

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どんどや

2014-01-13 09:02:04 | 日常あれこれ

 我が町内のドンドヤは毎年第2日曜日である。

 子供会の主催という形で、大人は応援に回るという立場なのだがなにぶん火を扱うので大人の監視どころか消防まで待機することになる。

 12時キッチリに子供会の代表によって点火された。

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組まれた青だけを伝って火は一気に燃え上がる。

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 正月の飾りlものなどを各家庭は持ち寄ってこのとき一緒に燃やすのだ。

 各町内も同じような趣旨でドンドヤをやるので、消防車などの支援に制限が加わって微妙に時間差を設けて点火が行われる。

 この後火が収まって近寄れるようになると、持ち寄った餅などを焼いて食べるのである。

 そう言えば私の子供の頃のふる里のドンドヤは、本当に子供主体で燃やす物も数日前から自分たちでを回って各家庭から集めていた。

 大人がそれを脇からサポートするといった風で、子供達にすれば規模の大きい焚き火みたいなもので、ここで目にしているドンドャとはおよそ規模が違って小さかった。

 火振り神事とかお水取りの行事とか、とかく火災が最もこわい寺社でこのような行事が続けられることには、怖さ故の畏敬の念のようなものが人を引きつけるのだろう。

 子供の頃から、火遊びと水遊びは危険な遊びの双璧で、妙に心が浮き立つ何かを持っている。

 消防署監視の下、天下御免の火遊びは町内の大人と子供が一緒に楽しめる年に一度の楽しいイベントなのである。

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