ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

更生を願う

2016-05-18 11:42:40 | 人物
昨日、清原さんの裁判が開かれました。検察は懲役2年6ヶ月を求刑。その理由として「再犯の可能性が高い」ことを挙げています。高いと思いますよ、確かに。よほど本人の強い意志と周囲のサポートなどがうまくかみ合って、初めて更生できる可能性が出てくるのだと思います。

アル中などもそうらしいですが、覚醒剤の場合「ゼロになることはない。いかにマイナスの状態からゼロに近づけていくか」という事のようです。ゼロというのは完治ですから、状況は厳しいですね。絶対に手を出してはいけないものに手を出してしまった。

舛添都知事が公のカネ、税金を私的に使用した疑いをもたれている渦中ですが、不思議なほどに、仲間の政治家から庇う人が出てこないと耳にしています。それに対し、清原さんには佐々木さんが救いの手を差し伸べました。それは清原にあって、舛添にないもの。清原和博という人間を愛してやまないからこそ、佐々木さんは周囲の反対を押し切り、何の得もない役を買って出たのでしょう。

優しさや思いやり。確かに価値の高いものだと思う。しかし、現実はそれを持たない舛添さんが都知事で、それを持っているはずの清原さんは無職の犯罪者。これが現実です。この差はどこからくるのか?簡単に言ってしまえば、法を犯したか、犯さないかの違いです。

昨日はさすがに清原さんも息子たちを想い、また佐々木さん、父親、そして岸和田の人々の温かさに触れ、「もう覚醒剤はやめよう」と決意したはずです。問題はその気持ちが長続きするかどうか?難しいですね。彼は被告であると同時に薬物中毒の病人でもある訳ですから。

正直、自分は佐々木さんのように清原さんの更生を信じることはできない。いや佐々木さんとて大変な事はよく理解していると思います。状況は厳しいですが、彼が確率の低い側、つまり二度と薬物に手を出さず、まっとうに生きてくれる事を切に願います。

清原がんばれ。がんばって生き抜いて欲しい。
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