こんにちは。Chicoです
今日のタイトルは一昨日の朝日小学生新聞のトップの見出しです
公認会計士というと、司法試験と並ぶ難関で、
2010年の筆記試験の合格率は8.0%だったそうです
彼は目標を「公認会計士合格(一回で)」一点に絞り、高校も全日制ではなく、
通信制を選んで、日中の殆んどを試験勉強に費やしました。
最年少で合格した事への驚きは勿論ですが、
それに向かって皆と全く違う道を選ぶ潔(いさぎよ)さと言いますか、
決断力と言いますか・・・凡人の私はただ、ただ凄いなぁ、偉いなぁ・・・と
感心してしまいます
記事を読んでおりますと、やはり、いきなりそうなったわけではなく、
その道へ向かうきっかけがいくつかある事がわかります。
「(小学生から中学生まで続けた)サッカーを通して、
一つの事を一生懸命に取り組む大切さを学ぶ事ができました。
これは公認会計士の勉強にも通じる事です。」
続けて、
「みんなと違う道を進む事に不安もありました。」
「本当に合格できるのか、自分の道が正しいのか心配になることもありました。」
こうした本音も述べていました。
『自分の道が正しいのか』
多くの人が、色んな場面で自問自答していると思います。
「一日でも勉強しないと、今まで覚えてきた事を忘れてしまうから」
と試験を終えた今も勉強を欠かすことはないそうです。
9年前、Ottoの口からも同じようなセリフを聞いたことがあります。
オーストラリア滞在中、ある晩、猛勉強しながらポツリ・・・
「毎日勉強しないと不安になる」
普段のOttoらしからぬ発言で、その当時、Ottoが抱えていたプレッシャーの
大きさを私がうかがい知るには十分すぎるくらいの一言でした。
私も英語がろくにできないくせに日本人の伝手(つて)も知り合いもいないで、
初めての出産、子育てが海外なんて大変じゃないか・・・と周囲によく心配されましたが、
Ottoも同じように(それ以上でしょうが)目の前の困難と闘っていると思うと、
苦労も苦労でなくなると言いますか・・・正確に言うと悩んでいる余裕も、
あれこれ考えている余裕も、不安に思っている余裕すらないのです。
ましてやまだ来てもいない先のことまで考える余裕なんてないのです。
ただただ目の前にある事をこなしていく・・・そういうことです。
だから、ずっとたってから振り返った時初めて、
「よくあんなことできたなぁ」
とゾッとしたり、ホッとしたり・・・胸をなでおろすような心境になったりするのかもしれません。
皆さんもそういう経験があるのではないでしょうか?
そう思える事は、それだけ今、考える余裕もできたと言う事です。
あの時の『不安』も今では彼の仕事上の立場を底上げしてくれているだけではなく、
精神力の強さの一部として十分根付いていると思います。
Ottoが当時を振り返って人にこう話していました。
「たった一人で行くには大変。家族がいて良かった。」
と。
英語ができなかった私でも少しは役に立てていたのかな・・・と
思うと嬉しくなりましたついて行って良かった
とにかく目の前の事をコツコツやり遂げる事は地味で、忍耐も必要で、目に見える答えがなかなか出ず、
ふと我に帰った時、どうしようもない不安に襲われるかもしれません
その結果はどうなるか、誰にもわかりません
しかし一つ言えることは、無我夢中で必死に頑張ったことに無駄は無く、
必ず自分の何かしらの肥やしになると思います
長い目で見たら、物凄く大事でかけがえのない物を手に入れることになると思います