えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

523iと西伊豆

2018-11-18 | 車関連
5シリのツーリング(523i)をたっぷりと試乗する機会に恵まれた。
1泊での西伊豆へと使う事が出来たのです。

その個体は、523iツーリング ラクシャリーの4千キロにも満たない新車であった。
523iという事で、私は動力性能には全く期待していませんでした。
なんせEセグのツーリングボディを、ロープレッシャーの2Lで賄うというのですから実用的な動力性能となるであろうと、、
それは見事に裏切られたのです。
LCIが入り減量したというボディであるらしいのですが、それだけでないのは200メートルも転がせば分かるほどです。
どのグレードに乗るか知らず、事前に知識を全く入れていませんでしたから、これは何だ?と思ったほどです。
冷静に考えれば分かるのですが、523というネーミングの通りそのエンジンは盛ってあるのでした。
しかしスペック的には、320iの27.5kg/1350~4600rpmに対し、29.6kg/1250~4500rpmというものです。
馬力は全く同じ184馬力となっております。
この2.1キロほどのトルクの違いが、これ程までに違うのかと思えるほどに良く走るのです。
大人3名乗車をものともせず、欲しいところで欲しい分だけの加速と力を味わえるのでした。

更に、その100回転ほど低く設定された最大トルクバンドも絶妙です。
まぁこのあたりは、本当はこれだけの差ではないのではないかと訝しく思う程にいい。
それから、ガソリンエンジンってこんなに軽やかで、静かで、低回転からトルクを味わえたっけ、、なんて思う程に出自のいいエンジンである。
これならば、距離を走る人や3~4名乗車がメインとなるレアな方でなければ、わざわざうるさい523dを買わなくともと思える。
後日インプレを入れますが、この523iに乗った直後にレクサスの2Lターボに乗りましたが、エンジンだけで見ればこのBMWのB48B20Aが圧勝である。
踏んでどちらが速いかなんて幼稚な比較ではなく、2千回転にも満たないところから色気のあるトルク感とその滑らかな回転を味わえるのは褒美と言ってもいいくらい。

460kを走っての燃費としては11キロちょいではありましたが、3名乗車とあの走りを考えれば悪くないと思う。
パーキング時以外では大きさを感じさせない走り、ツーリンググレードということもあり、驚くほどの乗り心地はGS450hを凌ぐのであった。
それもそのはず、この車両は811万というプライスタグを付けるのですが、その感想を一言でいうなれば「ただ金はとらない」である。
遮音というもののアドバンテージや、そのしっとりとした足回りがこれ程までにドライバーをいたわるのは、改めて知った感があります。
同じグレードで見てみると、523dで836万と25万円の差である。
この差は非常に微妙である。
もしこのエンジンが3シリに載っていれば、間違いなく320dではなく323i(仮のネーミング)を勧めるでしょう。
現行の3シリの遮音性能でみれば、明らかにガソリンエンジンの方が良いだろうと思うのです。
しかし現行の5シリのボディに入れたディーゼルがどれ位室内に入ってくるかを知りませんので、そこは微妙と思うのです。
とにもかくにも、それくらいバランスのいい車両であったと報告させていただきます。

この523iラクシャリーの後に乗った118dのMスポ、何だか嫌なくらいにスポーツを感じたのでした。(笑)
とにかくシートは硬いし、足回りなんて「おいおい踏めよ」なんて言われているみたいにシャッキリとしていました。
慣れるまでに時間がかかるのは、チョット歳を取ったのだと認めましょう。。
その魅了されたガソリンエンジンに対して、118dをどう感じるのか興味津々で踏み込めば、やはりそのトルク差は嘘をつきません。
そのダイレクト感と相まって速くてスパルタンな走りは「手放せないなぁ」と独りごちました。

タイトル画は、海に沈む夕日です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする