今日は、納税相談として我が町内に割り当てられた日である。
税務署に確定申告をする程でも無い身分になって、地方税に関するささやかな申告。
去年は、以前税務署から貰っていた申告書の書き方の参考資料を基に作成して行ったら見事にやり直しとなった。
法令が微妙に変わって、控除限度額などが変わってしまっていた。
今年も多分変化している部分もあるだろうなと思いつつ会場になっている町の情報交流センターへ。
(納税相談会場の情報交流センター)
空はあくまで澄み渡り、雲一つ無い日本晴れ。
受付に向かうと、所要の用紙に記入させられた後、番号札「51番」が渡された。
屋内で待つのも良いが、コロナ対策から車で待つことを推奨するというお話。
大きな番号カードをダッシュボードの上に置いて、一応待機する。
(紐で誘導される園児達)
受付時には、待機は「20番」までとされていた駐車場前の掲示板の番号が35番になる頃、保育園児らしい一団が目の前を通過。
保育士と思われる2名の女性の間には、ロープがあって園児達は片手でロープを掴んでゾロゾロと歩いて行く。
なるほど、ロープを掴んでいる間は列からこぼれ落ちることもない、効率的誘導方法と言える。
番号は「5番単位」毎に付け替えられ、その間隔もおおよそ把握出来たので、車外に出て歩くことにした。
ウオーキングコースは、概ね1周で1500歩くらいだった。
1周しては、掲示板の番号を確認するということを何回も繰り返した。
何周目かで、公園の遊具で遊んでいた園児達の帰りの場面に遭遇した。
「は~い皆さん、帰るわよ~」と言ったかどうか知らないが、ロープが延ばされた。
園児達は条件反射的にロープに掴まる。
と、ここで、ちょっとしたハプニングが。
園児の一人が帰りたくないと泣き出したのだ。
先生もいらっしゃいと言うし、仲間の園児も手招きする。
すると、泣きながらロープを掴んで渋々歩き出した。
泣きながら、幼くして「忖度と多数決原理」を学習するはめになったのだ。
ほぼ1万歩近くなったので、車のなかで本を読むことにした。
(図書館のリサイクル本)
図書館のリサイクル本も含めて、各家庭で読まなくなった本などを持ち寄るコーナーがあり、持ち帰り自由な本が数十冊棚に並んでいる。
その中から、「旅行鞄にはなびら」という伊集院静のエッセーがあったので車で読み始める。
数ページ読むと面白くなってきた。
(50番まで受け付け案内の掲示)
51番の私としては、取りあえず読書を一時中止して、相談会場に向かう。
「認知症予防に一応申告書を作ってみました」と提出すると、点検の結果やはり算定の基礎が変わっていた。
「私が、入力して作り直しても良いでしょうか」ということで、若くて面白い担当の女性にお任せを決め込む。
添付書類一覧は携行しているので、それを見ながらカチャカチャと、あっと言う間に一丁上がり。
来年もまた、認知症予防に申告書作成にチャレンジしますと言い残して帰宅した。
読みかけのリサイクル本は、もちろん持ち帰った。
(ゲットしたリサイクル本)
今年のリサイクル本お持ち帰りで14冊をゲットし、現在まで4冊しか読み終えていない。
図書館から借りた本を優先して読み、返本する時にまた借りてくるので、リサイクル本の読書進捗がいささか滞る。
まあ、賞味期限もないしボチボチ読んで、読み終えたらあの本棚に戻しておこう。
「草の花走るハイジの声がする」・・・しろ猫