えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

正直なところ

2010-05-16 | Weblog
ハイブリッドが浸透して随分と時が経つ。
わが国においてはプリウスという巨塔があるがゆえに見えにくくなっている部分もあるように思う。
数年前にプリウスの独壇場だろうとの予測の通り、世界で売れまくっているのは確かだ。
しかし他社が指をくわえて、燃料電池までのつなぎだとは思っていなかったのは周知の事実である。
つまり他社もガンガンとハイブリッド化しているのである。

私は割にこのあたりの動向を、弱い頭を使って情報収集に励むが、中々クリアにならず。
きっと、ハイブリッドを市販しているのが何社あるかと聞かれて正確に答えられる人は今や少ないであろう。
それくらいマイルド型は浸透し始めているのである。
2モーターがトヨタ優位であるのには違いないが、必ずしも2モーター式が全てにおいて最良なわけではない。
実際にクラウンなどは1モーター式を使っていたのだし、トヨタにおいても試行錯誤だったのだろう。(一応、2モーターで統一するらしいが)

メルセデスのSクラスが1モーター式を搭載しているのは有名であろう。(2モーターもMLに搭載)
やはりシステムのコンパクトさがモノを言い、走行性能においてレクサスLS600hの様な無様な走りを見せないようだ。
市街地燃費の良さをアピールするLSに対して、長距離においても順調に数字を伸ばすSクラスは、正に生まれの違いなのだろう。
欧州車は更にディーゼルと組合せがあるので、心臓選びが更に楽しいものになっていると思う。

ハイブリッドではないが、一つ驚いた事がある。
それは発売になったBMWのX1の10・15モードでの燃費である。
加給器の付いていない2L(4発)、3L(6発)がそれぞれ11.4と9.9である。
以前、駆け抜けるよろこび体質を心配したが、それにしてもすごい進歩だ。
ボディだって特段軽いわけでもないのに素晴らしい値だ。
どれ位凄いかって、、それはティグアンの200PS仕様の値は9.6なのである。
これはあくまで10・15での値であって、実際の走行では逆転する部分もあるかもしれないが、本気なのが伺える。
価格設定も挑戦的であるのが嬉しい。

何でもガソリンエンジンとしてみても10年後までに、現状よりも20%の燃費向上が可能との試算があるらしい。
この立役者としてDSGのようなミッションがあるのは言うまでもないが、直噴もその一つである。
トヨタや三菱において熟成期のレシプロに、再度直噴という花を添えて欲しいと願う。

画像はSクラスの3.5LのV6+1モーター式ハイブリッドの心臓。
ミッションの上にある弁当箱のような物が、リチウムイオンバッテリーである。重量面においての差は2モーター式に比べ歴然。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする