今日は梅雨らしくジメジメムシムシザアザアの1日でした。
こんな天気だし、天気のせいか眼精疲労のせいか朝から頭が痛いしで
外に出る気になれず、家で読書したりしてのんびり過ごしました。
今日の1冊は、目に鮮やかな緑色の表紙のコチラ。
島本理生 『クローバー』 角川書店
自分の気持ちに正直な(でもちょっと屈折してもいて素直じゃない)女子力全開の華子と
そのお守り役で優しい(実は傷つきたくないだけの煮え切らない)理科系男子の冬冶という
大学生双子姉弟の物語です。
主人公だから、というのもあるだろうけど、私は冬治にいちばん共感したなあ。
就職も恋愛も、まだ将来がはっきりとは見えてこないモヤモヤ感とか焦燥感
自分の身に降りかかる出来事にスマートには対処しきれない
それは若いから経験不足だから当然のことであって
そこから学んでいくことが必要だし、そういう時期なんだよな。
文中に
「人間は人生の必要な時期に、必要な人間としか出会わないし、そこで色々と学び尽くして
一緒にいることの意味がなくなれば遠ざかっていくのは仕方ない。」
という台詞があって、確かにそうかもと思いました。
出会う人だけでなく、遭遇する出来事に関してもそうなんだろうな、と。
2人を取り巻く人物たちの個性が強烈なんだけど、でも実際に存在しそうで
姉弟の関係、それぞれの恋人(未満?)との関係、親との関係
その辺も含めてリアリティを持って読めました。
リアリティは感じるけれども生々しくはない、というのも
こんな天気にはありがたかったな。なんとなく清々しい気分になりました。

こんな天気だし、天気のせいか眼精疲労のせいか朝から頭が痛いしで
外に出る気になれず、家で読書したりしてのんびり過ごしました。

今日の1冊は、目に鮮やかな緑色の表紙のコチラ。
島本理生 『クローバー』 角川書店
自分の気持ちに正直な(でもちょっと屈折してもいて素直じゃない)女子力全開の華子と
そのお守り役で優しい(実は傷つきたくないだけの煮え切らない)理科系男子の冬冶という
大学生双子姉弟の物語です。
主人公だから、というのもあるだろうけど、私は冬治にいちばん共感したなあ。
就職も恋愛も、まだ将来がはっきりとは見えてこないモヤモヤ感とか焦燥感
自分の身に降りかかる出来事にスマートには対処しきれない
それは若いから経験不足だから当然のことであって
そこから学んでいくことが必要だし、そういう時期なんだよな。
文中に
「人間は人生の必要な時期に、必要な人間としか出会わないし、そこで色々と学び尽くして
一緒にいることの意味がなくなれば遠ざかっていくのは仕方ない。」
という台詞があって、確かにそうかもと思いました。
出会う人だけでなく、遭遇する出来事に関してもそうなんだろうな、と。
2人を取り巻く人物たちの個性が強烈なんだけど、でも実際に存在しそうで
姉弟の関係、それぞれの恋人(未満?)との関係、親との関係
その辺も含めてリアリティを持って読めました。
リアリティは感じるけれども生々しくはない、というのも
こんな天気にはありがたかったな。なんとなく清々しい気分になりました。
