午前中、散髪が終わって外に出たら雨が降っていた。
駐車していた車を見ると、まるで花柄模様の特別仕様車のよう。
多分、雨の前に突風が吹いて、桜の花びらをドッと散らした後で、ご丁寧に雨でコーティング。
ホースの水にも抵抗するくらいビッチリへばりついていた。
午後からは雨も上がったので、図書館に本を借りに行ってそのまま付近を歩いた。
(花吹雪のあと)
今年は、雪が少なくこの程度にも積もることがなかった当地である。
なんだか雪が懐かしくなった。
(飛び石の花びら)
飛び石も、ご丁寧にそれぞれ花びらで薄化粧。
(花筏)
筏も隊列を組んでどんどん流れて行く。
花筏と言えば、謡曲の「隅田川」が直ぐ思い浮かぶ。
花筏を掬う狂女の物語で、亡くなった子供とのやりとりが泣かせる。
謡曲の中では私が一番好きな曲である。
コロナのため、皆さんとの謡曲の練習は2月から中止している。
みなさん高齢だし、基礎疾患のある方もいるので用心第一。
コロナがなかったら、今頃ナナちゃん共々夜桜の下で一杯やっていたかも・・。
(夜桜ナナちゃん)
夜桜と言えば、すぐ夜桜お七を思い出す。
つい先日までは、黒っぽい生地に桜の花をあしらった帯を締めていたのだが、いつの間にか着替えてしまった。
仕方がないので、今夜は「夜桜お七」でも歌いながら一杯やるかな。
明日はエイプリルフールだし・・。
「花筏乗って行きなよアメンボウ」・・・しろ猫