朝は曇りがちだったが、昼前になって太陽が顔を出した。
最高気温は19度の予報で、平年並みの気温というところか。
昨日は性懲りも無く小さな秋探しに里山の麓の集落まで出かけた。
▲(里山の一つ:船野山)
小高い船をひっくり返した様な形状の船野山、これが火山性の山だとは俄には信じ難い。
手前の田んぼは旧火口跡。
▲(旧火口跡)
船野山の麓の集落方向から見た旧火口跡。
阿蘇の第4期の噴火の火砕流でほとんど埋められてしまった。
▲(噴出物で出来た丘)
かろうじて、残った噴出物は丘状になっている。
▲(赤い土が目立つ秋の畑)
▲(畑の端の熔岩)
▲(そうめん滝の池)
水面から1~2m程の高さの地層から水が湧き出ている。
滝と言うには大袈裟だが、僅かな高さから清冽な水がソウメンのように流れ出ることから「そうめん滝」と呼ばれている。
上水や農業用水に今も活用されている。
ちなみに、我が家にやってくる米はこの水で栽培されたもので、とても旨い。
▲(池のサギ)
田んぼに水が必要のない時期になって、自然に流されているので水位が低くサギも漁に余念が無い。
▲(柿)
▲(ツワブキの花)
▲(白い朝顔)
▲(丘から見た我が家の方向)
手前の平地の部分に川が3本流れていて、田んぼは私のウオーキング田んぼコース。
町の裏手の高台一帯の畑地が、ウオーキング畑コース。
・・・・・・
結局、「柿」と「ツワブキ」の花以外で秋を如実に示すものは見つからなかった。
そこで、夜間にホタルを探しに訪れたとき転落した用水路周辺に向かった。
▲(転落したのは手前の用水路)
水底には梅花藻がゆれる綺麗な湧水の農業用水路である。
ガードレールのある向こう側に湧水の池があって、ホタルの名所になっている。
ところが、鰻の料理屋さんが出来て華々しい電光掲示板を設置。
これが目くらましになって、手前の用水路の縁が全く見えない状況だった。
いま考えてみると、大怪我をしなかったのは単に運が良かっただけでだとわかる。
冷たい清冽な水は、文字のごとく「年寄りの冷や水」だった。
「各々方もご油断めさるな」、と言いたいが私だけの単純な失敗談。
秋を探しに行って、転落場所の日中現場検証となってしまった。
「身一つの始末も出来ず国憂う」・・・しろ猫
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