天草でのホテルは岬亭。
天草五橋の最後の5号橋からも見える高台にある。
早朝の海や島々、対岸の雲仙などを撮そうかと思っていたが寝過ごしてしまった。
オリンピックのせいにするのは申し訳ないが・・ま原因はそこら辺りに。
▲(朝の天草松島の島々と雲仙)
のんびり朝食をとった後、これまたのんびりチェックアウト。
数台駐車していた大型バスは、もうすっかり出発した後だった。
昨日は、天草上島を回ったので本日は天草下島の東を海岸線沿いに走る。
数年前に県道26号線沿いのハマボウの自生地に花を見に来たことがある。
時期は遅いが残り花を求めて訪ねてみた。
▲(ハマボウの花)
最盛期なら沢山の花を咲かせるので直ぐ判るが、今回は2往復しても探し出せなかった。
スマホで調べたら、5~6分の距離の場所を指示してくれた。
やっと思い出の片隅にあった、駐車場の広場があった。
花も終わっていたが、数輪の黄色い花がチラホラと・・。
▲(ハマボウの実?)
ハマボウに実が成ることも知らなかったが、なにやら花の終わった枝先には実のような堅いものが沢山。
品種的にはハイビスカスや芙蓉と同じだと思うが、この後この堅い部分はどうなるのだろう。
再度しかるべき時期に訪れて確認してみようか・・などと
さて、天草も中央部や西海岸沿いに比べて東海岸はまだ道路が狭い部分が多く残っている。
クネクネと海岸の曲がりに沿って、延々と続く道を牛深まで南下して中央部を引き返す。
途中で、宮路岳町の案山子の里に立ち寄る。
▲(宮路岳小学校の廃校舎)
既に廃校になって久しいが、跡地は創作の案山子が守り続けている。
校舎の中にも沢山の案山子の子供達が勉強をしているし、ベランダの上からは手を振ってくれている。
校舎の一角には売店もある。
校庭は駐車場になっている。
▲(談笑するお年寄りの案山子)
校庭の脇の小さな小屋では、お年寄りの案山子が集まって楽しく語り合っている。
▲(野球をする案山子)
広場では子供の案山子たちが野球に興じている。
その他、回りには以前の賑やかだった頃が再現されている。
ある日突然時間がストップしたかのように、案山子はその動作の途中でピタッと動きを止めている。
近づけば案山子と判るのだが、遠くからだと訪れた人達と区別がつかない。
秋の収穫の頃になると田んぼで展開される案山子の運動会ではもっと沢山の案山子が参加する。
この辺りの地域の人口より、遙かに案山子の方が多いに違いない。
このリアルな案山子を求めて、県外ナンバーの車もチラホラ。
さて、昼食はお決まりの「道の駅リップルランド」で貝汁定食。
▲(リップルランドから天草の海と雲仙、そして猫島)
国道脇の海岸通りには、巨大なタコのモニュメントもある。
ここは、干しタコの特産地。
近くには海水浴場も・・
▲(四郎が浜ビーチ)
思いの外海水浴場は空いていた。
少子化か、暑すぎるのか、涼しい部屋でオリンピックか。
この前方の有明海はイルカウオッチングも盛んで、相方とは一度参加した事がある。
小・中学校の同級会を昨夜泊まったホテル(岬亭)で計画し、ホテルの様子見も相方と二人で出向いた。
担当者は同級生の男女の代表者だと勘違いしていたが・・。
イベントの一つとして、イルカウオッチングも計画し事前に二人で船に乗って体験してみた。
沢山のイルカの群れ2グループに遭遇し、船と併走したりして楽しませてくれた。
イルカとの遭遇確率は98%以上だという話に、よしこれはいけるぞと・・。
ところが当日にはイルカは現れず、イルカの仲間のスナメリが2~3頭顔を出しただけ。
僅か2%の確率の現われない日に当って、落胆する私を同級生は口々に励ましてくれた。
一番傑作だった励ましの言葉は「よくある話よ、私なんかオーロラを見にカナダまで行ったのに、出なかったのよ」だった。
あれからもう20年近くが過ぎたのに、今もってこの海岸を走ると思い出してしまう。
「そうだよね、あの時はあんなに沢山イルカがジャンプしていたのにね」と相方も笑う。
相方との事前の下見は恒例となり、懲りもせず今もって続いている。
「グーグルに聞いて人生右左」・・・しろ猫
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