JTB(旧,日本交通公社)の時刻表が5月号で通巻1000号となったそうです。このことが新聞で報道されると、書店、売店の店頭からA4版のJTB時刻表が消えてなくなりました。あっという間に購入されてしまったようです。
一方、交通新聞社が発行しているJR時刻表は5月号で通巻555号となったそうです。この号数にあまり興味を惹かれないのか、あるいは歴史的にもJTB時刻表ほどの馴染みが無いのか、書店での棚在庫は少ないものの残っていました。
JTB時刻表1000号は、5月に重版発売される予定となっています。
JTB時刻表は1925年(大正14年)4月創刊、JR時刻表は1987年(昭和62年)5月創刊です。
私も40年前の学生時代には交通公社のポケット時刻表に随分お世話になりました。なにせ貧乏学生のこと、親元に帰省するに際して如何に運賃を安くあげるかが重要だったのです。列車時刻を調べる他に、時刻表に掲載されている情報で割引基準を調べ、わざわざ目的駅を超える駅までの区間で切符を購入したりしたものです。
当時、開通間もない新幹線もあったのですが、夜間急行を利用しました。往路はいつも親が寝台特急(ブルートレイン)の切符を買ってくれていました。
夜間急行もブルートレインも最早なくなり、ノスタルジアを覚えるようになってきました。