カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

四国ミニ旅(最終日)高知城~四万十川

2024-12-02 16:49:18 | 旅行記

 旅の行程の頭上計算では、終わり近くで車の給油が必要と見積もっていた。

 最後の日でも良いという見積もりだったが、見積もりの前日に給油を完了しておいた。

 結果的には、見る場所を変更したり経路を変更したりで、計画した給油点まではギリギリだった。

 さて、第四日目は高知城~四万十川のコース。

 

 ▲(高知城追手門)

 

 ▲(一豊の妻千代と馬の像)

 

 ▲(高知城天守閣)

 

 ▲(天守閣から市街地)

 駐車場から本丸まで、相方の希望で努めて階段を回避した経路を選定。

 建築当時の急勾配の階段に、相方はリタイアして1階展示コーナーで待機。

 私だけ最上階まで登ったが、急な階段の登り口付近の梁の低さに2度ほど頭をぶっつけた。

 さて、高知城を後にして四万十川をめざす・・

 

 ▲(四万十川観光マップ)

 今回の旅で、私が密かに楽しみにしていたのは四万十川の沈下橋だった。

 観光マップを眺めると、沈下橋と名の付いた橋はかなりの数がある。

 中にはUターンした方が安全なルートもあって、国道沿いに絞って4箇所くらい訪れた。

 

 ▲(高瀬の沈下橋)

 ここでは、危うくバックで後方にぶつかりそうになり、自動ブレーキで急停止。

 

 ▲(勝間の沈下橋)

 この橋は、下の河原まで降りられそうだったが、肝心の橋は補修中だった。

 

 ▲(岩間の沈下橋)

 駐車場のある高台から見下ろせる、眺めのよい橋。

 徒歩でも最短距離の道があるが、階段と苔などで滑りやすいとの情報を得て、遠回りの経路を選択。

 

 徒歩で橋を渡って、対岸から振り返る。

 水はあくまで清く、河原の石は角が取れて丸っこい。

 土産に河原の小石を5個ばかりいただいた。

 

 ▲(四万十川の小石)

 小さいが、ずっしりと手応えのあるツルツルした石ばかり。

 沈下橋は他にもいろいろ有ったが、此処では省略。

 経路は安全な国道441号沿いだったが、それでも途中何カ所か離合困難箇所もあり、ちょっと緊張した。

 国道と言えども山間部や峠越えルートなどは、一度ストリートビューで確認しておく必要がある。

 前回四国に来たときは、来島海峡を2度渡ってしまったが、今回は八幡浜の町を2度グルグル。

 ナビに逆らったのが拙かった。

 予定より早く佐田岬の三崎港に到着したのでレストランで食事をしながら船を待つ。

 

 ▲(三崎港)

 それでも1時間ほど早い便に乗せて貰えることになって喜んだ。

 帰り道は目的地を我が家に設定して、納得いかなくてもナビの指示した道を走った。

 私の知らない経路を通って、無事県境までたどり着いた。

 ここまで来ると、またナビに逆らい始めたが・・・。

 かくて、3泊4日の四国高知エリアの旅は終わった。

 「紅葉狩りちょいと寂しい温暖化」・・・しろ猫

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高知ミニ旅(三日目)アチラこちら

2024-12-01 17:19:09 | 旅行記

 高知ミニ旅三日目は、室戸岬の宿を後にして高知の東南部をウロウロと・・・

 道路マップとナビを天秤にかけながら、時々はナビと諍いを起こしつつ前進。

 先ずは吉良川の古い町並みから・・

 

 

 

 漆喰の壁に、幾重にも瓦の桟が張り出している家が多いのが印象的だった。

 自然石を積み上げた塀に蔦が絡んでしかもうっすらと紅葉しはじめていた。

 さて、次は北川村の「モネの庭」という面白そうな名の庭園へ向かう。

 

 ▲(モネの庭入口付近の滝)

 開園前に到着してしまい、どこかの観光客と一緒になってゲートの前で車中待機から始まった。

 したがって、入場したのは1番か2番目。

 この壁のような場所を通るとき、いきなりザ~っと音を立てて人口滝が現われて驚いた。

 

 ▲(遊歩道の落ち葉)

 この庭ではかなり紅葉が進んでいて、遊歩道の落ち葉もなかなか風情があった。

 いよいよ、「モネの庭」の呼び物「睡蓮の池」へ

 

 

 

 

 

 ▲(睡蓮と橋)

 各ポイントには、モネの絵のレプリカが設置されていて、絵のアングルと現物を一致させながら眺める。

 

 ▲(黄葉したメタセコイアの小路)

 

 ▲(花のコーナー)

 花が終わってもそのまま放置し、落ちた種から自然発芽を待つのだとか。

 各種の花々が、一見無秩序風に植えてあって表記も無いのが良い。

 植物園ではない雰囲気を漂わせる公園の一角・・・

 モネの庭から一転、中岡慎太郎館へ・・・

 

 ▲(中岡慎太郎館)

 幼少からの各種資料や、人物相関図などが目を引く。

 映像的には龍馬と慎太郎が近江屋で刺客に襲われて落命するシーンが迫力の大画面で・・。

 笑った写真はとても明るいが、出回っている写真は剣を片手に正面を睨み付けたものばかり。

 岩崎弥太郎の生家等もあったが慎太郎でどっとお疲れ。

 途中の「野良時計」で引き返した。

 

 ▲(野良時計)

 「野良時計」とはまあ妙な名ではある。

 野良で働く人達や、当時は時計のある家も無かったので、篤志家が自分の家に時計台を造ったらしい。

 人々はこの時計を見て、時を知ったのだとか・・

 ・・・・・

 さてさて、今日は吉良川の町並みとモネの庭の散策、中岡慎太郎館や野良時計とよく歩いた。

 宿では、土佐の山海のご馳走をたらふく食べてしまった。

 ちょっとしたミニ旅行でも、通常出発時と帰宅後の体重の増加が著しい。

 十分注意しながら旅をするのが高齢者の旅の秘訣。

 相方の体重変化は聞いていないが、私の帰宅後の体重は出発時に同じ。

 自分で言うのもなんだが・・・立派。

 「土佐に立つ龍馬・弥太郎・慎太郎」・・・しろ猫

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四国ミニ旅(2)大歩危・小歩危~室戸岬

2024-11-30 08:00:00 | 旅行記

 四国ミニ旅2日目は、天気予報下り坂の中小歩危・大歩危経由室戸岬まで。

 四国中央市からは、高速(徳島道)と国道192号の2ルートの何れかを予定。

 私は遠回りになるも見通し明るい高速(徳島道)を主張。

 相方は、距離的に近い国道192号経由を主張。

 で、あっさり相方の勝利はいつものこと・・。

 以前、紀伊半島を旅行した際にもこういう事があった。

 海沿いルートの私と、最短の半島ど真ん中コースの相方で意見が分かれ、その時も相方の勝利。

 ところが、その半島ど真ん中コースはもの凄く狭い山間の道路でスリル満点だった思い出がある。

 ところが愛媛・徳島の山越えは意外とスンナリ通行できた。

 

 ▲(小歩危)

 紅葉の時期だから、訪れる人達の車で道路も駐車場も大渋滞も想定内だったが、拍子抜け。

 車も少なくスイスイだし、山の方も紅葉には少々間がありそうな眺め。

 

 ▲(大歩危1)

 大歩危も、観光施設の周りに植栽されたモミジなどの紅葉が目立つ程度。

 

 ▲(大歩危2)

 

 ▲(大歩危3)

 

 ▲(大歩危4)

 徳島県の大河吉野川の渓流が眺められたので、まあ由としよう。

 途中から高速(高知道)経由で室戸岬へ向かう。

 

 ▲(中岡慎太郎と鯨の像)

 若い頃に高知を訪れた時は、桂浜の坂本龍馬像だけを見た。

 京都河原町の近江屋で龍馬と共に30歳の若さで命を落とした慎太郎。

 鯨のモニュメントと遙か太平洋を睨んでいた。

 

 ▲(御厨人窟)

 弘法大師(空海)が悟りを開かれたという由緒ある洞窟。

 この洞窟の中で聞える波の音は、「日本の音風景百選」に選ばれているのだとか・・

 ただ、崩落の危険があるとの注意書きを恐る恐る覗き込んで佇むのが精一杯。

 

 ▲(水掛地蔵)

 近海や遠洋等の、海難事故で亡くなった人達の供養のために遺族等が祀った地蔵尊。

 水を求めて苦しんだということから、お参りする人は水をかけるのだという。

 

 ▲(室戸岬先端の岩)

 風が強くなり波も荒くなってきた。

 今にも降り出しそうな空を見ながら一応傘の準備をする。

 ただ強風で、意味のない傘になりそうな予感。

 少し早いが、宿に電話をして早めのチェックインを調整。

 予想に違わず、もの凄い風と雨で所により竜巻警報のおまけ付。

 早めのお宿で、難を逃れた2日目だった。

 「しぐるるや地蔵見詰める室戸沖」・・・しろ猫

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四国へミニ旅行出ッ発ァ~ッ!

2024-11-29 13:26:32 | 旅行記

 四国へミニ旅行ということで、今回は主として高知エリアをウロウロ。

 一日目:自宅~R57~大分(佐賀関)~フェリー~愛媛(三崎)~松山道~四国中央市(泊)

 ほぼ車と船で移動しただけの一日だった。

 前回愛媛エリアは訪れているので、今回は通過と1泊しただけ。

 

 ▲(高速道路ガイドマップその他)

 高速道路ガイドマップは、前回愛媛エリアを回ったとき入手したもの。

 その他は行った先々で貰ったもの。

 さてさて・・

 

 ▲(大分:佐賀関港)

 

 ▲(フェリー船内)

 11:00に乗船出発し約70分で愛媛県佐田岬にある三崎港に到着。

 

 ▲(佐田岬の灯台)

 波はとても静かで、船の揺れに少々弱い私としては喜ばしい話。

 ちなみに相方は、昔々沖縄行きの船がもの凄く揺れて、私など食欲もゼロだったのに空腹を訴えた強者。

 

 ▲(伊予灘SA)

 前回も、この場所で写真を撮したが、まあ、お約束なのでパチリと松山市街地など・・

 明日は、高知エリアに入る前に徳島エリアに属する「大歩危・小歩危」の紅葉を回る。

 ところが、今年は全国各地の紅葉が遅いという噂もあり、用心のためSAの駐車場の楓をパチリ。

 

 ▲(伊予灘SAの楓の紅葉)

 青空に真っ赤な楓が印象的。

 洋物のサクランボもそうだが、こうした洋物のは紅葉まで赤の色調が強い。

 これで、大歩危・小歩危の紅葉がダメでも保険に加入した気分。

 次の休止点は石鎚山SA。

 

 ▲(石鎚山SAから石鎚山方向を望む)

 山並みが幾つも重なり合って、一番奥が石鎚山と思われるのだが残念ながらカメラには写っていない。

 この写真の一番奥の、更に上部に肉眼で僅かに見えていたのだが・・・

 経路上の特筆すべき風景も無く一泊目の宿に到着。

 居酒屋メニューの夕食で、酒が効いたのか早めの就寝。

 これではあんまりなので、途中のフェリー乗船待ちの車の中の猫を紹介。

 

 ▲(フェリー乗船待ちの車の中の猫)

 ドライバーも助手席もみな降りてしまって、猫だけが運転席から外を眺めていた。

 イヌを連れた車旅は見かけたりするが、猫はお初にお目にかかった。

 落ち着いているし、貫禄はあるし・・・

 

 ▲(毛繕いを始めた運転席の猫)

 そのうちに、時間を持てあましたのか毛繕いを始めた。

 とにかく鎮座している場所が運転席なので目立つ。

 このまま人間のドライバーが来なければ、このまま運転して乗船しかねない雰囲気を漂わせる。

 この猫には、乗船までの待ち時間を十分楽しませてもらった。

 旅では面白い動物によく出会うが、今回の旅ではこの猫が秀逸。

 ということで一日目はこれにて・・・

 「計画す遍路ではない四国旅」・・・しろ猫

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猫とカモメ

2023-12-01 10:53:11 | 旅行記

 今日は朝から曇りで、雲の切れ間から時々陽光が差す程度で気温は上がらない。

 最高気温は11度との予報に少し身構える。

 午後は明日からの文化祭のリハーサルに参加する。

 演目は「高砂」でワキを担当することになった。

 喉の調子はどうやら元に戻ったようでやれやれである。

 そう言うことで、リハーサルでウロウロするので本日のブログは先般の平戸ミニ旅行で出会った猫など。

 平戸大橋を渡る前の、撮影スポットに車を駐めると猫が登場。

 

 (平戸大橋の下で出会った猫)

 なかなか貫禄のある歩き方をしていたのでオスかと思っていた。

 よくよく見ると三毛なので多分メスだということになった。

 次は平戸城の三の丸で出会った猫。

 

 (平戸城の猫)

 最初に1匹が現れ、ご機嫌伺いなどをしているところにもう1匹が現れた。

 必要以上に接近して甘えるでもなく、かと言って逃げることもしない。

 ごろりと横になったところを見ると、リラックスしているし、痩せてもいない。

 最近は野良猫でも痩せた猫は滅多に見かけない。

 島や港には猫やウミネコがよく似合う。

 

 (カモメ?)

 ウミネコは猫に似た鳴声で一年中棲息する留鳥らしいが、カモメは冬場の渡り鳥とか・・。

 望遠では見分けにくいが、クチバシとか目の周りとか色合いなどからカモメではないかと思う。

 どちらもチドリ目カモメ科でややこしい。

 ♪かもめが飛んだ・・とか、♪かもめの水兵さん・・等という懐かしい歌がある。

 が、あれは季節限定の歌だったのだろうか。

 取り敢えず今日は、歌は歌でも謡の方のリハーサルで頑張ってみる。

 「木枯らしに隣家の猫の来ない庭」・・・しろ猫

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小さな旅で目に付いたもの

2023-09-30 10:12:21 | 旅行記

 四国プチ旅行から帰宅して、ユックリ風呂に入りお酒を少し頂いたら即ダウン。

 今朝は目覚めも快調なので、やはり日常の布団・日常の枕が一番らしい。

 いろいろのやるべき事を放り投げていたので、月末一気に片付ける・・・つもり。

 取り敢えず、その場凌ぎにブログは旅行中に出会った風景などを・・。

 

 (真っ青な空に秋の色が少し)

 松山道のサービスエリアの駐車場の木々が、真っ青な空にうっすらと秋の色に。

 

 (ハートのモニュメント)

 松山道上り線の伊予灘SAにあったハート型の構造物。

 造花と思ったら、小さな鉢植えの生花がびっしりはめ込まれていた。

 

 (しまなみ海道、来島SA)

 大きすぎて、後方の来島海峡や大橋が見えない程・・・。

 ビックリして構造物だけパチリ。

 

 (遊子の高台にあった慰霊碑)

 魚など海産物の供養塔らしい。

 他の生命の犠牲の上に人間社会があることを思い出させる。

 ・・・・・・・

 帰路の途中で、大分県臼杵市にある「国宝臼杵の石仏」に立ち寄ることになった。

 フェリーの乗船時間前倒しで、時間に余裕が出来た。

 

 (石塔の前の彼岸花)

 彼岸花も場所が場所だけに訴えるものがある。

 木の間からはツクツクボウシの鳴声も。

 

 (岩肌に掘られた仏像がずらり)

 

 

 

 のどかな山里の岩肌の彼方こちらに、仏様がズラリと・・。

 何年前か忘れたが一度訪れたことがあって、その時は観光客でごったがえしていた。

 確か、ここの石仏が国宝に指定されて間がない頃だったと思う。

 今回はコロナの影響もあって、参拝客もまだ戻っていない印象をうけた。

 

 (石仏群の入り口石柱のカエル)

 以前訪れた時に、入り口の石柱に雨蛙がしがみついていた。

 相方も、入り口の石柱の文字の中に居た雨蛙は印象に残っていたらしい。

 もう何年も前の事だが、その頃ビデオで写したものを静止画で保存している。

 旅行などの思い出の中で、以外とこうしたささやかな1シーンが脳裏に残っているものだ。

 「彼岸花季を惑わせる法師蝉」・・・しろ猫

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非日常とは疲れることとみつけたり

2023-09-29 20:42:12 | 旅行記

 非日常への旅に出ると言えば格好いいが、日常を再認識した旅だった。

 二泊三日のプチ旅行で、四国愛媛エリアに限定し往復は国道九四フェリーを利用した。

 

 (出発港は佐賀関港)

 陸路135Kmを走った後の乗船なので、船の上は完全に休憩スタイル。

  結構早起きしているので、眠いこと眠いこと・・。

 

 (四国最西端:佐田岬)

 船の揺れはほとんど無かったが、唯一この佐田岬を通過する直前くらいは少し揺れた。

 

 (松山道:伊予灘SA)

 恋人達の撮影スポットらしく、ハートマークがやたら多かった。

 生花で造った大きなハートのモニュメントもあったが、流石に相方とのコンビ撮影は恥ずかしかった。

 

 (しまなみ海道:来島海峡)

 村上水軍の本拠地来島海峡は潮の流れが早い。

 島を連ねるしまなみ海道は、橋だらけ。

 しまなみ海道の発着点である今治で一泊したが、なかなか良い街だった。

 

 (今治城)

 水上の城というか、海水を利用しているので海の城といった風情。

 掘りの幅が相当に広い、海水なので藻類や水草などが一切無い。

 最上階までの階段は、相当に堪えた。

  2日目は、宇和島方面へ移動。

 

 (遊子水荷浦の段畑)

 宇和島にある三浦半島の先端付近と、場所はある程度分るのだがナビに入力出来ない。

 先ず、この地名の漢字を正確に呼べないので、ナビが受け付けない。

 観光案内所の女性から教えられたのは、「ゆすみずがうらのだんばた」。

 道路も右折の交差点も、道なり真っ直ぐも教えて貰ったが、その後二人の通行人や店員に確認しながらの道中だった。

 この段畑は半端じゃない。

 崖のように見えるが横縞模様は全て段々の1段で、幅は作物1列分くらい。

 原型をとどめているのは、この地域で、他は雑草や木が生茂り見えないが、片鱗は要所に残っている。

 そして、3日目は宇和島城。

 

 (宇和島城)

 作業中のおじさんが親切に教えてくれた撮影ポイントからの宇和島城。

 日本で現存する創建時をとどめる12の城のうちの一つ。

 階段が急すぎて、相方はリタイア、私がアタックしたが段差と勾配にいささか参った。

 

 (天守閣から望む宇和島市)

 この宇和島城は、藤堂髙虎が造営したが、その後伊達家の居城となり2代目が全面改修して現在に至る。

 髙虎はその後、今治を治めることになり、最初の日に訪れた今治城を築城。

 城造りの名手らしいが、生涯いくつの築城に携わったのだろう、どこの城に行っても彼の名を聞く。

 今回の旅で、印象に残ったのは道を間違えることが多かったこと。

 段々畑への道は3度間違い、インターの乗り間違いで来島海峡を2往復した。

 最後に、佐田岬の三崎港からフェリーに乗って九州に帰ってきたときはホッとした。

 

 (三崎港を離れるフェリー)

 実は時間算定を誤って、フェリーの予約時間よりかなり早くついたので、頼んで1便早い船に乗せて貰った。

 たかだか2泊3日のプチ力だと髙をくくっていたのは間違いだった。

 非日常の世界を満喫なんてことも、間違いだった。

 忙しく仕事に励み、ほっと息を抜く一時を楽しむのは現役の話なのである。

 毎日がノンビリの二人にとっては、緊張を強いられることこそが非日常だったのだ。

 車の走行距離は、805Kmで燃料無給油の計画走行。

 いろいろ有ったが、その他の失敗談は、大幅に省略する。

 「終活の遺影のためにはい!チーズ」・・・しろ猫

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猫が教えてくれたもの

2019-05-27 11:44:46 | 旅行記
 種子島については、猫と車の話を忘れていたので遅ればせながら・・。

 島には猫が多いのがお約束なのか、種子島でも道路横断中の猫を何度も見かけた。

 まっしぐらに脇目もふらず突進するイメージの猫とは違ってのんびり歩いて横断する。

 交通量も少ないが、走っている車も余裕のある運転だし、交通ルールは良く守られている。

 猫がのんびり横断する習性があること一つ見ても、島の人達の日頃の運転動作がわかる。

 
 (車の下で休憩中の猫)

 ちょっとした観光スポットの駐車場で車を止めると、この有り様になるので出発時は要注意。

 さすがに人間が乗り込めば、猫の方もよっぽど熟睡でもない限り移動してくれる。

 

 ただし移動はほんのちょっとで、すぐ近くで次の車を待つ。

 いよいよ駄目なら、仕方が無いので駐車場の植木の日陰で集団ゴロリ。

 

 痩せた猫もいないし、エサをねだってくる猫もいないので飼い猫なのだろうか。

 3日間の移動はレンタカーを利用したが、脇道から出てこようとしている車はこちらが通過するまで、かなり距離があるのに待ってくれている運転者が多かった。

 お陰でこちらまでノンビリ運転になり、追い越し運転は一度もせず、むしろ後続車に道を譲りながらの島内巡りになった。

 人間関係も、車の運転も合わせ鏡のようなもので、自分の動作が相手の鏡に映って、ノンビリしたりギクシャクしたりするのだろう。

 美しい風景や、めずらしいものもあったが一番の収穫は、猫におしえられた島の人達の運転動作だった。

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種子島旅行(最終日)

2019-05-25 09:29:22 | 旅行記
 種子島3日目(最後の日)は、主として南種子町を巡る。

 ホテルを出て最南端の門倉岬をめざす。

 
 (七色坂)

 最高地点が280m前後の平坦な島だから、ちょっと高い場所に登ると見晴らしがよい。

 光線の具合などによって、景色が様々に変わるというところからの命名らしい。

 
 (門倉岬から屋久島を望む)

 鉄砲伝来の碑が建つ門倉岬も50年ぶりに辺りは様変わりをしていた。

 展望所からは西の方向に屋久島が見える。

 こちらは九州最高峰の宮之浦岳があり、島全体が山の様相を呈している。

 雨が多く、いつも頂上付近は雲に覆われている屋久島だが、この日は久々に全景がみえた。

 
 (宇宙科学技術館)

 鉄砲伝来とは、当時としての最先端技術が到来したことになるが、宇宙開発技術もまた時代の最先端である。

 日本本土から遙か南の島で、鉄砲とロケットと時代は違うものの先進技術が花開くというのも不思議なものである。

 
 (歴代宇宙飛行士の写真の横で)

 宇宙飛行士の写真が並ぶ横に、宇宙服だけの写真があって、カメラと斜め方向から相対する位置に立つと、自前の俄宇宙飛行士が出来上がる仕組みだが、さすがに拙い顔を披露するには忍びず、目つぶしの刑に処してみた。

 
 (日本一の大ソテツ)

 これは50年前から日本一の大ソテツとなっていたが、今と比べて特に大きくなったという印象はない。

 レンタカーを返して、種子島空港で出発までの時間を過ごす。

 待合室に、かつて中種子空港と言っていた頃の歴代の飛行機模型が展示されていた。

 
 (ヘロン機)

 YS-11だのビーチクラフトだのが展示される中で、一際懐かしかったのは16人乗りの「ヘロン」機。

 エンジンが4発あって、大型のように見えて実は小さい。

 当時の離島便は、東亜航空と国内航空が多かったが、この南九州は概ね東亜航空でやがて航空業界の再編で、東亜国内航空と社名を替えた。

 今回の種子島旅行で一番懐かしかったのは、千倉の岩屋と東亜航空のヘロン機だった。

 
 (JACの帰りの飛行機)

 帰りの日本エアーコミューター便は、丁度ヘロン機の倍くらいの乗客を運ぶ小さな双発のプロペラ機で、ささやかな気流の乱れにも敏感に反応して揺れるという、とても懐かしくも親しみのある飛行機だった。

 今回の種子島旅行は、相方の「そう言えば昔種子島に連れて行くって言ってたよね」という一言から始まった。

 人間は、都合良く約束を忘れ、また都合良く昔の約束でも思い出してしまう便利な生き物なのだ。

 さて、まだ約束事項は残っていそうな感じだが、体力と気力があれば思い出すことにしよう。

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種子島の旅(2日目)

2019-05-24 14:38:05 | 旅行記
 種子島2日目は、昨日とはうって変わった青空の広がる絶好の島巡り日和。

 東西は狭く南北に50Km以上はあるという細長い種子島を、北から主として東海岸を南下。

 

 道路脇にはいたるところで赤いハイビスカスの花と白い百合の花が目立っていた。

 ネットで事前に調べておいたポイントを探すのが、ちょっと大変だった。

 案内標識が少なかったり無かったりで、そのぶん探し出した時は大喜びとなる。

 
 (ヘゴの自生群落)
 
 (アコウのアーチ)

 このヘゴとアコウは共に北部にあったが、探し出すのに多少ウロウロした。

 ヘゴは大木のように育っているし、あこうの木はどういうわけでこうなったのか分からないが、アーチの両端はちゃんと地面に根付いていて、お互いに絡み合っているのでどこから幹でどこから枝だか、或いは根っこなのか分からない。

 私的には、アコウとガジュマルの区別がつかない。

 中種子町を過ぎて熊野海岸一帯にでると綺麗な砂浜と青い海が広がる。

 

 50年以上も前に種子島を訪れたときに一番印象に残っているのは、この海岸から少し海沿いに岬の方に回った所にある「千倉の岩屋」という場所である。

 
 (千倉の岩屋)

 波の浸食によって作られた大きな洞窟があって、とても神秘的な美しさがあった。

 50年前のときは、一番手前の洞窟に入った記憶があるが、今回のような大きな洞窟があるとは知らなかった。

 多分満ち潮で入れなかったのかも知れない。

 
  
 2つ目の洞窟以降は、洞窟同士が内部で繋がっていて、浸食から残された部分が柱のように見える。

 さすがにここの景観は圧巻で、50年前の興奮が甦ってきた、というか今回の方が圧倒されてしまった。

 実は結婚して間もない頃に、相方に「そのうち種子島に連れて行く」などと宣ったのは、ここでの印象が言わせたものだった。

 期待通り相方もとても喜んでくれた。

 
 (マングローブ)

 近くの内陸部には、流れ込む河川沿いにヒルギの群落(マングローブ)がある。

 沖縄に居たとき、西表島の川を舟で遡った時に一度見たことはあるが、種子島にも規模は小さいが立派な群落があるとは知らなかった。

 少し早めに今日宿泊予定のホテルにチェックインをすることにした。

 
 (ホテルの窓からの眺め)

 ホテルの立地も眺望も最高で、窓を開けると潮騒が聞こえてくる。

 

 若者達が、サーフィンを楽しんでいた。

 釣りをする人を、後ろからず~っと見続ける人がいるが、私もサーフィンをする若者をずっと見続けてしまった。

 夕食はどういうわけか、若いウエイターを励ます会の会長になった気分にさせてもらって、とても楽しい食事の一時を過ごすことが出来た。

 しかもこれまでの行程において、非日常の世界から無理矢理現実世界に引き戻されることもなく、誠に結構な種子島の2日目が終わったのである。

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