今日は予想外に時間が出来たので
急遽「ケマル・ゲキチ ピアノコンサート」に行ってきました
ショパン生誕200年を記念し、オールショパンプログラム。
全14曲で耳なじみの曲多数。
中には昔ピアノを習っていた頃に挫折した曲があって
いろいろな思いを巡らせたり鳥肌が立ったり
久しぶりに生演奏を聴いてドキドキしました
ゲキチ氏はショパンの名手というだけあって、どれも本当に圧倒されました。
演奏から受けた印象は
力強さと繊細さ、激しさと柔らかさ
正確だけど機械的ではなく、複雑だけど難解ではない
ピアノってこんなに表情豊かな楽器だったんだと改めて感動。
ショパンにしては激しいかな、という気はしたけど
それはそれで良かったです。
大きなホールの割に聴衆は少なかったのですが
熱烈な拍手に応えてアンコール4曲(!!)には更に感動しました。
アンコール1曲目のシューベルトのセレナーデは
それまでのプログラムよりずっと甘くてうっとり
そしてアンコール3曲目はリストの「ラ・カンパネラ」だったのですが
これがすごく良かった!!
以前フジ子・ヘミングの同曲を聴いたことがあるのですが
だいぶ違う感じ。コチラの方が若くて情熱的で生硬というのかな…(当然か)。
ゲキチ氏はショパンコンクールだけでなく
リストのピアノコンクールでも受賞しているという経歴を見て納得。
CDと変わらぬお値段で、こんなに素晴らしい演奏を聴けるなんて
ものすごいお得感。行けて良かったです。
全席自由だったので早めに行って良い席をゲットできたのも良かったなあ。
コンサート終了後、サイン会もあったのですが人が多すぎて断念しました。
でも、ご本人を間近で見られて感激
それから、ゲキチ氏はさすがに西欧人だけあって足が長い!
中学生が保育園児用のイスに座っているみたいに足が余っていて
ピアノイスがちっちゃく見えた。
ここのところ、本物の芸術に触れる機会に恵まれているのが嬉しいな。