「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

意欲の違い

2010年11月18日 |   中2 
「格差社会」なんて言われるようになって久しいですが
学習面にも格差がかなり出てきているように感じます。
それも、「お金の問題」ではなくて、「やる気の問題」。

テスト前になるとその差が歴然として
テスト範囲を隅から隅まで時間をかけてしっかりやる生徒と
ほとんど全く準備をせずにぶっつけ本番で臨む生徒が両極端で存在します。
前者は普段の授業もきちんと受けているのに対し
後者は普段からちゃらんぽらんなので、まるで何も身についていません。

そんなわけで、定期テストでは5教科で490点台をたたき出す生徒がいる一方で
200点以下という生徒もぞろぞろ出ています。
恐ろしいのは、最近は後者がすごい勢いで増えているということ。
中3にもなってアルファベットが読めない生徒が何人もいるなんて
ちょっと信じられないと思いません?

塾に来てもらっている以上、なんとかしようとこちらは必死ですが
本人にその気がなければまったくの「焼け石に水」。

さすがに当塾では200点以下はいませんが、今回はそれに近い点数になりそうな生徒がいます。
本人は「ヤバイ」と言いながらも、なんとかなると思っているフシが見え隠れして
こちらからいろいろ声をかけても届いていないようです。
勉強なんて、結局、自分がやらなければ何一つ身につかないのにな。

「今回のテスト結果がひどかったら塾をやめさせられちゃう」なんて困った風にしていましたが
ボスが陰で「あんな生徒いらないわ!」と暴言を吐いているのをきいてしまいました。
でも、こういう生徒が増えている現状を考えると、そういうわけにもいかないんだろうなあ…。