「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

まず読んで。

2007年05月18日 | 今日のお仕事 
国語を指導していて、「手に負えないなあ」と思う生徒が
増えてきているように思います。

1つは、「問題文を読まない」 というパターン。

国語といえども、漢字・文法・感想以外の問題は
すべて本文を読めばわかるようにできています。

数十字でまとめなければならない記述問題ならまだわかりますが
「5字で抜き出せ」など、ほとんどサービス問題みたいなものでさえ
できない or やろうとしないという生徒がいます。

読むのが面倒くさいんだって。(-_-lll)

よく読まないで、適当に目についた言葉を書き写していたり、
その言葉さえ書き写し間違えていたりします。

「わかった!」という喜びを感じてほしいのになあ…。



もう1つは、「書いている日本語が意味不明」 というパターン。

本文中の言葉を使ったりして、一生懸命書いているのですが
語と語のつながりがおかしかったり
主語と述語がうまくかみあっていなかったり…。

たいていの場合、何を書こうとして失敗しているのかわかるのですが
それすら全くわからない、というケースもあります。

語の使い方や漢字の間違いはもちろん、
ヘタするとひらがなが間違っていることも。
もう添削しようがない。(_ _lll)

日本人なんだから、せめて日本語くらい自由に操れるようになってほしい…。

このパターンに必要なのは読書だと思います。
お手本となるような文章に触れないと、文章力はつかないと思うからです。

読書指導…できたらいいんだろうけど、ちょっと限界を感じています。