三月九日に九州国立博物館で開催中のボストン美術館所蔵の日本の美術コレクションの展示を観に行ってきました。
よくもまあこんなに集めたというか、流出させたというか、見る目の無い日本人がいい加減な保存をしているよりはピシッと管理しているボストン美術館の方が偉いのですね。
まだ日本ではそれほど注目されていなかった作家のものもあって、フェノロサなどが評価してそんなに良いものなのかなどと日本人も慌てて評価を変えるところなんか何だか意味深で・・。
博物館の隣は太宰府天満宮ですから、茶店で昼ご飯を食べたり「梅が枝餅」をたべたり・・・。
飛梅の前で写真を写ったり、謡曲の先生が「老松(追い松)というのもあるらしい」というので菅原道真を追っかけてきた松を探しに境内じゅうをウロウロしましたが、探し出せませんでした。
何やら神社の裏手にヒントがありそうなので、次回に再調査ということで・・・。
飛梅とはまったく関係ない茶店の前の梅があまりに綺麗だったので、ピンクと白に代表してカメラに納まってもらいました。
花と言えば、本日(3月13日)に福岡地方で桜の開花宣言があったそうですね。
例年よりかなり早いですね。
会社の花見担当の幹事さんもかなり焦るのではないでしょうか。
昨日行った、我が町の外れで人影の少ない常楽寺の境内の桜はほぼ満開の状態でした。
ソメイヨシノではないので開花宣言に無頓着な桜なのですね。
寒緋桜とか河津桜とも違っていて花の感じはソメイヨシノに似ていますがやや小振りな風情ですね。
どうだ!咲いたぞ!!と言わずに楚々と咲くところがいいですね。
これ一本かと思って貴重品のように写したら、仁王門をくぐった辺りには何本も咲いていて、ちょっと拍子抜けしました。
そういうわけで、花が咲き始めると彼方こちらと歩き始めるので、ここ数日歩数計は快調に歩数を刻んでおります。
PM2・5や各種有害物質の混じった黄砂が「春霞のふり」をして飛んでくる季節が本格化したってことなんですね。
しばらくの間、性能の良い(ちょっと高めの)マスクでもかけて偏西風の流れに身を任せてみましょうか。
ここで一句いってみましょう。
「春風が くすぐってみる 猫の耳」
のどかですなあ。